2025-05-17 15:20

#37 - No Man's Skyと他文化理解

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今回は初期の頃に話したNo Man's Skyと他文化理解に関するお話し。真面目な話はしないとは何だったのか。 #ゲーム #声日記

サマリー

ポッドキャストでは、ゲーム「No Man's Sky」を通じて多文化理解について考察しています。ゲーム内の三つの知的生命体、ゲック、ヴァイキーン、コーバックスの特徴や、言語習得の難しさについて語られています。このエピソードでは、ゲーム『No Man's Sky』を通じた異文化理解の重要性が取り上げられています。特に、異なる文化圏とのコミュニケーションや協力がゲーム内の経験を通じて現実世界でも役立つことに焦点が当てられています。

多文化理解と視点
高見知英のゲームの話しかしないポッドキャスト。
今回はですね、No Man's Skyについてということで、久しぶりにまた話をしたいなという風に思うんですが、
ちょっと今回は少し視点を変えて、多文化理解というような文脈にも少し話していければいいかなと思っています。
真面目な話をしないというのは何だったんでしょうね。
最近このゲームの話しかしないポッドキャストをNotebookLMで音声まとめやってみて、
そういえば当時真面目な話一切しませんとか言ってたなと思ったんですけど、
めちゃくちゃ真面目な話してるんですよね。
とりあえず今回はこんな話をしようと思っています。
ちょっと先週、多文化理解についてというところでちょこちょこ話題になっていたものがあって、
それで元にこんな話をしようかなと思いますが、
AIが当たり前に使えるようになって、やっぱり違う文化圏とか生活様式を持っている人たちとか、
そういうようなものと関わることも増えてきたと思うんですよね。
どうやってその人たちやAIとかそういうような全く文化圏の違うプログラムと折り合いをつけていくかっていう話って、
結構聞かれるなというような感覚が最近しています。
No Man's Skyの知的生命体
AIは生命体じゃないから文化圏も生活様式もあったもんじゃないだろうって話はあると思うんですが、
正直この辺についてはどんなものかなって思うんですよ。
やっぱり正直外から見たら、生命体であるかどうかなんて割とどうでもいいのかなって思ってて、
よくネット越しでしか会ったことがない人とオフラインで出会う機会があって、
あ、この人実在したんだって感想を言う方いらっしゃるじゃないですか。
それと同じで結局ネットの向こう側にいる存在が有機生命体なのかAIなのか、
そういうのって付き合うにあたって多分割とどうでもいいんじゃないかなって思うんですよ。
だから自分としてはやっぱりAIが自分たちと全く異なる文化圏生活様式を持っているんだけども、
なぜか自分たちには従属したがるような、そんな存在みたいな、
まあ生命体と変わらないような対応を取ればいいんじゃないのかなっていう風に思っています。
まあその話はどうでもいいとして、今回はゲームの話なんですが、
まあそういうような話を聞くたびに思い浮かべるのがこのNo Man's Skyだったりするんですよね。
なので今回No Man's Skyの話っていうことをしようと思うんですが、
ゲームの話と微妙に関係あるのかないのか微妙な内容なんですが、
ちょっと喋ってみたくなったので、今回はこの話をしようと思うんです。
まずこのNo Man's Skyの世界、広大な宇宙の中には大きく3つの知的生命体がいます。
まあ現状の地球の理論で言うと、
これ一種族、これ知的生命体と言っていいのかどうかとかいう微妙なレベルだったりするんですが、
まずゲック。
まあトカゲが進化したような姿をした宇宙人です。
話してる間ちょっとしゃがれた感じの声で喋ってるんだなっていうのは、
まあ音がちょくちょくしてるので、
おそらくそんなカエルとかトカゲとかそういう感じの喋り方をするものなのかなと何となく思ってるんですが、
まあ喋り方ってなんやねんっていう気もするんですが、そんな感じの種族です。
商売が好きな性質で、何かと商売に関する話をしたがるっていうような人が多いなという印象ですよね。
まあ余談ですが、ある程度仲良くなると、肯定的なサインとして手を前に突き出して、
あのなんていうか芸人さんのやるゲッツみたいな、そんなポーズを取るんですよね。
で、あれが個人的に可愛くて、結構このゲックという種族が好きだったりします。
そして、ヴァイキーン。
まあちょっと太い感じの、ゴリラとかそんな感じの種族で、
この種族と話し寄りしてるとなんかゴツゴツした感じっていうんですかね、
なんか無骨な感じの音が聞こえている。
なのでそんな喋り方をしてるんだろうなーっていう種族です。
で、まあその見てくれの通りというか、
ちょっと粗野で乱暴で、何か荒くれ者感のある喋り方をしてるっぽくて、
まあ一応このゲーム、それぞれの種族に母国語を教えてもらうっていうことでできるんですけれども、
長いことゲームやってるとある程度それぞれの言葉がわかるようになってくるんですが、
やっぱりそれでも、やっぱりこのヴァイキーンのセリフは何かと荒くれ者で攻撃的な言葉を話してるっぽいっていうのは、
そんな感じがする種族です。
そして今回の話の核となるコーバックス。
この種族はいわゆる現代の地球における生命体という定義からちょっと離れますね。
ロボットです。ロボットに自律的な精神が宿っているというようなその生命体で、
どうも話を聞いていると全ての個体が一つの意思を共有しているらしいという話が出てくるんですが、
これはちょっと疑わしいですね。
まあ話をしていると何かそれぞれの意思がある程度あるっぽいような喋り方をしてるなっていう時が結構あるし、
やっぱり物理的にも銀河の全てのコーバックスが同じ意思を持っているとはちょっと考えづらい、
なんかそんなところもあるので、これはどうなのかなというふうに思うんですけど、
とりあえず機械生命体です。
そしてこの基本的にこのコーバックスって一番の変わり者というか、
血が通ってない生命体ならではの倫理観というか、そんな常識で覚えてるんですよね。
何かと実験をする、研究をする、そんな行為が好きな人が多くて、
いきなりこちらの血液を採取してきたりとか、
そういうのことを当たり前のようにしてきたりする。
で、主人公がこのコーバックスの動きに戸惑うみたいな文章はちょくちょく出てくるんです。
あなたはゲックやヴァイキーンと何千年一緒に過ごしてるんやんというような気はしなくもないんですけどね。
最近はこのコーバックスの亜種でオートファジーという種族も出てきましたね。
どっかしらのタイミングでコーバックスから独立した種族みたいな感じらしいです。
見てくれも結構やっぱり全然違うなという感じはするけども、
基本的な機械生命体なのは変わりないという感じですかね。
あとはそうですね、3種族とは全然違うタイプの宇宙生命体なんですが、
アトラスと言われる種族もありますかね。
こちらは一部の太陽系の中に点在しているインターフェースというものを使ってしか話しかけられない存在で、
実体はわからないです。
大きな球体として描写されますという感じですかね。
やっぱりそれぞれとは全く違った倫理感を持っているみたいで、
生命体とかそういう観念がどうも薄いなという喋り方をしています。
あくまでインターフェースと話すことができるだけなので、よくはわからないんですけどね。
その他、宇宙飛行をしていると謎の知的生命体とかそういうのに出会ったり、
イベントもあるんですが、数え分けたりきりがありませんので、
とりあえず意思が疎通できるのがこの5種族という感じになるのかなという感じです。
言語習得の困難
このゲーム、基本的にボイスみたいなものは一切なくメッセージで全てを物語るゲームなので、
わからないところは多いんですが、ただあまりにも特徴豊かな文章が出てくるので、
やっぱりそこから何かしらこういうことなのかって考えさせられるテキストが多いんですよね。
そんな倫理感も社会常識も性格もありとあらゆるものが違う5種族とか、
そういう人たちと話をしていて、やっぱり一つ思うのは、
言葉を覚えるということの難しさをすごく体感できるなというところなんです。
このそれぞれの種族の言葉っていうのはゲックの時にちょっと話した通りに、
基本的に一つの言葉を教えてもらうということができるんですよ。
とにかく一つの語彙に関する言葉を教えてもらうというような感じになります。
例えばテクノロジーとかゲックっていう種族の名前とか、
商売とか購入とか船とか、そういう一つの語彙について教えてもらうっていうのがここで、
いろんな語彙を教えてもらうことによってだんだん文章が読めるようになるみたいなね。
ただあくまで直訳した単語しか教わらないので、
それぞれの言葉が何を言いたいのかっていうのは一応理解はできるんだけども、
あくまで単語の羅列でしか表示されず、
かろうじて何を言いたいのかわからなくもないかなぐらいのレベルの内容にしかならないんです。
それ以降についてはこちらでその言葉をつなぎ合わせて、
こういうこと言えないのかなーみたいなふうに理解をしていくしかない。
物の言葉の中にはね、何とかのーと、何とかであるからーみたいな、
そういう接続詞みたいな文章を断片的に教わるってこともあるんですが、
やっぱりそれについても直訳にポンと置かれるので、
この文章ってこことつながってるなーみたいなのを解釈はこっちでやらなきゃいけないんですよね。
で、でもまあこれ見てて思うのは、
海外の言葉を覚えるって結構そんなもんなんじゃないかなーっていう気がするんです。
もちろん意味するところが違うとか、単語の長さが違う、組み合わせ方が違う、
いろんな要因があるわけですが、
その言葉を覚えたから意思疎通ができますかっていうと、そんなことはないですし、
実際そこまでしかいけないと思うんですよ。
こんな他の国の言葉を覚えるっていうことの難しさ、
あとはこのゲームにおける言語習得のままならなさっていうか、
No Man's Skyと異文化理解
そういうのってすごく近いなーっていう感じがすごくするんです。
言葉を覚えました。
でもその国の文化とか考え方とか前提知識とか、
そういうのを全部把握しないとその言葉がどういう意味を持っているのかって結局分かんなかったりして、
その言葉が意味する本当の思いとかそういうので伝わらないよね、
結局地球上の言葉にも言えると思うんですが、
同じことがこのNo Man's Skyの世界の言葉にも言えるんだなーっていうのをすごく感じるところがあります。
そしてもう一つは、種族ごとに全く違う文化圏、倫理観、
そういうものを文章の中から感じるくらいでしかないですが、
いろんな話を聞いていると、
この人たちとうまくやるにはこういう考え方が必要なんだなーとか、
この人たちは平気でこういうことをしてくるけど、
これは別に悪意を持ってやってるわけじゃないんだなーとか、
そういう文化の違う人とやり取りをすることの大変さっていうのが何となく伝わってくるなと思ったりしてます。
まあ言うてね、本当に現実世界の他国の人とのやり取りなんて、
所詮は同じ人間ですし、文化圏が違うと言っても倫理観の6割7割ぐらいは同じだったりして、
なんだかんだ言って全く意思疎通ができないっていうことは早々なかったりする。
でもこのNo Man's Skyの世界では倫理観なんて1割2割あってれば儲けもんみたいなそんな感じだったりするんですよね。
だからそれぐらい全てが違う。
そもそも生命という定義からして違うっていう、そういう種族だっているぐらいですから、
なんかそういう種族と付き合うのが当たり前の世界で暮らしていると、
まあ人間界でこのぐらい文化が違うんだからこうなるのは当たり前でしょぐらいに思ってしまうんですよね。
ゲームがもたらす経験
最近の海外の人とうまくいかないとかそういう話を聞いていると、そんな感じがします。
まあせいぜい倫理観が一番違う可能性が高い知性っていうとAIぐらいなものなんですけれども、
それでも多分コーバックスのそれに比べればまあ可愛いものなんじゃないかなとすら思う。
そんな気すらしてしまいます。
まあこの辺についてはね、以前cafemoldという、
まあここ最近はあちらの会社の方が忙しいので放送はしてないんですが、
そんな番組が以前平日夕方に開催されていましたけれども、
そこでもちょっと話題にしてたんですが、異文化と話をしたり協力したりする、
そんなノウハウって結構ゲームの中から得られるってこと多いんじゃないかなって気がちょっとするんですよ。
ここ最近もやっぱりAIを使うってことにすごく抵抗を感じるっていう方の話を聞いてて、
自分は全然そう思わないんだけどなんでだろうって思ったら、
やっぱりなんかゲームで異形と付き合うのには慣れてるから、
だからAIみたいなある意味正体不明な生物、生命体みたいな存在、
そんな人とも普通に話せるのって当たり前じゃない?敵意はないんだしっていうね。
そんな感じがなんとなくしています。
やっぱりほんとね、そういう経験をゲームで積んだから、
だから今までの文化圏とは全く違う知性ともうまくやりとりができるのかなーなんて、
そりゃちょっと思ったりもします。
ゲームの中だったらコーバックスほどではないにしろ、
やっぱり文化圏常識全てが違う人たちと当たり前に協力しなければいけないなんて、
そんなシナリオって結構当たり前にあると思うんですよ。
なんかそういうことを擬似体験できるゲームっていうのは、
なんかそのゲームのすごさだよねっていうふうにも思ってて、
やっぱりそういう文化の違う人たちと協力をする体験を、
そんな体験をゲームでしておくことによって、
現実でも文化と違う人と話をしやすくなるんじゃないかななんて、
ちょっと最近思ってたりはしてます。
そういう話が、文化が違う人ってこういう話をするんだなーとか、
文化圏が違う人とはこういう話し方をすればいいんだーとか、
そういう経験をゲームで擬似体験する。
これって結構重要なことなんじゃないかなーっていうふうに思ったりします。
ゆうて、やっぱり日本は島国ですので、
他の国の人や他の文化圏と話す機会って、
海外に比べればかなり少ない方だと思うんです。
自分もパッと見まわして、
あ、この人日本人ではないなっていう人って確かにいるんですけれども、
でもそれでも両手で数えるほどもいないわけで、
日本にいる以上やっぱりその体験機会はやっぱ少ないんじゃないかなっていうふうに思うんです。
だからこそ、擬似だけどゲームでまず体験をしておく。
そして、あ、こういうふうに話せばいいのかなっていうのは、
感覚を得ておくっていうことがすごく重要なんじゃないかなっていうふうに思うんです。
まあこういう考え方の人っているよねーとか、
こういう考え方の人とはこう付き合えばいいかもねーとか、
そういうのをなんとなくでもいいので体験する機会。
そんなものをゲームに求めてみるのもいいのではないかなーなんて、
個人的にすごく思ったので、
ちょっとこのゲームの話しかしないポッドキャストで話題に上げてみた
という感じでございます。
はい、というところで長くなりました。
今回のお話、これくらいで終わりにしていきたいと思います。
私の配信、このゲームの話しかしないポッドキャスト以外にも、
ちえラジChatや、あとはNPOの方で配信しているSBCast.などなど、
様々な番組が存在します。
LISTENの自分のプロフィールページなどから、
いろんな配信を見て、まあフォローしていただいたら嬉しいなーと思っています。
というところで、今日のお話は大体おしまい。
来週もまた、ゲームの話、何かできればと思います。
ではでは。
15:20

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