-
-
takibi
廣さんは画家になる前は防災の研究をされていました。全く違う分野から画家になった時のお話を伺いました。
中島 廣
そうですね。画家はクリエイターさんと集まる場に行ってからもう一回描いてみようと思って描き始めましたけど、その時は本当にただ描くのが好きで描いてたって感じなんですけど、思い出しながら昔習ったことを。
コロナがあって、コロナの時に私が合間にやってたことが自然と絵を描くことだったんです。
その時に絵を描いている自分に気づいて、ご飯も食べなくても平気だし、眠らなくても平気だし、こんなに没頭できるんだ私って気づいて、やっぱり私絵描くの好きなんだなって気づいたんですね。
その時にほぼ自分の中でこれから自分は絵で生きていきたいって思ってしまったわけです。
その後すぐ辞めるわけじゃないんですけど、辞めようかなと思っているあたりから地元の絵画教室をまた探し始めて油絵がやりたかったんで油絵を始めて、油絵がすごい楽しくてまた思い出していろいろ。
その時に10年以上前に描き損じの途中にしていた油絵があって、それを完成させてっていうのを、それで今度はその時の、そういうのを始めたんですけども、その時に入った絵画教室の先生が80いくつかおじいちゃん先生だったんですけど、
彼は私が絵画教室に入った時にもうすでに末期ガンで、「私はあと1年でいなくなりますがそれでもいいですか」っていう話。私は最初冗談だと思って元気だしまたまたと思いながら思ってたんですけど日に日に本当に弱っていって。
その先生がすごい人格的に尊敬できる人で、生まれて初めて尊敬できる大人に出会ったかなって思うんですけど、その方がいろいろ直接じゃないんですけど間接的にいろいろ人生について絵画教室でみんなとお話をする中で教えをさりげなく伝えてくれるんですね。
そういう感じでみんなから好かれてる先生だったんですけど、その先生が私が絵を描いていた時に、私も画家になれますかねみたいなことをした時に背中を押してくれて、さらにどんな絵を描いたらいいか迷ってたんですけどただ目の前にあるものを描いていたというか感じなんですけど、
目指す公募展とかにも積極的に出すように伝えてくれて、生まれて初めて公募展に出したりとかして、それでこうありがたいことに賞をもらったりとかして、それですごいどんどん自信がついていって。
それだったらそのシェアアトリエとして、画家としても活動できるかな。シェアアトリエをオープンした時も、画家っていう自分を出せるかなって思いながらやってきました。
本当は今写実画を描いてますけど、本当は写実画を描くつもりはあんまりなかったんですけど、その方が写実をまずやってみてということで公募展に出してみたらって言われて。
takibi
じゃあ描くジャンルとしては写実?
中島 廣
そうですね。今は写実を主にやってます。
takibi
じゃあ今廣さんは…え、後から写実ってなったじゃないですか。
中島 廣
写実を描いてはいたんです。だけど自分がそれに向いてるかどうかがわからなかったし、写実、こんなこと言ったらいいですけど、写実描いたのに興味がなかったんですよ。
takibi
なるほど。
中島 廣
その良さに気づいてなかった。
ちょっと否定的なことを先生の前で言った時に、やってから自分の中で評価したらって言われたんですよ。
やらずに何か自分でとことん写実を描いてみて、それからジャッジすればいいじゃないって。
その前にジャッジするのはちょっと違うって言われて、確かにと思ったんですよ。
やらずに決めるっていうことは私すごい気持ち悪いので。
じゃあやってみようってことで、やってきたって感じですかね。
takibi
なるほど。
その先生の教え、頭で考えるんじゃなくて、先にやってみなよっていうのって、
廣さんにはたまたま写実っていうことを決めるときのメッセージだったんですけど、
普通にこの人生とか、そういうことに通じるすごいパワーのあるお言葉…
中島 廣
見透かされてたのと思うんです。私もそういうタイプだってわかってるから、
先生は私にそれを言ったのかなと思います。
そういうタイプだって知ってたから。
takibi
すごいですね。
中島 廣
すごい。
takibi
いい恩師にめぐり会えたっていう感じですね。
中島 廣
数ヶ月後かな、もう亡くなってしまうんですけど、すごく感謝してますね。
takibi
じゃあその絵画教室に通ってた方が時系列的には先だった?
中島 廣
先ですね。
ずっと通いたかったですけど、画家になってもアトリエを続けたとしても、
その先生のもとで学びたかったんですけど、
ちょうどやってるときかな、亡くなりになってしまったので。
takibi
でもすごいタイミングでいい出会いだったんですね。
中島 廣
本当にありがたいですね。
しみりしてすみません。
takibi
いえいえ、すごいいい話を聞かせていただきました。コアになる部分ですね。
takibi
じゃあ、今、廣さんがモヤモヤしてたときの廣さんに対して何か言葉をかけるとしたら、何てかけますか?
中島 廣
そうですね、自分を見つめ直す時間も必要だよって伝えたいのと、
やっぱりいろいろ考えるだけだと何もわからないから、
動いて、自分の中で違うと思うのとこれだと思うものを、
とにかく体験、経験、行動でいろいろとにかく行動してみることが大切なんじゃないかなって声をかけてあげたい。
takibi
行動に移したときの廣さんに対しては正解って感じですか?
中島 廣
そうですね、楽しいでしょって。
takibi
なるほど。
中島 廣
自分がやっぱり毎日本当に仕事に没頭して忙しいと、あと育児とかもあるじゃないですか、
他のことが見えなくなるんですよね。
その他の世界、その他の活動してる人のコミュニティとかも、
知らない、何も知らないけど入ってみたら新鮮で、それだけで楽しい。
自分の視野がちょっと広がったような気がして、それだけですごい楽しかったのを覚えてます。
takibi
とってもいいですね。
今これを聞いてるリスナーさんっていうのは、どちらかというと今自分に何ができるだろうとか、
自分に価値なんてあるのかなって考えてる人がもしかしたら多いかなって思うんですけど、
そういう人に対して何かメッセージとか伝えることがあったらいいですか?
中島 廣
なんですかね、おこがましいですけど。
takibi
それも廣さんのいいところ。
中島 廣
価値はもう全員あるんで、生まれてる時点で私は価値はあると思っていますし、
いるだけで本当に価値があると思ってて、
自分には何か必ずあるっていう気持ちで、
皆さん必ずみんなあるし、みんな違うから面白いんじゃないかなって思います。
っていうのと、あとは、もやもやしてる人へのメッセージですか?
takibi
もやもやしてる人もいると思うので。
中島 廣
もやもやしてる人へのメッセージは、
もやもやしてる時ってただなんだろうこのもや、なんだろうもやもやって結構、
なんかそう思いながらも日常を送るケースが結構多いんですけど、
そのもやもやは多分何か自分の中で、
多分自分の知らないところの自分が何かこう伝えてると思うんですよ。
でもそれが向こうは向こうで、
伝えられないからもやもやっていう状況で、
とにかく気持ち悪いもやもやで訴えてると思うので、
それをお互いに解消してあげる感じで、
とにかくいつもと違うことをするのが一番いいかなと思います。
takibi
そうですね、いつもと違うことをする。
あとは、もやもやをちゃんとキャッチできること。
大事ですよね。
私は今お話し聞いてて感じたのは、
廣さんはちゃんと、なんだろう、
こう動く時も直感使ってたのかなってちょっと思ってます。
なので日常生活でルーティンワークしてると、
多分感覚とか、体の感覚とかですよね、
あと心の感覚も鈍ってしまう感じがするので、
中島 廣
そういう時に、それこそ廣さんが今アドバイスしてくださった、
takibi
違うことをやってみるっていうのが、
心身ともにすごいいい刺激になるのかなって思いました。
なのでこれすごい参考になりますね。