1. This is 令和スタートアップ
  2. 【東京大学 柳川教授4】未来人..
【東京大学 柳川教授4】未来人材を創出するために必要な学校教育
2022-09-29 09:36

【東京大学 柳川教授4】未来人材を創出するために必要な学校教育

経済産業省が取りまとめている未来人材会議の中間レポート『未来人材ビジョン』については以下をご参照ください。


https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/mirai_jinzai/20220531_report.html

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:06
こんにちは、Asakuraです。This is 令和スタートアップの番外編、東京大学柳川先生に未来人材ビジョンについてお話を伺っていますが、今日はですね、特に学校教育について焦点を当ててお話を伺
います。
少し教育の話も伺いたいなというふうに思ってまして、今の未来人材ビジョンのレポートの中だと、主に企業での教育、社会人教育ですね、といったところ、加えて高等教育なんかも触れられているんですけれども、一方で
私なんか思うのは、もっと初等教育の部分、それも科目というよりはですね、
文化、規範、価値観みたいなところに改善の余地っていうのは大いにあるんじゃないかなというふうに思っているんですね。いろんな諸問題ってことを考えていると、どうしてもすべての課題の原因を教育に期してしまう
っていうのは悪い癖なんですけれども、ただ実際そう思うところがあってですね、何かというと最近、それこそスタートアップで大事だよねっていった中で、いろんな新しい教育を組み込もうよっていう施策ってなされてる
と思うんですけども、
先日伺ったところで言うと、高校なんかの教育でアントレプレーナーシップ教育みたいなものをやっていこうっていうような話が出ているそうで、それ自体は非常に結構なことだと思うんですね。いいことだなというふう
に思うんですけれども、一方で私なんかが思うのはですね、
これあの科目レベルだとか、そういったところで何か知識を植え付けたら、それによって起業しようという人材が増えてくるのかというと、おそらくそんなことないんじゃないかなというふうに思っているんですね。もっと
その根源たるそのOSの部分みたいなところがベースだと思っているんですよ。
これ私の自説なんですけれども、大人が子供にできることって何があるのかなっていったことを考えると、より伸び伸び自分で活動できるような子供を育てようと思った時に、どんなことができるのかなってことを考える
と、三つぐらいに修練できるんじゃないかなと思ってまして、一つは人と違うということを全面肯定するということ。全然人と違っていいんだよと。
二つ目は失敗を積極奨励するということ。失敗を許してあげるんじゃなくて、失敗どんどんしなさいというふうに背中を押すということ。三つ目は自分の頭で考えさせるということなんじゃないかなと私なりには考えている
んですね。
自分が受けてきた教育、例えば中学校の教育ってどんなものだったかなってことを考え直すと、これとは真逆で、要は人と同じようにしなさいと。制服もしっかりですけれども、例えば前へ習えって言われる世界じゃない
ですか。この時点で全然違うなと。人と同じことをとにかくしなさい。
03:04
加えて正しい答えというものがあらかじめ存在していて、その答えに対していかに効率的に素早くたどり着くか、それを極めなさい。もちろん計算問題なんていう基礎的なものっていうのは、そういう教え方にならざるを
得ないので仕方ないと思うんですけれども、一時が万事、答えがあるってことを想定しているということ。
3つ目ですよね。自分の頭で考えるということに至っては、もう考えるなと言われたことやりなさいって言われるのが、私自身が受けていた中学の教育で、私自身はそれに対する強い反発心があったんですけれども、なん
というか、これっておそらく工業化社会においては非常に最適化した、よくできたシステムだと思うんですよね。
一方でこれからアントレプレーナーシップを持った、そういった未来の人材を生み出していきたいって考えたときに、これじゃ真逆なんじゃないかなと。
言うなれば、このOSの部分、特に初等教育で取り扱われるようなOS部分っていうものが古いまんまで、アプリケーション持ってきてもですね、なんとなくイメージ、Windows 95にZoomを乗っけますって言
っているような、そりゃワークしないよっていうふうに思ったりするわけなんですよ。
おそらく、もちろん今回取り扱ってらっしゃる未来人材ビジョン、経産省が所管していらっしゃるということで、できる守備範囲、できないことっていうのはそれぞれ区別あるんじゃないかなというふうに思
うんですけれども、とはいえ現業を例えるとそこをなんとかしないことには本当に付け合えばになってしまうんじゃないかなといったことをやや懸念しているというのが私ですね。
本当におっしゃる通りだと思いますね。やっぱりそういうところを子どものうちから、やっぱりしっかり教育される機会を大きく変えていかないと、いきなり社会人になってからですね、あなたにやりたいことを自分で考え
ろと言われても、なかなかできないっていうことだと思うんですよね。
まさに正解のないことを考えさせるとか、僕なんかで強調しているのは好奇心をすっかり育てていくとか、そういう教育ができるようにしなきゃいけないっていうのはその通りなんだと思うんですよね。
これは言われてはきてるんだけど、これをどう変えるかっていうのがなかなか難しいところではあって、一つはやっぱり入試をどうするのかっていうのは大きな壁として横たわっているわけですね。
その正解のないようなことを自分で考えさせるとか、人と違うことをやるとかっていうことを入試でどうやってやるのかっていうところが一つ大きな判断基準としてあって、入試だけではないんだけど、やっぱり小学校、中
学校、所得教育においても結局どういう人材を育てるのかっていうと、入試が突破できるような人材みたいなことにどうしてもつながっていくので、
06:07
広いみたいな評価っていうところも含めて、そういうものをどうやってやっていくのかっていう仕組みを少し構築していかなきゃいけないということですね。
それからもう一つはやっぱりまだまだですね、今朝倉さんおっしゃったような、社会が求めている人材像って変わってるんだっていうことが、なかなか教育界の現場レベル、あるいは親御さんの価値観みたいなのが十分には
伝わっていないので、
やっぱりこういうことを、実業界の方々がですね、我々は本当にこういう人材が欲しいんだっていうことを、ちゃんと学校教育の現場なんかにも伝えていかなきゃいけないんじゃないかっていうのは大きな問題意識として
は思っています。
それがちゃんと伝えられているかというと、初等中等の学校現場に行ってないっていうのもそうなんですけど、そういう人材が必要だと経営者は思ってるんだけど、だけど人事採用のところになるとですね、結局はその正解
のあるような試験でいい点数を取った人から順番に上から取っていくような採用をしている会社はまだまだ多いわけですよね。
おっしゃる通りですね。
だけどやっぱりそこからずっと下に降りていってるっていう現実もあって、どう変えていくのかっていうのもやっぱり考えなきゃいけないよね、というのが課題としてはどう実現させていくかというところではあるなと。
なるほどなるほど。手間もかかりますし、どうやればいいのかっていうのはまだ手探りだっていうことですよね。
あとは、初等中等教育もそうなんですけど、今のように初等中等教育とやっぱり高等教育がつながっていて、高等教育でやっぱり大きな課題は、結局その社会出るっていうつなぎの部分がうまくいってないっていうのが強く
あって、そこは新卒一括採用の構造であるとか、
やっぱりいまだに、さっきもちょっと出てきた話ですけど、入試の結果が大事であって、だからどこの大学を卒業したかではなくて、どこの大学に入学できたかっていまだに大事なポイントになってきてますよね。
そうですね。
やっぱりそうではなくて、やっぱり卒業に意味がある。大学でどんな教育を受けてきたかに意味があるような話に変えていかなきゃいけないということと、
あともう一つは、途中で申し上げたリカレント教育とも絡むんですけど、やっぱり就職するまでが勉強する機会で、就職するまでが能力開発の機会で、会社に入ったらそうではなくて仕事をしていく。
オン・ザ・ジョブトレーニングで学ぶ部分もあるけれども、基本は仕事をし続けるんだっていう、この二分法がやっぱり今の時代に合わなくなっていると思うので、やはり定期的にですね、40歳低年制の話の時のポイント
ではあったんですけど、あの時は20年に一遍ですけど、
20年に一遍とは言わず、10年に一遍とか、必要に応じて社会人になっても、やっぱりどこかで能力開発もするタイミングを得ると。学校教育っていうのも学校教育の側から見ても、やっぱりそういういろんな世代の人
09:14
が、いろんな社会経験をした人が少し能力アップをしたい、頭の整理をしたいと思って、
キャンパスにやってくるというのが本来の大学教育の姿、高等教育の姿だと思うので、やはりそういう構造にどこまで変えていけるかっていうのも大きなポイントではないかなというふうに思ってますね。
なるほど。ありがとうございます。
09:36

コメント

スクロール