この6個ある中で一番これがとか、この内容がこういうところで表現されてるよみたいなところで言うとなんかあったりします。
僕は一番響いたところで言うと、1と6なんですよ。
1と6?
真逆と思えることが実はつながってるって話と、あと作れないからこそ価値があるっていう。
ちょっとこれもしかして最初にあれか。
AIで作ってる。
誰?
これAIさ。
その可能性ありますね。
でもだとするとAI半端じゃないっす。
俺だって一緒にいてあんま聞いたことないよ。
もしかして自分の言葉で話せるか聞いてみないで。
見ないで話してもらいたいっすね。
先に種明かしするね。
なんかすごいさ、いろんなことを、会社ってどんな会社なのかとか、どんな事業をこれからするんですかとか、いろんな取材を受けたりするような場面ってあるじゃない。
そういう時に自分の中でもその都度都度言葉にするメディアだったりタイミングだったり違うわけ。
これはなんかちょっとまとめたいなと思ってたの、ずっと。
どうやってまとめようかなと思った時に、自分が言ってることを文章で起こしていくっていうだけだとまとまらないというか、
伝わるものも伝わんないからどうしようかなと思った時に、マガジンハウスの山村さんっていう人いて、
その人はコピーライターであったり、エディターであったり、雑誌でいくとブルータスとかさ、ポパイとか。
カルチャーのノリもわかる。
文章に長けている知り合いだったってのもあって、何時間ぐらい話したのかな。
5時間ぐらい話したかもしれないね。
関羽さんの会社ってどんな会社なんですかとかさっきみたいな話で雑談的にわーって話してた。
それを結果的に6個にまとめてもらった。
俺が最初から6個言いたいことがあるって言って作ったもんじゃなくて、
どんな会社なんですかとか、どんなことを大切にしてるんですかとか、
プロジェクトをする時どういう時点で考えてるんですかみたいなことをわーって雑談していく中でまとめてもらった。
これいつできたの?
もっと前だな。5年前とか?
そうだよね。それ意外とだからね。
惹かれました。意外と。
なんか、あたためて俺も今始めた。
これまず種明かしね。
だから元のアイデンティティは僕なんです。
いや、ブルータスの方がすごい。
文章にしてもらった。
こういうのってビジネスっぽくなってっちゃうじゃん。
ビジネス出版大手さんみたいなところに頼むとビジネス文章になってっちゃう。
でもこれ俺見た時に関口君の言葉になってる気もした。
こういうことは言ってんだよ。こういうことは言ってんだよ。もっときれいにまとめてもらってるというか。
だからちゃんとそれをね、分かりやすくまとめてるっていうのがすごいですよね。
で、その6つ目と、6個目?
1つ目は真逆と思えることが実はつながっているっていうね。
これさっきちょっと鹿島の話でも言ったんだけど、
特に宇藤さんとかだと、今あんまり聞かないかな。地下工事価格って知ってる?
地下工事価格?路線価格じゃなくて?
2つなんだけどね。地下工事価格っていうのと路線価格っていうのがあるんだけど、
路線価格っていうのは税金を決めるものだったりするわけ。
あると違ったらそこの接続してる路線価格で相続税が決められたり、
その税金を計算するためのもとになっている。
地下工事価格は、もう何年前だろうな、20年とか30年ぐらい前に、
必ず年にニュースになる。銀座の旧高堂っていうバブルのほうは、
銀座旧高堂前の地下工事価格。
地下工事価格っていうのは地下工事価格のポイントっていうのが、
日本全国2つぐらい決められてるわけ。
その価格に合わせて、不動産の市場が動くのよ。
その地下工事価格のポイントっていうのは銀座の旧高堂前っていうところにあって、
1平方メートルあたりいくらっていうのが発表される。
その土地の価格が2億を超えるわけ。
それが年に1回、バブルの時代はニュースになってた。
今、地下工事価格なんて誰も知らないし、ニュースにも出てこない。
なんでなのか。
これは不動産のある意味、価値を算出する原理原則みたいなのが、
大きく変わった。
その影響で地下工事価格は誰も気にしなかった。
地下工事価格が一番高いところっていうのは、日本においては都心なの。
全部。
ギッター、アザブ、京都。
全部都心。
さっき話したみたいに、山だろうが海だろうが、
素晴らしい景色が広がっている九龍市の丘だろうが、
とにかく安い。
田舎だから。
ところが、一番若いのがロサンゼルスなんだけど、
ダウンタウンって言われている都心よりも、
素晴らしいロングビーチとかマリブとか高い。
なんでだろう。
なんでなんだろう。
真逆なんだよ。
難しい話をしちゃうと、
不動産業界の仕組みが変わったからなんだけど、
これが結構つながっていて、
実はどういうことなのかっていうと、
ビジネス的なことだけではなくて、
あ、そういう風になってんだなーって思って、
今の話を聞くと、
すごい今腹落ちしました。
よくさ、
ビジネスっぽい話を聞くとさ、
メインストリーム、
サブカルチャーみたいな、
そういう関係性、
これ結構ビジネスでもあって、
例えばうちが今ホテルをやってるときに、
どことは言えないんだけど、
日本でもさ、大手のホテルチェーンが、
さんざんたくさんホテルを作ってる。
だからある一つのマーケットシェアを、
メインストリームとして取ってる。
でもメインがデカくなればデカくなるほど、
その反対側のアンチポジションというかね、
サブカルチャーのここが空いてくるんだよね。
こっちが同じ看板でたくさん作れば作るほど、
すごいシンプルな言い方をすると、
ここに通っているいろんな関係者、
お客さんとか、
いろんな投資家とか、
なんか他ないのかなって。
真逆というかね、
反対側のポジションとか空いてくるから、
多分、なんていうのかな、
うちの会社というか、
僕の思想的なところで言うと、
このメインストリームをやろうというのはあまり思わない。
こっちが面白いというか、
こっちが大きくなってくれるから、
ここが出てくる。
そうだよね、カウンターカルチャーってそういうことだからね。
例えばで言うと、
ルイ・ビトンとDMが一緒にやるみたいなのに似てます?違う?
同じだよ。最初はサブカルチャー。
もうちょっとその次の展開なんだよね。
サブがさらにデカくなっていって、
それも同じだよ。
あれもいわゆるラグジュアリブランドとストリートブランドみたいな。
確かにストリートブランドが大きくなっていったこともありますけど、
結構、住んでいる世界と全然違うけど、
それが一緒にやってる。
関引き君と仕事のバランスでいくと、
わりとメジャーとマイナーを行き来することもできるというか、
すごい面白いところの視点の仕事もしてるかと思えば、
大手とバリバリにコンティネーションしてやってるっていうところもあるから、
その辺がちょっと面白いなというか、あんまりないような。
そうですかね。
もちろん会社を経営している上では、
切れ事抜きに会社を大きくしたい。
なんで大きくしたいの?っていうのはいろんな理由があるけどさ、
もっと面白い仕事をしたいなとかさ、
一緒にやってる社員の仲間、チーム、
みんなで面白く豊かになってきて、いろんな理由があるけど、
会社自体を大きくしていきたいんだけど、
やってることはサブカルでいたいみたいな。
会社はでかいけど、
この会社がやってることすら分かんないみたいな。
いうぐらいの気持ち感ってのがあるね。
これはなんとなく関口くんの会社、
ちょっとビームスっぽいところもあるよね。
アパレルの文脈に、
世の中にない面白いものを見つけたいというところから、
ビームスもちろんスタートしていて、
それがでもどんどん多くなっていって、
でも大きいところでコラボレーションしたりとかもするけど、
でもアングラな部分も持ち続けてというか、
自分がビームスに行ったときの感じにも結構似てるなって感じるけど、
でもこういうアパレルじゃない、
そういうぶどうさんのレストラン事業とか、
こういう規模でやりながらでも、
こういうことをやってる会社ってあんまりないな。
派手なところはなんとなくあるけどね。
派手に飲食やったりとか、
そこの感覚はちょっとセレクトショップっぽいというか、
質がいいものをやりたいというか。
そう思いますね。
例えば下北沢のビロードって、
グリーンさんやられてると思うんですけど、
僕も何回も言ってるんですけど、
関さんが話してて、
そこに例えばコーヒー屋さんを入れるとするじゃないですか。
多分大手の人たちが考えると、
普通にスターバックス入れりゃいいやんみたいな感じになる。
絶対そんなことやんないと思うんですよ。
それはめちゃくちゃイケてるコーヒー屋さんが入ってて、
イケてる飲食屋さんが入ってて、
そこってどこで見つけてきたんですかね。
千葉のどこどこのカレー屋さんがさみたいな話があったときに、
まさにビジネスとして効率を求めるというか、
それだけだと面白いもん作れないから、
こだわりを持ってやるっていうところのバランスを
すごい考えてやられてるんだなって思って、
それはすごい学びがあったなと思って、
今の話聞いてましたね。
作れないこそ価値があるっていう、
これはどういう話ですかね。
これも不動産にひも付けた話をすると、
不動産に関しては、
日本ってさ、
新築市場主義なのね。
どんな家が欲しいですかって言ったときに、
今っていうよりもずっとね、
もともと昔のことでいくと、
新築がいいです。
もうこれはね、
戦争で負けたことによって貧乏になって、
家もさ、
とにかく住むために家が欲しい物質的に。
当時はさ、
今で言う団地だよね、高団。
そんなのができて住めるようになって、
じゃあいざ一生懸命働いて、
何のために働いてるのって言ったときに
マイホームが欲しい、新しい家が欲しい。
この感覚って今もずっと迷惑迷惑と続いてるんだよね。
それが別に悪いってことじゃないんだけどさ、
新しいものは新しいものってなっていくと、
技術的にもどんどん進化していくから、
決して悪いわけじゃないんだけど、
なんかね、すごい機械的な街でしかなくなっていっちゃうんだよね。
例えば、
ここから見るとあるかな、
サイリングっていってさ、
家事とかに強かったり軽かったり安かったりする外壁、
分かる?
なんか、片押しみたいになってるさ。
ああいうものが分かりやすい。
あれだけになってるじゃん。味気の何もないじゃん。
悪くはない。家事に強いとか安いとか耐久性高いとかさ。
なんだけど、
カルチャーと不動産の関係って俺深いと思う。
不動産って一回作ると、
そう簡単に壊せないんだよ。
景色、情景が抜けちゃうんだよね。逆の言い方すると。
なんだけど、個人が勝手に作れるから、
とやかく言うと違うんだけど、
なんかね、街がさ、
つまんなくなってるっていう感じも、
ここで不動産業とか、直にやってると感じるわけ。
だけど、やっぱりヨーロッパは、
そもそも、
壊しちゃダメなわけ。立て替えすらダメ。