1. たべものラジオ 〜食を面白く学ぶ〜
  2. #102(s13-12)【じゃがいも輸入..

でんぷんの加工ってスゲーな!っていうお話と、裁判シリーズで最後を締めくくりました。1度聞いてる話なにのに編集していてまた笑ってしまった。

3本連続収録したので最後呂律が回っていないのはご愛嬌ということで・・・

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00:04
はい、では前回からの続きです 楊 はい、最終回です、じゃがいも
最終回 楊 長い 長い 楊 まあまだ一本ありますんでね
まだね 楊 ちょっとね他にも品種があるのでその辺のエピソード
まあ今回はストーリーというよりはぶつ切りのいろんなエピソードを紹介して終わりにしようかなというふうに思ってます
はい 楊 前回ちょっと言いましたけど日本で有名なじゃがいもの品種といえば断食と
メイクイン ですね、そのメイクインのお話をちょっとします
メイクインはイギリスの郊外の農場で見つかったという感じかな 楊 そうなんだ 群発的に生まれてそこで育てられてたじゃがいもがいいねということになって
でサットン商会って結構名前だけは知られてると思うんですけど イギリスのサットン富士商会親子って書いて富士商会ですね
のところから1900年に紹介されてそれで広まっていくというような感じで日本にも入ってくるんですけど
これがいつどの経路で入ってきたのか全くわかりません わからないですね 楊 唯一わかってるのは1917年に北海道に上陸したよということがわかってます
やっぱり優秀だったらしくってこのメイクインは北海道の有料品種認定もらってますね
へえそうなんだ 楊 これ多分ちょっと梅干しの回とかでも少し触れたんですけど
戦後すぐの頃に荒れちゃってる農地とかあるのでみんなで一つの品種良い品種を共有してで農業盛り上がろうぜっていうことをやるわけですよ各都道府県で
1928年に北海道のじゃがいもも同じことがあってこの年に男爵も同時に有料品種認定をされています
ただですね男爵ほど広がらないんですよ ああそうなんだ
楊 男爵に比べるとちょっと病気に弱い へえ
楊 作る方としても微妙みたいな感じなんですね で昭和30年代だから1955年か昭和30年代くらいに変なところから人気がどんって上がっていくんですよ
変なところから 楊 関西地方 関西地方
一つ作ってたんですよ北海道に入ってこの時点で昭和戦後ですから北海道でじゃがいもっていう感じになってるんですけど
何百万トンとか作ってるんですよ百何十万トンとか作ってるんですよ
の状態で全国に普及している状態でメイクインが急に人気出るんです
急になんだ 楊 なんでかなっていうのをちょっと調べたら
要は昭和30年代っていうのは戦後の復興期から高度経済成長期に移行するくらいの段階
映画三丁目の夕日とかああいう世界観ですね あのぐらいの時代感なのでちょうど街の方とかだと外食産業が元気になり始める頃
03:05
食料自給率も上がってきてお米も不足してるのではなくてちゃんとあると
改めて家庭料理やろうとかあとクーラーかカラーテレビかいったのが欲しいよねって言われてるような時代感ですよ
だから料理というものは料理として認められつつある時代感なんですね
メイクインっていうのは例えば断食とか他の芋に比べるとしっとりしてて滑らか
目の食い込み具合が浅いんだよね 肉ずれしにくい
皮剥いて形を成形した時に日本料理の煮物にする時にね形が綺麗でしっとりしてるから和食の煮物と相性がいい
関西の料理と非常に相性が良かった ということで大阪とか京都あたりから急に人気が出始めて
そういう一大消費地で人気が出ると作り手も作りがいがあるので作るようになると
いうことで売れるようになっていきますと そうなんだ
なんか変なところが出てくるんだよね これ実は今僕さらっとしか言わなかったんですけど
実は一大転換点の一つではあるんですよ そうなの
江戸時代もそうだし明治大正 昭和も太平洋戦争末期とかになると本当食糧不足とかってそういう状態になってるので
基本的にジャガイモは飢えをしのぐための食糧っていう意気を出しきらなかったんですよ
男子役が来てやっとちょっと変わったかななんですけど
このメイクインが寮邸とか外食産業でもてはやされるようになったことで
飢えをしのぐための食糧から味わうための食材に変わるんですよ
ここで変わるんだ 食糧っていうやつからちゃんと食材だよみたいな
なんである種日本に帰化しきったなっていうようなそういう感覚があるんですよね
そうなんだ これもちろん日本料理でこうなったっていうだけなので
その少し手前の段階があるんですよ 手前の段階
ジャガイモの生産量が上がるためには消費者側がジャガイモをいっぱい食べてこなきゃいけない
これが本当の意味で日本に帰化するタイミングだなと思ったのが
明治30年代くらいかな
このくらいからジャガイモが認知され始めるんですよ全国区で
そうなんだ でもそれまではあの淡白な味がおかずに向かないとか
水分少ないっていうので評価が低かったりとか
おやつにはいいけどさとかねそんな感じだったんですよね
なんで例えば明治の初期の段階でレシピ本みたいなのがあって
その中にカレーが紹介されてるんだけど
ジャガイモは具材の中に入ってないとかね 入ってないんだ
06:02
結構そんな感じで明治5年の本とかだと出てないですよ
カレーあんのにジャガイモ入ってないんだみたいな 意外だね
そんな感じなんですよね
これが明治31年に日曜百科全集っていう雑誌かなが出るんですけど
その中のレシピの一つにカレーがあってでジャガイモが入ってる
ここでは入ってくるんだね これが初
1898年明治31年にジャガイモ入りのカレー初
へえそうなんだ それを見てちょうど
ほらちょっと話昭和から明治ぶっ飛んじゃいましたけど
明治の時代に家庭料理という造語ができたっていう話をしましたよね
番外編でしたね 番外編だっけ冷やすの会だっけ
忘れた冷やす番外編の辺りだね
以前お話したかもしれないですけど
本来だったら料亭などで行われるようなことを料理というふうに指していたのが
家庭とくっついて家庭でもちょっと晴れの食事を作りましょう
毎日やると家庭が幸せになりますよみたいな啓蒙が始まるわけですね
はいはい ここにいろんなレシピ本が出てきて
しかも西洋化が進んでくるので西洋料理もバンバン紹介されるようになってくる
という流れの中でカレーが出てきてそこにジャガイモがふわっと乗っかる
これが人気になるのよ
ああそうなんだ
カレーとジャガイモいいねっていうことになり
かつ1905年明治38年実はこの2年前に内国官業博覧会っていうのがあって
万博ですよね平田区と食とかいろんな商品の万博みたいなやつがあって
そこで当時の薬酒丼屋さんかな漢方薬とかああいうのやってるようなところだよね
がウコンコっていう粉を展示するの
これが受賞するわけだよこれいいねって
そうなんだ
そのウコンコが何かっていうとカレー粉なのよ要は
もう全部スパイス混ざってこれいいじゃんってことになって
じゃあ分かった分かったっていうことになって明治38年1905年にハチカレーというのが
国産初のカレー粉として発売される
今でもありますよハチ食品さんっていう会社さんなんですけど
これが日本の一番最初のカレーなんですね
そこから15年後大正9年ですねとうとうバレー書のお料理という本が出版されます
ジャガイモ専門のレシピ集ですよね
これ100鎮超えましたよ144種類のジャガイモレシピ載ってるらしいよ
めちゃくちゃあんね
うん
これ気づいたのさ昨日だからさすがに買ったり読んだりしてる暇ないんで
どういうのかわかんない昨日読んだ昨日見つけたこれを
読みてえなこれリスナーさんも気づいてると思いますけど原稿書き上げたの昨日の1時なんで
今日もう台本に起こして収録してるんで
今は11時23時ですね読んでる暇ありませんでしたすいません
09:02
急いないね
これねこのバレー書のお料理が出てくるあたり前後ですね
大正年間にいわゆる文明改革の時代ですね大正ロマン鬼滅の刃のあの世界観あの時代ですよ
このぐらいにコロッケ
コロッケね
正直言って読んだだけなのでなんか筆者はコロッケコロッケというあの有名なコロッケの歌が流行するって書いてあったんだけど
知らんがなって思って
どんな歌だったんだろうね
でもだいぶ巷で流行った歌らしいんですよ
じゃあ相当だね
本場の元々のオランダ料理としてのコロッケは結構肉多い目らしいんですけど
ジャガイモの方が多くてジャガイモ料理みたいな今でもひき肉よりもジャガイモの方が多いですよね
多いね
それはもうこの当時の名残みたいですね
ああそうなんだ
でやっぱり同じぐらいの時期に肉じゃがっていうのが出てきて
ああこの頃なんだね
で一気に普及していくその家庭料理の波に乗って肉じゃがも普及していくと
はあ
そういう感じなんですよ
これ何がポイントかっていうと
前々回くらいにもうちょっと前かなにちょっと言いましたけど
ジャガイモが普及するためにはおかずじゃなきゃダメなんですよ日本の場合は
お米のね
お米のおかずじゃないとダメなんです
でカレーもコロッケも肉じゃがもおかずなんですよ
そうだね
でこれがなぜ成り立ったかっていうと肉
ああ肉
肉はねジャガイモって基本的にタンパクじゃないですか
それそのものはおかずになりにくい
そうだね
けれども肉のコクが加わることでそれがカバーされる
で一気にジャガイモの消費量が上がってくるっていう
その組み合わせなんだ
ああやっとジャガイモおかずになるんだ
これが本当に帰化した瞬間だなって感じ
確かにね
でこの前段があって日本料理の中に入ってきたのがメイクインってことだよ
はあ
そうなんですよ
なんで1903年の段階で27万トンだったジャガイモが1907年
それこそ弾尺が出てくるあたりで55万トン
はあ増えたね
で共作のときに弾尺が乗り切ったよって言ったのが1913年で
その3年後には100万トン
ああすごい増えたんだね
で1919年第一次世界大戦の終戦の翌年くらいかな
のタイミングで180万トン
はあ
現在ジャガイモの総生産が200万トン前後なので
もうそれに近い量をこの時点で算出してるってことですね
はあ一気に増えたね
一気に増えた
本当に
でも確実にこの時点で里芋を消し飛ぶくらいの勢いでジャガイモも伸びてますね
そういうことだね
煮物をするときにたぶんジャガイモのほうが楽なんだと思う
はあ
ヌルヌルしないから無垢に楽
確かに
そういった背景もあるのかなとは思います
12:01
まあ単純にたぶん里芋よりもジャガイモのほうが量産楽なんだよね
はい作るのにね
うん
量産があとね
食べる以外食べるっていうか芋を芋のまま食べる以外の加工があるっていうのも大きくもね
ああ確かにね
うん
あと保存も全然長さが違うからね
そうだね
うん
はい
そうそうじゃあちょっと今違うやつの話したんだけど
うん
今から言う品種タグだったら知ってんのかな
ちょっと三つ言うね
はい
一つ目粉吹雪
粉吹雪ね
二つ目豊城
豊城
三つ目北海黄金
北海黄金
聞いたことない
ああ一個だけ聞いたことあるね
ああどれ知ってた
粉吹雪
ああ粉吹雪ね
うん
粉吹雪じゃがいも品種別生産量ナンバーワンなんで
これが男爵を抑えてのナンバーワンですね
ああそうなんだ
そうそうそうなんですよ
それでよく聞くんだね
第2位が男爵で3番目に豊城が来て4番目にメイクインかな
なんかそんな感じあと北あかりとかが入って7番目に北海黄金
そんな順番なんですよ
で粉吹雪って何に使われてるかっていうと
主に澱粉量
ああそれであんまり野菜コーナーには並ばないんだね
そうそうそう
名前は聞いたことあるね
そもそも名前が粉吹いちゃってるから
もう完全に澱粉多いですよみたいな感じなんですね
でこれなんでこの澱粉加工用が1位になってるかっていうと
北海道で作るじゃがいもって弱点があるんです
そうなんだ
これは品種とか生産方法ではなくて立地の問題
立地
じゃがいも作るじゃん成果ですよ基本的に
じゃがいもから日本全国に送るわけでしょ
遠いじゃん
遠いね
で行った先でまだ保存するわけでしょ
重いんよまず重い
まあ芋だしね
水運んでるのもんだから半分くらいは米と違ってね
そうだね
米に比べたら保存きかないじゃん
腐っちゃうのよ
しかも時期によっては芽が出ちゃうのよ
そうだね
だからめちゃくちゃたくさん作っても
出荷できる量の上限決まってくるわけ
でもじゃがいも経済なわけですよ
明治期なんか特に
じゃあどうすんのこの余分に作ったやつってなったら
澱粉にしようって
もう粉砕して水に浸して濾せばみたいな
上積み取っちゃえばみたいなそういう感じですよ
そういう感じでそこそこ簡単に取れるので
もう結構明治の早い段階から澱粉を取るっていうことをやってます
明治の頃にやってたんだね
15:02
これ澱粉をくるとそれを粉なんでね
小麦粉のようにしてこねて何か餅みたいにすれば食べられるわけだしさ
あと面白かったのが明治時代から大正にかけて
北海道で澱粉バブルがあるんだよね
澱粉バブル意味わかんないでしょ
意味わかんない
まず明治の最初に食産工業ってやるでしょ
いわゆる産業革命
あれの発達は本家イギリスと一緒で
宝石業からくるわけだよ
キート出荷してやるわけだよね
富岡製糸工場なんかはキートだからさ
一本一本の繊維が長いわけですよ
開口の糸だからねまだ
だけど面下から取れる木綿の綿みたいなやつね
あれって一本一本の繊維って実は短くって
短い繊維が複雑に絡み合って
寄り合わされることで長い糸になってくる
この寄り合わせの具合によって
強かったり弱かったりするんだけど
この寄ったやつが機械の折り機にかけたときに
擦れて寄り目の単繊維の端っこが
めくれてきちゃったりするわけだよね
そうすると切れるじゃん
これをペタッと貼り付けとけば剥がれない
だから糊を塗っときたい
この糊になるのが澱粉なので
ジャガイモの澱粉めっちゃ重宝するんだよね
この糸を国内で布にしたりとか
糸の状態だったりで輸出をして
日本の富国強兵の富国の部門になってくと
いう状態なんですよ
澱粉糊ってジャガイモなんだね
ジャガイモ
米とかじゃないんだ
ジャガイモだったみたいです
これ宝石の澱粉糊ってどういうことやねんと思って
いくつかの今の宝石工業をやってる企業のホームページとか
いくつかバーッと見てたんですよ
そしたら結構歌い文句で
うちは伝統的なジャガイモ澱粉を使ってるので安心ですみたいな
そういうプラスの意味で使われてましたね
そうなんだ
伝統的にジャガイモ澱粉なんだへえって
そういうことだね
らしいですよ
こっからさらにバブル起きるのよ
第一次世界大戦1914年から1918年だったかな
ぐらいに起きるじゃないですか
基本的にイギリスフランスあたり対ドイツみたいな感じになるでしょ
イギリスってもともと産業革命が宝石から始まってるんですよ
マンチェスターとかあっちのほうでですね
羊毛とかモメンでイギリスからくるメーカーバーッと取り寄せてっていう話を
産業革命の話をしたときにちょっと触れましたけどやってましたね
当然糊使ってるんですよ
フランスも追っかけで同じようなことやってるわけですね
ファッション文化も発展してきてる頃ですし
その糊の元になってる澱粉どっから仕入れてるかそれまで
へえどっから
ドイツ
18:00
ドイツ
オランダとかドイツとかね
ジャガイモの国になってるんで
ああここでもジャガイモの澱粉なんだ
そうなんですよ
ところがそのドイツとフランスとイギリスがバチバチで大戦争を起こしてるわけじゃないですか
ということは敵国ドイツから澱粉買えないんですよ
困りましたよね
そこで北海道のジャガイモ澱粉が出てくるんです
へえそんなとこまで持ってくの
めちゃくちゃ売れた
そして1919年越えた瞬間にその澱粉工場半分ぐらい倒産する
はあそっか戦争が終わるのか
需要が止まるじゃない
そしたらうわあめっちゃ売れると思って大量に澱粉作って輸出するのね
めっちゃ作ってるのに急に供給を増やしたのに需要がピタッ止まるから
供給過多になって暴落すんだよ
でバタバタバタバーってつぶれてくる
そうなんだ
そういうことが起きます
次に出てくるのは太平洋戦争
第二次世界大戦
この頃太平洋戦争の時代って食糧難になりますよね
戦争末期から戦後くらいの時に
お米がないのでお米が制限されてっていう話はお寿司の会で少し触れてるし
日本史でもしてますけど
みなさん食べるものがないので
自分家の庭とかなんなら皇帝とか神社とか公園とか全部耕して芋を植えるんですよ
ああそうなんだ
で地域の手でさつまいもだったりとかじゃがいもだったりとか植えるんですね
だから僕らの祖父とかもうちょっと上の世代なのかな
戦後の復興期を経験してるようなおじいちゃんたちは
もううちのお客さんでもいるけど
あらもう芋は一生分食っては食いたくねえ見たくもない
どんなに巻くても食べたくないって
ああ効くねえ
いいでしょ
そのぐらい芋でしのいでるんでやっぱりお助け芋なんですけど
ここでも澱粉は食糧にもなるし
なんとお酒になる
お酒
だって澱粉だもん
確かにねかませはお酒になる
これ糖化すればいいだけでしょ
発酵できるんですよ
で化学醸造酒って出てきましたよね
お酒のシリーズの時に
ジャガイモ澱粉です
そういうことね
そういうことなんです
ここですごいことを発見するんですよ
糖化ができる
蜜ができるわけでしょ
甘味料になるじゃない
みりんもどきができるんです
そうそうそうそういうことなんですよ
ああ澱粉から作るんだね
なんでちょうど戦後すぐの頃って
物がないんで
お米でみりん作るなんてできるわけがないんですよ
酒すら制限されてるんで
確かに
澱粉糖化させて甘みりんを作っちゃう
へえいろいろ考えんね
そうなんですよ
で澱粉でそんなものいろいろできるんだと思って
ちょっとググってたらですね
一覧表みたいなのがざっくりが出てきたんで
拾ってきましたよ
これは面白いですね
まず澱粉の加工利用方法
糖化シリーズ
糖化したものから水飴ができるので
21:02
キャンディーとかあと発泡酒の原料になりますね
ああ発泡酒ね
ビールの副原料ってやつですね
あと清涼飲料水
ジュースですジュースいわゆる
で調味料さっきしましたね
あとパニも使われるとかね
ああそうなんだ
まあ澱粉だもんなとは思いますけど
ああまあね
あと中肺とかね
ああまあ近いところだね
そうそう
あとお菓子の糖質とか
あとはね医薬品
医薬品
輸送する時の湯液に使うんだよね
ほお湯液
よくわかんないけど
輸送する時の液で使います
湯液糖って書いてある
ちょっとこれなんだかよくわかんない
ここはさすがに掘ってない
ペタッと貼っただけ
あと澱粉を糖化しないでそのまま加工するので
いくと麺類
インスタント食品
あと繊維が作れる
繊維が作れるってことは
紙が作れる
何でもやるね
ねえ
あと接着剤とかね
接着剤が作れるってことは粘着剤だから粘着テープが作れるよねとか
あとねうなぎの餌とかね
へえうなぎの餌にも使われるね
洗濯のり化学調味料
あとは紙ができるってことは
ダンボールいけるやんとか
確かに
片栗粉とか
あと練り製品オブラート
錠剤化粧品合板剣剤
剣剤までいっちゃう
バイオプラスチックと書いてあるよ
へえだから分解できるんだ
ねえ
澱粉だから
っていうことなんじゃない
そういうことね
ジャガイモ澱粉加工やべえなと思って
すごいね澱粉って
だから2000年代初頭くらいまでは
生産量ナンバーワンはそれでも断食だったんですよ
ふーん
で2000年越えてから
ほんとここ最近で粉吹雪が1位に踊り上がってるんですね
そうなんだ
たぶん澱粉加工の幅が広がって需要が上がってるんじゃないかな
で今粉吹雪が1位と
もはやもう素材だよね
素材素材
これたぶん世界的にも同じ現象があって
たとえばトウモロコシも同じように澱粉加工されて
ビールの復元料になったりとか
あったね
アポシリ使われてるじゃないですか
ジャガイモも同じように使われてるので
ちょっと世界規模調べてないんですけど
かなりの割合で澱粉加工で使われてるはずですね
そういうのもあると思います
多いことね
澱粉加工いったんで食品加工
食べるほうね
食べるほうね生で送るんじゃなくて
加工食品にしてから送るやつ
もうジャガイモで加工すると言えばもうこれですよポテチ
ポテチね一番多いだろうね
一番多いですね
やっぱ大人気で1970年代ポテトチップス大ブレイクします
その頃なんだ
その頃ですリスナーさんの中にはああっていう人いるのかな
その年代の人わかる人いるのかな
もう生まれた頃にあったからさ
そうですね
わかんないんだけど
僕も生まれた頃にでも薄塩くらいしかなかったかな
24:01
一種類だった気がしますよ
まあ今もねいっぱい並んでますから
ちょうどこの1970年代っていうのはアメリカから輸入厚生が来るんですよ
輸入厚生
輸入厚生は買え買え買えつって格安でジャガイモ関連の製品
輸出しようとしてくるんですよね
そうなんだ
でそこはもうビジネスバトルなので品質と価格と量とそういう流通とか
そういう契約とかまさに政治ももちろんあるんですけど
ビジネスとして戦いがバトルが始まるんですね
基本的には植物貿易法で守られてるので生の芋は輸入されることはないんですよ基本的に
ジャガイモの病気とか持ってこれちゃたまらないので
日本の国内で売られてる生のジャガイモは全部国産のはず
それは効率で決まってるので
へえそうなんだ
でこの貿易法に該当しないのが加工されてる冷凍のやつとか粉になってるやつとか乾燥されてるものですね
確かに加工品なんか海外製多いよね
これ加工品貯めてたらプリングルス消えますからね
確かに
そういうことなんですよ
でやっぱりポテトチップスの状態でも入ってきてたけど
主にはポテトチップスの原料としてアメリカの芋買ってくれって言って売りが来るわけですよ
それに対抗したいじゃないですか日本の生産者としては
じゃあポテトチップス用のポテトチップスに合うジャガイモを品種改良しようぜって
ああそこまでする
これはポテトチップスって実は断食だとできんのですよ
ああそうなんだ
北あかりとかやっちゃうと大変なことになっちゃう
焦げる
焦げる焦げる
でしょ甘いんだもん
ああそっか糖質があるからね
そう糖質があると焦げちゃう
焦げる焦げる
でこれ海外のジャガイモそんなに甘くないんです
なんでかっていうと主食級で使ってるから
甘くちゃ困るね
ジャガイモ並みに甘いお米想像してくださいよ
北あかりクラスさつまいもクラスの甘いお米
毎日毎日食べれますかみたいになっちゃうじゃん
ちょっと糖尿病みたいになりそう
飽きちゃうとこもあるし
なので基本的にヨーロッパとかアメリカのジャガイモって
もっと淡白な味をしている
これがまたポテトチップスに最適なんですよ
なので国産もそれに対抗すべく糖質が少ないものを作らなきゃいけない
しかも大量に作りますよねポテトチップスなんか
なので機械で皮を剥かないといけないわけですよ
なので機械で皮を剥くためには目が深くなっちゃいけないよね
剥けなくなっちゃう
剥けなくなっちゃうから
なるべくぶどまりがいいように目が浅くて糖質が少ない品種がないかなっていうので
生まれたのが1976年に商品登録されました豊城
ああそうなんだ
生産量第3位の豊城でございます
ああだから豊城ってあまりこう直販場には売ってないよね
27:00
そうですねもう主にポテトチップスです
単体で食べたらそんなに北あかりとかと比べて味がないってことですね
なんでこれねすごいのがこの豊城があったおかげで
このバトル日本勝つんです
ああそうなんだ
もうアメリカからのジャガイモ攻勢を跳ねのけて国産だろっつって
はあ
で日本のポテトチップス最大手といえば
カルビー
ですよねこの時カルビーが素晴らしい刑判断をしてくれるんですよ
俺たちは国産原料で行くって生きた
それはだいぶ違うね
だいぶ違うだって日本の総生産量のうち10%はカルビーが買ってる
ぐらいのそのぐらいの盛り持ってますから
めちゃくちゃ買ってんね
めちゃくちゃ買ってるんですよ
そんななんだあと小池屋とかかな
小池屋さんとかもありますよね
みんなそれ見習いで国産のジャガイモ使うということをやり始めるわけですよ
カルビーなんかもうポテトチップスに命かけてるのが企業ですからね
そうだね
もうなんなら商品名ポテトチップスって言ってるぐらいですから
なんでここすごいのが100%子会社でカルビーポテトって会社持ってるんですよね
はあ
で自社で育集してたりとか品種変えるとかやってるんですね
俺買ったことあるよ
カルビーの袋のカルビーのマークの入った袋で売られてるのよ
へえ
うちでも何回か買ってきてるよ
本当に
あるあるやっぱ色も形も全然違うの
普通の直販所とかで買うのとちょっと黒っぽくて
そうなんだ
形もまんまる
へえなんか自分ところで色々と開発をしてたりをするし
ほら豊城一発だとちょっと怖いじゃんいざ病気になったらほら
ジャガイモって基本クローンだから一個病気入ったら全滅しちゃうじゃん
そうだね
普通の農家さんに任せといてもいいんだけど
自分ところでもちゃんと商品開発をするし海外に行って
いいジャガイモないかなっていうのを探してきて持ってきたりとかして
今4種類だったかなメインで使ってるのは
そうなんだ
それを栽培してもらって契約の中で栽培してもらって
ちょっと収穫時期もずれるような品種を選んで病災害に耐えられる
安定した生産体制を作ってそれをみんなポテトチップスにするみたいな
そこまでやってるらしいですよ
徹底してるね徹底しないと商品なくなっちゃうもんね
うんこれはねちょっと感動モンっすわ
すごいことやってんね
そうだから第一回日米ジャガイモ対決は
一戦目はクリア日本の勝ち
一戦目は
はい一戦目はということは第二戦が繰り広げられます
あるんだ
はい第二戦目1980年代アメリカ
ジャガイモ輸入攻勢が再びやってきます
はあ
はいフライドポテト
ああフライドポテトね
30:00
きったー
これは厳しいんじゃないか
厳しいですけどねちなみにフライドポテトって
言って通じるのは日本ぐらいですけどね
えそうなの
アメリカだったらフレンチフライとかフライズって言わないと
ああ確かにそうやって言うね
今のフライドポテトの中でも細いのありますよねマクドナルドの
マックフライポテトみたいなああいう細いのが誕生したのがどうやらフランスらしいん
ですよ
ああフランスなんだ
でもうちょっと他のファットバーガー
とかで言うとでっかいのとかさフィッシュアンドチップスのフライドポテト
の中でももっとでかいでしょあれはフライドポテトなんだけどフレンチ
フライズは細長いやつ
確かにフレンチフライって言うね
なんで英語として通じないというかカテゴリーを厳密に言うならば
オーククリフライドポテトでその中の細いのがフレンチフライみたいな
言い方をするんじゃないかなと思いますよ
ああ
ちょっとどうでもいいチップスなんですけど
1980年代なんで僕小学生くらいですね生まれてますね
マクドナルドがですねここから20年間でクッソほど増えるんですよ
僕子供の頃かけがわしにマクドナルドありませんでしたから
ああそうなんだ
今ありますよね何件かね
あるね
数件ありますよね
今2件3件かな
そういう状態になる時代なんですちょうど
1980年代初頭に日本全国で100万10点から200点くらいで2000年の時に4000店舗
ああ確かに2000年だったちょうど僕小学校高学年くらいで
あれだマック1回20個とか30個とか買ってもらった時期だった
20個とか30個
ほらお店でもさうち事業員いっぱいいったじゃん
ああなるほどね
店にちょっと配るのとあと冷凍しておくみたいな
なんかすごいスーパーセールみたいなのがあってさ
一個いくらだっけあの時60いくらとか
おやつじゃねえかっていうレベルの値段で売ってる時代があったのよ
確かに確かにアメリカでもねクォーターバーガーってクォーター1枚で買えるハンバーグは週に1回ありましたよ
その時にスミングスクールの帰りにドライブするで20個とか30個とか
だってそれで買っても1000円あってもお釣り組んだから下手すると
確かに確かにその値段なら
買うでしょ今だって1000円出しても買えるのは数個よ
あの当時は1000円出せば本当に20個でも買えるような時代だったからさ買いますよ
そうかちょうど大ブレイクの時代だよね
もちろんマクドナルドだけじゃないからねロッテリアとかさ
あああったね
モスバーガーとかもうハンバーガーショップのきなみ増えていく時代ですよここ
で当然フライドポテトっていうのはあそこで切ってどっこしてるわけじゃないでしょ
まあそうだね
冷凍されたものがきてそれを油に突っ込むだけっていうわけですよ
きたきたこれ日米バトル始まったぞってなったので
当然日本の農業試験場とかも頑張って開発するんですよ
33:02
前回豊代を使って跳ね返してるから
はあ
準備するぞ
豊代は1976年でしたけど今回はもうちょっと早く準備しました
1981年北海小金
これもフライドポテトのために生まれたじゃがいもです
ああそうなんだ
現在生産量第7位です
へえ
よし準備万端どんとこい
寝回ししろモスバーガーロッテリア行ってこい
言ったら瞬殺でやられた
へえ
全然ダメだった
そうなんだ
なぜか
スーパー急激な円卓が起こる
へえ
1985年時点1ドル242円でした
242円
これより前ってだいたい200円台なんですよ
ああそうだね元なんか350円スカートだった
1ドル360円固定為替だったのが変動為替になって
何年か経って10何年とか20年とか経って
少しずつ動いていって円高になっていって
1ドル240円台とかをうろちょろしてたと
先進国今で言うG7みたいなところに集まって
ちょっとドル強すぎんつって
お互いにいいことないねつって
ドル安に持ってこうぜっていう会議があって
その会議がある直前の相場が
1ドル242円です
そこから3年後1988年の川瀬相場
1ドル124円です
半分じゃん
そうなんですよ
半分ってやばくない
3年間で価値が倍に当たってるんですね円の
そういうことだね
こんな状態で輸出するほうがいいっすよ
輸入アメリカ産のジャガイモめちゃくちゃ安いわけ
そうだね
勝てんの
そりゃ難しいね
全然無理って
いうところに来てさらに
需要の拡大のスピードがめちゃくちゃ速かったわけですよね
マクドナルドが20年間で200が4000になるみたいな
のとがマクドナルド以外でもドカーンっていくわけでしょ
みんなフライドポテト汚せの状態になるわけ
あの時はほんとすごかったよね
で北海小金が登録されたのが1981年
一つの種芋から生まれるジャガイモって
だいたい10とかいって15いくかなとかでしょ
米の場合だったらさ一粒植えたら
現代だったら200とか100何十とかいくんで
スピードが違うわけですよ拡散スピードが
そうだね
1が200になって200かける200でみたいな
話でいくのが1が10になって10が100になって
100が1000になってみたいなそんなペースでしか広げられないので
こんなに急速に需要が拡大されちゃうと生産追いつかないわけですね
確かに
36:00
安い上に供給が追いつかない
勝てるかなこれ
いやもう出だしで勝負決まっちゃってるとこあるね
品質はいいのよ品質を間違いなくアメリカさんに負けないどころか
これ日本人の味に合うよみたいな言われてるんですけど
結局値段と量で勝てずと
そうだったんだね
今日本も含めてですけど
フライドポテトといえばアメリカさんのラセットバーバンクという品種がほとんど
ラセットバーバンク最初出てきたね
そうラセットバーバンクっていう品種があるんですよ
でかいんだ
でかいんだ
サイズ感で言ったらさつまいもみたいなサイズ
あの拳何個分やってやつ
そうそうゴロゴロゴロゴロって
例えばアメリカのアニメとか映画見ると
トラクターで地面をゴロゴロ転がしてたりとかさ
ブルドーザーに積んでナヤにガラガラガラってやってる
乱暴に扱ってるのあるでしょ
あるね
あれラセットバーバンクです
ああそうなんだ
ラセットバーバンクの前にバーバンクポテトっていう品種があるんですよね
でこれバーバンクさんが
品種改良の魔術師って呼ばれてるのはバーバンクさんっていう
研究熱心な方がいらして
そうなんだね
そのバーバンクさんの作ったポテトの突然編集がラセットバーバンク
へえ
でこれラセットっていうのは赤茶色っぽいっていうそういう意味合いの単語なんですけど
革がちょっと茶色よりも赤茶っけた色してるんですね
ほうほう
ただ別に色が違ったからって新品種のわけじゃなくて
革分厚いんだって
へえそうなんだ
ザラザラしててすごく分厚い
だから輸送するときに痛みにくいのよ
ああそういうメリットなんだ
そう上手いかどうかももちろん大事だけど
もう輸送コストが下がるっていうので
もう今アメリカの一番作られてる品種はラセットバーバンク
一強ぐらいの感じですね
まあ確かに大型の銃器でやるんだったら痛みにくい方が楽だよね
そうそうそう
あのじゃがいも大国の一つであるアメリカの最強種がラセットバーバンク
ああそうなんだね
みたいな感じですね
本当はこれラセットバーバンク開発が
開発ではなくてアーリー・ローズからバーバンクになって
ラセットバーバンクになって
そこにはトーマス・エジソンやヘンリー・フォードが出てくるので
面白かったから話そうと思ったけどカットしました
カットしたんだ
これで1話余裕でいけますんで
言い止めました
だいぶ尺長くなるね
今それを30分分を5分以下にまとめてます
だいぶだね
だいぶもう言いませんこれ以上長いんで
ちなみにですねマクドナルド
あの企業年間どのぐらいじゃがいもを買ってるか
だってマクドナルドって世界規模だよ
そう
桁?もう桁が想像つかないけど
わけわかんないでしょ
1年間でおよそ150万トン
150万トン
日本の生産量が190万トンから220万トンの間くらい
39:03
全部合わせて
全部合わせて
澱粉のやつも含めて
全部含めて
わお
マクドナルドだけで150万トン買ってます
すげえ量
うち90%はラセットバーバンクです
はあ
そしてこのラセットバーバンクをメインにして加工された
冷凍フライドポテトが世界中のマクドナルドに送られていく
ああそうなんだ
はいそういうことなんです
それは勝てねえよな
これは強い
強いね
強すぎたって話ですね
うん
俺も前からちょっと疑問だったんですよ
うん
たまにエレ長いのあるなと思って
長いのあるね
だから一時ほら擦り潰して成形したんじゃねえかって噂が出たりとかね
あああったねそんな話も
いやもうこんな長いの成形しないと無理だろ
違ったんですよ
よくよく考えたら長いのとか短いのとか
わざわざ成形する意味がないので
確かにね
成形するんだったら全部大きさ揃えろって話でね
これがバラバラであるということはそういうジャガイモだって話です
うんうんうん
でよくよく調べたらラセットバーバンクでしたと
どでかいジャガイモでしたと
どうやら日本もこの品種入れたことがあるらしいんですよ
ああそうなんだ
口に合わん
あはははそうなの
だからね結構ね早い段階でラセットバーバンクとかその前のバーバンク種も有料品種ではあるので
それこそ河田良喜とかああいう時代に入れてるんです一回
なんですけど見た目ごつくってザラザラして気持ち悪いしカーブ厚いし使いづらいし
デカすぎるしデカすぎると買い物カゴ入らんのよ
売れんのよ日本だと
そうね大きい野菜って売れないね日本ね
そうなんですよそれはもう昔から
ああ昔からなんだ
だって八百屋さんに行ってさ丸ごと買ってくるのが基本で
親切な八百屋さんだったらじゃあ半分に切ろうかいっつって
これ半分切るけど他に誰買う人いるみたいなやってくれるからいいけどそうじゃなかったら丸買いするしかないんだもん
それそうだね
ジャガイモ1個だけ買うみたいになっちゃうから
カットしながら使うって感覚ないもんねちょっとずつ
そう手ザラザラして痛いし
カーブ厚いし見た目ごついし気持ち悪いしつって
いうことだったらしいよ
僕が言ってるんじゃなくてそう書いてあった
ああそうなんだ
さすがに1キロ以上のジャガイモは使いづらいかもね
そういう加工もバトルが裏であっての今の状況だそうです
今もそうだからねジャガイモ
直売所とかに出してる農家さんから聞くと
うちらからしたらあんまり切らんでいいような手頃なサイズ
やつあるじゃんあれ売れないんだって
ああそうなんですね
もっとちっちゃくないと無理だって
そうなのってちょっと思った
やっぱ使いやすい程よい
ちっちゃすぎず大きすぎずがちょうどいいでしょうね
あるんですよね
この間ちょっとタクにも言われて有名な話なんで
おまけのおまけしましょうか
42:00
ポテトチップス裁判の話ね
裁判シリーズ
裁判シリーズ面白裁判シリーズ
みたいに言っちゃってるけどさ
ポテチ裁判です
ポテチ裁判
これ概要からいくとメインはプリングルズです
プリングルズは裁判の論点がおかしいんだけど
プリングルズはポテトチップスかビスケットかっていう裁判
何で誰かと
二択の問題
プリングルズはポテトチップスですかそれともビスケットですか
ビスケット
どういう選択肢
もうピントすらもこない
今違いますけどプリングルズを作った会社っていうのは
P&Gですよねもともとね
今上途されてるんでケロックになってますけど
このP&Gの主張としては
いやうちのプリングルズはですね
ビスケットでございます
ええそうなの
へえ
ジャガイモの含有量は42%なんですよ
そんな少ないのあれって
残りは小麦粉とかです
確かに特殊な食感してるよね
ジャガイモは5割切ってるんで
これはジャガイモ入りのビスケットなんですよ
どうですか皆さんっていうので
イギリスの裁判所また出たイギリス
おかしな裁判やるわな
本当にね
何のためにやったんそれ
実はですね
現在イギリスの消費税というのは20%なんです
めっちゃ高いね
この裁判のあった2008年時点で
17.5%くらいなんです
高いじゃないですか
高いので軽減税率が設定されてます
日用品は基本的に軽減税率の対象になっていて
一般の食料品は免税
極端なんよ
軽減税率下が2%とかじゃなくて
20%か0%って話なの
一般食料品には正しがきがあって
ポテトチップスなどの菓子類は除くって書いてある
へえダメなんだ
思考品はダメよと
ダメなんだ パンとかね
イギリスっていうのはビスケット
例えばケンタッキーフライドチキンなんかのビスケットって
大きかったりするじゃないですか
ああいう感覚なんですよ
僕らが想像してるクッキーとかおせんべい状のものだけは
ビスケットというわけではなくて
パンの延長状にビスケットがあって
あれはもう3時のティータイムには必須だし
なんならあれはご飯だし
缶パンみたいな感じで食料として扱われてるんですね
文化的に
ビスケットは免税だと
でもポテトチップスだとすると20%だよね
これ20%かかるような値段になると
売れ行きに大きな影響が出ますよね
相当違うね
45:01
それはメーカーとしては
これワンチャンビスケットでいけっかな
いっとくっつって
そういうことか
言いたくなるってこの20%も違ったら
20%か0かだったらそれ0%取るよね
そうなんだよ
これをイギリス当局課税局を相手にしてですね
A&Gは裁判を起こすわけですよ
何課税してくれてんすかって免税でしょ
うちビスケット作ってるんで
一審の判決が2008年に出ます
判決はビスケットでいいんじゃないですか
そしたら課税局がいやいやいや
待て待て待て
それはもう理屈はそうかもしれんけど
一般常識通念としてもうおかしいでしょ
どう見てもスナック菓子だからね
もうそもそもこれ免税の意味って
スナック菓子を別にした意味よく考えてくださいよって
スナック菓子なんだからポテチかどうかの前に
これダメでしょって言って上告するんですよ
2009年第2審判決でます
これをもって最終の判決といたします
プリングルスは公式にポテトチップスということにいたします
公式にポテトチップスとして認められましてね
なんや公式にポテトチップス
国が裁判証明とやるとすげーな
もうね中世には火破りの刑にするしさ
しかもめちゃくちゃもう最近じゃん
そうつい最近の話です
2000年代よすげーな
こういうねほんとおまけの話
向こうの人たちというかプリングルスにとってはね
だいぶしかつ問題な感じではあるけど
そういうこともちょっとおまけとして
ちょっとこないだね雑談してるときに
収録の外で話になったんで
改めて紹介をしてみようかなと思いましてね
さあ今回はこれで全部小ネタ集でした
けどちゃんとポイントあったでしょ
日本に帰化したタイミングあったりとかね
そうだね
そうなんですよちゃんといろいろとあるんですよ
諸生産料シリーズとかね
はい
使い道も
ちゃんといろいろとジャガイモは
使いどころがありますよねというお話でございました
さあエンディングいきますか
エンディングですかね
はいまとめ
さすがに頭ボーっとしてきたけど
ちょっと改めてレシピに入れてなかったなとは思うんだけど
毎回シリーズ最後やってるやん
今回やってねえな台本にも落としてないから
ちょっとさらっと
よくない今回
いいか
日本のジャガイモ料理は意外と限られてるよメジャーどころは
ああそうなんだ
48:00
ニンニク転がしにするさっきの味噌カンプラドもあるけど
肉ジャガとさ煮物に入れますよ揚げますよベイクドポテトで焼きますよスライスしてどうこうしますよっていうのがほぼほぼですよ日本の場合は
さっきちょっとメイクインは肉ずれしに行くって話もあったしね
肉ずれしやすいやつは肉ずれる前に潰すっていうのでコロッケにしたりとか
マッシュポテトにしたりとかサラダにしたりとかするわけですよね
そうか
っていう話なのでそんなに言うことないからじゃあ海外のいろんなジャガイモ料理引っ張ってくると
もう
主食だからね
もうロシア料理だけでどのぐらいあるかみたいな話になっちゃう
ちょっと極端すぎるか
じゃあアンデス行きますかヒマラヤ行きますかインド行きますかみたいになっちゃう
その辺はもう調べてもらいますか自分で
ですかねもし僕さっきも言いましたけどバレッショのお料理未読ですんで
どこかでゲットできるかどうかすらわからないですよ大正9年発行の本なのでわからないですけど
見つけて読んだらどっか番外編かなんかで報告しますね
そうだねそうしよっか
読む余裕があればね頑張ります頑張って読んでみます興味はありますから
今回もだいぶ長くなったんでじゃああと最後は次回まとめで
次回にする?
次回にしましょうだってもう52分ですよ
ああそうですか意外と長いですね
いやいや52分からまとめしたらだいぶ長くなるよもう
じゃあ最終回は一旦ここまででジャガイモのシリーズは終わりということで
次回はジャガイモのシリーズを俯瞰してみた雑談会ということで
はい番外編がね
番外でね
やりたいと思いますということでジャガイモシリーズ今回で終わりとなりますありがとうございました
ありがとうございました
さすがに勘だな
49:58

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