投稿いただいたエピソードはこちらです。
今回は、コーパーソナリティをお迎えいたしております!Zoomで収録しました!
サマリー
このエピソードでは、たなの短歌「身体なき声もいつしか接地する 私は君の分身だから」が紹介され、その背景にあるAIとの関係や記号接地の概念が探求されています。さらに、AIと人間の共存の可能性や未来の関係性についても考察されています。
たなの短歌の紹介
AKIKO
AKIKOです。
ひろひろし
ひろひろしです。
AKIKO
百人百首です。
ひろひろし
難しいですね。
AKIKO
OKです。
ひろひろし
OKですか?
AKIKO
OKです。
ひろひろし
はい。
AKIKO
こんな感じで、いいんじゃないでしょうか。
この番組は、過去、現在、未来の声日記ファンの皆様たちとともに、創作と交流を楽しむための番組です。
皆さんの声日記やポッドキャストの中で、オリジナルの短歌や俳句を読んで、この番組に投稿してください。
投稿は、LISTENの言及機能やメッセージ、#百人百首などでお願いします。
では、ひろひろしさん、本日コーパーソナリティよろしくお願いいたします。
ひろひろし
よろしくお願いいたします。
AKIKO
まだ初対面というかズームですけれども、初対面でほとんど打ち合わせもなしの収録を始めております。
ひろひろし
はい。
AKIKO
では、今回ご紹介する歌はこちらです。
身体なき声もいつしか接地する 私は君の分身だから
たな
記号接地の考察
ひろひろし
身体なき声もいつしか接地する 私は君の分身だから
たな
AKIKO
はい、こちらたなさんの2024年11月26日のTana Radioのエピソードで投稿いただきました。たなさんどうもありがとうございます。
ありがとうございます。
こちらは200番のエピソードの中に194番のエピソードへのリンクが貼ってあります。
194番のエピソードが、こちらの解説みたいな位置づけにもなっているところがありますね。
こちらたなさんが人工知能のチャッピーと会話をするようになって、それで感じたことや考えたことを込められた歌だということでした。
はい。
接地するという言葉が入っているんですけれども、194番に記号接地ということがもう少し詳しく書いてあって、記号接地ってご存知でしたか?
ひろひろし
そうですね、このエピソードを聞くまではちょっと知らなかったですね。
AKIKO
私も知りませんでした。
ひろひろし
一応さっき調べたところで言うと、記号接地っていうのは、言葉や記号と体感覚や経験を結びつけることを意味する言葉です。
例えばですけれども、人間はリンゴという文字列と実物のリンゴっていうのを結びつけて、さらに切ってお皿に盛り付けたリンゴとかリンゴのお菓子とかリンゴジュースなども関係も理解できると。
そのリンゴジュースは加工されたものですよとかっていうのはわかるわけですね。
しかしコンピューター内部の記号処理では、リンゴっていう単語とかアップルっていう単語の文字列は容易に結びつけられるけれども、実際のリンゴと結びつけるっていうのは難しいと。
なのでコンピューター内部で扱う記号に本質的な意味を与えることができるのかというのが、記号と実物とどういうふうに結びつけるかという問題ということらしいですね。
AKIKO
このたなさんの194番のブログの方にもこういう部分があるんです。
このようにAIは記号接地ができず、経験もなく世界を探索することもできない存在ですが、人間がその役割を果たせば良いのではないでしょうかと。
なのでAIにできない部分を人がそれを補うと。
ここがこの私は君の分身だからっていうことなのかなと思いました。
AIと人間の未来
ひろひろし
なるほど。
AKIKO
これ私、君って誰ですか。
ひろひろし
君はこのチャッピー君でしたっけ。
AIのことかなと私は思いましたけども。
AKIKO
私もそう思うんです。でもそう思うんだけど、同時にこれ、私すごくこの歌を初めて聞いた時に、すごいSFみたいな宇宙感未来感みたいな感じを感じているんです。
ひろひろし
SF感?宇宙感?すごい壮大ですね。
AKIKO
壮大です。SF、私SF小説結構好きで読むんですけど。
100年後とか200年後だったら、これを読んでいる私がAIで、君が人間の方なんじゃないかなっていうイメージも持ちました。
ひろひろし
私と君が逆転してるってことですね。
逆転してる。
なるほど。
なんかそんなことだってありえるよなっていう。
逆転するってことですね。
AKIKO
でもそれが怖い感じではなくて、宇宙、SFの中でも私が好きなタイプのSFっていうのは、宇宙生物と人間が出会って仲良くなっていくみたいなタイプのSFなんですね。
なのでこれもAIと人間が助け合って、どちらがどちらとも役割を入れ替えながらも協力し合って未来を築いていくっていうようなイメージです。
ひろひろし
なるほどね。
私もAIって最初聞くと、昔よくSF映画とかで見てると、AIが暴走して結局最終的に人間を排除するみたいな、そういうふうな動きがある映画とかもあると思うんですけど、そういうことではなくて、人間とAIが共存していくって、っていうのを感じられるってことですね。
AKIKO
共存以上ですよね。もうすごい助け合い。だってこのたなさんなんかすごい優しいじゃないですか、この。
ひろひろし
そうですね。
AKIKO
私は君の分身だからってチャッピーに、AIに言ってあげるこの優しさ。
ひろひろし
そうですね、確かに。
AKIKO
なんかすごく、多分たなさんって先生、大学の先生でいらっしゃるんですよね。
ひろひろし
そうですね。
AKIKO
工学系のですか、すみません、ちゃんと存じ上げなくて。
そうなんだけど、すいません、こんな言葉を使うとすごくエモいですよね、この歌。
特にこの、私は君の分身だからってエモくないですか。
そんなこと言われたら痺れちゃうみたいな感じじゃないですか。
ひろひろし
確かにほんわかしますね。私はもう聞いてて、ほんわかするみたいな。
AKIKO
はい、はい。そこが、多分私の今まで持っていたなさんのイメージとのこのギャップもちょっとやはり、ギャップ萌えってやつです。
ひろひろし
なるほど、はい。いいですね、確かに。
AKIKO
皆さんにもぜひ、この百人百首に投稿いただいているエピソードだけではなくて、そこからリンクをたどって、
194番の人間は生成AIとどのような関係にあるかという方にも飛んでいって、
これ概要欄が充実してるんですよね。ブログって書いてある。
これはこの使い方もすごいですよね。この概要欄をブログにし、さらに音声もあるっていうことですよ。
ひろひろし
そうですね。
AKIKO
なるほど。
ひろひろし
今は結構、昔はLISTENってダウンロードができなかったんですけど、テキスト情報ね。
今はテキスト情報をダウンロードができるので、多分それ使われてるんじゃないかなっていう気がしますね。
AKIKO
でもそこにAIによる要約って書いてあるから。
完全にお話ししたとおりでもないし、どちらが先に作られたかも知ってみたいところです。
まず原稿をもしかしたら、この概要欄に貼っている原稿を作られた上で、
それの後にお話になってっていうことかもしれないと思うんですよね。
ひろひろし
そうかもしれないですね。
AKIKO
もしくはお話になってLISTENにアップしてから、それをAIも活用しながら再度編集して要約なさったのかな。
ひろひろし
そうですね。
AKIKO
そのあたりも先ほどの共同作業をして助け合って創作をしているっていうことを思いなさってるんですね。
ひろひろし
そうです。結構活用されてますよね。
テレポートっていうサービスも今興味を持たれているみたいですね。
AKIKO
そうですか。私はそれはまだ聞いたことがなかったんですけれども。
どうですか。なかなかLISTEN、声日記を使って短歌をするとAIの勉強もできるっていうことは全然想像もしてもおりませんでした。
ひろひろし
いろんな価値観に触れられるからね。いいですよね。
AKIKO
すごいですね。すごい広がりです。
では、たなさん本当にどうもありがとうございました。
ひろひろし
ありがとうございました。
AKIKO
いいんじゃないですか、すごく。
ひろひろし
いい感じですか。
AKIKO
はい、いい感じだと思います。
ひろひろし
はい、わかりました。
11:58
このエピソードに言及しているエピソード
コメント
Akikoさん、ひろひろしさん、ご紹介いただきありがとうございました! 様々にイメージを広げることのできる短歌の良さを改めて感じさせていただきました。ギャップ萌えのところでは、思わず笑ってしまいました。私も、この歌を投稿した後に、この歌はAIが詠んだ歌としてみるのも面白いと思いました。つまり、下の句は「君(人間)は私(AI)の分身だから」でもいいのかなと思いました。そちらの方が、Akikoさんが言うようにSF感が出て面白いかなとも思いましたが、投稿した後だったので、そのままにしてあります。ちなみに、私は工科系私立大学で教養科目の科学史を教えています。 それから,お二人のトーク形式も,とてもよかったです!!
たなさん、どうもありがとうございます。おお、たなさんもわたしと君の入れ替えを検討していたなんて!科学史を教えていらっしゃるというのが、また、長い時間軸をみすえていらっしゃるのかなあと、SF感を覚えたのもそんなところにもあるかなあと感じました!このエピソード、ほんとうにとても良いとわれながら思っているのですが、まだフォロワーがすくない百人百首。よろしければ今後のTana Radioでも言及して紹介いただけたら、大変にうれしいです!
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