自信のなさとちょい足し
- こんばんは、しょうさん。- はい、のやぎさん。
- 最近、ちょっと気づいたことがありました。- ええ。
- ええと、なんか食べに行くじゃん、ご飯を。- うん。
で、味付けを、なんだろう、調味料ちょっと足すとか、
局面あるとするじゃないですか、サラダにドレッシングかけるとか、醤油かけるとか、
- そういう時に、一発で適量かけられない。- ほう。
例えば、一周すっとかけますと。
- ちょっと足りないかなと思って、ちょっとかけます。結果濃いのは。- うん。
でも、このちょっと足すのってさ、なんだろうね、人生への自信のなさの現れないかな。
- うーん。- 一発でいけばいいじゃん。
- うん。- なんなら、一発でさ、いい感じにかかってる時もあるわけよ。
- ああ、このくらいでいいだろう、みたいな。なんかちょっと足りないかもな、みたいな。
- 思っちゃうんだ。- うん。で、ちょっと足すと結果濃いの。
人生、こんな感じ。
- 玉ねぎラジオ。- 玉ねぎラジオ。
- いや、私ちょい足ししないなあ。- 一発でいける派?
- 一発でいってずっと、あっ、薄いと思って食べてる。
- 足して2で割ろう。
あ、そしたらじゃあ今度から、俺塩さんのかけるから、塩さんは俺のかける。
- え、でも薄いんだよ、私の。あ、そしたら自分がちょい足しするから。ああ、なるほど。
- ちょうどいいんじゃない。塩さんはさ、俺がちょい足ししたくらいだからちょうどいいでしょ。
それでいこう。
- 何だろうね、あの感じ。自分を信じて一発でいけばいいんだけどさ。
- で、食べて足りなければ足せばいいじゃん。
- 普通はそうするよね。
- なんかもう初手の段階でさ、うーん、ちょっとあれか。
- って言ったらフンがもうね、余計なの。
- 何だろう、あれ。
- 何だろうね。私もちょい足しすればいいのにね、食べて薄かったんだから。
- そうね、そのまま突き進まなきゃいけない。
- なんかね、突き進んじゃうの。いいかなーって。このままでもいいかなーって。
- 健康的に言えば塩さんの方がいいけどね。
- そうね、でもね、薄かったなーっていう思い出しか残んないの。
- 楽しめない感じだね。
- そうそうそう。
- あれが苦手なの。カスタムできるラーメン屋さんとかさ、バリエーションがある食事、苦手なの。
- なんかお好みを選択して、辛い、濃い、脂みたいなラーメン屋さんあるんだけどよく。
- へー。
- そう、選択してさ、言って出してもらうんだけどさ、選べないと思う。無理無理って思って。
- あとその味変みたいなのもさ、一杯の途中で、良きとこでこれを入れるとこういう味になりますから、こうして、ここでこういう風にして食べてくださいみたいなの書いてあるの。
- もうね、始まった瞬間からね、これいつ?どのくらい?どのくらい?って思って、あ、こんくらいかな?って思って、違うかな?って思って入れて食べるじゃん。もうね、何も覚えてない。
- 難しいよね。
- ないの。だから一杯もうね、完成形で出してほしい。
- ほんとだよね。
- このルートで通って、うちはこの味だからっていうラーメン屋の方が好き。
- ほんとにね、難しいよね。
- 味変するのも美味しいけどね。
- 美味しいけどね、一回、一回だったらいい。あと分かりやすく一回。なんなら、替え玉の時にこれ入れてくださいみたいなさ。
- あー。
- 分かりやすい局面があればね、楽なんだけど、なんか良い感じの時とか、あなたのセンスでみたいな。
- 自由にしてほしくないよね。
- なんで俺、普通に食べに来たのに俺のセンスを試されてんだろうみたいなさ。あれ辛いね。
- あー。
- だからもうね、あのね、自由はありすぎて良くないこともあるよ。
- 自由って不自由だから。
- そう。
- マジで。
- 責任をともなく、この一杯を俺の責任で楽しまなきゃいけないって辛いのよ。不自由に生きたい。
- うん。
- もうね、これです。
- ガッチガチに決めてほしい。
- うちこれ。食べたい。
- ね。
料理の嫌いな作業
- あの、料理する時もさ、結構さ、レシピ通りにしようと思うんだけど、そのちょい足しをね、しないように気を付けてるんだけど。
- でも、するでしょ。
- 変わっちゃうからさ。
- ちょい足しするでしょ。
- 多分ね、してんだよ。
- いや、絶対してる絶対してる。
- できるだけ逃そうとしてるけど。
- いや、ちょい足ししてる。
- してる?
- うん。いつも思うもん、なんか。
- 味付けで。
- いや、なんか、見てると。
- うんうんうん。
- うん。
- これも入れようかな、みたいな。よくやってるもん。
- 結果ね、再現せないんだよね。めっちゃ美味しいってたまに言ってもらうじゃん。
- 次作れないでしょ。
- あの、それはもう、次作れないやつでーす。
- さっと作ったスパゲッティ系とかさ、もうね、二度と再現しない。
- 美味しいんだよ。
- アンチョビとか、ガーリックとか、塩味とか、あの系のパスタとか作るじゃん。
- もうね。
- 毎回違うもんね。
- もうね、一期一会ですから。
- うちはね、うちはね、出会いは一回ですから。
- いや、毎回言ってるもんね。
- あー、この間の方が美味しかったかもしんない。
- まあだって、次はさ、この間のを再現しようとして作ってるからさ。
- うん。
- やっぱね、そこは自由にいきたいよね。
- 玉ねぎまじょ。
- あのー、ちょっと足さないようにしてるっていうのが、こう、料理気をつけるポイントなんだけど。
- うん。
- 料理やってる時にさ、好きなパート、嫌いなパートあるじゃん。
- 切る、焼くとかね。
- 焼く。
- うん。
- 結構、嫌いなパートで言うと、なんだろ、ニンニクの薄皮剥くとか、割り切り苦手なんだけど。
- あ、そう?私楽しいな。
- 剥けないんだよ、手が乾燥してて。
- 剥けないから楽しい。
- あー。
- 集中できる。
- なんかありますか?嫌いな。
- 人参。
- 人参、嫌いな食べ物じゃん。
- 違う、人参大好きです。大好きなんですけど、人参をみじん切りにするとか、こう、千切りにするとか、すりおろすとか、ほんと嫌。
- すりおろすあれだけど、みじん切りとか、あのー。
- チョッパーね。
- チョッパーとかピーラーとか。
- あの、そう、使いたいんですよ、チョッパー。
- うん。
- あの、チョッパーの音聞くと、あの子らが、子供らが、はーって言ってくるじゃないですか。で、一人で料理したい時もあるわけ。
- うん。
- バーって作りたいって時に、やるーっつって。
- チョッパーお手伝いしやすいから。
- で、僕もやるーっつって、喧嘩がそこで始まるわけ。で、踏み台持ってきたりとか、包丁ここ溶かしてとかさ、やりたくない時もあるじゃん。
- あーね。
- チョッパー使いたくない時は。
- さっさといきたい時あるからね。
- あの、みじん切りほんと嫌い。
- すりおろしはね、
- すりおろし、にんじん硬いからさ。
- 硬いけどちょっとクニクニしてない?
- で、絶妙にすりおろし力低い野菜だよね。
- そう、なんかねー、にんじんは大好きなんだけど、にんじんを切ったりってそういう加工する時、
- うんうん。
- 嫌いですねー、苦手ですねー。
- あと、チョコの湯煎。
- 溶けないから。
- そう。
- 高温でやっちゃうから。
- いけないんだと思われ、分離しちゃったり。
- 味が変わるんだね、きっと。
- 繊細だからね、チョコレート。
- でもでもでも、イライラしてくるの。
- 早く溶けろし!
- もう嫌だ!って。
- 優しさのゴンゲンみたいなチョコレート。
- はーってとか。
- 早く溶けろー!つって。
- そうそうそうそう。
- やってるのね。
- そう。
- チョコレートねー。
- チョコは確かになー。
- なんかありますか?
- ある。
冬の料理に対する苦手意識
- 嫌いな。
- 嫌いなっていうか、これ嫌いなのかな。
- 冬の料理が嫌い。
- え、台所が寒いから?
- いや嘘じゃなくて、冬ってさ、時間かかるじゃん。
- お湯沸かすにも炒めるにも寒いから。
- あーでも暑い!
- 夏の方が嫌じゃない?暑いのに暑い日使ってる方が嫌じゃない?
- いやなんかその、なんて言ったら、食材が常温に戻らないからなんかな。
- なんかいつもよりいろんなことが時間かかる気がするんだよね。
- まー。
- だから料理するなら冬以外がいいなって思ってる。
- 寒いのはそんなに。
- そう。
- あの冬場って水超冷たいじゃん。
- うん。
野菜の洗い方の議論
- 野菜洗いたくないね。
- あの野菜ってさ、どれをどのくらい洗ってる?
- なんか土が付いてたら、その土落とすとか?
- キノコは?
- 洗うキノコと洗わないキノコがあるよ。
- 洗うキノコでもさっくらい。
- キャベツは?
- キャベツ?キャベツ結構ある。
- 結構っていうか、しっかり葉の隙間とかに水が入るように。
- 白菜は?
- 何?
- なんかどこだったっけな、この野菜は洗う洗わないみたいになって。
- キャベツはなんかね、外側をパキッてやれば洗わなくていいですよ。
- へー。
- あのスーパーで買ってきてるやつは?
- あ、スーパーでね。
- あの有機野菜とか。
- あ、虫いるもん。
- 白菜も表面のやつを取れば大丈夫ですとか書いてあって。
- 意外と野菜は洗わなくてもいけるって書いてあるんだけど。
- スーパーに並んでるやつはね。
- ある程度ね、検品されてる。
- あとは気持ちの問題でふさっと洗ったりする。
- でも洗うと水切らなきゃいけないじゃん。
- 野菜の水切る作業が私は割と。
- そう、あれ欲しいな、水切るやつ。
- ういやー。
料理中の苦手な作業
- フィーってやつ。でもあれも子供きっと飛んでくんだな。
- そうだな、楽しそうだもんな。
- 回すってだけで楽しいもん。
- お手伝いとしては楽だし。
- あとトップレベルで嫌いな作業って言ったら、
- ネギをみじん切りする。
- なんで?
- 包丁にめっちゃくっつくじゃん。
- ネギ?
- ネギ。
- あー。
- で、なんかいろんなとこ飛んでくじゃん。
- キュウリみたいに?
- あ、キュウリも嫌い。キュウリもね、なんか、
- キュウリコロコロ飛んでくじゃん。
- あいつね、絶対シンクに行くんだよ。
- そうなんだよ。
- あいつね、あそこがホームだと思ってる。
- なんで転がるのって。
- それはある。
- 一回そのネギをさ、すんごいイライラして、
- 全部全部切ったらさ、
- 一つね、ネギロードができてた。
- 一番下だけ切れてなくて。
- ネギって、なんか散らばるのが嫌だな。
- いろんなところにポロポロって。
- それがちょっと嫌かも。
- 玉!
- ネギ!
- ラジ!
- 激しいもんね、のやぎさん。
- 料理するとき。
- あの、水とかさ、激しいよね。
- 水は、慎重もある。
- すっごいビチョビチョになる。
- え、そんなにビチョビチョになるっていつも思う。
- もうちょっと水蒸気を和めればいいのにとかさ、
- 思うのいつも激しいなって。
- 最近でもね、思ったの。
- ちょっとやってみたくてもやりたくないやつなんだけどさ、
- やっぱり本当に、料理経験値で言うと、
- 土日しかやっぱりやらないというか、やれないというか。
- 仕事のときとかは、安野秀さんやってくれてるから土日やるんだけど、
- やっぱね、厨房を流れるように回すっていうスキルは、すごい。
- なんかね、さっきの水とバーッと見たらあるじゃん。
- もうね、効率的にやってるつもりなんだけど、
- お湯沸くまでやれやれなきゃ、あ、こなきゃっていうことを、
- 流れるようにやってるつもりで結構バタバタやってるから、
- もう食材も飛ぶわ、水も飛ぶわ、ギリギリだわ、
- 結局沸いたお湯、お湯沸くまでにこの作業やろう間に合わなくて、
- 一旦お湯止めてみたいなことをやってからなんだよね。
- いやー、そっか、わかんないけども、激しい。
- 料理の鉄人くらいの効率でやりたい。
- 床にいっぱいキャベツ落ちてるさ、あれなんであんなにキャベツ落とすの、床に。
- そんなに俺キャベツ使ってないから、おじいさんじゃないですか?
- いや違う違う、いつも思うの、野薙さんが料理した後、
- キャベツじゃなくてもいいんだよ、でも根確率でキャベツなんだけど。
- キャベツ落ちてるなーって思って。
- なんだろう、落とした時拾ってるし、何なら料理のあたり掃除もしてるんだけど。
- いや落ちてるよ。
- 隠れキャベツ。
- 落ちてる落ちてる。
- そっか、あと何だろう、苦手なこと、あえて苦手だな、めんどくさいなって言うと、今揚げたこのくらいかな。
- 私は人参は嫌い。でも子供たちが食べるから、
- 何なら地南部唯一食べる野菜、人参だから、めっちゃ出すんだけど、人参の何々みたいな。
- ずっと嫌いって思いながらやってる。
- まあ、嫌いな作業も楽しんでやれるといいよね。
- そうね。
- 人参を楽に切れるみたいなことを探してみるわ。すり下ろすのはむずいけど。
- まあ、直刃使えばいいんだよ。
- やっぱり2個くらい野菜の水切れるやつ買っておいてさ、ひたすら野菜の水切りさせておいて、料理中ずっと。
- そうね、レタスとかを洗ってこれをまとめて。
- やっぱり一緒にやるのは楽しいからさ。休日とかは急がないから一緒にやれるけど、平日は難しいじゃん。
- ここで終わらせておかないと、あと日引くってあるから。ひたすらレタスを回させておく。
- そうね。
- 水切れたレタスがそのまま食卓に並ぶから。
- そしたら、3人でレタスレタスチョッパーで、わーって言ったらいいのではないでしょうか。
- そうですね。子どもたちはレタス食べないんだよ。大人が大量のレタスを食べることになりますけど。
- いいと思う。体にいいし。大量のレタス食べていきましょう。
- はい。
- 嫌いな作業なんかやるって言ったら楽しくやるくらいしかないんかな。何とかしてね。
- うーん、そうね。
- 頑張らないといけないか。
- まあ、おいしいご飯食べるのは好きだから。
- 料理は楽しいからね。おいしいし。
- やりますよ。切りますよ。
- できるだけキャベツを落とさないように。
- 水量を少し弱めて。
- そんなにビッチョビチョのつもりないんだけどな。
- だってキッチンのタオルとかビッチョビチョだもんね。
- でもあれ拭くためにやるんでしょ。
- 水切らないよね。
- 切るって。だから手にね、手がさ、もう刺してよ。止まないのよ、水が。
- いやでも、ありえないくらいタオルビチョビチョになるでしょ。
- もうね、弾かないの。常にまとってるのよ、お水は。
- そうか、分かった。まあタオルくらい買いますよ。
- タオル、自分で買えるよ。
- 最近だってもう、自分用のタオル持ってくる。料理の時のための。
- それがいいね。
- 楽しんでいきましょう。ありがとうございました。
- ありがとうございました。