除草剤の基本と抵抗性雑草
YAMATAROFARMの福利厚生、本日は7月の20日、午後5時、もうすぐ半になるところです。
トラクターのバッテリーがもろくなってしまって、バッテリーを買いに行きつつ、
友達のところに苗を届けたり、種を買ったり、みたいなことをして、今から買えるところです。
トラクターのバッテリーを、いつもの機械屋さんに頼んでいた時に出た話で、なかなかこの点では伝わりにくい気がするんですけども、
除草剤の話を一回しておこうかなというふうに思っています。
というのも、何回か、どこかで言っている気がするんですけど、
ラウンドップの抵抗性、グリフザートの抵抗性雑草というのが結構増えてきていて、
それへの質問を受けたんですね。
それは多分抵抗性だから、
グリフザートはいくらかけても枯れないから、違う手段を使った方がいいという話をしたんですけど、
抵抗性雑草が出た時とか、初めて見る時って、なんかかけ方が悪かったかなとか、そういうことを思いがちだと思うんですよね。
特に農家ならいざ知らず、農家じゃない方の方が圧倒的に多いわけで、
そういう方もホームセンターとかで除草剤を買ったりとかされると思うので、
それの見分け方というか、そういったところからちょっと話をして、
抵抗性雑草っていうのは本当に増えないにしたことないので、
たまたまこれを聞いていただいた方がちょっと気にかけてもらうだけとか、
なんか恥ずかしいよとかね、何でもいいんですけど話題に出さなくていいんですけど、
知ってもらう方が増えるだけでも、こういうことでスモールスケールで収まる気がするので、
ちょっと話をしていこうかなというふうに思っております。
オヒシバの特性と除草方法
まず、具体的に草の名前でいくと、
今日話題に出たのはオヒシバという雑草です。
ヒメカ雑草なので、お米とか麦とかそういうのに近い見た目をしていて、
かつちょっと太いんですよね。草も木も太い。
見ればあるあるみたいになる気がすると思ってるんですけど、それが問題になってきました。
問題になってるっていうのはどういうことかというと、
グリフソートの薬剤をかけて、その草だけ残る。
その草だけ残るところにまた草を、
なんか書き方が悪かったなということでグリフソートをかけようとする。
それはもうやめてくださいって話をしたんですけども、
なぜやめてくださいかというと、
基本的にどの草も大きすぎる、個体としてでかくなりすぎた草は枯れにくいです。
除草剤特にグリフソート系っていうのはアミノ酸合成素がいいので、
タンパク質のもとにあるアミノ酸を作らせないことで弱らせるみたいな感じなんですね。
もちろん効果がずっと続くわけではなくて、
ある程度植物が一定のアミノ酸を作らせないっていうことを耐え抜くとまた作れるようになります。
あとはグリフソートを吸収しちゃう。
弱るんだけどなんとかしのぎ切ったぜみたいな感じで、
じゃあここからまた頑張ろうみたいなことも普通にあるんですね。
そういう時は濃度を疑ってみたりとか、書き方がちゃんとかかっていなかったり、
そういうことを疑ってもいいかなと思うんですけども、
注目してもらいたいのは、何か一種類の草だけ残って、
一種類とは限らず何か、この草とこの草は残る。
もしカケムラとか濃度の問題であったとすると、
まんべんなく残る可能性があるんですね。
でも特定の草だけが残るという状態は、その草が抵抗性雑草であることが多いです。
ちなみに農家の人向けに言うと、今は草の例えで言いますけど、
例えば虫、何か特定の虫だけが残る。
使っている薬剤に対して持っている害虫というのは、
抵抗性を持ち始めている可能性が高いという感じです。
数というか、全体的な数というよりは、
特定の種類に効果が見られないという時は、
何かしらの薬剤抵抗性が発達しているという可能性が高いです。
その中で、かけ方の問題かなとラウンドアップすると起こるんですけど、
そうすると、何をやっても枯れないくらいまで大きくなっている可能性があります。
だいたい目安とすると、除草剤で枯らすことのできる大きさ、膝丈ぐらいが原点ですね。
それよりでかいと除草剤で生き残る可能性が出てきますね。
そういう時、抵抗性とかじゃなければ、
例えば通常よりも濃くやるとか、薬液の量を増やすということで対処するかと思います。
特定の草だけ残るという場合は、全然別の対応が必要になってきます。
今回のおひしわの話というと、薬剤で何とかしようというところであれば、
いねかに効果がある薬剤を混ぜるとか、
そもそも相種関係なく何でもかんでも枯らすみたいな、
そういう除草剤に変更するということもいいかなと思います。
今回は機械屋さんの駐車場で問題になっているという中だったので、
おすすめしたのは、何でもかんでも枯らす系でめっちゃ長引きするみたいな、
そういうやつをやったらどうかということで提案しました。
具体的に言うと、自分が家で使っているんですけど、
根こそぎシリーズというのが結構いろいろ出てるんですけど、
その中で黒いパッケージのほっぺ。
特定の薬剤の提案
これが比較的手に入りやすくて、
量が何パターンか選べるんですよね。
1キロ入りとか、2キロ入りとか、5キロ入りとか。
どれくらいの面積かけたいかっていうのでも買い分けることができるし、
家庭用除草剤のいいところは、これは流剤タイプ。
つぶつぶのふりかけみたいなやつをかけるタイプなんですけど、
注ぎ口がこのままジャーってやったら注げますよみたいな風されてることも結構あるんですね。
なので、まんべんなくつぶつぶのふりかけをかける三流器。
散らすつぶの器かな、三流器とかそういうのがあるんですけど、
そういうの買わなくても飛ぶ場合があります。
なのでそういうのも結構おすすめですね。
なんでもかんでもカラス系の除草剤の注意ポイントは大きく2つあって、
なんでもかんでもカラス系で結構長いこと聞くと、
その後に何か増えるとかそういうのは全然できませんっていうところなので、
本当にそこに注意してほしいです。
それは自分のとこだけじゃなくて、
例えば撒いた後に、つぶつぶの薬だと雨が降ったりした後にかけたりすることもあるんですけど、
水に溶けてそれが草に吸われて除草の効果を発揮するので、
雨後にかけるのが結構おすすめなんですけど、
もう一つというか、
そのつぶつぶ撒いてから例えば大雨が降ったりして、
近隣の畑とかに薬が流れ込んだりとか、
その薬が溶けた水が流れ込んだりすると、
その畑で何をやっても枯れるとか生えてこないとか、
そういう危険性がある。
なので周りの土地に注意して使うというのが一つポイントになります。
もう一つが傾斜値の場合、
やっぱり同じように雨が降ったときに、
ちょっとでも草が生えていくと水が流されなくて済むんですよね。
土が流されなくて済むんですよ。
水がビャーッと流れ込んできたときに、
土ごとバーッと下に流れていっちゃう。
傾斜に沿って流れていっちゃう。
そういうことがあるので、そこも本当に注意です。
例えば真っ平で駐車場とか周りに畑とか何もないですみたいな。
そういう方とか、例えばお墓近辺ですね。
お墓も例えば花壇みたいなのがあまりないとか、
花壇とかがあったとしてもちゃんと区切られているとか。
そういった場面であれば結構使えるのかなというふうに思います。
なので水がビャーッと入ってきたときに流される。
そうするともし流された先では何か生えないことがあるし、
流された後その撒いた土地、草が生えない土地では
土ごととかビャーッと下に流れちゃうことがあるのが注意点があって。
じゃあ例えば農地とかではどういう方法があるのみたいな。
そういう話でいくと、今回の岸場であれば稲荷雑草で、
世の中には稲荷雑草だけをカラーするというのもありです。
これは農薬として売られているもので、農薬道路に沿って使ってもらえればと思います。
商品名、具体的に今回進めたのはアフターエーギネというやつですね。
もともと農家さんのフォルトフロアブルというのが先行して販売されていたんですけども、
人参許可で届かれたと思うし、ほんまにも何か野菜で使えるのがあったかと思います。
フォルトフロアブルと一緒で有効成分がキャロンフルーツというやつなんですけど、
キャロンフルーツが9パーだからという含有量も変わらないし、
農品の違いというのがアフターエーギネとフォルトフロアブルの違いですね。
有名な稲荷雑草だけをカラーする薬、ナブルがあります。
ナブルとセレクトも同じ系統の薬なんですけど、
こういったものもラウンド、グリフォザーと抵抗性のオフィシバに組み合わせています。
例えば何でもかんでも生えているというようなところでオフィシバが目立っている、
もし抵抗性オフィシバがいるということがわかっているということであれば、
ラウンドをかけるときにアフターエーを混ぜる、そういったのも文化的かなというふうに思います。
なので、家庭用の方というか畑とかをやっていない方であれば、
1個前に紹介したネコソフィシーズン、ネコソフィトップとかがお勧めですし、
農家さんということであれば、アフターエーで混ぜるというのもお勧めです。
あとは、例えばオフィシバ、特にオフィシバというのは夏が8月、
6、7月ぐらいから生えてくる草になってきますので、
生えてきそうなタイミングのときに、ごごうさんのトレファノとか土壌処理剤みたいなのも結構しますけど、
土壌処理剤は基本的に何でもいいんですけど、こういったものも文化的だと思いますし、
伝えたいというところでは何でもいいですけど、
サード系のソーシュだけ残るとすると、それはベトン性雑草である可能性があるので、
それは別で対策しましょうというのが大きな議題なのです。
具体的な方法としてオフィシバ、ネコソフィトップであれば、
ネコガスをだけ残すような薬を混ぜるというのも一つだし、そもそも畑じゃないよ、
そういうことであれば、何でもかんでもカラスみたいな、そういう薬を使うというのがいいかなというふうに思います。
何でもかんでもカラスというところでいくと、有効成分の中にプロマシルが入っているものとかが比較的おすすめですかね。
ちゃんとした農薬でいくと、ネコソフィトップは確かプロマシル5パーとかだと思うんですけど、
ハイバーXってやつがちゃんと農薬登録を取ってあるやつで、これはプロマシルだけで20パーとかだっけな。
それかハイバーが5パーとかでネコソフィが0.9パーとか。
とりあえず薄くなってるんですよ、みたいなのがあるんですけど。
グリホサートとその効果
なのでプロマシルっていう有効成分、除草剤とか農薬登録が取ってあるものには必ず有効成分名ってどこ、
ちっちゃーく書いてありますんで、これちょっとチェックしてもらえるといいかなというふうに思います。
除草剤を買い直すみたいなときにいろいろ種類があるんですけど、
グリフォーサート系の除草剤がめちゃくちゃいっぱいあるんですよ。
特にグリフォーサート、イソプロピルアミエって書かれているものが名前は違いがめちゃくちゃいっぱいあります。
これは正直どれを買ってもらおうが、入っている有効成分濃度が一緒であればほぼ一緒です。
細かく言うと違いってあるのかもしれないですけど、とりあえずは一緒なんで。
なのでさっきのラウンドアップ抵抗性かもしれない。
だから違う薬剤を買ってきました。
名前は違いとグリフォーサート系の薬剤であれば効かないので注意が必要です。
もう一つこれは選択をしてもらえればいいかなと思うんですけども、
名前が似ているやつと効果が違うやつがあるんです。
グルフォシネートと呼ばれるやつですね。
グルフォシネートってやつはかかったところから枯れていく。
いくら万年がかけても根っこは残るみたいなタイプです。
じゃあ枯れないんじゃんって言ったらそうなんですけど、枯れないと言ったところで、
ちょっと途中で注意があったんですが、根がちゃんと残っているってことは、
基本的には大量の水が流れてきても結界しにくいんですよね。
なので使われる場面とすると、例えば田んぼの味道とか結構傾斜がある場所とか、
そういったところではあえてこういう薬剤を選ぶ場合があります。
なのでグルフォシネートを選択的に使うという場面がありますので、そこは注意してください。
かかったところしか枯れない。
また生えてくるというのもあるけれども、例えば台風とか大雨とかで、
ビアガキが生えてきてずれてしまいにくい傾向があります。
なのでそこが選びのところですよね。
それがグルフォシネートという名前になります。
グルフォシネートはグリフォサートイソプロピルアミンエンというやつか、
グリフォサートカリウムというやつが2択だと思うので、
やってるやつはほとんどグリフォサートイソプロピルアミンだと思うので、
いろいろあると思うんですけど、一緒にやってもらえればですし、
そういう場合でいくと、例えばその2つが混ざっているという場面になります。
グリフォサートとグルフォシネートが混ざっているときもあるかもしれない。
実際見てないけど。
もし混ざっているものがあるとすれば、
大概のものはグリフサートで枯れるんですけど、
枯れないやつがあった場合にも上だけ枯れる。
かかったところは枯れない。そういう役割ですね。
上だけかかって根っこが残っているというゾウシは、
後からまた生えていくという可能性がある。
そんな風に考えてもらえればと思います。
除草剤の使用法と選択肢
症状効果的に枯れるんじゃないか、みたいなことはないです。
グリフォサート効かないやつにグルフォシネートかけたら、
グリフォサートの効果も通るんじゃないか。
そういうイメージがある方がいらっしゃれば、
それはそういうことじゃないよ、ということは一つですね。
あとは薬剤膨漲ということでなければ、
豆に草刈りをする。
この雨だと雨中が暑さだと大変だけども、
シンプルに草刈りをする。
それも雑草対策の一つ。
あとは暴草し、黒いネットというやつ。
そういうのを引くみたいなのも対策の一つです。
いろいろ取れる選択肢があるので、
とりあえずはこういうことは思っているということ。
街頭しそうな場面にあったときには、
オプションを掲げてみるか、みたいなことじゃなくて、
他の選択肢を掘ろうと。
そういうことを知っておいてもらえると、
励行性雑草というのが広がるスピード、
どうしても広がっているとは思うんですけど、
それがちょっとはゆっくりになるので、
収録をしました。
前に結局裏取りができなくて、
どれがいいかなというのが選べなかったので、
生垣に生えている毒ダミだけを殺すにはどうしたらいいか。
そういうのもあったんですけど、難しいですね。
ダミだけを選択的に殺すっていうのは、
実際は難しいんだけど、
それを無理やり何とかするというか、
楽さだけを考えると、
100倍ぐらいの薄いラウンドを生垣の上から掛ける。
たぶん100倍だったら生垣が枯れることはないかな。
そもそもちょっとだけでも枯れば死ねるので、
薬剤散布のノズルに傘みたいなのが付いている。
カバーが付いている特別なノズルがあるんですけど、
それで生垣の間、植え込みの間、
植えてあるところが火にかからないように掛けていくとか、
そういうのも必要だと思うし、
プロマシュルが入っているとやっぱり強いので、
プロマシュルじゃない牛材を上からベアーと掛ける。薄めに。
これも木にダメージはあるかもしれないけど、
ある程度、比較的そういう荒技しかないですね。
逆に言うと荒技はいくらかあるんで、
荒技は基本は農薬で言うと登録外仕様になっている。
農地では絶対おすすめしません。
基本的に農地ではおすすめしません。
農地外で何年かね、みたいな。
ある程度リスクをっていうことであれば、
両手放しではおすすめはしないけど、
こういう方法はあるかもっていう、それぐらいかな。
それぐらいのおすすめ度合いでお話しすることはできるって感じですね。
あんまりSNSでバンって、これがいいですみたいな言い方はできないです。
けど考えうる手段はありますみたいな。
そんな感じですね。
最近というかここ2,3年は暑くて草が伸びるスピードがめちゃめちゃ早い。
で、なかなかなんて言うんでしょう。
難しいと思うんですよ。実際雑草対策って難しいと思うので。
スターがめちゃくちゃいっぱいある。
そんな感じになっているので、
どうしてもなんとかしたいみたいな話があれば別で相談いただければですし、
枯らした草の写真とかあるととても幸せですね。
とりあえずそんな感じですね。
ロゼンバーではポツポツそういう話が出てきているので、
今そういう草がない地域が同様に大事かなと思います。
話をさせていただきました。
本当に何かあれば個別で言ってもらえれば探しますし、
今回はとりあえず草の話をしましたけど、
虫とか菌でも基本的には同様の現象が起きますので、
その場合も何かしら対策があると思うので、
ぜひぜひ何かあればお話をしたいと思っています。