第54回 界隈と建築 〜界隈って、なんだ?〜
2026-10-09 17:51

第54回 界隈と建築 〜界隈って、なんだ?〜

「界隈」という言葉の流行が気になったシュンからの発案テーマ!果たしてこんな抽象的な言葉が建築につながるのか?「推し」「炎上」など他の流行語にも触れていきます。


●界隈という言葉が流行してる

・インスタで見かけた「自然界隈」

・建築関係者=建築界隈?

●言葉の持つ曖昧さの強み

・境界線が明確じゃない

・コミュニティともまた違う

・グルーピングではある

●界隈の語源

・もともとは近所、周辺を指す

・SNSを主流に、共通の趣味嗜好を持つコミュニティを指すように

・もとは建築に近い使い方だった

●クラスターも近い使われ方

・「推し」も最近出てきた言葉

・「担当」の方が範囲が狭かった?

●流行語の持つ時代性

・曖昧な境界を時代が求めてる?

・人間同士の関係性が起点になってる?

・直接会うことのない人との関係性が生まれた

●界隈はクラウドっぽい?

・朝井リョウ「イン・ザ・メガチャーチ」から

・視野狭窄の主観と客観の関係性

・界隈をターゲットにしたマーケティング

●個々人でありながら独りじゃない

●界隈性を持つ空間はありえるか?

・路地裏や商店街のようなゆるやかさはひと昔前

・もっと日常的な言葉になると、逆輸入もありえる?

●SANNAAの建築のもつ曖昧さとの違い

・分ける/繋げるの操作が設計の本質?

・自然の介入によって空間が変わる?

●建築の話題も「炎上」する時代

・建築の捉え方はたくさんある

・炎上も最近小さくなってきてる

・実世界で山火事が増えている

●空間に落とし込んだらシリアスな議論に

・社会学の専門家のお話も聞きたい

・伊東豊雄も「カオス」というテーマから建築を考えた

●流行りの言葉も羽を伸ばしてキャッチアップしていこう

・誰かの「推し」になりたい

・羽休め界隈を作りたい


感想

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サマリー

3人は、近年SNSで広がる「界隈」という言葉の意味と、建築との接点を話します。もともと周辺地域や近所を指した言葉が、自然界隈やK-POP界隈のように、境界の曖昧な趣味・価値観のまとまりを示すようになった背景を考えます。「クラスター」や「推し」と比較しながら、直接会わない人同士も含む、個々人でありながら一人ではない関係性が語られます。朝井リョウの『イン・ザ・メガチャーチ』を手がかりに、界隈を対象にしたマーケティングや、のめり込みが大きな消費につながる構造にも触れます。 建築では、路地裏や商店街のような従来の「界隈性」と、SNS時代の曖昧なつながりとの違いを検討します。SANAAの境界を明確に区切らない空間や、植物・自然が介入することで生まれる雰囲気を例に、分ける・つなげるだけではない空間のつくり方を考えます。建築作品の炎上とネット上の炎上、現実の山火事を並べ、正解のない空間を提示する難しさや、社会学・人類学から流行語を読み直す必要性も話題になります。最後には、建築と流行語を継続的に結びつけ、「羽休め界隈」のような緩やかな場をつくりたいという展望が示されます。

「界隈」という言葉の広がり
トーク・オン・キャノピー 〜羽休めの建築雑談
このチャンネルは、大学の同期で、それぞれ建築関係の仕事に携わるマキ、シュン、トッキーの3人が、毎回一つの日常のテーマと建築の接点を探りながら、雑談するトークバラエティです。
はい、じゃあ、今日のテーマは、シュン、何ですか?
今日は、界隈と建築というタイトルでやってみようと思います。
界隈?
界隈って、めっちゃ聞かない?最近。
何でも界隈つけてOKみたいなさ。
もともとは、東横界隈とか、フリースター界隈とか、プロキャンセル界隈みたいなさ。
あまり良くなさそうな。
そうそう、良からぬ、あれについてた言葉だけど。
最近、インスタ見てて、自然界隈って出てきたわけ。
なんだそれ。
この前さ、高尾さんに行こうってなって、彼女と。
高尾さんのことちょっと調べてたの。
インスタとかで調べるじゃん。
自然界隈にオススメみたいな。
自然界隈って何?と思って。
自然好きな人のことを多分言ってんだけど。
自然界隈って変な言葉だなとか思いつつも。
人間なんだね。
認知できる幅が広い言葉として、多分界隈って使われてて。
でも、言葉の響きとかも良さがあるなって、なんとなく思っててさ。
我々もこのポッドキャストでさ、建築関係者とそうでない人たちみたいな言い方をするじゃん。
関係者って言葉が結構長いじゃん。
それを建築界隈って言ってしまえば結構言いやすいみたいなさ。
なるほどね。
でもさ、自然界隈ってさ、自然好きな人ってことでしょ。
自然の仕事じゃないじゃん。
自然の仕事じゃない。
って言ったら、もっとさ、境界線がなくてないじゃない。
その曖昧さが強いんじゃないかっていう。
生き残ってる理由としてね。
なるほどね。
日本人は曖昧好きじゃん。
その緩さがすごいなっていうので、建築と何かこう。
領域を表すポイントの言葉、界隈っていうと。
だけどまあ、領域というよりはグルーピングというか、コミュニティまで行かない。
その両者間でやりとりはしてないけど、まとめて呼ぶときの言葉。
なるほどね。
みたいなので、界隈強いなみたいな。
界隈って何だろうみたいな。
界隈って何だろうね。
語源、界隈の語源は何だったろう。
界隈の語源ね。
界隈ってもともとある言葉だよね。
あると思う。
グルーピングなんだけど、そこまで強い境界線があるわけじゃない感じがするというか。
自然界隈、多分その自然に対して月の度合いが多分、どれぐらいでも界隈として言えちゃう。
そういうことね。
だと思う。
もともとは、その周辺地域、近所を指す言葉。
そうだね。
界隈性みたいなのが言うと思う。
2点のSNSを中心に、共通の趣味、価値観、行動パターンを持つ人々の集まりやコミュニティを指す言葉として多用されている。
K-POP界隈。
さっきも言ったけど、プロキャン界隈ね。
プロキャン。
ポッドキャスト界隈とか言ってもいいわけない。
確かに。
ありそう。
そうだよね。
ありそうだよね。
ありそうだと思う。
界隈・クラスター・推しの時代性
それなんか面白いなと思って。
どうやって建築に繋がるかぶっちゃけわかんない。
見切り発車スタートなんだけど。
語源というか、もともとの意味でいくと結構建築寄りじゃん。
周辺地域とか近所。
だけど現代語の界隈になった瞬間に建築から離れるっていう。
離れていって。
現象が起きている。
一個中小的になってる。
クラスターって言ってる時代もなかった。
クラスターは。
多分SNSだけだと思うけど。
ちょっとオタク用語っぽい感じだよね。
何何クラスターみたいな。
言うかも言うかも。
最近なんかで見たら、
推しって言葉が生まれる前に、
その推しに当たる言葉は何だったのかみたいな。
推しも最近だもんね。
推しの担当とかのアイドルとか。
誰誰担当。
でもそれって結構アイドルとか、
誰の担当とかで選択肢が限られるけど、
推しっていろんなデザイナーとか。
誰でも推せる。
誰でも推せるじゃん。
どんどん拡張してる。
推しなくて良くなった。
こっちもこっちもこっちもやって良くなった。
っていう良さ。
その分全てにお金をかけてもらえる。
っていう裏もあるなってちょっと今思ったけど。
そういう言葉自体が流行るっていうこと、
そのものがもう時代性に繋がってるのかな、
みたいなのは何となく思ってて。
建築って社会とも繋がっていくものじゃん。
って考えると世の中はその界隈みたいな、
曖昧な括りみたいなのを求め始めてる時代なのかな、
みたいなのを何となく感じるんだよね。
SNS時代の緩やかなつながりとマーケティング
多分そもそも界隈っていう言葉を聞くと、
元々はインターネットとかSNSとかそういうものがなかった時代っていうのは、
やっぱり人間同士の関係性って対面でしかなかったわけじゃん。
だからそれが界隈だったのかなって感じがするけど。
でも今はSNSとかで趣味を共有できるっていうのが、
それこそSNS上で出会った共通の趣味を持つ人みたいな。
会う場合もあれば会わない場合もあるわけじゃん、一緒。
だけどSNS上ではみんなお互いその辺は知ってて、
それが一つのコミュニティーになってるみたいな、ゆるっとした。
それが具体的な人の形をしてないからこそ、
いなくなったり増えたりするっていう。
だからもう界隈ぐらいの緩やかなグルーピング?
グルーピングでもないんだよね、きっとね。
でもない感じだよね。
グルーピングしてない良さがあるんだろうね、その言葉には。
何か個々でありながら共通性のあるみたいな。
グラウドっぽいのかな、その気持ち。
その前小説で本屋大賞を取ったアサイリョウの
インザメガチャーチを読んだわけ。
あれは結構オシカツみたいなところがテーマだった。
オシカツの宗教性みたいな。
それによって生まれる福神のシアの教策みたいなのが
ザクリュウトのテーマだった。
教策。
そう、シア教策が実は幸せを作るみたいな。
作ってる人もいて、それを旗から見ると幸せには見えないみたいな
ちょっと皮肉めいたテーマなんだけど。
そこでも界隈みたいなものは何となく感じるなとは思ってて。
福神の結集したちゃんとしたグループではないんだけど
同じようなことを考えている人たちが
世の中にいることを集約して
一つの巨大なマーケティングが動くみたいなストーリーなんだけど
それすごい面白い。
だからマーケットはグループをターゲットにするんじゃなくて
界隈をターゲットで生きるっていう
確実に考え方があるってことじゃなくて
世代とかじゃなくて。
それをドライブさせるためには
ある種宗教的にのめり込ませることが
実は爆発的なお金につながるみたいな
ストーリーなんだよね。
個々人でありながら一人じゃないみたいな意味合いが
その界隈っていう言葉にあったりするのかなみたいな
って考えるとそれを例えば
空間で作るにはどうしたらいいんだろうとかね。
考え始めたら建築に今でもしかしたらつながる
テーマになり得るのかなみたいな。
確かに。
建築における界隈性と曖昧な境界
建築の中でいわゆる界隈性みたいなのって
ちょっと一回り前に出たワードな気がする。
今ほど界隈がフューチャーされてないときに
路地裏みたいだったりとか
商店街だったりとか
ここであれってお店はあるけど
それが緩やかに賑やかにつながってるみたいなのを
界隈性とか言ってたりしたけど
前の使い方での元の使い方での界隈性について
多分建築でも扱っていて
その界隈性の意味合いがアップデートされたんだと思うんだよ。
確かに。
こういうことってこれからもいろいろなことで起きそうとも
なんとなく思ってて
みんなはっきりした意味は捉えてないけど
ぼんやり流行りまくる言葉とかが多分あると思うんだよ。
それのなんか結構走りじゃないけど
これまでもあったんだろうけど
そういうの掴んでいくのも建築設計する上では
意外と大事なテーマだったりするのかなみたいな
これからもっと界隈が日常的な言葉に
もっとなっていった時に
それを逆輸入じゃないけど
建築空間に逆輸入して
例えばお客さんに建築を説明する時に
それをどういう風に使うかみたいな
曖昧性みたいな
うちと外の境界が曖昧みたいなのは
サラーの建築とかは割とそれっぽいなと思うわけ
そこで閉じるんじゃなくて
柱があることでなんとなく仕切られて
位相で仕切られてない空間とか
そういうのが流行りはあったと思うんだけど
それとまた違った
曖昧な境界というか
みたいなものとかにも繋がってくるのかな
みたいなのは個人的にはちょっとぼんやり
それを建築してるってどうなんだろうみたいな
基本的には設計工芸って
分けることと繋げることの操作じゃん
そうだね
それを分けずに繋げずに
一人じゃなく
子なんだけど
輪を作るみたいな
のがテーマになり得るんじゃないかと
自然の介入じゃない
自然もそうだね
建築に自然がちょっと介入
自然で言っていいのか分からないけど
植物とかが入ると
突然そこらへんみたいな雰囲気にならない
パキンとした形じゃないっていうか
ランドスケーブルとかは結構
界隈っていう雰囲気がある気がする
広いからかもしれないけど
炎上する建築と正解のない空間
なんか一個思うのが
今こう
建築の作品とかでも炎上したりするじゃん
するする
全く正解がない中で
それの逃げじゃないけど
正解がない空間を提示することで
どうとでも捉えられるというか
自由
自由の空間というか
何でも捉えられるし
何でも使えられるようにしてると
ひとつだけ火出た空間とかがあると
それに対する炎とかが出やすいから
それにバランス難しいよね
どうとでも捉えられます
っていうだけだと結構
それが目的になっちゃうと
すごく難しいところやな
ついていかないといけない
空間のニュアンスっていうのかな
ある意味炎上してもいいのかもしれないし
一瞬だしね
そうね
炎上も悲しいがずれちゃうかもしれないけど
炎上も昔ほど大きくなくない?
一個の炎上が
分かるよ
炎上も変わってきてる感じは
違う火種が見つかるから
消える
結構すぐ忘れるっていうか
炎上も変な言葉だよね
炎上で言ったら
もうちょい実世界で気になるのは
最近山火事多いなとかの方が
深刻な炎上の問題じゃん
ネット上での炎上も
そこが分離して
分離したところから
でも双方から考えることは
流行語を建築へ読み替える
いろいろできて
おもろいなとは思ったりする
ごめん
ポップにいこうとする
結局空間に落としてきた
結構深刻な話
結構そういうの気になるなと思って
会話っていうのを出してみた
いいテーマですね
そういうことこそ
建築と絡めて頑張って
3人で話していくべきなのかもね
こういうのを取り上げてる
社会学の人とかが
もっと深いところまで
掘り下げてくれたやつを
もうちょっと空間に落としていくとか
いいね
建築の世界でもあるじゃん
カオスみたいなものを
例えばテーマに
始めたのが伊藤さんが
カオスの本読んで
愛してみたいな話とかあるじゃん
そういう最近の超最先端
ネットでのブームとか
人類学的なところで
社会学的な地点から
もっと深く読んだら
何か次につながるんじゃないか
みたいな
考えたりするね
プレゼントとかで
批評するのでも
言葉が
強引にまとめると
まとめに入ってるぞ
いいぞ
「羽休め界隈」をつくる
やっぱり流行りの言葉とかでも
種伸ばして
キャッチアップしていかないといけない
なるほどね
そうですね
まあまあいいんじゃない
いいでしょ
声を残してね
すごい建築と離れたテーマだったかもしれないけど
こういうのもいいかなって
すみませんまとめていただいて
ちょっとわけわかんないテーマだった
そうね新しい言葉が生まれたら
それに対して
ピックアップしてもいいかもね
建築と頑張って絡めるみたいな
頑張ってるから
最終的にはどうしてもつながってくる
のかなって思うと
建築と推しでもいいし
なんとなくアンテナ張っとかなきゃなみたいな
石本さん推しみたいな人いるじゃん
ああ
推しねそうね
確かに
スター建築家みたいなものは
ぶっちゃけ圧倒的スターみたいなのは
できないかもしれないけど
界隈を作っていくみたいなのは
あるよね
そういうちょっと
金休め界隈作りたいかも
広がりつつ閉じた
コミュニティみたいな方が
それこそ炎上
無駄な炎上は防げる
その中で議論していった方が
深まるものが出てくるから
SNSとかも
個別の島感が
出てくるのかなみたいな
そんな感じでいろいろ考えています
はい
今日はこんな感じで
ありがとうございました
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それでは皆さんまた来週
17:51

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