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2019-09-06 20:17

短歌でおしゃべり 19【穂村弘】はじめての短歌

今回は、社会に馴染めない人ほど生きる希望がわいてくる短歌の本をご紹介します。【穂村弘】はじめての短歌
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こんばんは、北詰若菜です。
このポッドキャストは、好きな歌人の方の短歌や、自分で作った短歌について、勝手にあれこれ想像しながらおしゃべりしています。
裏テーマは、金曜夜の添い寝ラジオです。
リラックスして聞いてくださいね。
今回は、社会に馴染めない人ほど生きる希望が湧いてくる短歌の本をご紹介します。
今回ご紹介する短歌の本は、
本村ひろしさんの初めての短歌です。
そこから、初めての短歌に掲載されている短歌を一つご紹介します。
田中梅子さんの短歌です。
私は日本狼アレルギーかもしれないが、もうわからない。
私は日本狼アレルギーかもしれないが、もうわからない。
今回は、短歌の本とそこに掲載されている短歌を一つご紹介します。
この間、先週まで1週間ぐらい旅行に行っていたんですけれども、
私は旅行に行くときは、だいたい文庫本を何冊か持っていくんですね。
今だったら、Kindleとか電子書籍もいっぱいあって、
普段はだいたいKindleで本を読んでるんですけど、
旅行に行くと、飛行機とか乗ると、
離陸と着陸のときは電源を切らないといけなかったりするじゃないですか。
離陸とかの時間って結構長くて、
飛行機が陸を車みたいに走り出してから実際に飛ぶまでとか、
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滑走路を走っている時間も意外と10分以上走ってたりして、
安定してデバイスつけていいよって言うまでも結構時間あったりするので、
そういうときこそ、暇なので本を読んでたいので、
私はだいたい紙の文庫本を何冊か持っていくんですね。
1冊だけだと行きの飛行機で読み切っちゃったりするので、
帰りのもう1冊とか。
今回は結構長旅で丸1日ぐらいかけて移動したので、
本を、紙の本で5冊持って行ったんですね。
さらにKindleにもいくつか書籍入れて持って行ったんですけど、
あとウクレレも持って行って空港で待ち時間引いたりとかですね。
そういうことをしてました。
で、何の話だっけ。
本たくさん持って行ったんですけど、
持って行ったのが、今回ご紹介する本村ひろしさんの初めてのパン缶と、
同じ家人の東直子さんの短編小説を持ってきました。
タイトルなんだっけ。忘れちゃった。
なんかちょっとゾッとするような短編小説だったんですね。
取り尽くしまだ。取り尽くしまって東直子さんの短編小説持ってきました。
あと森下のり子さんの、日々これ後日ってお茶の話が最近、
キキキリンさんが亡くなる前に一番最後に撮った作品で、
映画になったそのお話の作者の方なんですけど、
その方の食べ物にまつわるエッセイで、森下のり子さんの恋しい食べ物っていう、
食べ物のエッセイも持ってきました。
あとは、行き先がフィンランドだったので、
私カモメ食堂がすごく好きなので、カモメ食堂の小説も持ってきました。
映画は何回か見たことあったんですけど、小説読むのは初めてでした。
それは行きの飛行機で読んでました。
あともう一冊、フィンランド行ったんで、公衆サウナの国フィンランドっていう、
小林彩乃さんっていうサウナの研究をされている方の本を持ってきました。
これは文庫本じゃないんですけど、ちょっと大きめの本なんですけど、
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フィンランドでサウナに入るからね、読まないかなと思って、
見てて読んでたりしました。
今回ご紹介する初めての単価は、一番最後に読んだんですよ。
帰りの飛行機で。
それまではフィンランド関係の本はフィンランド行く前に読まなきゃいけないだろうと思って読んだりとか、
いろいろしてたので、
小村寛さん好きなので、好きな食べ物を一番最後に食べたいみたいな感じで、
この本は一番最後に読もうと思って、帰りの飛行機で読んでたんですね。
やっぱり小村さん素敵だなって思ったのと、
単価ってやっぱりいいなってすごく思った本でした。
この本は何が書いてあるかというと、
初めての単価ということで、
小村さんが大学の講義科なんかで単価の作り方を、
講座を開いた時のものを収録してるみたいなんですけど、
まず単価って何なのっていうのとか、
いい単価って何だろう、悪い単価って何だろうっていうのを、
具体例を挙げて分かりやすく説明してる本なんですね。
単価作ったことがないっていう人こそ、すごく読んでほしいなっていう、
いい単価悪い単価って何だろうっていう、
そもそも単価って何だろうとか、
単価が作る世界って何だろうみたいな、
結構そういう概念的な話がいっぱい載ってる本です。
この本のすごく面白いところは、
まず1個本村さんが好きな単価を挙げるんですね。
この歌はこうです、こういう歌があります。
その次に本村さんが改悪例っていうのを出すんですよ。
いい単価のいいところをなくすように、
改善じゃなくて改悪して、
それで示すんですよ。
それで並べた時に、
単価の魅力なくなっちゃったでしょ?
っていう講義の仕方をしてるんです。
最初の本村さんの作品じゃなくて、
他の方の作品なんですけど、
最初のこの単価、
ポンって出した時と、
改悪と並べた時に、
元の単価の世界観の素晴らしさっていうのが、
すごく引き立つような、
そんな講義の内容が収録している本で、
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すごく面白いです。
本当にね、これね、
単価好きじゃない、単価とかなんか、
昔の国語のやつでしょ?
ダサいよな、みたいな思ってる人ほど、
見てほしいなって思う。
すごく面白かったです。
言葉もね、すごくね、
分かりやすいんですよね。
本村さんの話してる言葉って。
で、なんで、読みやすい本なので、
全然難しい本じゃないんで、
一度ちょっと手に取って、
見ていただきたいなと思います。
ね。
一応ですね、これ、
AmazonのKindleのサンプル版、
ただでダウンロードできるサンプル版をダウンロードして、
で、それの中からちょっと目次がね、見れるので、
目次をご紹介しようかなと思います。
ですね、この目次の見出しも、
なんかとっても素敵なんですけど、
まず目次でね、
第1項に、
僕らは二重に生きていて、
単価を恋しいと思っている。
って書いてあるんですね。
とか、第2項の見出しで、
単価の中では、日常と物の価値が反転していく。
とかね。
で、
何が言ったの?
そんな感じでね、
その目次があるんですよ。
で、その目次ってどういう意味?
っていうと、
例えば、
なんだろう、
どれがいいかな。
単価の中では、日常と物の価値が反転していくっていう、
あのタイトルがついた項だと、
例えばですね、
1項読み上げると、
その中の話で、
ステーキよりタイ焼きのバリーが価値を持つ世界。
っていう風に書いてあるんです。
で、
これは何かっていうと、
これ読んだだけで、
日常と物の価値が反転していくっていう見出しなので、
どう反転してるんだろうっていうと、
ステーキよりタイ焼きのバリーが価値を持つ世界なんですよね。
普通の日常の価値観だとステーキの方が素敵。
ダジャレじゃないよ。
ダジャレじゃないんだけど。
はい。
ステーキの方がいいものじゃないですか、価値があって、
値段も高くて、
みんなが美味しいって思ってて、
お肉アレルギーの人以外は、
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ステーキ、
今日はボーナスだからステーキ食べちゃおっかみたいな、
すごく価値のあるものですよね。
だけど単価の世界では、
ステーキよりもタイ焼きの、
しかもバリーの部分、
タイ焼きの鉄板で挟んで、
薄くなったタイのね、
なんか背びれのウェッジのとことかに、
薄くなったせんべいみたいな、
ホットケーキの生地の付きますよね、
バリバリがポロって取れちゃうような。
あれの方が価値があるよっていう。
これ実際にそのタイ焼きのバリのことを読んだ、
単価が紹介されてるんですけど、
この頃では。
なんかそこで、
日常の価値のものを単価に読み込むと、
タイ焼きのバリをステーキって言って単価を読んだら、
すごくつまんない開薬バージョンね。
すごくつまんない単価になるんだけど、
この単価の中にタイ焼きのバリを読み込むと、
単価ってステーキになるでしょ?
っていうような紹介の仕方をしてるんです。
で、なんかそういう、
日常でいいとされてるものと、
単価の世界で、
この単価いいって単価が魅力的になる価値観、
っていうのはずれてるんですね。
社会と単価ってずれてる。
で、そこがすごく単価のいいところ。
で、私はなんかこの、
この単価の世界のことを考えると、
なんか涙が出そうになるんですけど、
社会で自分が思うことと社会の価値観がずれてることって、
たまにありますよね。
で、たぶんみんなそれぞれずれるポイントは違っても、
ちょっとこの価値観ずれてるなっていうところあると思うんです。
だけど、普段社会に入って暮らしてるから、
そこに気づいても大人だったらね、
嘘をつきますよね、自分の心に。
社会の価値観に自分の心に嘘をついて馴染むっていうことを、
多分多かれ少なかれみんなしてると思うんです。
完全に社会の価値観とか道徳とかに、
自分の本当の素直な気持ちが揃ってる。
どの項目に対しても揃ってるっていう人は、
ほとんどいないんじゃないかなって思うんですよ。
で、そういう嘘をついてる、自分の本当の気持ちを殺して、
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社会に馴染む発言をする、馴染む振る舞いをするっていうのは、
もちろん社会で暮らしてるからには、
それはしなきゃいけないところもあると思うんですけど、
ずっと嘘をついてると、
なんかどっかでちょっと違和感が出ますよね。
それがあまりにも多すぎると動くつらいし、
やっぱり自分に嘘をつける範囲って、できれば少なくしたいですよね。
で、そういう時にそういう気持ちを単価にすると、
自分の本当の気持ちが出せて、
で、しかもそれが社会ではダメだと思われることなのに、
単価の世界の中では、この単価すごくいいって称賛されるんですよ。
自分の素直な気持ちをいいねって認めてもらえる。
で、それってすごく価値のあることだと思いませんか?
で、私は割とそういう、なんだろう、
多分ね、馴染むのが割と上手なんですよ。
こうやって言ったら、こういう言葉を発したら、
まあこの場に馴染めるだろうとか。
今あの【渚のおひま】っていうドラマやってますよね。
すごい人気のある。
あれの主人公って空気ウマですよね。
あんまり、私はあそこまで空気を見たいと思ってないんですけど、
なんとなくこういう風に言ったら、
まあこの場はもういいこといくんだろうなみたいな、
そういうのがあって。
でも本当は全然違うことを考えてるんですよね。
全然。
うーん、そうですね。
だから、真っ白ながやっぱり草あると辛いんですよね。
なんかなるべく自分の中でバランスを取ろうと思ってるんですけど、
何も気にせず自分の思ってる社会的にダメなことでも
淡化にするとすごく気持ちが救われる。
それが私が淡化を作ってる理由で、
私は淡化は自分の心の救済のために作ってるんですね。
誰かのために作ってるっていうのは、
今ちょっとそういう試みもしてるんですけど、
本当に最初に始めたきっかけで、
本当にこれからも淡化を作っていきたいっていうのは、
自分の心の救済っていうのがテーマにあります。
だから淡化の世界って本当に社会に馴染めなくて辛いなとか、
自分の心の声を王様の耳はロバの耳って言って、
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壺の中に吐き出すっていう、
ああいう吐き出す壺みたいなものだと思うんですよ。
それが淡化の世界なのかなっていうふうに思ってます。
でね、今回すごく長くなっちゃってますね。
この本本当にいいんですよ。
本当にもう一回話そうかなって。
次回もこの本の話しようかなって思うぐらいいいんですよ。
次回もこの本の話しましょうか、来週も。
だってこれもう16分も喋ってるんですよね。
しかもあの、まだあのほら、最初にご紹介した
日本狼アレルギーの歌のお話ししてないじゃないですか。
この歌も、だからもうものすごくそういう気持ちが込められてるんですよ。
だけどちょっとそれは長くなりすぎるから、次にします。
はい、いかがでしたでしょうか。
今回は淡化の本の、
本村ひろいさんの初めての淡化をご紹介しました。
冒頭でご紹介したこの本に掲載されている淡化。
田中梅子さんの
私は日本狼アレルギーかもしれないがもうわからない。
は次回ご紹介いたします。
淡化でおしゃべりは毎週金曜夜8時に配信しています。
また来週金曜夜にお会いしましょう。
それではおやすみなさい。
20:17

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