サマリー
ITの専門家と地域社会との間に存在する空白を探求し、特に図書館などのアナログな媒介が人々をつなげる重要性を再発見します。また、IT専門家が地域から疎外されることによって生じる問題や、その解決策について考える必要性が強調されます。
デジタルと地域社会の空白
皆さん、自分の住んでいる町とどれくらい繋がってますか?
今日はですね、私たちのこのデジタルな世界を作り出しているITの専門家たちと、彼らが実際に暮らしている地域社会との間に、なんかこう、ぽっかり空いた空白があるんじゃないかっていう話です。
ある方の個人的な考察をもとに、一緒に深く掘り下げていきたいと思います。
さあ、ここからが本題なんですけども、このスライドにある問い、これって実はある方がたった1週間のうちに経験したいくつかの出来事から生まれた、すごくパーソナルな疑問なんですよね。
一体何があったんでしょうか?
この問題を解く最初のヒントがですね、なんと意外なことに図書館にあったんですよ。
図書館総合展っていうイベントで筆者の方は、私たちがもう当たり前のように接している本、このメディアにある特別な力があるんだってことを再発見するわけです。
本って考えてみると不思議なメディアですよね。パラパラってめくって気になるところだけ拾い読みもできるし、ねえねえここ面白いよって言って気軽に人に見せることもできる。
このなんていうか、緩やかな共有ができる感じがデジタルにはなかなかない、人と人をつなぐ力を持ってるのかもしれないですよね。
例えばほら、ゲームとか動画だとみんなでせーので同じ場面を見るのってちょっと準備が必要だったりするじゃないですか。
でも本だったら1冊あればすぐにあのページのあの言葉がさーみたいな会話が始められる。
この手軽さこそがコミュニティ作りの最初の第一歩になるんじゃないかと、そういう話なんですよね。
本が持っている共有の力、この発見から次の章ではじゃあ実際に人々をつなげるためにはどんな具体的な仕組み、つまりフレームワークがあるのかっていうのを見ていきましょう。
その名も本の連。これ面白いんですよ。
普通読書って一人で黙々とやるものってイメージじゃないですか。でもこの取り組みはその常識をガラッと変えるんです。
1冊の本をきっかけにして人々が集まって語り合う。まさに読書をみんなのイベントに変えちゃう試みなんですね。
で面白いのがそのアプローチの多様性なんですよね。
本の連みたいにアナログな読書会もあれば、Discordを使って地域の技術者をつなぐコードフォーサンディクみたいなデジタルなものもある。
さらには子どもたちが安心して過ごせる物理的な居場所作りまで。形は全然違うんですけど、どれもが人と人とのつながりを生み出すためのすごく大切な仕組みだっていうことです。
さてここまでのヒントを踏まえていよいよ物語は革新に迫っていきます。
IT専門家の地域離れ
舞台は筆者の方の母校である情報科学専門学校の学園祭。ここで彼はちょっと衝撃的な光景を目の前にすることになるんです。
学生たちのプロジェクトは活気にあふれてるし懐かしい卒業生とも再会。
でもその中で筆者はだんだんあれっていう違和感に気付くんですよね。
特にITを学んで卒業していった人たちのその後にある共通のパターンがあることを見つけちゃったんです。
これが筆者がたどり着いた革新となる観察でした。
IT系の学生と他の分野の学生とでは卒業した後の行動にあまりにもはっきりとした違いがあったと。
学生時代はあんなに地域と関わるプロジェクトをやってたのに卒業してプロの技術者になった途端、彼らはまるで地域社会から蒸発しちゃうみたいにいなくなってしまう。
一方で他の分野の卒業生はちゃんと地域に根付いていく。この差は一体何を意味してるんでしょうか。
さあ、これで最初の問いに戻ってきました。ITのプロたちが地域から離れてしまう。
この断絶はじゃあなぜ問題なの?どういう影響があるの?っていう話ですよね。
この断絶ってただ単に寂しいねって話で終わらないんですよ。
スライドにあるようにまず地域にとっては本当はテクノロジーで解決できるはずの問題がずっとそのままになってしまう。
技術者の側からすると仕事以外の自分の居場所がなくなってしまうかもしれない。
そして何より災害みたいな危機が来た時、この繋がりがないことが協力し合う上での大きな壁になりかねないんです。
今回の話で明確な答えが見つかったわけではありません。でもすごく大切な問いが私たちに残されたと思うんですよね。
テクノロジーの恩恵を受ける私たち、そしてテクノロジーを作り出す人々。
この両者が自分たちの住む場所ともっと豊かに繋がっていくためには一体何が必要なんでしょうか。
これはぜひ皆さんも一緒に考えてみてほしいテーマです。
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