皇室典範改正に向けた立法府の総意決定
この時間はZoom Up、毎週月曜日は政治です。 先週の水曜日、安定的な行為継承をめぐって、各党派の代表者協議会が開かれ、立法府の総意を決定しました。
今国会での皇室典範改正を目指すということなんですが、その皇室典範改正にZoom Upしていきます。
ジャーナリストの鈴木哲夫さんです。鈴木さん、おはようございます。
はい、おはようございます。
先週、立法府の総意が決定しましたけども、中身もちょっと玉虫色的なところもあるのかなと思ってるんですが、ここまでの動き、鈴木さんどうご覧になりますか?
玉虫色、おっしゃる通りの感覚を、一般のリスナーの方も含めて、同じような感じを持ってるんじゃないのかなと思うんですね。
世の中が少子高齢化で大変なことになってますけれども、やっぱり後続もそうなんですよね。
だから、何とか維持していくためにはどうしていくんだっていう、安定のためにっていう、ここが今回最大のポイントなんですね。
この立法府の総意っていう、また難しい言葉が出てくるんですけども、
立法府っていうのは衆議院、参議院、つまり国民が選んだ国会議員がいるところですよね。
法律を作る、ここの総意っていうことは、つまりもうこれ自民党からそこにいるわけですから、
ここで話し合いをして、言い換えれば国民の総意というふうに言ってもいいわけですよ。
僕らの選んだ国会議員たちがいるわけですからね。
そこで話し合われた案というのが大きく二つあって、
一つは女性の後続が結婚した後も、だから結婚したら普通離れていくけども、そうじゃなくてというのが一つ。
もう一つは旧三宅、つまりこれまでずっともう後続から離れていった、そういう男系男子ですね。
元は後続なんですよ。
そういう男系男子を離れていった旧三宅の人たちを、養子縁組でまた後続に戻すっていうのかな。
この二つの案、それによって人数を維持していこうという、そういう二つの案を立法府でまとめて、衆参でまとめて、
そして政府にこういう二つの案が出たので、これでしっかり政府で案を作ってくださいねというふうに提案。
ここまでが今状態なんですね。
議論の先送り:女性天皇・女系天皇への言及なし
ところが玉虫路とさっき田端さんおっしゃったけれども、
そんなことやってても多分これだとまた何年かしたら、しばらく経ったら、またやっぱり後続足りないよねってことになると思うんですよね。
根本的には何かというと、いわゆる女性天皇とか女系天皇とか、こういうものも認めていいんじゃないのっていう、
ここまで突っ込むんじゃないかなっていうのが一つポイントだったんですね。
ところが今回そこの部分、女性天皇女系天皇っていうことが一切触れられてないっていうか、後回し先送りにされちゃってるわけですよね。
この女性天皇っていうのは実は、もう今から20年以上前なんだけど、小泉淳一郎政権、小泉さんね。
この時に実は公室展覧に関する有識者会議っていうのがあって、もう20年以上前からこれもう少子化で、これ後続大変なことになるよっていうことで、
やっぱりこの後続の人数どうするかっていう議論がもう既に行われてたんですね。
この時に小泉さんの時に有識者会議で、女性女系天皇は安定的に維持する上で大きな意義がある。
つまり女性天皇女系天皇もこれ認めていいんじゃないかっていう有識者会議の結論が既に出てるんですね。
ところがその後これがもう20年以上もかかって、ずっとうやうやにされてきて、
それで要するにちょっと保守色の強いをしたので、結局この女性女系天皇っていうのはどっか結局行っちゃったわけですよね。
皇室関係者の意向と国民の理解
こういう経緯があって、僕先々週東京のローカルテレビで出演した時にこの問題が取り上げられたんですね。
この時に公室研究家の有名な方です高森さんっていう方が一緒に出られたんですけども、
この方は小泉さんの時の有識者会議のメンバーだったんですね。
だから女性に対しての思いがあるっていうか、これは重要なんじゃないかっていう考え方の方で、
高森さんが言うには、要するに肝心のいわゆる公室の皆さん、例えば今の上皇様とか、
とにかく公室の方たち自身がどう思ってるかっていう。
これは自住庁とか区内庁の幹部とか皇族の方はね。
そうするとやっぱりね、そういう意識が終わりだと思うというんですね。
そのいわゆる研究かな。だから公室自身も、
女性天皇、女系天皇みたいなものもあっていいんじゃないかというふうにお考えになっていると。
これは話をしている自住庁とか明らかにしてるんですね。
確かに国民の総意、これはもう非常に重要なもんだから、もちろん国民の意思、立法府の意思はあるけれども、
公室自身もね、公室自身ももうちょっと積極的に、例えば女性天皇、考えているんじゃないかと。
だから今回のはまさに田橋さんがおっしゃった、玉虫色でね。
とにかく何かやろうというふうにやってるけれども、肝心のところには切り込んでないんじゃないかと。
そういうことなんですよね。
天皇陛下のお言葉と国民の意思
実は天皇陛下自身が先日会見でこのことについて触れられたんですよね。
そうなんですよ。何て言ったかって、表現は天皇陛下とか皇族は政治的なものとかに発言しちゃいけないので、
直接的にこうだっていうふうに言えない。
国内庁の幹部経由でそういうことを例えば感じさせるとか、そんなレベルなんだけど。
この前陛下は何て言ったかというと、国民の皆さんの理解が得られるものとなることを希望しているって言ったんですね。
これ微妙な表現なんですけど、国民の声って何だろうっていうと、最近世論調査なんかやると、
もう6割7割が女性天皇、女系天皇いいんじゃないかっていう様子に。
国民はそうなんですよ。
そういうことを考えると、この陛下の言葉の意味の背景には、要するにそういうことも国民が知ってもらえる。
つまりそういう女性天皇、女系天皇とかも含めて考えてほしいというニュアンスじゃないかっていうふうに解釈する人多いんですね。
だからそういう意味では今回一応数合わせはやろうとしているけれども、踏み込んでないのかなということですね。
自民党・維新と他党との温度差
あともう一つ短くね、ちょっと問題なのは、立法府の総意ということで、政府区議長がまとめて、かつ全ての政党がこの2つの案を政府に出したわけですよね。
ところがこの前、幹部藤田さんとか共同代表とかとちょっと会合、食事会なんかしたときに、
議長みたいなことを言ったっていうんですね、その案をね。
立法府の総意ってことで、すべての政党が全部一つになって提案をしているのに、
高市さんは自民党と維新で、他の政党からしてみると、
なんだとこの前全部の政党が集まって立法府の総意ってことでやったのにね。
これなんで自民党と維新だけでこれをやってるの?みたいなこと。ちょっと今ね、そういうところなんですよね。
でも高市さん、僕思います。憲法にはですね、この天皇陛下についてはですね、国民の総意って書いてあるんですよ。
天皇をどうするかってことについては国民の総意って憲法で書いてある。
国民の総意です。立法府の総意ではないんですね。
たまたま僕らが国会に毎日忙しくていけないから、
僕たちが代わりに国会議員を代わりにやってくれねって選んでるわけでしょ。
だから立法府っていうのは分かるんだけど、でも原点はやっぱり国民の総意ですから。
今後の展望と課題
だから国民にやっぱり意見を諮るとかね、ただのメディアの世論調査だけじゃなくてですよ。
女性天皇っていうのはもういいんじゃないのっていう世論が今大きいという流れだから、
国民の声を聞くっていうのをどういうふうに吸い上げるかっていう、そこも大事だと思いますよ。
とにかく田畑さんが非常に指摘された、まさにその通りですよ。
だから多摩蒸し医療、もっと女性天皇、女性天皇そこまで踏み込む、そこの時期にまで来てるんじゃないのかなっていう、
ちょっとその辺ってますね。これからどうなるかってことですね。
ただ今後の動きとしては立法府の総理が決定して、回帰延長して、国会中に公室転搬の改正へ一気に進めていくって感じなんですかね。
方向としてはそうですね。だけどさっき言ったように、やっぱりこの2つでいいのかっていう、
だからやったことによって公室転搬変えたってすごいねっていう政治的な歴史的なポイントにはなるけど、
じゃあ中身はどうなのかっていうね、そこのところは我々しっかり見ていかないといけない。
そこが問題であれば今国会回帰中じゃなくて、僕はいいと思うんですね。議論をしっかりするんであればね。
女性天皇、女性天皇っていうね。
鈴木さんありがとうございました。
はいどうも。
この時間はジャーナリストの鈴木哲夫さんでした。
なお公室転搬改正についてですね、今週木曜日の8時台のブラッシュアップのコーナーで、
公室ジャーナリストの山下慎二さんにもお話を伺う予定です。