このレポートは、2025年8月11日から8月15日にかけて配信された「ちえラジChat ポッドキャスト版」の文字起こしを元に作成されています。
ダイジェスト
行われたイベント
- 2025年8月15日(金):
- 週替わりテーマとして「地域」について話されました。
- 普代村の道の駅ふだい周辺で「青の国横丁 一夜限りのビアガーデン」というイベントが18時頃から約2時間開催されました。ソフトドリンクも提供されました。
- 2025年8月14日(木):
- フリートークとして「レンジゴハン」について話されました。
- 2025年8月13日(水):
- SIDE BEACH CITY.のウェブ配信について、「SBCast. No.148 fukabori.fmの岩瀬義昌さんにお越しいただいた回」の振り返りがされました。
- 2025年8月12日(火):
- プログラミングについて、「Chromebookでプログラミング」というテーマで話されました。
- 2025年8月11日(月):
- 今週(8月第3週)の予定と、岩手県普代村での「普代村ファーストインプレッション」について話されました。
- *2025年8月16日(土)**には、SBC.オープンマイクNo.112「地域を『おしゃべり』でつなぐ濱なかまの『聴く』居場所づくり」が10時からYouTubeオンラインで配信される予定でした。
発言者が行ったこと
- 地域活動と居住地について:
- 横浜、群馬、普代村など様々な場所で活動してきた経験を共有し、特に普代村に滞在している現状を説明しました。
- 普代村には8月19日頃まで滞在し、その後9月後半から約半月間戻る予定で、IT支援などを行う意向を示しました。
- 横浜と普代村の違い、特に地域における「体験機会」の違いについて考察しました。
- 普代村の地域活動の拠点となっている「Cafe AWAI」と「キャッツアイ」(バー)を挙げ、そこで刺激を得ていると述べました。
- 日常生活と料理について:
- 普代村では、お店が少ないことや費用の問題から、なるべく自炊をしていると述べました。
- 調理器具がないため、基本的にレンジだけで料理を作ることに挑戦し、実践していることを紹介しました。
- 自作料理のログや画像をウェブやInstagramで公開しており、レンジでスープ、スープご飯、蒸し物など様々な料理を作っていると説明しました。
- 横浜から持参したスティック型の粉末鶏ガラスープの素やコンソメと、現地で手に入る調味料を組み合わせて料理していると述べました。
- ポッドキャスト制作と学習について:
- 自身のポッドキャスト「SBCast.」が、fukabori.fmやAutomagic.fmといったポッドキャストに大きく影響を受けていることを語りました。
- fukabori.fmの徹底した下調べの姿勢を高く評価し、自身の調査方法(AI活用前は適当だったが、現在はAIで効率化)と比較しました。
- アウトプットがインプットを加速させるという考え方を共有し、この考え方を地域活動の分野にも広めたいと述べました。
- テクノロジーと作業環境について:
- 普代村には、唯一のパソコンとしてChromebookとiPad、スマートフォンを持参しており、Windowsのパソコンは持っていないことを明かしました。
- プログラミングの大部分がウェブ上やChromebookのLinux環境(Visual Studio Codeなど)で可能であるため、Windowsパソコンがなくても困らないと述べました。
- Windowsパソコンへの依存を減らす努力を先月から続けていると語りました。
- 今週以降、この新しい作業方法に関するノウハウを記事にまとめたいと考えていると述べました。
- 買い物と生活準備について:
- 普代村での買い物について、AmazonやYodobashi.comなどのオンラインストアが利用できるため、準備をすれば困らないと述べました。
- リアル店舗では肉、野菜、調味料、生活用品が主で、雑貨は手に入りにくいと感じ、キッチンスケールなどが手に入らなかった例を挙げました。
- 試着が必要な女性用の服など、現地で入手が難しいものについては、久慈市への移動(電車で片道約50分)やAmazonでの購入を検討していると述べました。
発言者が感じたこと
- 体験機会と地域の特性について:
- 田舎に住むことは「体験機会を失うこと」であると強く感じています。新しいものに出会う機会、驚くこと、新しい使い方を知ること、あるいは新しい人に出会う機会が減ると考えています。
- インターネットがあればある程度の体験機会は得られるものの、多くの人がインターネットに軸足を持っていないため、情報格差が生じていると感じています。
- 地域においては、できることや知っていること、やれることが地域によって決まってしまう傾向があり、特にテクノロジー分野でその遅れが顕著だと感じています。インターネットに軸足のない人々が地域の中心にいることで、テクノロジーの優先度が低くなりがちであると見ています。
- 普代村での人々の様子は、横浜や日本全国と大きく変わらない、つまり不愛想な人や知り合い以外とあまり関わらない人もいると冷静に観察しています。そのため、「普代ならでは」の明確な特徴はまだ見出せていないと述べています。
- 普代での生活を通じて、都市部とは異なる準備が必要であると気づかされました。
- 体験機会を失う田舎での生活において、どのようにその失われた機会を補完できるか考えることが、自身のIT活用やDXサポートという使命に繋がると感じています。
- 料理と日常生活について:
- 普代村での料理は、美味しい肉や野菜が多く、サイズが大きいこともあり、非常に楽しめていると感じています。
- レンジ調理は、手間がかからず、体力の消耗が少なく、早く終わり、再現性が高い点で非常に「楽」だと感じ、初めての人にも勧めたいと考えています。
- 一方で、普代村ではレンジ調理が珍しいと言われたことに驚き、「そういうものなのか?珍しいのか?」と感じました。
- ポッドキャスト制作と仕事観について:
- fukabori.fmの岩瀬義昌さんの徹底した下調べや編集作業、そして本業もきちんとこなしている姿勢に「ものすごい」と感じ、自身ももっときちんと調べるべきだと反省しました。
- アウトプットによってインプットが加速するという考え方に強く共感し、この知見がどの業界でも、特に地域活動の分野でも重要であると感じ、広まってほしいと願っています。
- 自分自身が本業を「まともにやってないようなもん」と謙遜しつつ、岩瀬さんの活動量を非常に尊敬している様子がうかがえます。
- 作業環境と適応について:
- Chromebookでのプログラミングにおいて、通常の編集環境(特にスタッククリップボード)が使えないため、編集効率や作業効率が落ちることを「痛い」と感じています。
- しかし、Windowsパソコンがなくても意外と困らないという現在の感覚について、先月からWindows依存をしないようにと考えていたことが「功を奏した」と感じています。
- 今まで通りの環境でやれるという感覚はあり、このやり方を続けることでWindowsパソコンがないと何もできないという状況を減らしたいと考えています。
サマリー
横浜と普代村の生活の違いが、特に体験機会の格差や創造性の発揮にどのように影響しているかを探ります。デジタル環境の活用や能動的な学びが、制約を乗り越えるための鍵となる可能性について考察されます。
体験機会と創造性の発揮
こんにちは。今回のディープダイブへようこそ。
あなたのお手元にある横浜と岩手県普代村での生活を比べた個人的な記録を読ませていただきました。
都市と地方、それぞれの日常がリアルに伝わってきますね。
そうですね。特に体験機会というキーワードが非常に印象的でした。
体験機会。
日々の暮らしとか、仕事での工夫、それから場所によるアクセスの違いですね。
これが具体的なエピソードから見えてくるなと。
今回のミッションはですね、これらの記録から場所の違いがあなたの日常とか働き方、
あとは新しい物事での触れ方にどう影響しているのか、その白心を探っていきたいなと。
早速中身を深く見ていきましょうか。
いきましょう。
まず面白いなと思ったのが、普代村での自炊の話なんですけど、
調理器具が限られているから、なんと電子レンジだけでほとんどの料理をこなしているとか、
スープとか蒸し物まで、これ結構すごくないですか。私だったらすぐネタ切れしそうですけど。
いや、まさに製薬から生まれる創意工夫って感じですよね。
なるほど。
手間とか時間をかけずに、しかも再現性高く料理を作るっていう、
リソースが限られた中でのある種の最適化を見つける力と言いますか、
地元の方にレンジでそういうことをやる人初めて見たって驚かれたそうですけど、
あなたにとってはこれがベストの報道だったと。
そういうことなんですね。
でもその一方で、買い物にはやっぱり苦労があるとも書かれてますね。
買い物。
生鮮食品はなんとかなるけど、キッチンスケールみたいな特定の雑貨とか、
あとは試着したい服、こういうのは手に入りにくいと。
結局隣町まで行くか、アマゾンみたいなネット通販、頼りになるって。
都市部なれも当たり前のように享受できる、すぐに実物を見て買うっていうその選択肢がですね。
ここでは特別なことになるわけですね。
これは単なる利便性の差だけじゃなくて、もっと深いアクセス機会の格差みたいなものを示してるのかもしれないですね。
アクセス機会の格差ですか。
欲しいものがすぐには手に入らないっていうその実感と言いますか。
なるほど。仕事面ではどうでしょう。
Windows PCを持っていかずに、Chromebookとネット環境だけでプログラミング作業をされてる点もかなり興味深いなと。
WebツールとかLinuxを駆使して。
特定の環境への依存を減らそうという意欲的な試みですよね。
ただ、メモには普段の環境が使えず効率は落ちるともありましたよね。
そうですね、書いてありました。
その効率の低下っていうのは、作業にどの程度影響してるんでしょうかね。
ちょっとした不便さなのか、それとも結構なボトルネックなのか。
デジタル環境と能動的学び
それでも工夫で乗り切るっていうのは、テクノロジーが場所の制約を超える可能性とその限界の両方を示唆してるような気がしますね。
一種の適用というか。
適用ですか。
そしてここで重要なキーワードとして挙げてたのが、体験機会。
出てきましたね。
新しい情報とか技術、人に触れるチャンスが地方では少ないんじゃないかっていう考察ですね。
特にテクノロジー分野での知識とかスキルの差を実感されてると。
ネットがあれば情報は手に入るってよく言われますけど。
あなたのメモにある、それができるのって結構インターネットに軸足がある人だけっていう指摘。
これは確信をついてるなと思います。
なるほど。
情報へのアクセス権だけじゃなくて、それを探し出して、理解して、活用する。
その意欲とかリテラシー、つまりデジタル活用能力みたいなものの差がですね。
結果的に体験の格差を生んでる可能性があると。
普代村にはCafe AWAIみたいなコミュニティの拠点もあるようですけど、それだけではなかなか埋まらない何かがあるのかもしれないですね。
この体験とか学びっていう点でいくと、別の記録にあったポッドキャスト深堀.fmの話も何かつながってきますね。
深堀.fm。
丁寧な下地ラベに感銘を受けて、アウトプットがインプットを加速するっていうことにすごく共感されたと。
これは非常に資産に富んでますね。
情報を誰かに伝えようとか発信しようとすることで、より深く調べるし多角的に物事を捉えるようになりますしね。
結果的に自身の理解が飛躍的に深まる。
深堀.fmみたいに質を追求すればなおさらですよね。
これはもしかしたら、場所による体験機会の差を個人がこう能動的に埋めていくための一つの結構強力な方法かもしれないですね。
受け身で待つんじゃなくて、自ら発信者になることで学びのサイクルを回していくっていう。
寺田 なるほど。というわけで今回のディープダイブ、あなたの記録を通して住む場所が日々の工夫、電子レンジ料理とか、仕事のスタイル、クロームブックでの作業とかですね。
そして新しい世界への扉としての体験機会にどう影響するのかというのを見てきました。
具体的なエピソードから多くの気づきがあったなと思います。
寺田 そうですね。場所による制約っていうのは確かにある。しかしそこから生まれる工夫とかテクノロジーの活用、そして自ら発信し学ぶっていう能動的な姿勢ですね。
これがその壁を乗り越える鍵になる。そういう可能性が見えましたね。
ただ、その乗り越える力自体にも、もしかしたら地域差とか個人差が存在するのかもしれませんが。
寺田 深いですね。さて最後にあなたと考えてみたい問いです。
オンラインで世界中とつながれる今の時代ですけど、物理的な場所の違いがもたらす体験の質の差、例えばその場でしか感じられない空気感とか偶然の出会いみたいなものってテクノロジーで本当に大体可能なのでしょうか。
単なる情報アクセスを超えて、リアルな経験の豊かさにおけるその地域間のギャップを埋めるために、私たちには何ができる、あるいは何が必要だとあなたは考えますか。
06:25
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