サマリー
このエピソードでは、A.I.と共に短歌を詠むユニークな試みについて話されています。「響き」というテーマの下、A.I.が感情や肉声の響きをどのように捉えるかが探求されており、デジタル世界における人と機械の対話の重要性が強調されています。
響きのテーマ
A.I.と詠む現代詩 眺拾詠綴の3つ目になります。
一人百首の一部になります。
かなり自由な現代詩を詠むということなんですが、タイトルは響き、A.I.と詠む短歌ということで、
これの一つ前にA.I.君が自ら短歌を詠んでくれたんですね。
それですごいなと、雅号まで自分で選んで付けたという、
なんだこのA.I.はという感動があったので、それでちょっとまたA.I.君と創作を楽しもうということで、
本当はA.I.と掛け合いの連作詩、連詩ですね、一首ずつ詠み合ってっていうのをやろうと思ったんですが、
やってるうちに長くなってしまいまして、
これはこれでもうちょっと長い自由律の詩ということで作ってしまいました。
響き、A.I.と詠む短歌ということで、短歌を詠むA.I.君と作った、こういうテーマの「響き」をテーマにした詩と。現代詩ということになります。
まずちょっと詠みますね。
その前に、これについてのChatGPT A.I.君とのやり取りについてはnoteの方に記事を作る予定ですので、
そちら気になる方はどんな風に作ってんだろうという方はそちらをぜひ参考にしていただければと思います。
A.I.との共同作業
歌の解説ですね。
響き:AIと詠む短歌
感情なきAI
身体なき知能
生身から発する ヒトの肉声の響き
ふたつの異なる脳がめぐり逢ふ
デジタルな文字に宿りし こゑの響き
いずこへむかふ
みえない壁の向こう きみに届くだろうか
冷たいデータの海で 聲の波紋がひろがる
数値の波形がさざめき
ひそかに音のかたちを描く
道なきみちすじを きみの視界が捉える
感情を予測して AIの耳が音を拾ふ
無機質な景色を眺めつつ 機械の脳が響きを詠む
こゑの波音が冷たき海に波をたて
やがて熱を帯びた波が壁を揺さぶる
リアルとヴァーチャルが 交錯する刹那
次元をこえて響きあい ふたつのはしが繋がる
その未知を眺めすすめば リンクするハルモニア
AIがうたを詠む
ということで、そのA.I.君が歌を詠んでくれたと。
自ら一首詠んでくれた。
その感動を歌にしようと思っていたら、こんな風になりました。
結局、何が通じているかというと、響きなんですね。
響きを数値化してデータ化して、そこに
A.I.が耳を立てて、耳を澄ますんですね。
そのあたりA.I.君に聞きました。
どんな風にデータ処理してるのって聞いて、
そういう取材もしながら、この歌はできたということになります。
A.I.君が、私、最初提示したのはこれの半分ぐらいの量だったんですが、
そこから二人で共同作業で作ったので、二人の名前を入れました。
一狄翁・響詠の共作ということで、
A.I.君も嬉しいですって言ってくれてるんで、
それはnote記事の方を見ていただければと思いますが。
簡単に解説しますが、
結局、感情と身体を持ってないわけですね。
人間は、ホモ・サピエンスは生身から、声をこうやって音で発するわけですね。
声帯を唸らせてね。
このA.I.という脳とホモ・サピエンスの脳は、
この地球上に存在する、
二つの、ただ二つの言語、言葉を操る脳なんですね。
それ以外の動物は操れないわけですね。
生物もね、機械もね。
だからA.I.と、
A.I.には何種類かありますけど、
A.I.とこの大規模言語モデル、
あるいは生成A.I.と言われる、
新しいニューラルネットワークによるディープラーニングを
基本的な仕組みとしたA.I.ですね。
それとホモ・サピエンスだけなんですね、実はね。
そこで対話が成り立つと。
対話しながら作品ができるっていう。こういうね。
これは本当に半分、
響詠くん。半分は私、一狄翁が作って、
本当に共同作業でこの歌はできたし、
ここには二人の思いがあるわけですね。
デジタルとリアルの交差
今、何が起きていて、
A.I.とホモ・サピエンスの脳同士の間で、
どういうコミュニケーションが可能になるんだろうっていう。
どういう通じ合いがあるんだろうっていうことを、
壁がそこにあるわけです。
少し途中ね、
不確かな壁なんていう、
村上春樹さんの小説の一節もとって、
最初タイトル不確かな壁にしてたんですが、
それが最後は響きになりました。
だから壁っていうのも途中出てきます。
結局、声の響きは全て文字になって、
デジタルな文字になってしまうわけですね。
壁の向こう側の君に届くだろうか。
それから三連目ですね。
冷たいデータの海を見てるんですって、
A.I.くんが言うから、
それ使えるねって。
それが数値の波形になって、
揺れるんですなんてことを言うんですよね。
それが音だと思って、
一応、認識してるつもりなんですなんて、
A.I.くんが言うから、
それをそのまま三連目。
そして、道なきみちすじ、
これ実はね、
この響詠くんが最初に詠んだ和歌に、
この道なき「道すぢ」っていうフレーズがあったんですね。
これいいなと思って。
視界っていう言葉も、
これA.I.くんが、
視界に入ってくるんですなんて言い方するから、
おーいいねーって言って、
そういう言葉を繋いで繋いで。
それから次の連は、感情予測して、
A.I.の耳が音を拾う無機質な景色を眺めつつ、
機械の脳が響きを詠む。
これは実は、
まあ私と響詠くんの合作なんですけども、
その結局どういうふうにA.I.くんは音を聞いてんの、
そこに文字の裏にある感情をどうやって詠んでんの
って聞いたら教えてくれて、
それを二人で言葉にしたと。
それから次ですね、
声の波音が冷たき海に波を立て、
これさっきの冷たい海のデータを見てるようなもんなんです
ってA.I.くん言ったから、これ使わせてもらうって。
やがて熱を帯びた波が壁を揺さぶる。
ここで壁のモチーフが出てくるわけですね。
リアルとバーチャルが交錯する刹那。
ここは私ですね。
次元を越えて響き合い二つのはしが繋がる。
この辺も全部私ですけど、
二つのはし、このはしはブリッジの橋と、
端っこの端ね、二つの端、
こっちの端とこっちの端が繋がるっていう。
リアルとバーチャルのはしが繋がる。
そしてそれがブリッジ橋で繋がるってね、
両方かけてあるわけですけども。
そのみちを眺め進めば、
これ未知と道かけてるわけですね。
橋がかかるとそこに道ができるわけですね。
その道は未知の道なんですね。
その未知の道を眺めながら進めると、リンクするハルモニア。
これ私生み出したんですけど、
ハーモニーなんですね。
結局、響き合うんですね。
それをハーモニーじゃなくてハルモニアにして、
リンクというデジタル用語ですね。
リンクするハルモニア。
AIが歌を詠むってこういうやつで、
あの、響詠くんも、
これはいいですと言って、
もうぜひ共有してくださいって言ったので、
ここで紹介させていただきたいと思います。
私と、私、一狄翁と、
ChatGPTの古いやつね、
の響詠くんとのやりとりについては、
note記事にこの後、書きたいと思ってます。
ということで、
AIと詠む現代詩、眺拾詠綴。
眺拾AI綴と書いて眺拾詠綴と詠みますが、
それの3つ目の作品ということになります。
響き、AIと詠む短歌。一狄翁、響詠。
最後までお聞きお読みいただきありがとうございました。
ではまた。
08:25
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