ゲームクリエイターへのヒント
ちえラジチャット、火曜日始まりました。今回はですね、プログラミングについてということで、ゲームクリエイターになりたいという人へ、という話をしようと思います。
現在、たびたび言っている通り、プログラミングの講座をやっているんですね、中学生向けに。
で、そこで感想のレポートで、自分はゲームクリエイターになりたいんだ、っていう話を結構見かけるんです。
去年もそういえばそんなことあったな、っていうふうに思いつつ、まあやっぱり子供の身近にあるもので、何か制作物、手を動かしてを作れるものって言ったら、やっぱりゲームになってくる。
だからゲームをちょっと作ってみたいなっていう人はやっぱりいるんですよね。
一方、ツイッターなんかだと、時々、ゲームクリエイターになりたいんだったら、なんか作ったの?とりあえずまずなんか作ってみろよ、っていうね。
そういう話を見かけることは割とあります。
それをやってみると、実は全然ゲームクリエイターになりたいってわけじゃなくて、ただゲームで遊びたかっただけだったんだな、とか、そういう気づくことって結構あるっていう話。
まあ実際それはあるんだろうなっていうふうに思います。
この話を聞いて、そういえば生徒さんにも結構そういう人いたな、そういう人たちをどうしたら、本当に自分は作りたいのかどうかを気づかせる機会作ってあげたいな、なんていうふうに思ったっていうのを思い出してました。
確かにゲームをなんとなく作ってみるっていう環境って今だとすごくいっぱいあるんですよ。
ゲームだったらRPG作るもあるし、UnityとかUnreal Engineみたいなゲームエンジンだって基本的に使うのは無料だったりします。
だからとにかく作りたい作りたい言う前に作ってみろよ。それで本当に自分に向いてるかどうか確かめてみろよっていう気持ちはわかります。
ただじゃあそれらの情報源にどうやったら行き着くのかな?
行き着くためのヒントはこの授業で提示できるのかなっていうのをすごく考えるんですよ。
RPG作るとかゲームエンジンの使い方とかその辺の話はインターネット上には確かに山ほど転がってます。
ただそれが生徒さんたちの手が届くところにあるかっていうと、それはわかんないんですよね。
今のインターネットってすごく広くて検索ワードだけで全然違う世界が見えちゃうんですよ。
だからその子の世界にはゲームエンジンとかRPG作るとかの情報がないのかもしれない。
だからこそこのプログラミング授業ではできるのであればそういうヒントを散りばめていかないといけないんだろうなって思います。
異なる世界への触れ方
思えばでも学校教育ってみんなそうなのかもしれないですよね。
違う世界のを見るためのヒントをあげるみたいな。
自分のいる世界の情報なんてまあ今の時代結構ググればなんかわかっちゃうんですよね。
もちろんググってもわかんない情報もある。
でもそれは逆に一つでわかっちゃうみたいな。
だから自分の世界の情報ってそんなに教えても意味がないのかもしれない。
でも違う世界の情報ってさっきの通り検索するのすらものすごく大変だし、
その世界にいる人に会おうと思ってもなかなか会えない。
まあね意外とその人隣近所にいたりするかもしれないんですけどね。
でも意外と会えない。
それが今の社会なのかな。
だから別の世界を垣間見るための検索ワードを紡ぎ出す手助けをする。
そういう人に会うためのヒントを提示する。
それが今の学校なのかなって思ったりします。
まあ今回の講座もたったの10時間。
まあそんなこと大したことない授業でもありますけれども、
でもプログラミングの世界、ゲーム制作の世界、
そんな世界を生徒さんたちが見るその手掛かりを提示できるような授業にしていきたいなって思いましたね。
というところで今日のお話は終わりにしていこうと思います。
明日は水曜日、サイドビーチ時点のウェブ配信についてお話ができればと思います。
ではでは。