デジタルネイティブとは何か
ちえラジチャット火曜日始まりました。今回はプログラミングについてということで、
本当のデジタルネイティブはいずこという話をしようと思います。
とあるポッドキャストで、自分たち世代、要するに30代40代ぐらいの世代の人が、
実は自分たちってデジタルネイティブですよね、みたいな話をしていました。
まあ、自分たちの世代は確かにコンピューターが生まれて育って今のような状況になってきたっていう
そういう経緯を大まか以上にはだいたい知ってるので、
ある意味デジタルの良いところ悪いところ、俯瞰的に全部わかってるんですよね。
一方確かに、一般的にデジタルネイティブって言われてるような今の10代20代の世代とかを見てると、
スマートフォンとか当たり前にある世代なんで、ある程度そういうものに違和感を感じないっていうのは確かです。
ただ、その仕組みとか空間の広がりとかそういうものを知ってるわけじゃないので、
ネイティブのように的確に使いこなせるかっていうとそうでもない。
いわゆる、例えばネイティブスピーカーとかそういうような文脈で言うネイティブでは確かにないのかなって思ってます。
だから、その最初に言った30代40代の人がデジタルネイティブですよねっていうのはある意味正しいのかなっていうふうに思います。
テクノロジーの未来に向けて
ただ、それって笑っているもんじゃないんですよねっていうふうに思うんですよ。
だってこれからテクノロジーの業界ってどうなるのっていう話、今が山だぞっていうことはこれからどんどん落ちてくぞっていう意味でもあるんだから。
今の30代40代の世代以上にコンピューターをうまく扱える人が仮にいないんだとしたら、
その人たちが勉強してきたコンテンツが今通用しないものになってるんだとしたら、
そうすると今の若い世代が30代40代の世代に追いつくことって不可能なわけじゃないですか。
それはもし今の30代40代が引退したら、この技術は絶えるっていう意味にもなると思うんです。
そういうところまで考えると、これって全然笑い事じゃないんですよね。
どうやったらテクノロジーが衰退しないようにできるかどうか、必死になって考えなきゃいけないと思うんですよ。
今のテクノロジー界隈を見ていると、なんかその辺の見通しがめちゃくちゃ甘い人多いなっていう気がするんです。
確かにそれぞれの仕事が忙しいからとか、それ以外のこと考えてる余裕がないとか、そういうのはあるかもしれません。
ITコミュニティだって作って運営してる人がいるって言っても、その一人一人が負担してるものってものすごい少ないんですよ。
いっぱい人数いますから。だからギリギリ回せる。
とてもじゃないけどそこまで作業の分散ができていない地域コミュニティに顔出したりとか、
そういうような非テクノロジー系コミュニティを作ったりとか、そんなことやってる余裕はないんじゃないかなっていうふうに思います。
でもそれはその先について考えてなくていいとか、楽観視していいとか、そういうことにはならないですよねっていうふうに思うんです。
これから数十年後のテクノロジーの業界がどうなるのか、プログラマーとかその辺の人はもうちょっと真面目に考えないといけないんじゃないのかなっていうふうに個人的には思います。
なんで自分みたいなテクノロジー業界から見たらかなり端っこの方で細々と活動してる人がこんなこと考えて、
本番最前線にいる人が全然考えてなくて、それっていいのかなっていうふうに思いますね。
というところで今日のお話はこれぐらいにして終わりにしていきたいと思います。
明日は水曜日、SIDE BEACH CITY.のウェブ配信についてお話をしていこうと思います。
ではでは。