青柳 直樹
こんにちは。
濱渦 伸次
こんにちは。
佐俣アンリ
じゃあ、座っていただいて。
皆さんにですね、まずようこそ、IVSへ。
私、10回ほどスタッフしているので、スタッフの気分で今日来ているんですけれど、
今日はですね、素晴らしいですね、2回目の起業家の皆さんに来ていただいて、
やっぱ初心を忘れるなってことで、
たぶんこういう場所を用意してくれたんだなと思っていて、
僕らもうちょっと頑張って話したくてですね、
1個はじめにお願いしたいのが、ちょっと皆さん前の方にですね、
ぜひ皆さん一旦立っていただいて、前の方に来ていただいていいですか。
僕ら今ギリギリの心手持ちで頑張っていて、
何ですかね、スーパーの屋上で歌っている気分なんですよね。
芸歴10年超えているんですけど、
まさかね、立ってくださいよ。お願いします。前に来てください。
お願いします。僕らに勇気をください。
一旦これだけ前の方に来てください。お願いします。
ありがとうございます。勇気をいただいている気がします。
まずはこれをやろう。よし。
はい、では改めましてセッションを始めていきたいなと思います。
タイトルがザ・ハードシングス。連続起業家から次世代の起業家へのメッセージということで、
事前にちょっといろいろお話ししてて、
ちょっとですねこれ、いさたか偉そうなんじゃないかっていう話がありまして、
私たち絶賛起業中でございまして、
いろんなことでまだまだチャレンジしてるぞっていう意味で、
ちょっと自己紹介は皆さんググってください。
この人たちはググれば出ます。
なんで初めにちょっと今何に挑戦してて何が辛いのかっていうのを
ナルイさんから伺えればなと思います。
成井 五久実
ナルイと申します。よろしくお願いします。
レジェンドの先輩たちと今日登壇できてすごく嬉しいです。よろしくお願いします。
私は99.5%の真空率ができる真空パックを持って、
これで世界中のフードロストCO2を削減していこうという2回目の起業を始めました。
1回目はキュレーションメディアでして、
それをベクトルに売却して今2回目の挑戦になってるんですが、
ハードシングスということで資金調達はすごく難航しまして、
ちょうどリリースが先月出たんですけど、
シード期でようやく2.5億円の借金をしたというところになっております。
何がハードだったかと申しますと、
実はやっぱり環境とかSDGsって今トレンド銘柄で、
誰からも投資からも話を聞きたいと言ってもらえるんですけど、
結果今収益が出てないから、シリーズA以降にお願いしますみたいな
投資パターンが多くて、非常に全職のメディアとは違って、
夢を売る、将来インフラになる可能性のあるものを売るというところの難しさは非常に感じました。
佐俣アンリ
ありがとうございます。
じゃあ、ニューモの青木さんお願いします。
濱渦 伸次
お願いします。
起業して大変なことが、大変なことだらけですね。
ライドシェアやってますから。
本当に実現するのっていうのを今も言われ続けていて、
そこが大変ですけれども、それ分かって始めたので、正直なところ楽しんでます。
議論自体はずっと続いていくし、その中で一番やれることをやらせてもらっているので、
正直一番大変だったのは、どうやってメルカリを卒業させてもらうかっていう。
佐俣アンリ
これでも偉大な企業家ならではの、辞めれないってことですね。
濱渦 伸次
辞めることは多分できると思うんですけれども、
どうやって応援してもらいながら辞めるかみたいなところが、
実はこの半年、9ヶ月ぐらいで一番大変で、
むしろその後送り出してもらってからは、
この半年は本当にハードシングスっていうのは特になかったのかなと思っています。
やっぱり、別に私1社目なんですけど、ただグリー、メルカリと3社目で、
どうやってメルカリにとっていい形で自分も辞められるか。
メルカリにとって大変であることも間違いないんですけれども、
その引き継いでいただける方とか、あとは経営人の皆さんに背中を押してもらう。
そこが一番自分は悩んだかなって。
その後は小さいオフィスから始めて、資金調査ついて断られることもあって、
やっぱりそういうふうに、
青柳 直樹
青柳さん断られるんですか?
濱渦 伸次
これだ、これだ、これだ、俺のやりたかったことだって思って、
毎日気持ちを切り替えて前に進んでいます。
佐俣アンリ
ありがとうございます。拍手。
では、ノットワホテルの浜松さんお願いします。
青柳 直樹
ノットワホテルの浜松です。よろしくお願いします。
青柳さんと一緒で、僕もZOZOに5年間いたんですけれども、
どうやって辞めるかはずっと、ずっとじゃないですね。
結局考えていて、ロックアップ3年だったんですけど、5年間いて、
辞めれないかな、このままずっとZOZOだなと思ってたんですけど、
前田さんがある日突然宇宙に行くって言い始めて、
同じ日に時表を出しましたね。
佐俣アンリ
なるほどね。同時に出した。
青柳 直樹
同時に出しました。
それで辞めて、新しいチャレンジでやってるんですけども、
大変だったのはやっぱり、先ほど青柳さんが言われたように、
実現するのっていうのをずっとやってきたんですよね。
最初に10億円の家をネットで売りますって言って、
あ、面白そうだねって言ってくれたのがアンリーさんだけだったんで、
そこで僕のポエムを読んでアンリーさん出資してくれて、
でも金融機関、銀行さんとかだと倫理っていうものがあるらしくて、
ポエムが通用しなかった。
最初100億円販売して、実際その100億円がたって、
それでようやくPMFというか、
そして銀行さんもようやく応援してくれるようになってきたっていうのが今のフェーズですね。
今、来年度までに販売するのが1000億ありまして、
青柳 直樹
それはまた桁を変えてチャレンジをしていると。
1000億来るんですか?
1000億知ってるじゃないですか。
今、知った。
そうなんです。1000億今準備してるっていうところですね。よろしくお願いします。
佐俣アンリ
はい、ありがとうございます。
いろいろなことを聞いていきたいんですけど、
僕どうしても皆さんに聞きたいことがあって、
皆さんお金持ちなわけですよ。
しかも素晴らしい会社にいい待遇でいて、
僕ちゃんとリファレンス取ってるんで、ハイパフォーマーなんですよね。
ジョインした会社でも非常にハイパフォーマーであり続けて、
なんでやるんだろうなっていう情熱の源泉みたいなところはすごい聞いてみたくて、
ちょっと今度浜口さんから、なんでそうまでしてやりたいのかなっていう。
青柳 直樹
そうですね、僕の場合は皆さんとちょっと違って、
最初の会社をそぞに30億で売却したんですけど、
前澤さんにそそのかされて3年で全部使い切れって言われたんですよ。
で、実際使い切っちゃったんですよね。
それすごくないですか?
何したんですか?
家具とかアートとかワインとか、もうちょっと恥ずかしい話なんですけど、
全部消費です。
で、使った分だけ帰ってくるよって言われて、
使ってみたら全然帰ってこなかったんですよ。
これどうしようと。
この経験をもう次の企業に生かすしか帰ってくる方法ないと思ったのが一つと、
あとやっぱり前澤さんの打ち上げでカザフさんまで見に行ったんですよね。
その前で打ち上げに行く人のチャレンジを見ると、
なんか自分もちっちゃいチャレンジだと恥ずかしいなって思うようになってきちゃって、
佐俣アンリ
その前澤さんのせいですっていう感じですね。
おかげです。
まあでも、ノットワホテルミサシマってちょうど僕もお届け言ってたんですけど、
ものすごい高級なソファーが置いてあって、
これ前これいくらするんですかって言ったら数千万して私物ですって言われて、
会社では買えないので浜松さん自分の私物を置いてます。
それがその時の初期なんですね。
青柳 直樹
そうです。
ああいうのがいっぱいあって、
今倉庫の費用ももったいないんでノートアウトに置かせてもらってるっていう。
なるほど。
佐俣アンリ
でもああいうのに使ったから神秘感が磨かれてノートアウトに繋がったっていう意味では、
感謝してるんですかこれは。
青柳 直樹
もうめちゃくちゃ感謝してます。
なるほど。
佐俣アンリ
めちゃくちゃ感謝してます。
良かった。いい話で終わって良かった。
じゃあ青木さん、何でやってるんだっけっていうのは。
濱渦 伸次
もう私は多分このテーマじゃなかったら起業を今してないですね。
なるほど。
とにかくこの日本のモビリティの問題にフラストレーションをためていて、
これ変えられるって信じているのに、
それがずっと変わってこない10年ぐらいを見てきて、
去年の8月ですか、菅前総理がライドシェアの解禁の議論をっていうふうにおっしゃった記事を見て、
これ衝動的なものかもしれないんですけども、
これは自分がやるしかないと思って、
その思いがあったっていうところですね。
7年前に一回グリーとメルカリの間でそれをやろうとして、
その思いを封印してメルカリにジョインして、
本当メルカリはいろいろやらせてもらってめちゃくちゃ良かった。
全然また戻ってもいいって思っているんですけれども、
人生一回きりで一番重要なのはやっぱりもう何でしょうね、
最後何か後悔しないことだなっていうふうに思って、
すごくメルカリで頑張ったんだけれども、
あれ、何か日本の僕らが見ている移動の風景変わってないよね、困ってるよねみたいなことを、
すごくたくさんお金も得て、実績も得て、
ただ何かそんな形で自分がビジネスである程度成功するのかリタイアしたときに、
何か絶望するだろうなと思って。
佐俣アンリ
ハードル高いですね。
濱渦 伸次
私は今まで会社、特にグリーとかは創業に近いタイミングからだったので、
浜渦さんほどお金を使っていない。
自分や家族の生活だけだったら別に困らないので、
そのアドバンテージを手に入れてるんだったら、それを使おうということで、
ある種報酬なくても10年ぐらい働けるんで、
だったら5年、10年かけられることをしようっていうのが思って、
それをそのままのメルカリの役員に伝えました。
佐俣アンリ
結構劇場があるんですね。
青柳 直樹
青柳さんすごい熱い方なんです。僕は初めましてなんですけど、
もっと冷静で淡々でめちゃくちゃパッションがあられる方なんだなと思いました。
濱渦 伸次
極力そう務めてるんですけれども、
これってときは大きいテーマ、誰とやる、何をやる、そこで決めようみたいな形で、
グリーンに入ったときが絶対モバイルインターネット来る、
田中さんや山岸さんや藤本さんと一緒にやったら、
別に事業が何であっても成功するみたいな、
今リスク取れるから、投資銀行でうまくいって、
すごいたくさん報酬をもらう前にやめてしまおうと思って、
それが人生でした決断で結構いい決断だったんで、
この決断のパターンはいいなと、あんまり細かいことはいろいろ考えるんだけど、
最後はこのタイミングってときにちゃんと決断を下せば、
あとはどうにかうまくいくよっていうふうに思っているんで、
それだけを実践するようにしています。
佐俣アンリ
ちなみに僕、13年前の起業したときの初期のエンジェルが親木さん、
大先輩なんですけど、
濱渦 伸次
本当にありがとうございます。ご縁をいただいてよかったです。
佐俣アンリ
でも、この半年とかも久しぶりで日に日にエモーショナルになっていってますよね。
濱渦 伸次
なんか自分では気づいてないんですけれども、
いろんな人から本当に今まで付き合ってきた中で今一番元気ですねって言われます。
輝いてますね。
いや、ありがとうございます。
佐俣アンリ
ちなみにさっきこのままで自分がふと見たときに絶望するって言ったんですけど、
ニューモでどこまでの景色が見れてたらある程度自分の人生やったなって思えるって今なんかあります?
濱渦 伸次
いや、なんかそれ尽きないなっては思っていて、
まず少なくとも大きく規制が動いて、
自分たちが実現したいなって思ってて、
それがグローバルに対して遅れをとっているみたいなところはすぐにでも解消していきたい。
ただ、もうすぐ自動運転の時代も来るし、
それが来た時の街の在り方とかも変わっていくんで、
きっとこのテーマは10年やり続けても飽きないんで、
今はそこはもっとその先が想像すると、
自分の中でのここまで行ったらみたいなのは設けられてないですね。
佐俣アンリ
ありがとうございます。
じゃあ最後なるいさん。
成井 五久実
今回2回目の挑戦に当たり、とにかく経済的にインパクトがあり、
佐俣アンリ
じゃあナンバさんに憧れると2、3000億って考えて今やってるっていう。
成井 五久実
はい。買収されたベクトリー、その子こそ私も浜松さんと一緒で、
ロックアップ1年だったんですけど、結果5年いたんですよね。
それは本当に楽しいからで、実はその当時子会社上場をやれっていう風に西江さんから言われていて、
お前のとこに買収したメディア全部くっつけるから、
5社統合だから、垂直で上場できるからって言われて、
あっ、そっかーと思って、安直に手を出したら、
蓋開いたら全部赤字の会社で。
佐俣アンリ
まあ、押し付けられたと言いませんかね、一般的には。
成井 五久実
宇宙の栗を拾いながら5年間いたんですけれども、
本当にマイナス5000万円の赤字経営からのスタートを、
一応1年で10億の売り上げのエイリー1億までV字回復をさせて、
一応そのある意味10億、20億の壁っていうのは見えたので、
そんな時にナンバさんを思い出して、
あれ20億の会社作りたかったんだっけなっていうのがきっかけでした。
ありがとうございます。
佐俣アンリ
やっぱり意外と皆さんエモーショナルな先人たちの刺激みたいのがあるってことですね。
なるほど。
じゃあちょっとここからいろんな方が今回いらっしゃると思うんですけど、
佐俣アンリ
じゃあ事業って一方でどういうふうな見立てで今回やるって決めたんだっけっていう、
ちょっとその事業探索をどういうふうにしていったかっていうところのノウハウを
なんとなくシェアできればなと思うんですけど、
今回の事業、濱口さんは何なんですかね、この事業は。
青柳 直樹
いやいやいや。
佐俣アンリ
僕いまだに一言でやっぱり言うのはすごい難しい事業だし、
結構オリジナルな企業で、これどういうことを考えながら探索していったのか。
青柳 直樹
企業化ってやっぱり飽きやすいっていうのもあるんですよね。
新しい社員を常にしたくなっちゃって気が散っちゃうみたいなところがあるのも
1回目の企業で学んだことで、なので一生続けられるかどうかっていうのをテーマに選びました。
その方がすごく自分の情熱がいくし、
ノッタホテルっていろんな拠点、今7カ所作って次14カ所なんですけど、
毎回新規事業なんですよ。
土地も一個一個違うし、作るものも一緒に作るクリエイターも違うので、
毎回楽しい。続けられる。
自分のモチベーションが続けば、もっと会社長く続けられる。
それこそグリーンの田中さんとか前澤さんと話した時に、
やっぱり成功するには20年頑張らないとダメだよねって言われて。
佐俣アンリ
この20年って何なんですかね。
青柳 直樹
いい会社は時間がかかるんですね。
シンプルに。
佐俣アンリ
アホ役さんめちゃめちゃうなずいてますね。
濱渦 伸次
本当そうですよ。
下準備もそうだし、グリーンの10年20年って話も、
メルカリも10年かけてたどり着いていて、
やっぱりずっと飽きずにいられるか、
それだけ大きいテーマ、大きい市場かっていうところは、
2回目3回目だからこそ、
ちゃんと自分が10年後もやっているイメージが持てるものを選ぼうっていうのは
聞いていてうなずきました。
佐俣アンリ
その中で、ノットワホテルというのはどういう着想なんですか。
青柳 直樹
僕が欲しかったものを作った感じです。
全然参考にならないですね。
佐俣アンリ
何にも再現性がないな、ちくしょう。
自分が欲しいものって話と、