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2021-01-01 21:07

短歌のセカイの歩き方 85【篠田朱里】助手席で進路希望を話す時母は静かにラジオを消した

♪今回の雑談テーマ♪
祝・出版!「サウナの前はいつも憂鬱 ー心が弱った日に読む8つのサウナ小説と短歌」
【篠田朱里】助手席で進路希望を話す時母は静かにラジオを消した

Kindle購入ページ「サウナの前はいつも憂鬱 ー心が弱った日に読む8つのサウナ小説と短歌

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こんばんは、北詰至です。
このポッドキャストは、毎週一つの短歌を取り上げて、短歌のセカイの楽しみ方をお話ししています。
毎週金曜夜8時に配信しています。 1週間の終わりの息抜きに聞いてください。
今回は、区内町で年始めに行われている「宴始めの儀」で読まれた短歌をご紹介いたします。
今回の雑談のテーマは、昨年末に私が出版したサウナ小説本
「サウナの前はいつも憂鬱」の出版裏話をお話しいたします。
女主席で進路規模を話す時、母は静かにラジオを消した。
女主席で進路規模を話す時、母は静かにラジオを消した。
今回は、篠田あかりさんの
女主席で進路規模を話す時、母は静かにラジオを消した、という短歌をご紹介します。
この短歌はですね、区内町で毎年年始めに行われている
宴始めの儀という用紙物があるんですけれども
それがですね、公室の方が短歌を読むだけじゃなくって
一般の人からも公募して、選ばれたものがその宴始めの儀でお披露目されるんですね。
今回ご紹介するこの短歌は、一般の公募の中から選ばれた短歌になります。
新潟県のですね、高校3年生の女の子が読んだ短歌なんですね。
私今回新年1回目の放送なので、なんかお正月らしい短歌をご紹介したいなって思ったんですけれども
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その時になんかこう、お正月といえば公室の方が短歌を読んでいらっしゃるイメージがあったので
なんか皇族の方が読んでいらっしゃる短歌をご紹介するのも面白いかなって思って調べ始めたんですね。
私この宴始めの儀っていうのが、一般の人も応募できるっていうのは全然知らなくって
てっきりあの公室の方だけで、宴みたいのを宮火にされているのかなって思ったら
実は違うんですよね。
なんか毎年ですね、1月の半ばぐらいに来年の歌会のテーマを発表して
9ヶ月ぐらいかけて応募するんですね。
で毎年秋の9月ぐらいに締め切りになって、で締め切った後に多分先者の方が選ばれて
それで年明けに歌会始めの儀をやるっていう形なんだそうです。
今年のつまり令和3年の歌会始めの儀はもう9月に締め切られてしまっているのでもう応募できないんですけれども
ぜひね多分今月の半ばぐらいにはまた来年のお題が発表されるはずなので
それを見てですね、9ヶ月期間があるので一生懸命来年に向けて考えて応募するっていうのもいいんじゃないかなと思いました。
私も知らなかったのでちょっと今年のテーマが発表されたらやってみたいなって思ってます。
しかも選ばれた歌人の方はですね、一般の方も歌会始めの儀に呼んでいただけて
天皇公公ですね、両陛下の前で自分で短歌を音読するわけじゃなくて
読み上げてくれる専門の方がいて、名前を呼ばれたら起立して、読み上げてくれる方が自分の作った短歌を読んでくれて
それを両陛下が聴いてくださるっていうですね、すごいスペシャルなイベントなので
これはなんかの短歌をたしなんでいる方は参加したくなるなーって思いましたね。
短歌をね、両陛下に聴いていただけるいいチャンスだし、直接同じ部屋でね、お目にかかれるなんてないじゃないですか。
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なかなかすごい貴重なチャンス、短歌をやってる人にとってはなんかすごいまたとないチャンスなんじゃないかなって思いました。
もちろん公室の方も一人ずつ短歌を読まれるんですね。
それもすごく多くはですね、平和を望まれる歌とか、その年大変な目に遭われた方を思いやる歌とか
そういう結構国民のことを考えたような歌が多いですね。
で、お題があって、えっと今回ご紹介するですね、篠田あかりさんの歌は
令和2年の2020年の歌会で選ばれた歌なんですけど、この時のテーマがですね、望む、希望の坊ですね、望むっていうお題でした。
で、望むっていうのを短歌に読み込んで歌を作るんですけど、
進路希望っていうところ、希望ですね、そこに望むっていう字が入ってます。
助手席で進路希望を話す時、母は静かにラジオを消した。
これすごく高校生らしい短歌だし、なんていうかな、その時にしか読めない短歌だなって思いました。
その篠田さんが本当にリアルに感じている思いを歌にしてるなってすごく感じましたね。
こうなんですかね、学校の送り迎えとか、頭はそうじゃないかもしれないけど、なんかこうお母さんの運転で助手席に乗ってて、
なんかこう助手席に乗ってること時ってたわいもない話をすると思うんですけど、
その中でなんか進路、なんかこう高校の大学行こうと思ってるんだよねーとか、なんか将来何したいんだよねーみたいな
こう何気なく話す時、それまでこうラジオをつけて、お母さんが娘の思いを真剣に聞きたいって思って、
そっとね、こうラジオを消して、娘さんの話に耳を傾けるっていう、なんか素敵な親子の短歌だなって思いました。
で、すごくいいのは、このお母さんが娘のことを思って静かにラジオを消すっていうのはなんかこう親心としてわかるんですけど、
それを娘さんも気づいてる、気づいてたっていうことがすごくいいですよね。
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お母さんなんか私の思いをちゃんと聞こうとしてくれてるんだなーって、それが嬉しいって思った気持ちが歌になっていて、
多分そういうことって普段の会話では言わないじゃないですか。
なんかお母さんの時ラジオを消して真剣に話し聞いてくれてありがとうねみたいなことは、
あんまりこう、あらたまって言わないと思うんですけど、
なんかこう歌にすることでね、なんかその時の、この篠田あかりさんの嬉しさ、
お母さんに対する感謝とか、お母さんのこと大好きっていう気持ちがすごく余すことなく伝わってきて、
多分言葉でするよりも単歌にした方が、思いが凝縮されてるっていう感じですかね。
だからなんかそのすごくお母さんのことを思う気持ちが、この単歌の短い言葉の中にたくさん詰まっていて、
多分お母さんもこの単歌を目にされたと思うんですけど、
きっと嬉しかったんだろうなーって思いました。
多分お子さん持つお母さんだったら、子供にこういうふうに思ってもらえたとかね、
そういうことがわかったらすごい嬉しいんじゃないですかね。
私は子供がいないからそこまでの気持ちはわからないけど、
でもいなくても、やっぱ誰かにこういうふうになんかその時の自分の気持ちをわかってもらって、
感謝の気持ちを伝えてもらえたらすごい嬉しいですよね。
私結構今話しながらですね、この親子の深い愛情にちょっと泣けてくるというか、
半分ウルウルしてるんですけど、
なんかすごくいい単歌だなーって思います。
きっとこの親子二人の間で忘れられない単歌になるんだろうなーって思います。
はい、単歌の解説は以上になります。
ここからは雑談になるんですけれども、
皆さんは去年1年どんな年でしたでしょうか?
本当はね、あの去年の年末最後の放送でいろいろ振り返りをしたいなと思っていたんですけれども、
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ちょっとお仕事とかですね、その他いろいろ忙しくて、先週の放送はお休みしていました。
実はですね、私、去年の年末ですね、12月29日に本を出版しました。
パチパチパチパチ
本のタイトルは、サウナの前はいつも憂鬱、心が弱った日に読む8つのサウナ小説と単歌という本になります。
AmazonのKindleでどなたでも読むことができますので、ぜひチェックしてみてください。
本のリンクは概要欄に貼っておきます。
その本をですね、去年の8月ぐらいから企画を始めて、それで書いていたんですけれども、
その途中にですね、旅の言葉という旅のエッセイの候補展の入選のお話があったりとかですね、
それの構成、編集の作業があったりとか、
あとはお仕事がですね、ちょっと忙しくて、なかなか執筆できない日が続いたりしていたんですけれども、
年末に追い込みをかけて、いろんな人の協力を得てですね、
なんとか当初目標にしていた2020年年内に本を出版することができました。
それもあって先週の放送がちょっと休みになっちゃったのは残念だったんですけど、
この本はですね、私が単歌とサウナが趣味なんですけど、
両方の趣味を合わせてサウナ単歌っていう、サウナの中でサウナのことについて単歌を読むっていうサウナ単歌っていうのをやってるんですね。
そのサウナ単歌と、あとは普段ブログで書いているサウナレポートをですね、組み合わせて本にしたものになります。
それだと文字数が少ないので、ちょっと小説仕立てにサウナレポートをですね、小説仕立てにして文字数を大幅に増やしてですね、本の形に仕上げました。
毎日ですね、憂鬱でいろんなことに悩んでいる主人公の私が、こう、うーって悩むんですけど、
あ、そうだ、サウナに行こうって言って、サウナに行って癒されて、サウナから出る頃にはちょっぴり元気になっているっていうお話仕立てになってます。
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で、短いストーリーがですね、8編収録されているので、ちょっと息抜きに1編ずつ読むのとかですね、
電車の中でちょっと暇な時に読むのとかですね、読みやすいかなと思っています。
それぞれのお話の最後にサウナ短歌も1週ずつ収録してますので、ぜひ楽しみに読んでみてください。
なんかね、自分で言うのもなんですけど、結構いい本が書けたなと思っています。
なんか心が弱った日に読むっていうサブタイトルをつけてるんですけど、私自身が実際すごく悩みやすいんですね。
で、毎日本当にちっちゃなことでくよくよ悩んでいて、一晩寝ても忘れられないというか、寝たら忘れちゃうっていう人もいるじゃないですか。
そういう人がすごく悩ましくて、ずっと頭に残っちゃう。
で、なんかこう自己肯定感も下がるし、でもそんな時に趣味のサウナに行くとね、すごく悩みから解放されたんですよね。
サウナって整うってよく言いますけど、本当にこう悩みから解放されて、心も体もすっきりするんですよ。
なんかこう瞑想に近い感じですかね。
だからそういうふうにサウナに行って体調を整えてたんですけど、去年ね、感染症が広がってあんまりサウナに行けない日々が続きました。
で、もちろん最近はサウナ施設さんも感染症対策をしっかりされて、今ね、制限しながら営業を続けてらっしゃるんですけど、
私自身は仕事とか家族とかのことを考えるとですね、ちょっとまだ行くのは不安かなっていう個人的な考えのもとにですね、
去年はあんまりサウナに行けませんでした。
多分2、3回ぐらいかな行ったのだったんですね。
で、行けなくなって改めてサウナのすごさとかありがたさを感じたんですね。
私がいかにそれまで悩んだ時にサウナに助けられてて、こう、なんだろう、悩みが消えてたかっていうね、心身ともに助けられてたかっていうのをすごく強く実感しました。
で、サウナ施設もね、なかなか今まで通りにたくさんお客さんを入れられないので、きっと苦しい立場にいらっしゃると思うんですけど、
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なんか私なりの方法でサウナ施設さんに感謝状みたいなものを送りたいなと思って、感謝を伝えたいなと思って、
それでサウナ施設さんへの感謝状みたいな本を書きたいと思って企画したのが、今回のサウナの本。
サウナの前はいつも憂鬱という本になります。
なんか結構本読んでるとですね、サウナに行ったような気分になって少し元気になると思うし、
あとはサウナに行ったことない人はこの本を読んだら、なんかこんなにもうちょっとちょっぺりでも前向きになるんだったらサウナに行ってみようかなーって思ってもらえると思ってます。
だからあのサウナ好きな人だけじゃなくて、サウナに行ったことない人とか、
あとまぁサウナに行ってる行ってない関係なく、私みたいに悩みやすい人とかにですね、ぜひ読んでもらいたいなと思ってます。
あとサウナ施設の方にもですね、読んでほしいかな。
やっぱり感謝状なので、私がいかにサウナ施設さんに助けられてきたかっていうのを、この物語を通じて知っていただきたいなって思ってます。
その感謝状がですね、ちょっとでも今後も営業を続けるなんかパワーの源みたいなものになったらいいかなーって思っています。
繰り返しになりますが、2020年12月29日に発売しました、
サウナの前はいつも憂鬱、心が弱った日に読む8つのサウナ小説と単歌。
ぜひKindleで皆さん読めますので、よろしくお願い致します。
いかがでしたでしょうか。
今回は篠田あかりさんの助手席で進路規模を話すとき、母は静かにラジオを消した、をご紹介しました。
単歌の世界の歩き方は毎週金曜夜8時に配信しています。
また来週金曜夜にお会いしましょう。
21:00
それでは、おやすみなさい。
21:07

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