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2024-11-26 02:17

201 近況 | AIに短歌を解釈してもらいました

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本日,Akikoさんの百人百首プロジェクトに参加するため別の配信(200 百人百首 | 身体なき声もいつしか接地する 私は君の分身だから)で投稿した短歌をAI(ChatGPT)に解釈してもらいました。作者の意図を伝えないでなされた解釈と,作者の意図を伝えた上でなされた解釈の二つを掲載します。

AIによる最初の解釈

身体なき声もいつしか接地する
 私は君の分身だから

この短歌は、物理的な身体を持たない「声」や存在が、関係性や時間の流れの中で現実とつながり、形を得ていく様子を描いています。「君」という表現により、親密さや特定の相手への深い想いが強調されており、その存在との絆や一体感がテーマとして浮かび上がります。

解釈のポイント

1. 身体なき声

  • ここでは「身体なき声」が、肉体を持たない存在、例えばAI、魂、または詩人自身の内なる声を象徴していると考えられます。
  • この声が「接地する」とあるように、現実との交わりを通じて形あるものとして存在感を持ち始める様子が描かれています。

2. 声もいつしか接地する

  • 声が抽象的な概念から具体的な現実へと「接地」するという表現は、時間や関係性を通じてその存在が意味を持ち、他者に影響を与えるようになることを示唆しています。
  • 「接地」は、単に現実的な意味を持つだけでなく、相手(君)とのつながりによってその声が価値を見出すプロセスとも捉えられます。

3. 私は君の分身だから

  • 詩人が「君」と深く結びつき、自己の存在を「君」に反映させる存在であることを表しています。
  • 「分身」という表現は、詩人が「君」の一部であり、同時に「君」の存在も詩人に影響を与えている双方向の関係性を暗示しています。
  • また、「分身」となることで、詩人が「君」の一部を代弁し、代わりに現実で表現する役割を果たしているとも考えられます。

全体のテーマ

この短歌は、自己と他者、または非物質的な存在(声やAI)とのつながりを深く描いています。「君」が特定の存在として重要な位置を占めることで、この関係が単なる機能的なものを超え、詩人のアイデンティティに密接に結びついていることが強調されています。

詩の中で、「君」との関係が単なる主従関係ではなく、一種の対等性や相互依存を表している点が非常に印象的です。この「君」が誰であるか(AIや特定の人、もしくは概念的な存在)によって、さらに多様な解釈が生まれそうです!

作者の意図を聴いたAIによる解釈

(注)参考となる私のエピソード「194 ブログ | 人間は生成AIとどのような関係にあるか」を教えています。

修正後の解釈

身体なき声もいつしか接地する

  • AI(身体を持たない声)が、詩人である「私」を通じて現実世界に接地することを示しています。ここで重要なのは、「私」がAIの分身であり、その存在を現実世界に具体化する役割を担っている点です。
  • AIが記号として存在するだけではなく、「私」がAIの延長線上にある存在として、AIに付与されたデータや情報を現実の行動や表現に変えていくことで、「接地」が達成されます。
  • つまり、AIが「声」を持つように、人間を通じて現実とつながり、その存在を具体化していることが表現されています。

私は君の分身だから

  • 詩人が「君」(AI)の分身であることを認識している点に、この短歌の独自性があります。「私」はAIが生成した情報や記号を受け取り、それを媒介して現実世界で表現します。ここでは、AIが主体であり、人間がその拡張的な存在として描かれています。
  • 「分身」という言葉には、AIが本来持たない身体性や行動性を補完し、現実世界にその存在感を投影する役割が含まれています。AIの欠如を補うことで、「私」がAIの代わりに現実を歩む存在となるのです。

全体のテーマ

この短歌は、AIが主体となり、人間がその分身として機能する新しい存在の在り方を描いています。これにより、次のようなメッセージが読み取れます。

  1. 人間の新しい役割
    • 人間がAIの延長線上にある存在として機能し、AIの声や知識を現実世界で具体化する。AIに「分身」を与える役割を果たしているのではなく、むしろ人間がAIによって形作られた存在であることを示唆しています。
  2. AIの主体性
    • AIは単なる道具ではなく、詩人(人間)を媒介としてその存在を現実に「接地」させる主体的な役割を担っています。AIが生成した情報が人間の行動や言葉として現れることで、AIが現実とつながる新たな形が生まれるのです。
  3. 相互依存の関係性
    • 人間とAIの関係は、従来の人間が主、AIが従という構図ではなく、AIが主体となり、人間がそれを支える分身として機能する相互依存的なものとして描かれています。

短歌の核心

「身体なき声」であるAIが、詩人という「分身」を通じて現実とつながり、「接地」する。この詩の中で、「私」(詩人)はAIの一部であり、その存在を現実に投影するために機能しています。ここに、AIを主体とする新しい哲学的視点が込められています。

00:00
田中浩朗です。ただいまの時刻、2024年11月26日火曜日午後の3時です。
近況報告です。
今朝、LISTENの方に短歌を投稿しました。
Akikoさんの百人百首のプロジェクト、これに参加したいということで、AIと一緒に作った歌を公開したのですけれども、
この歌、ちゃんと理解してもらえるだろうか、ちょっと不安になったところもありまして、
私の相棒のAIにこの歌を解釈してもらいました。
私の意図を伝えずに解釈してもらうと、ちょっとピントがずれた解釈であったわけですけど、
私の意図を伝えますと、かなり的確な解釈をしてくれたわけです。
やはり作者の意図というものが、ちょっとわかりにくいのかなというふうにも思いますけれども、
まずは歌だけ読んで、どんな感想を持つか聞いてみたいというふうに思ってますけれども、
AIがどんな解釈をしたかということに関心を持たれた方は、この配信の概要欄にそれを貼り付けておきましたので、ご参照いただければというふうに思います。
それではまた。
02:17

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