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2022-08-28 18:04

EP20 声を聞くことのない人の生きざまとリアル - ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision

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はい、こんにちは、Kojimaです。今日はですね、Hyper Hard Boiled Gourmet Report No Visionという番組の紹介でもしようかなと思います。
えっとね、Spotify独占配信の、まぁ、グルメ番組の体を装ったドキュメンタリー番組でして、
ちょっとエッジが立った人と言いますか、特徴的な職業だったりとか、人生は読まれている方の
話を、飯を食いながら、普段食べているご飯を一緒に食べながら、今までの人生を聞くとか、そんな感じの番組です。
具体的にどんな人にロケをしているのかというと、右翼団体、左翼団体、セックスワーカー、パパラッチ、
特殊清掃員、不良少年、などなどなどなどなどなどという形でですね、普通の番組を見ていると、顔どころか声を聞くことも一生ないであろう人々、
対面で話すこともないであろう人々、その話が聞けるという番組になっています。
個人的におすすめの回は、まず右翼の方の飯ですね。一番最初のエピソード。
2020年8月15日ですよ。終戦記念日ですね。コロナの始まった年の終戦記念日の靖国神社で、右翼団体の方がいて、その方にインタビューをするという、
その靖国神社周辺の音源から流れてくるんですけど、まずインタビューに至るまでの経緯もなかなかでして、もう僕も忘れかけていたんですけど、一部の人が
武漢肺炎って言ってるんですね。今は武漢肺炎って言っちゃダメですけど、今っていうか当時もダメなんだけど、これはつまり日本の一部の人は中国に結構強い敵意を持っていたりする方もいらっしゃるんで、
スペイン風邪のように、これは武漢から来た病気なんだということを主張というか、まあそういう主張が滲み出ている言葉なんですけど、
2020年のいつだったか、3月か4月かのコロナウイルスなのか、コビット19なのじゃなく、武漢肺炎と呼ぶべきだとか言っている、まあまあ偉い人がいて、何言ってんだこのバカはって思いましたけどね、
まあでもそのそういうことを真剣にやってる人もいると、なんて言うんですかね、賛成はしないですけど、その思想自体はまあわからんではないという、そういう感じですね。
まあそれは置いといて、そんな感じの空間に反転連っていう左翼団体のデモが来ると、選手者を弔う日に反転の性能デモなんかするんじゃないとメッセージを発してですね、
その左翼団体の人たちと人たちに対して、まあブーイングと言いますか、同胞と言いますか、そういうのをかけていくわけですね。
まあそんな困難の大騒ぎの中で、一部その反転連のデモに抗議していた右翼団体の方にインタビューをすることができて、でその人に話を聞くという内容です。
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ちょっと長くなりましたけど、まあこの方の話もかなりすごい話がいくつか、いくつもありまして、とある国の国旗を燃やして国際問題に発展しかけた話があってですね、
まあ厳密には国旗じゃないんですよ。皆さん国旗って日本の国旗だと白い旗に赤い丸が書いてあったら日本の国旗だって思うかもしれないんですけど、厳密に言うと国旗っていうのは縮尺があって縦横の比率が違うと国旗じゃないんですよね。
この右翼団体の方はまあその国の国旗を燃やしたんだけど、その国の国旗、燃やしたその国旗は縮尺が違ったんで厳密には国旗ではないということで、あのギリギリ外交問題には発展しなかったという。
それから鳩山幸男元首相の車を囲んだっていう話をしていたりですね。襲撃したらしいですね。まあその過激な活動をされている方なんですけど、まあなんでそういうことをしているのかということに話が及ぶと、その方が生きてきた反省が浮かび上がってきてですね、あえてそんな話は出さないですけど、その方恋人がない方なんですね。
そういう世界に身を投じたわけで、なぜその世界に身を投じたかっていうと、別に身を投じたくて身を投じたわけでもなく、記憶はないんだけど、まあご両親からまあ捨てられたと言いますか、まあ一家解散してしまったらしいんです。別にご本人も理由はもはやわからない、覚えてもないということらしいんですけど、
それでそのそういう世界の方には流れで世話になることになり、親父と言ってましたけど、兄貴だったかな。まあ兄貴親父に一生ついていくというふうに誓って、で、その兄貴分だった方が右翼団体へと転身したから、いや自分もということで右翼を始めたらしいんですね。
兄貴分の方はもう亡くなられているらしいんですけど、まあそんなこんながあり、俺は死ぬその日まで右翼の前線で生きていこうと思ってんだよと。
ぴょうぴょうと言ってるんですけど、言葉が力強くてですね、いやー面白い。僕これ最初に、最初か2回目かに聞いたエピソードなんですけど、いやもう
すごい話なんですよね。今話したのも本当にごく一部なんですけど、まあ右翼、僕自身は右翼の思想にはまあ
今は共鳴しないですけど、死ぬ覚悟を決めて、まあ行動を続けるということの重み
っていうのをすごい感じるんですよね。はい。
もう一つ、2つ紹介したくて、もう一つが福島飯というやつで、福島飯って僕最初のタイトル聞いた時
どういう話なのかさっぱり想像つかなかったんですよ。被災地、福島第一原発の近くで農業とかされていた方とかそういうことかなって思ってたら、ちょっと想像の
斜めを、上を行く内容でして、まあ福島第一原発の事故は関係あるんですけど、福島県富岡町というところでですね
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震災直後から一度も避難しないで暮らしていた男性がただ一人いたんだと。あの第一原発の20キロ圏内にある
町なんですよね、富岡町。富岡町?富岡町か富岡町かちょっと失念しめましたけど、その場所に暮らしている男性は福島第一原発事故の直後からずっとそこにいると。人がいない前提の場所になってるんで、もう電気もない
ような状況で一人で過ごしていた。 電気ないのに夜どう過ごしていたんですか?ってディレクターが聞いたらですね、当たり前のように、いや日が
沈んだら寝て、日が昇ったら起きてただけだよって言ってて。 まあそれは確かに誰もいないんだから夜更かしする理由もないとおっしゃっていてですね、確かになーとか
僕も思ったんですけど。まああの笑いながら本人言うんですけどね、原発事故が起きた直後の、まあアユとかを食べてたらしいんですよ
自分で釣ってね。 だからもう被曝量とかもすごいらしくって、上がったことがあるらしいんですけど、どれぐらいの被曝量なのかを
その教えてくれないらしいんですよ。 もうすごいことになってる。これ以上被曝している人他にいないとだけ言われていると。
まあそんな目にあってと言いますか、そういう暮らしをして、そういう自分の体をかけてまで10年以上同じ場所に留まっている。
まあその目で見てきているものだったり、僕ら東京と言いますか他の地方に住む人との認識のズレだったり
っていうものをなんかまざまざと感じさせるというか、なんか
軽快に話すおじさんなんですけど、今まで見てなかったものを見せられたというか、なんかそんな思いがしますね。
他にもいろんなエピソードがあります。 最近のだと僕はデスマスク飯っていうのが好きで、
まあちょっとタイトルは行々しいですけど、死者、亡くなった方の顔の型を取って、それを仮面と言いますかマスクとして残すと。
その人の顔をそのまま複製ですよね。そっくりそのまま残すっていうことを仕事としている職人さんがいらっしゃるそうで。
まあいろんな理由で そのマスクを求められる方もいらっしゃる。
そうやってその人を亡くした悲しみだったり 辛さだったりに向き合うっていうことと
デスマスクというものを通じて、その一つこれからの 亡くした命への向き合い方、残されたものがどうやって死と向き合うのか
みたいなことを思う。そういうお話だったりとか。 他にもですね、いろいろあるんですけど、
まあぜひちょっとタイトルだけで惹かれるものがいろいろあると思うので、ぜひ聞いてみてほしいですね。
なぜ僕がこの番組好きなのかっていうと、 シンプルに好きなのはその人の生き様をその人が語っているからなんですよね。
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やっぱりそれはポッドキャストだからだと思っていて、 まあこの番組はエッジが聞いた人ばっかりですけど、どんな人であっても
まあ語らせたらそれなりに強い決意があって生きてるんだと思うんですよ。 それなりに辛い経験もきっとみんなしてるし、
まあそれなりに楽しかった経験もきっとみんなしてると思うんですよね。 その辛いとか、まああるいは楽しいっていうのに程度の差はあると思うんですよ。
程度の差はあるけど、別に本人の中で辛かったこと、辛かったことっていうのを、 別の他のもっと辛い人が何か揶揄する資格なんてないわけで、本人が辛いんだから辛いわけですよ。
あるいは本人が幸せなら幸せなわけですよ。 だからその人の見てきたもの、その人の言葉っていうものがなんか
ストレートに出てきている。 まあもちろん演出がないとは言わないですけど、ある種演出のない言葉が出てくる。
例えば、安楽死滅っていう、まあ1ヶ月後に死ぬことが確定している方っていうのにインタビューしている回があるんですけど、死を前にして
これまでの人生を振り返るっていう、 振り返ってどうですかっていう質問があったりするんですけどね。
これはまあ全然、何て言うんですかね、テレビ受けしないって言いますか。 例えば24時間テレビでこのことは放送しないよなみたいな、そんな言葉を言うんですよね。
でもそれがリアルだと思うんですよね。 他にもあとイルカ寮飯っていうのがあって、そのイルカ寮に反対しているビーガンの方がいらっしゃるんですけど、
そのビーガンの方の息子さんが魚介類はあんま好きじゃないから食べない。 カニとかホタテとかあんま好きじゃないから食べないって言ってて、
食べないの好き嫌いなんだとか、 あと肉は食べたいって言ってて、息子さんだからね。息子さんはビーガンじゃないんですよ。
で、肉は食べたいけどイルカはかわいそうって言ってて、 なるほどなーって思うわけですよ。
なんかそれがすごいリアルじゃないですか。 現実ってそういうもんだと思うんですよね。
こう、なんて言うんでしょうね。 まあもちろんビーガンの方は、あの一切タンパク質とかは、その牛肉とかそういう人の命からは食べないように心がけているとのことなんですけど、
でもねー、みんなもうちょっと真ん中にいるというか、グラデーションかかっていると思ってて、動物のことかわいそうだなって思う気持ちは僕にもないわけではない。
けれど、じゃあ自分がそれ故に肉を食べるのやめるか、あるいは魚を食べるのやめるか、あるいは水族館に行くのやめるかって言ったら、
まあやめないよなーって思うし、 じゃあかといって、
イルカ領に大賛成かとか、日本の文化を守るべきだとか、そこまで強く思ってるかって言うと、まあそこまでも思ってないわけですよね。
人の本音ってどっちでもつまんないところにあるはずで、ほとんどの人は。いわゆるサイレントマジョリティってやつですよ。
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だから、ヴィーガンの方の息子っていう、ちょっと当事者から少し外れた方の、
そのまして子供の本音っていうのが、なんかすごいリアルでいいなって思いますね。 あとやっぱ現実ですよね。
その、この番組が見せているものっていうのは、どこまでも現実なんですよ。
まあさっきチラッチラッとというか、さっき説明した武漢肺炎って言う言葉も、別に注釈とか何もなしで使われていて、
まああの人が怒鳴っている声もそのまま流れていてですね、っていうなかなかすごい音源なんですよ。
8月15日の靖国神社の音源ですけど、でもそれってこの日本で起きていることなんですよね。
ちょっと僕、今年怖いもの見たさで8月15日に靖国神社にちょっと行きたくなったんですけど、行かなかったですけど、
でもそういう、なんだろう、怖いもの的な場って起きていることもやっぱり現実なんですよ。見ないようにしているだけで。
あるいはテレビとかが見せないようにしているだけで。やっぱそういう現実って本当はどこかでみんなが見るべきとは言わないけど、
見れるようになっているべきなんじゃないかなって個人的には思うんですよね。
僕たまに人と風俗の話をすることがあって、まああれやこれや喋るわけですけど、
この番組の風俗場の話の回があって気づいたんだけど、僕風俗行ったことないんですよね。
この番組での取材先はデリバリーヘルスっていうところだったんだけど、
えーこれぐらいの値段なんだみたいなところから知らないっていうね、実は。
まあ目にはつくじゃないですか。そういう場所、そういうお店って。
目にはつくから、なんかこう、まあああいうとこで遊んでる人もいるんだなぁみたいにこう思うというか。
それぐらいのことはあるんだけど、じゃあ現実の中でどういう会話をして、どれぐらいのお金を払って、
で、実際にまあどういうふうにサービスを受けるのかみたいな、そういうことって本当に僕も経験したことがないから知らないし、
まあその上でその仕事中の顔じゃなくて、その仕事を終えた後にご飯を食べている時の顔なんてもちろん知らないので、
まあ顔というか声なんですけど、なんかそういうのはやっぱすごい現実なんですよ。
見たことない現実。風俗上同士の、まあ風俗上の女の子同士でこんな話をしているみたいな話とか、
知るわけないじゃないですか。当然男性も知らないし、きっと多くの女性も知らないと思うんですよ。
でもそこにある現実なんですよね。
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僕らは僕らが生きている世界の中で生きてて、基本的に僕らは常に僕らが目にする範囲でのものしか知りようがないわけですよ。
だからこそこういう番組、そのハイパーハードゴールドグルメリポートっていう番組がある意義っていうのはすごく大きいと僕は思うんですよ。
まあこの番組の中には、そもそもまあいろんな理由でそもそもネットなんか使えないんじゃないかっていう方が出てきたりもするわけですよ。
そういう人はそもそもこの社会からないものにされるんですよね。発信ができないから。でもさ、まあ一緒に生きてるわけですよ。この社会でね。
そして場合によっては、すごい不幸かもしれないし、逆にすごい幸せかもしれないし、人によっていろいろ差はあるんですけど、一緒に生きてるわけですよ。
そういう人たちの人生を、このその素晴らしい人生をないものとしては扱いたくないですよね。
僕はこの番組からすごいダイバーシティを感じるんです。多様性ですね。多様性を尊重するってこういうことじゃないかなって思うんですよ。
例えばね、路上生活している方の話を聞く回とかあるんですよ。でね。
いや、今の生活でいいって言うんですよ。本人の口で本気でそう言ってるんですよ。
まあ詳しくは聞いてほしいんですけど、これはすごい難しい問題で、本人がそれでいいと言っているけれど本当にそれでいいのかっていうことは考えないといけないと思うんです。
でも同時に本人がそれでいいっていうことを望んでいるのに、それは違うって頭こなしに言うのもまた違うと思うんですよね。
結局、なぜ路上生活者になってしまうのかといえば、我々社会が彼らを受け入れてないから路上生活者になるんですよ。
路上生活者になったから受け入れられてないんじゃないんですよね。順序が逆なんですよ。
だからまず彼らの言葉を聞く、彼らの人生を聞く、そうやって一つ一つを受け入れる、受け止めるっていうことから本当はダイバーシティって始まるんじゃないかなって。
今の皆さんが言っているダイバーシティって若干偏っていると思うけど、間違った方向性でもないとも思っている。
だけどまだまだ幅が狭すぎるよなとも思っている。そんなことを考える作品でした。
長々と喋ってしまいましたが、Spotify独占配信、HyperHardBoiled、グルメリポート、ノービジョン、ぜひ皆さんちょっと聞いてみてください。
まあいろいろ話しましたけど、個人的なお勧めとしては、右翼左翼の飯っていうのが一番僕は好きなんですが、それ以外の回もいろいろあります。
ぜひ聞いてみてください。
ではでは、今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。また次回お会いしましょう。
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