輪読の楽しさと図書館総合展
ちえラジChat、木曜日始まりました。今回はですね、フリートークということで、輪読ができるという書籍の強みの話をしようと思います。
たびたび話題にしている通り、先日図書館総合展という、本に関するいろんな団体が出展しているというイベントに行ってきました。
本というか、本を軸にいろんな学びを、仕組みを提供しているっていう団体が多かったですかね。
で、そこで丸善雄松堂さんが、ほんのれんという取り組みを紹介されてたんです。
こちら、ポッドキャストで流れているほんのれんラジオというものの、元ネタ的なものにもなっているんですが、
一つのテーマについて10冊ぐらい本を集めて、それに対して5人かける2組ぐらいで集まって話をするっていうようなワークショップの仕組みです。
結構自分も参加してみたんですが、楽しかったです。
それぞれの本についてさらっとめくった時の感想を話し合ってみてとか、自分はこのテーマについてどう思うとか、そんな話を交わし合って。
これもともと図書館とか企業さんとか、そういうところのアイスブレイク的に使ってね、みたいなシステムだったと思うんですが、
そういう知っている人たちの仲をさらに良くするための取り組みとしては、本当に有効なんだろうなっていうふうに思いました。
この図書館総合展の他の取り組みも割とそういうところが多かったんですが、本ってこういうふうに対話を深めるためのきっかけ。
輪読をして感想を伝え合うとか、そういうようなきっかけにも使えるのが、本当図書館総合展全体で語られていること、テーマだったんじゃないかなっていう気がします。
別の媒体での対話の可能性
情報自体は今やwebでも取れるし、動画やニュースサイトでも取れる。
学びにつながるっていう意味では、ゲームとかアニメドラマとかそういうようなものも通じるかもしれません。
でもそれらは、そこから対話をするっていうことをあんまりしないものなんじゃないかなっていうふうに思うんです。
見る時間もそれなりに固定的にかかっちゃいますから、本みたいにさらっと読んで語り合いましょうみたいなことってそんなアプローチできないんですよね。
さらっと読むこともできるし、文章をじっくり読むこともできる。そしてそれを対話のネタにもできる。
それは多分他の媒体にはない強みだなっていうふうに思いました。
ただそれは確かに本の強みではあるんですが、
そういう一つの媒体を囲んでみんなで読んでその感想を話し合おうっていう行為って、
本だけのものなのかなって思うんですよ。
ウェブサイトみたいなものをみんなで集まって話すでもいいし、
例えばゲームさんぽみたいに一つのゲームについて話すっていうのでもいい。
もちろんゲームさんぽなんかはね、ちゃんと動画にして出すためにはものすごい労力がかかるわけで、
それほど手軽にっていうわけにはいかないわけなんですけれども。
ただゲームさんぽほどではなくてもいいので、
なんかそういういろんなものについて話し合うっていう方法って、
実はいっぱいあるんじゃないのかなっていうふうに思うんです。
本を話題にきっかけにしていくっていう試みとてもいいなって思いますし、
それをちょっと別の媒体にシフトしていく、そんなきっかけってあるんじゃないのかな、
考えてみたいなっていうふうにはすごく思うんです。
実際、例えばここ最近だとなんかのニュースをきっかけにして、
話題を膨らませていくポッドキャストっていうのは割と見かけますし、
cafemoldみたいなライブ配信とかの取り組みもあります。
そういう取り組みが、もちろん本だけでなく、
いろんなところで当たり前に起こってくれるようになってくれれば、
これって結構面白いんじゃないかな、
いろんなメディアに対する解像度が上がってくんじゃないかな、
なんていうふうに思ったりするんですよね。
というところで、今日のお話はこれぐらいで終わりにしていきたいと思います。
明日は金曜日。
週替わりテーマSIDE BEACH CITY.についてお話ができればと思います。
ではでは。