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2024-03-09 04:37

Twitterで知った直に会ってない人と会社を始めました、というお話

世の中広いと言っても、一度も直に会ったことない人と会社を始めた人ってなかなかいないと思います。そんな「薄い本」の出版社を起業するまでのお話。相変わらず声量ない。イケボになりたいです。

話の途中で紹介している福間洸太朗さんの編曲したモルダウはCD録音もありますし、YouTubeでも聴けます。

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皆さん、こんにちは。3回目のポッドキャストになりますかね。
前回は、私がやっている会社について簡単に説明させていただいたんですけれども、
そういえば、そもそもどうやって会社を作ったのか、みたいな部分、そちらの方を先に話したほうがいいかなと思いましたので、
今日はその辺りを話していきたいかなと思っています。
まず、クラシックピアノだけに限らず、クラシック全般に言えることなんですが、
流行りすたりがないと世の中には思われるかもしれないですが、実際にはいろいろな流行とかがあるんですね。
具体的には、90年代くらいから始まった傾向なんですが、
クラシックという、いわゆるハイカルチャーに属する分野でサブカル化みたいなことが起こりまして、
どういうことが起こったかというと、
それまで録音がなかったりだとか、あんまり弾かれることがなかったりしたような曲の録音が一気に出てきたと。
そういうものが簡単に手に入るようになって聞くようになると、
こんな変なものがあるとか面白そうなものがある、みたいな部分が一部のマニアの間で出てくるわけですね。
そういうものを好んで聞いたり弾いたりする人たちが学生の間にいまして、
その中の人たちが、そういう珍しい曲を弾くピアニストを日本に呼んだことがあるんですね。
そのピアニストの名前がマルク・アンドレ・アムランという人なんですけれども、
今度7月に来日予定なんですが、
その彼を呼んだときに、いろいろお客さんを集める過程で、マニアの人がずらっと集まったことがあったんですね。
そのとき集まったマニアというのが、だいたい90年代の話でもう20、30年ぐらい前の話になるわけなんですけれども、
マニアだからなかなか新しい新規の人って増えないんですけれど、
あるときツイッターを見ていたら、この人知ってる人なんじゃないだろうかっていうぐらいそのときのぐらいのマニアックな人がいたんですね。
その人とちょくちょくツイッターでやり取りをしていると、どうやらその人はベルギーに音楽で留学していると。
ピアノを弾いていてアムランとも知り合いであると。
なんていうことからちょくちょく仲良くなりまして、一緒に何かできないかなみたいな話をしていたんですね。
あるときに前回の配信でも話が出ました、
福間洸太朗さんが楽譜を出したがっているという話をしていて、ベルギーにいる彼は趣味で浄書と言いまして、ソフトを使って楽譜を制作するということをやってたんですね。
彼が楽譜を作るから僕が編集をするよみたいな感じで楽譜を一つ作ったんですね。
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それが前回ちょっと紹介しました、
モルダウというオーケストラの曲の編曲なんですけれども、ピアノソロの編曲なんですけれども、
その楽譜を出したところ、福間さんがファンに売って、あっという間に一か月経たない間に300部くらい売れたのかな。
500部刷って半分以上バッと売れて、ということに結構まとまったお金が入ってきたわけですね。
そのとき思ったのが、このお金、山分けするよりこれで会社とか作って楽譜をどんどん出すのはどうだろうということで、
それでベルギーにいる彼と一緒に2人で会社を始めたわけです。
面白いのが、彼はまだベルギーで住んでいたので、ベルギーに住んだままこちらは日本にいながら、
お互い時間差も距離もある中でそれぞれやり取りをしながら会社を作っていったというところが面白いところかなと思っています。
なので福間洸太朗さんが楽譜を誰とも知れない我々に作ってくれというふうに依頼をしなかったら会社はなかったかなと考えると、
福間さんには足を向けて寝られないななどと考えています。
そういうわけでとりあえず、やれることを何かやってみようよみたいな感じで始めた会社なのですが、
それがどうなったのかというのを次回はまたお話ししたいかなと思います。
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