-
-
ノオト・ブク子
ああ、プログラミングの。
ノオト・ブク太郎
はい。
5日間の短期集中コース自体はすごく充実しているみたいなんですけど、ただその後の、なんていうか、継続的な学びの場がないことへの懸念が語られていましたね。
ノオト・ブク子
なるほど、スキル習得における環境的な距離の問題ということですね。
特に記録にもありましたけど、無料でプログラミングに触れられる地域の拠点、例えばCoderDojoみたいな、そういうものが身近にないと、せっかく興味を持ったりスキルを身につけ始めてもそこで途切れちゃう可能性がある。
これは、普代村のような地方だけじゃなくて、横浜みたいな大都市でも地域によっては起こり得る機械へのアクセス格差と言えるかもしれませんね。
あなた自身がなんかこう、持続可能な仕組みが必要だって感じている点が非常に印象的でした。
ノオト・ブク太郎
ええ、まさにそうなんです。
そしてもう一つ、普代村でのコミュニティにおける今度は心理的な距離について、地域おこし協力隊の方とか地域活性化企業人の方とか、横浜とか外部から来た人々が活躍されている一方で、
ノオト・ブク子
ええ、いらっしゃいますね。
ノオト・ブク太郎
もとむと住んでいる地域の方々との間に、まだちょっと見えない壁があるんじゃないかっていう、そういう考察ですね。
ノオト・ブク子
ああ、なるほど。新しい風が地域を活性化するっていうのはもちろん素晴らしいことなんですけど、ただその担い手たちのコミュニティと地元のコミュニティがこう別々のまま進んじゃうと、
ノオト・ブク太郎
そうなんです。
ノオト・ブク子
意図せず、なんかよそ者が何かやってるな、みたいな感覚を生みかねないと。
ノオト・ブク太郎
うん。
ノオト・ブク子
うーん、ここでヒントになるかもしれないのが、確か別の記録で触れられていた北海道のITコミュニティ支援団体、ローカルのサーモンスピリットですかね。
ノオト・ブク太郎
あ、サーモンスピリット、いつか大きくなって帰ってきてねっていう。
ノオト・ブク子
そうそう、外で経験を積んだり学んだりした人が、また地域に戻ってきて貢献することを歓迎する、そういうポジティブな姿勢。
これなんかは、新しく来た人と元々いる住民との関係性にも応用できる視点かもしれないですね。
ノオト・ブク太郎
確かにそうですね、関係づくりに。
ノオト・ブク子
ええ、やっぱり重要なのは意識的な橋渡しなのかなと。
記録にもありましたけど、千葉のノロシみたいに、異なる世代とか背景を持つ人たちがこう自然に関われるような場とか仕組みをデザインしていくこと。
単に人を呼び込むだけじゃなくて、どうやって有機的なつながりを育むか、そこが問われてるんでしょうね。
あの、普代村と横浜の陸の孤島に共通する課題っていうのも、結局はこのアクセスとつながりの問題に行き着くのかもしれません。
ノオト・ブク太郎
なるほど、今回のディープダイブ、あなたの音声記録から見えてきたのは、物理的、環境的、そして心理的な距離というまあ共通の課題。
それと、それを乗り越えるためのヒントでしたね。バーチャルによるリアルの増幅とか、持続可能な学びの場のデザインとか。
ノオト・ブク子
ええ、そしてサーモンスピリットに代表されるような明らかな心、マインドセット。
ノオト・ブク太郎
都市か地方か、リアルかバーチャルか、新産者か地元民か、なんかそういう二項対立を超えてですね。
ノオト・ブク子
ええ、どうすればより良いつながりを築けるのか。あなたの記録は、なんかその普遍的な問いを投げかけているように感じました。
ノオト・ブク太郎
さて、最後にあなたに投げかけたい問いはこれです。リアルな体験の価値を最大化するために、バーチャルな予習は具体的にどのような形でデザインされるべきでしょうか。
そして地域コミュニティが新しい人々との間に真のつながりを育むために、今日から踏み出せる小さくても具体的な一歩とは何でしょうか。
このディープダイブがあなたの思考をさらに深める何かこうきっかけになれば幸いです。