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2025-02-03 21:07

#55 アトロク タネトさんありがとう、からの振り返り

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ゲストとのタネト会のあとに、「たねと暮らす」の二人がお話ししました。

種とり農家岩崎さんのことを語ったアトロク。収録は2024年11月。

出演: 「たねと暮らすpodcast」ウチダタカフミ、ウチダヨウ

サマリー

今回のエピソードでは、タネトという直売所を舞台に、NHKのテレビ取材を受けるきっかけや、岩﨑さんの有機農業とその独自のアプローチについて語られています。収録中の出来事や、新しく迎えた家族の黒猫、キンパについても触れられています。このエピソードでは、畑の会や直売所の活動を通じて野菜との関わりを深めることの重要性が語られ、地域のつながりが強調されています。また、村の記憶や人権に関する学びの重要性にも触れられ、多様な経験をもとに成長することが促されています。

再開のきっかけ
はい、アトロクです。
というわけで、久しぶりのゲスト回でしたけれども、
ゲスト回以前に、ラジオの収録が1年半?
半?1年ちょっとぶり?
1年ちょっとぶりかな。
あの、はい、なんかもう、今まで何もなかったかのように、
普通にラジオを始めてしまったんですけれども、
そうね。
だいぶ間を置いてしまったなぁと思うんですけどね。
いろんなことがありましたが。
再開のきっかけが、冒頭でも話したように、
NHKのテレビ放送の取材を、ちょっと僕ら2人を受けることになって、
それがラジオ、僕らがやってるラジオがきっかけだっていうとこなんやけど、
その辺は、りょうちゃん、問い合わせが来たよね。
そう、あの、NHKの番組を京都で作ってはる方が、
この南山スロ村で何か面白いことやってる人とか、
何かないかなって探してて、
タネトと岩﨑さん
で、たまたまSpotify、
あ、Spotifyって言ってないか。
ポッドキャストを聞いてくれたんやな。
うん、たぶん。
で、とにかく何度も言われたのが、
このボソボソ喋ってるのがいい。
もうね、ボソボソラジオって言ってて、
タネとクラスとかはあんま関係ない。
ボソボソラジオっていう名前になってて、
あれがいいんですよねって言われて、
で、どうやって撮ってるんですか?とか、
で、何かどういう目的というか、
何がしたくてやってるんですか?みたいなことを聞かれて、
で、いや特にみたいな。
思いつくままにやってますと。
それこそ、日々の日記のような感じで、
季節ごとの、何かお互いの歩みを、
とりあえず撮っとこうっていうので、
まあ私もラジオ好きやし、始めてみて、
で、まあいろいろやってみてるんですっていう話やってね。
で、まあテレビ取材では実際に、
まあラジオ収録っていうことも、
リポーターの方一緒に立ち会ってもらったりしたんやけども、
まあそれ以前に、この村のこと、
まあ村の直売所に行ったりとか、
いつもコミュニティスペースの山ん中、移住交流スペースか、
山ん中に行ってっていうのをちょっと、
で、そこでタネの棚、タネの図書館、
洋ちゃんがやってる取り組みのことを説明したりとかっていうことで、
最後うちに来てラジオ収録っていう流れになって。
で、たまたまというか、
つい先日その直売所に関わる女性たち4人が、
その長崎雲前にあるタネとっていう直売所、
今結構有名というかね、
たくさん多分人が集まるような話題の直売所、
そこを研修というか、勉強がてら半分旅行でっていう形で行ってくれて、
その辺のレポートをラジオでぜひしてもらいたいなってことで、
その辺だからNHKの取材と今回のレポートのコラボっていう形で、
話をちょっとしていったかなっていうところなのけども、
なかなかやっぱり身のある旅行だったのかなって。
キンパがなんか謎の行動。
ラジオお休みしてる間に、この夏私たち新しい家族として、
黒猫のキンパをお迎えしたんですけど、
はい、今、生後6ヶ月ぐらい。
シンクに入って、水道の蛇口をペロペロするっていうね、
一番やめてっていうお板をね、最近日課としてますけど、
なんかくしゃみしてたのさっき。
くしゃんくしゃんってなってたんじゃん。
詰めたんじゃん、蓋を。
やめてほしい。
ありえんな。面白いね。
予想がつかないさ、加減がすごい。
ラジオの収録しないうちにいろんなことがあって、
およいいろんなことをまた話していきたいなと思うんですけど、
とにかくタネトっていう、本当にやっぱり素晴らしい宿売所。
ホームページとかでも見てるように本当に、
店内も多分すごく素敵なんだろうなとか、
置いてるものも多分すごく魅力的なものがあるんだろうなって、
話聞いてて思うし、
そのタネトが一番メインとしている岩﨑さんの野菜。
その岩﨑さんっていうのはちょっと、
僕も洋ちゃんからしか聞いたことがなかったりとか、
直接というか、ちゃんと勉強したりもしてないんだけども、
実際じゃあ岩﨑さんっていうのはどういう方なのかな、洋ちゃん。
私も直接お会いしたことはないんだけれど、
そのタネトさんのイベントにはよく名前も聞くし、
実際に出演もされてて、
ちょっとね、今手元にもう、
あの巷では絶版になってしまった本やねんけど、
まあしばらく前に手に入れた、
岩﨑さん家のタネトリ家庭菜園っていう本があって、
そこのプロフィールのところで、
岩﨑さんのことちょっと書いてありました。
1950年長崎県生まれ。
伊勢早農業高校卒業後、農業に従事する。
この本が出たのが2004年なんだけど、
この当時よりも25年ほど前から有機農業に切り替え、
少しずつ野菜の自家採取を始めるってことで、
私がなんか知ったのは、そのタネトリの岩﨑さんっていう、
とにかくタネトリ名人で、
自分でその野菜を何台も継ぎながら、
自分の好みのにんじんとか、
いろんな野菜を作っていってるという話を聞いて、
タネトリ農家さんっていうのを聞いたのも初めてだったし、
みんなができるような形で、
そういう知識を教えてくれるとか、
多様性を目指すタネトリって何だろう、みたいなね。
すごく均一化したり、問題がない、
全部揃ってるっていうものに対して、
そうじゃない面白さ、野菜ってもっと多様なんじゃないかとか、
地域性ってもっとあるんじゃないかみたいなことを、
すごく考えてはる農家さんやなぁと思って、魅力を感じて、
話を聞いたり、本を読んだりしてます。
この本自体も、タネの取り方?
作物ごとでページを割ってあって。
後半のほうはそうやね。
前のほうはコラムやね。
コラムか。
そのコラムもまたすごくいいんだよね。
全国いろんな野菜の姿であるとか、
岩崎さんのタネ愛、
野菜とタネを愛してる感じがね、
もうひしひしと伝わってきて、
すごく魅力的な本だなぁと思ってます。
たぶんその農業革命じゃないけど、
ある種その大量生産みたいなもので、
タネ屋さんができたりとか、農薬とか化学肥料みたいなものが、
もちろん巷で出回ってきたりとかしたときに、
そういうタネを取るっていう行為自体っていうのは、
たぶんもうなくなっていったっていう。
そうだね。
その辺の復興というか、
そういうところもこの岩崎さん自身にはあるのかな。
別にね、たぶん商業的な農業を否定してるわけじゃないと思うけど、
やっぱりその地域に根差した、
その特色のある多様なお野菜とかタネっていうのは、
守ろうとしないと、たぶん今なくなっていくものかなと思うから、
直売所の未来
そういうのを守ったり楽しんでいきたいっていうのは、
あるんじゃないかなと思うけどね。
固定種、在来種っていうものにこだわっている。
それで、やっぱりおいしい野菜を作るっていうところも、
それとタネと繋がってくるのかなとは思うけどね。
岩崎さんの野菜っていうものっていうのが、
すごく大きな力を持つんだろうなとは思うし、
その、よその地域から行ってみたいって思える?直売場っていう。
うんうん、そうだね。
そういうとこを、いくらちゃん達みなさんが行ってくれたっていうとこなんだろうね。
なんか本当に熱いレポートで、
ちょっとね、写真とかはまだ見せてもらってないから、
撮ってきてるんじゃないかなと思うんだけど、
ビジュアル的にもすごく美しい、学ぶべきとこがいっぱいあるとこやねなっていうのはね、話聞いてて思ったね。
そうね、やっぱり結局、その野菜も売るだけでは売れないっていうところね。
特にそうね。
まあ、それにプロデュース量と言ってたかな。
それはでもね、もうすでに今、もう2年近く直売所に関わってきた中での直売所のその長所と短所、両方みたいなとこはすごくあるから、
学べるところをやっぱりどんどん吸収していって、
そうじゃないやっぱり良さもあると思うから、うちらの直売所にね。
そうね。
めちゃくちゃ面白いと思うんだわ。
みんながフラットに、一緒に作ってきた直売所としてのそこ力もあるようには思ってるので。
あとやっぱりそのコミュニティのプラットフォームとなってる部分。
直売所に来れば誰かと会えるとかっていうような、
買い物する楽しみみたいなものっていうのを受け止めてくれるようなとこになればいいなって思うしね。
そう、なんかももちゃんが言ってた野菜への愛。
で、農家さんと一緒に作っていくみたいなところはやっぱり学ぶべきだなとは思ったし。
なんかほら、もしかしたらその今までっていうか、過去はすごく忙しく、
出荷すれば確かに売れるっていう状態だったかもしれないし、
その出荷者自体が商品を売っていく形だったんで。
それはだから、作ってる人が売ってますっていう生感だったのが、今ちょっと変わりつつあるってことだよね。
だから、物を売るっていうことの形がすごく変わってってると思うし、
野菜をやっぱりそれぞれ、すべてのことを知ってる人って多分いないかもしれないしね、売ってるもの自体の。
野菜と地域のつながり
なんかその辺で野菜への愛って言われるとちょっと難しいよね。
例えばその畑の会で、今作る人を育てようっていうのをやってくれてる人がいたり、
で、関わる、まあ種の会もそうだと思うんだけど、その野菜への関わりをもう少し深めていったり、
シェアしていく仲間を作ることによってだいぶ変わるかなとも思うんで。
で、別になんか、お客さんの好みに必ずしも合わせるというよりは、
自分たちが作りたいものとか、おいしいと思うものとか、好きなものを揃えていくっていうことが、
結構力を持つ時代かもな。
多分ここ半年ぐらいで、インスタ見ましたって言って来てくれる人はすごい増えてる。
で、そのインスタで、今日こんな野菜が届きましたよって、
農家さんに直接聞いたら、こんなふうにして食べたらおいしいよって言ってましたよとか、
そういうこともじらじらアップしていけてて、
それを見て、なんかおいしそうとか、買いに来てくれる人は増えてると思うから、
いいし、例えば今、ほうじ茶ウィークとか、しん茶ウィークっていう、
お茶の季節に、お茶農家さんのそれぞれのお茶の葉を、ちょっとずつパック詰めにして、
それぞれの人のコメントをもらって、にがおいと一緒にパッケージ作ってくれて、
それ、坂内リエちゃんがやってくれてんけど、
ああいうものも、やっぱりすごく商品として魅力だし、わかりやすくできてるのかなと思うと。
そうね。あれ自体は、やっぱりその直売所プロデュースっていう感じがして、とてもいいなと思うね。
で、ちょっと他とは違うな、みたいな、ふと見える瞬間があったらね、
それだけでもすごい話題になるな、とは思うし。
何しろね、ロケーションが素晴らしいから、
例えばイベントきっかけで来て、あの場所好きってなって、何回も来てくれる人も増えてるんちゃうかなとか、
あと地元の人がね、それこそふうみんみたいに、
何かうちらとのつながりから、直売所もちょっと時々顔見に行ってあげようかな、みたいに思ってくれたらいいよな、と。
そうやな。
何かそこの料理なのかなと僕は思ってて、
もちろんその地元の人たちが集える場所でありつつ、
ま、プラス多分買い物してくれるっていうところがね、
一番の売りかなと思うので、そこもすごく大事かなっていうのでね。
何かすごくいっぱい課題が、課題というかね、
何かやれそうなことがたくさんあるのかしら。
かしら、と思います。
何かそうやってちょっと外の世界っていうか、
そのよその直売所、面白い直売所みたいなものを見に行くっていうのも、
本当にとても勉強になるなと思うね。
こうやって話聞いてるだけやけど、僕たちは。
いや、だいたいどっか旅行行ったら直売所って検索しちゃおうからね、最近。
それで何売ってんのかな、ここの特色は何かなとか、やっぱり見たいから、
そういう意味ではすごい多大な影響を受けてますけど、
うん、本当にこんだけいろんなことを自由にやらせてもらえる直売所もないねって、
いっつもどんこちゃんとかと言ってて、
だから本当、あなたたちやってみなって言ってくれるお姉さん方とかお兄さん方が結構いて、
まあ間違えるときもあるけど、すごいのびのびやらせてもらってるなと思うので、
今回みたいにね、いろいろ見てきて刺激受けて、
こんなことやってみたいってまたいっぱい提案できたらいいなと、思うよね。
村の記憶と学び
そうね。
ということで、一応、またもうちょっとこれからもラジオやっていこうかなと。
ええ、そうです。なんか目が泳いでるけど。
久しぶりにゲストっていうかね、お話聞いてるのがすごく面白いなと思ったし、
うん、ほんまに。
じゃあ、ちなみに今後やりたいこととか、みおちゃんはありますか?
なんか、てしまさんが推薦してくれたてなかさんにはお話聞きたいなと思ってね。
あ、元村長ね。
近い昔のことを聞きたい。
わたしたちが来る前の、今あって当然の道の駅のこととか、もっとその前にあった養豚場のこととか、
あそこのキャンプ場ができる前の押原の自然のこととか、
あと松茸がめちゃくちゃとれたここらへんの本郷の山のこととか、
小学校まで往復2時間かけてた同戦法の人たちの話とか、
そういうちょっと前の話。
昔語りの回っていうのでね、なんかこう聞いてきたそういうことが、やっぱりなんかどんどん失われてる感じがしてて、
知って絶対こうなるっていうのはないんだが、なんか自分の中でここの風景が違って見えるのが好きだし、
そういうことかな。私が興味あるのはね、今のとこ。
ラジオで聞いておきたいこと。
自分たちだけでとどめない、村の記憶みたいなものに興味があるかな。
おーちゃんは?
今年ちょっといろいろ、やっぱりいろんな映画見たりとか、いろんな本読んだりとかしてるので、
うちだけ人権部っていうものを作ったので、その人権に関わる書籍とか情報とか、
あとやっぱりそういう場所に、まあ今からでもやっぱり行きたいところは、
例えばまあ戦争に関わる広島であったりとか沖縄であったりとか、
ものであったり、
水俣とか、
なんかそういうところを、きちんともうちょっと勉強して、
少しなんかレポートできたらいいかなと。
乗り物コーナー。
あんまり僕ら乗らへんかな。
乗っていこうよ。
ちょっとね、そういうこう、ちょっとお楽しみとか、深く考える人権部の活動について、
なんかいいと思います。
そうね、やっぱり大人になってからの平和学習っていうところとかね、
なんか今改めてやっぱり勉強したいとか、勉強した方がいいんじゃないかと思うことってたくさんあるなと思うし、
知らなかった事実とかもたくさんあったりしてて。
修学旅行ね。
そうね、ほんとにね。
それをやっていこうと。
わかりました。
こんなら、まあいつか、よくわかりませんがまたね、楽しんでいただけたら嬉しいかな。
12月、あわゆくば12月、またお会いしましょう。
じゃあまた会いましょう。
またねー。
21:07

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