1. たべものラジオ 〜食を面白く学ぶ〜
  2. #160 (s19-13)【酒と砂糖と植..
2023-04-20 36:39

#160 (s19-13)【酒と砂糖と植民地/前編】甘い酒からドライへ

【質問箱回答】良いお店の見分け方

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無刀兄弟によるタベモノラジオの紹介
タベモノラジオ
かちゃ料理無刀、無刀卓郎です
無刀太郎です
このラジオは、少し変わった経歴の料理人兄弟が
食べ物の知られざる世界を
ちょっと変わった視点から学んでいく
ラジオ番組です
はい、ということで
第十二話
だいぶ来たね
十二話か
そんなあれだね
豆腐とかと比べると少なく感じるね
いや、そんなことはない
台本のシート上は
今ナンバー9なんですけどね
第十三話だった
一本あたりが長いのよ今回
そうね
結局は
多いよね
言ってもね、今日の話で
まだ近世
くらいなんで
日本で言ったら江戸時代くらいまでやっときましたよ
江戸時代?
なんか最近まで
来た気がせんでもない
期限前300年くらいから
始まってるからね
そうなんだよね
ということで今回
飲食店でのサービスや盛り付けの特徴について
質問箱の回答を
ちょっとしていこうかなと思います
どれがいい?
どれがいい?
どれでもいい
今1,2,3,4
4つ画面に表示されてるんだけど
3月4日にもらってるのは
料理以外の部分で
お二人が思う
いい店の見分け方を教えてください
僕は料理の度に
小皿を取り替えてくれる
お店には食べ物も美味しい
お店が多いなと思っています
だそうで
うん
僕は割と人を見ますけどね
どっちかというと
人か
結局料理とか
サーブする方の
サービスですね
基本はやっぱり人が作り出すものなので
絶対その人柄みたいなのが
出ると思う
そういう風に思ってるんですよね
っていうのでいくと
人柄がいいってのももちろん大事だと思うんですけど
この質問者さんが言ってらっしゃるように
割と細かいところに
気が付く人
結局ね
そういう人の方が仕事が丁寧だったりするんですよ
まあね
そうね
あれでしょ日本酒の飲む
器を変えるとかね
そういったところもそうですしね
そういうことに気が付く
お店のスタイルだと
例えば野菜の仕込みをする
魚の仕込みをするっていう時にも
例えば魚の鱗をかいたら
1個でも残ってたら気持ち悪いと思う人が多いしね
うん
まあ確かにね
そうだね見分け方
それがどこに
現れるのかっていうとまあそうなんでしょうね
小皿取り替えてくれるとかも
そうかもしれないですね
うん
本当にちょっとした気遣いみたいなのが
スッとできるとやるなって感じはしますよね
うん
でも玄関入った時にさ
掃除が行き届いてるかどうかって
なんとなくこう
わかるじゃん
まあ綺麗な店は
ちゃんと料理を出すところ多いよね
うん
単純に性格というかそこまで
気を遣えるかっていうのが
そのまま料理出ちゃうんだろうね
うん
これは別番組のインタビューでも
話に出てましたけど
顔でわかっちゃうところあるかな
うんうんうん
こうなるね
それって
再現性ないんで
ないね
なかなかそれも経験の積み上げで
しかないってなんとも言えないですけど
そうだね
何で判断してんだろうね
でも盛り付けとかも
本当に雑なところがまずいかといえば
そうじゃないとこもあるけど
でも大体綺麗なとこは
美味しかったりするんだよ
うんそうね盛り付けで
行くと丁寧なところももちろんそうですし
センスなんかも出るでしょうし
割とね
今は本当に
インスタ映えみたいなの気にしてる
盛り付けをする方も増えてきてるんですけど
それよりも
写真で見るとめっちゃ綺麗なんだけど
肉眼で見たときに
どうでもないっていう盛り付けもやっぱりあるじゃないですか
そういう究極の
選択をしなきゃいけないときにどっちを撮るか
なんですよね
僕は好感を持つのは写真のことよりも
今見てる肉眼で見えてる
美しさの方を重視する人の方が
僕は好き
そうねうちの料理とか
写真撮るのめっちゃむずいよね
映えない基本的に映えない
映えないし目で見たときとの
ギャップがすごすぎて
同じように写真に撮るっていうのは
難しいよねやっぱね
SNSに上げるような写真ってのは
割と色彩がはっきりしてる
ビビットなカラーの方が綺麗に見えやすい
そういう傾向があると思うんですけど
そうだね
日本料理特に解析みたいなものとか
割と単色なんですよ
淡い色合いが非常に多い
わけですよね
そうすると映えないんですよ
そうだね
絵皿とか
写真撮るとそんなに
綺麗に感じないもんね
実際見ると細かい凹凸とか質感
だいぶ変わるんだけど
やっぱ写真だと限界あるね
そうですね
そういう意味では僕は肉眼で直接
身体素養をもって感じられる
なところに気を使ってる方が
好みではあります
神経質な人多い?そうでもない
そうでもないでしょ
そうね繊細なもの
作ってても別に普段の生活大雑把な
人の方が多いよね
結構多いし例えばね
僕がよくやってることだとお刺身を盛る
じゃないですか
明々皿なので
海石料理の場合は5人分盛ったら
5皿盛り付けるわけですよね
同じようなものを
なんですけど刺身っていうのは
部位によって場所によってどうしても
厚みを変えなきゃいけないところとか
面の広さが変わらなきゃいけない場合とかも
あるわけですよ
だから必ずしも同じ場所に
同じように置けば綺麗になるか
食器の配置についての考察
っていうとそうでもない
1皿ごとにちゃんと変えていく
必要があるんですよね
どうしてもそれはもう相手が生物なんで
文字通りしょうがないじゃないですか
人間の手なんで
若干のブレもあるでしょうし
じゃあその時に
例えば最後にわさびをちょんと乗せる
とか薬味を乗せる時に
右側の皿と左側の皿が
全く同じ位置に置いてあるのが
必ずしも美しいはずはなくて
ちょっと奥に置いたりとか
薬味の位置を
入れ替えてみたりとかそういったことが
あっていいはずなんですよね
そこを雑だなと捉えるのか
貴重面と捉えるのかって話になるんですけど
前提して
めっちゃ貴重面な人って
全部ピッチリ揃えたがる傾向になるんで
全然いいんじゃないと思うんですけど
そこはちょっと臨機応変に
1皿の完結日
店の選び方についての考察
みたいのを追い求めていくと
自然と変わっていくっていう考え方が
できる人は素敵だなと思いますね
でも実際
今の話だと食べてみないとわからんじゃん
今質問の内容が
料理以外の部分で
二人が
良い店の
見分け方
見分け方ね
めっちゃむずいよね
見分け方ね
どうやって見てるかな
そうだね
ホームページとかはちゃんと
見栄えだけじゃなくて
ちゃんとお客さんのことを
思って作られてるところ
作り込まれてても雑だけど
作り込まれてるところとかは
割といいなと
判断するかも
そういう意味でいくとね
店名とかもそうだし
よく店の表に
メニュー置いてるところとかあるじゃないですか
その中でパラパラメニューを
やってみるんですけど
なんていうんだろうな
お客様に分かりやすく気を使ってるっていうのも
一つの見るポイントなんだけど
逆にね分かりづらいんだけど
めちゃくちゃ
その主のね
料理の表現とお客の好みについての考察
思想というか
俺はこれがうめえと思ってますっていうのが
ビシビシくるやつ
それはね当たり外れでるんですよ
好みの問題で別れちゃうんですけど
思想がはっきり出てるほうが
世界観がはっきりしてるってことですよね
その世界観を
再現するために頑張るっていう
モチベーションがあるはずなので
僕はちょっと期待しますね
なんとなく万全と
みんながうまいと言っているから
それを作るっていうよりは
それはどうか知んないけど
俺はこれがうまいと思うんだこういう風にこだわるんだ
みたいなほうが結果的に
僕は幸せになることが多いですかね
逆にもう古い定食屋とかでも
そののれんが多少
もちろん経年劣化で
ボロボロになってくるんだけど
扉のところだけ
ちゃんと綺麗になったりとか
ちゃんと整頓されてる感じってやっぱ
分かるじゃん そうですねありますね
その時で分かるかな
特に玄関分かりやすいかもしれない
玄関すごく分かりやすいです
今すげえ店思い出したぞ
今はやってらっしゃらないみたいなんですけど
だいぶ前に
東京の虎の門にあった
定食屋さんがあるんですよ
確か黄色い看板が
ポーンと置いてあるだけで
手書きの紙がペタッと
メニューとして貼ってあるだけなんですけど
書いてあるのが焼き
煮とかあとなんだっけな
揚げかなその三つしか書いてなくて
全部魚料理なんですよ
ランチタイムなんか席に座ると
もううむを言わさず
ご飯と漬物と味噌汁がバッと出てきて
何します焼きでって言うと焼き魚出てくるし
煮物でって言うと煮魚出てくるしみたいな
ひどい時その二択しかないみたいな
もううるせえよ他のもんねえよ
って俺はもう魚に命かけてんだ
っていうね
めちゃくちゃ狭くて
混み合う店なんですけどちゃんと綺麗
ゴミゴミしてるんだけど
古いんだけど
手入れはちゃんと行き届いてる
綺麗さっていうか手入れだね
どっちかっていうと
旅館なんか泊まっても
この建物古いな
水が出るレバーが上下逆だったりする
とかあったりするじゃないですか
なんだけどめっちゃ手入れされてるから
20年50年経ってんのに
なんか心地よい
そういうのあるんじゃないですかね
そうだねその辺はあるよね
そうだね
そういうところぐらいかな
あと食べてみてって感じだし
たまに聞くけど
電話しても
ちょっと半切れで出てくる人
こだわりすぎ
手入れるというか
分かるんだけど
それを表に出しちゃってる人って
押し付けちゃってるじゃんお客さんに
そこまで行くと
俺は帰って行きたくないな
ってちょっと思うかな
あくまで
どこまで自分のおいしいを
出していくか
それは食べてもらうとか
表現とかでやるのがアートみたいな
そこね
いろんな職人さんたちと
話をすると
必ず一回そこの話をすることになるんだけど
自分が出したい世界と
それからお客様が喜ぶ
っていう価値観と
二つの二軸の価値観の中で
揺れるんだよね
どこまで自分を出すか
どこまで自分を消すかみたいな話はね
これはいろんなクリエイターさん
たちそこでせねぎ合いするんだろうな
そうなんだけどね
お客様の中でもさ
だいぶ失礼な人はもちろん
世の中にいるわけで
そういうお客様に対して
ちょっとイラッとしてね
18世紀イギリスの砂糖ブーム
ちょっとしお対応するのは
分かるそれは分かる
ただ初めて会話をして
二言目でちょっとイラッとされると
なんやねんどうなる
いるんだよたまに
そうなんですか
予約しないでさ
すいませんって言われれば
そうかってなるんだけど
うちだって予約してもらうの困るんだよね
っていうお店があったじゃん
ありましたね
書いとけや
うちも言われないように
気をつけようねそういうのね
そうなんだけどさ
うちで来てすいませんって言うし
ごめんなさいとは言うんだけど
玄関入って二言目にそれ言われてもさ
多少ね
説明があってもいいんじゃないかな
そこまでなんかうちは
尖ってんですみたいになってもさ
それはどうかな
ちょっと特殊だと思いますけどね
たまにそういうお店があるね
あるはありますよね
分かりやすく言うとそういうとこなんだけど
そういうところはやっぱ
すぐ無くなったね
あんまり言ってもらいたいけど
苦手なお店
僕が苦手なお店は
いいですよ例えば四五玄関みたいなお店が
中にはあるじゃないですか
それはそれで
その人の価値観だし
黙って味わってほしい
気を散らしてほしくないっていう気持ちもよく分かるんですけど
それは僕の思ってる世界観とは
かなり違うので
僕はどっちかっていうと
会話をしてほしい楽しんでほしい
料理っていうのはそれの添え物みたいな
会話の添え物ぐらいになってても構わないと思ってるんですよね
本当にうまいものに出会った瞬間に
もう友達同士で顔見合わせてね
ハッてなる
うまいもの追求するんだったら
そこまで行きたいんですよ僕はね
静かにしてくださいじゃなくて
つい無言になってしまう
っていうところに持っていきたい
ですよ
そういうアホダンスを描いていきたいと思ってるので
なんでそういう
四五玄関のお店っていうのを見ると
それはそれで否定はしないし
いい世界観なんだと思うんですけど
僕の世界観とはちょっと合わないな
っていうのは思いますけどね
まあでも
その四五玄関っていうのは別にいいかな
と思っててある意味
料理屋も店名パークみたいなところあるから
中に入ったら別世界ですみたいな
のが分かるから
入口に書いといてほしいよね
デカデカとそんなに
怒るんだったら
重要なことならちゃんと先に言ってほしい
そういうところはね
書いてますよ
別に書いてあれば俺はいいと思うんだよね
そういう主張なんだなと思って
僕の持ってる価値観とは
違うけどでもそういう店行くんですよ
たまにああなるほどな
こういうの描きたいんだなってそれはそれで楽しい
書いてあると
っていうのはちょっと語弊があるか
まあそういう
誘導ができている店なら
いいと思うのだけど
大衆居酒屋みたいな普通のさ
駅舎に入ってさ
喋ったら怒られるって意味分かんないでしょ
あのねありますよ
一杯のラーメンに命かけてますみたいなところが
やるのもいいじゃないですか
居酒屋って割とお酒を飲みながら
語る場だったりするので
それちょっと無言だと
何しに来たんだか分かんないなってことになっちゃうんで
そうだね
例えばそういう雰囲気というか見た目のとこに入って
それで怒られたらちょっと釈然とはしないよね
そうですね
まああるのかな
それはちょっと分かんないけど
極端だけどね
話をしちゃったけど
あくまで自分たちが思うっていうのを
個人的に思ったのは話だけなんで
どこまでっていうのは
うちらも分かんないよね
料理人と会ってみると
うちら料理人同士だからね
この人はいいもの作るんだろうなっていうのは
分かってその辺ね
それは会話の端々で
会話が噛み合う噛み合わないとかさ
突っ込んだ時に
分かるよね
何も考えてない人はまあまあまあ
そういう感じで流されるし
逆にうちらでもどうでもいいと思う
レベルのところを急に深掘りして
帰ってこなくなったり
する人もいるから
この人めちゃくちゃマニアックやな
と思ってまあでもこの人のやつだいたい
美味しいね
確かに好きなんだろうなと思います
そんな感じでね
だいぶ長々喋っちゃいましたけど
ということで
本編いきたいと思います
はいでは前回の続きです
今回は
お酒の話します
お酒の話
砂糖は?
砂糖絡むんですよ
砂糖のシリーズだって言ってんのに
お酒の話言ってるからさ
甘いお酒ね
前回までっていうのは
お茶とかチョコレートとかコーヒーに
砂糖入れて飲みます特にイギリスは
ティーガーデンみたいなのが出てきて
とんでもない量の砂糖を消費するようになりましたよ
って話をしたと思うんですよね
なんなら18世紀の中頃
1750年くらいになると
イギリスの砂糖の消費量
甘い酒と砂糖
っていうのはフランスの8倍から9倍
ってわけわかんない
お前ら何飲んでんの砂糖飲んでんの
っていう状態になったっていう話を
前々回
前々前回ぐらいでしてるんですけど
覚えてます? 覚えてるね
イギリスの植民地で砂糖が
作られるようになったんで
植民地もあるし
自分の国の中だと思えば
その計算ができるようになりましたと
甘いお酒の歴史
そしたらめっちゃ砂糖飲むようになりましたよ
っていうことで
お茶に入れることでそれが爆発的に
伸びましたという話なんですね
今度は
お茶やコーヒーではなくて
砂糖入りのお酒
話をするんですよ 砂糖入りのお酒
なんでこの話をするかっていうと
この後出てくる
17世紀から
1600年代から
1700年代くらいにかけて
出てくるんですよね ラム酒
砂糖で作った酒
海賊が
持ってる瓶は大概ラムですから
ラムってなんだっけ
砂糖で
作った酒を蒸留室して作るお酒
ああ
砂糖キビかな 砂糖キビ
そこに行くんですけど
それ多分次回の話になるので
これは次回の
ラム酒に繋がる系譜として
それ以外にもっと
誤魔化して飲んでる酒ってないのかな
っていうのはちょっと調べてみたんですよ
そしたら
中世
千年頃西暦で言ったら
900年代とか800年代とか
あの辺の頃から
お酒に砂糖入れて飲んでるんですよね
物理的に
入れてるの? 物理的に入れてる
中世の
ヨーロッパですごく人気だったのは
お酒の名前が
ヒポクラスっていうお酒があったらしくて
ヒポクラス
シンプルにレシピ言うと
ホットワインに
砂糖と香辛料入れてる
ホットワインに
砂糖と香辛料? 夏めぐうとか
今で売ってるいわゆる
ホットワインだよね あれに砂糖入れてある
砂糖か
砂糖が入っている ホットワインって
甘いよね砂糖入ってるよね
それが元々人気だったらしいですよ
どのぐらい
甘くしてたのか分かんないんですけど
読む限りは
食後酒なんですよ
デザートワイン的なやつ
砂糖が使われるようになる
その前までは
もちろんですけど蜂蜜なんですよね
蜂蜜か 蜂蜜でだいぶ甘くして
デザートのように
お酒を楽しむっていうので
ヒポクラスっていうね
甘いワインは楽しまれたらしくて
ヒポクラスね
砂糖入りお酒のレシピ
哲学に出てきそうな名前だね
医学誌とかやってると出てきそうやね
そんな名前
この傾向の名前ちょっとないよね今までね
なんかギリシャ系なのかな
とか思っちゃうんですけどね
ぽいよね 分かんないですけど
もしかしたらちゃんと勉強し直さないと
分かんないですけどワインの歴史を
調べていったら出てくるのかもしんない
なんとなく今ぼんやりと
あの辺の王朝時代かな
とか思ってるんですけど
それはね今明確なこと言えないので
置いときますね
この後
時代がもう少し下ってですね
中世が終わって近世
近世ってのは
日本の歴史で言ったらざっくり
江戸時代くらいと思っといてください
1600年代
1700年代1800年代くらいまで
日本史だったら
明治になると近代に変わるんですけど
大体そのくらいですよ
ざっと言ってね
出てくる出てくる甘い酒
すごいよ
レシピ言ってきますよ
想像しながら
心の中で頭の中で
飲んでみて
ざっといきますよ
お酒の名前フリップ
ビールに
砂糖
ビールに砂糖はちみつではなくて
砂糖
甘いビール
なんか僕気持ち悪いなと思って
気持ち悪いね
やってるんですよ
あとね
エッグノック
これはね
ビールだけどラガーじゃなくてエールね
エールに
ホットミルク入れるんですよね
エールにホットミルク
待って待って
エールってどんなだっけ
あれですよイギリスの言ってみれば
ビールの種類と思ってください
ホップ入ってないやつね
上面発酵のやつ
元々ビールの前から
使ったエールね
ラガーの前か
これにホットミルク入れるんですけど
このホットミルク自体に砂糖が
入っていて
スパイスとかハーブとか使って香りがついてる
スパイスと
ハーブとホットミルク
にエール
どんな味すんだろうね
ちょっと想像がつかないな
今日の収録前までに一通りやってみようか
と思ったんだけど
いやちょっとな
ビールにホップが入る
怖いなでも試したいなっていう感じ
まだやってないです
正解が分からんと思うこれ
分かんない割合が書いてないから
書いてなかったんだ
香辛料とかスパイスとか言われても
ピンポイントで
同じとも揃えるのは無理だもんね
そうですねもうちょっとね調べたら
やってる人がいるのかもしれないレシピあるのかもしれないですけど
そんなに古い
訳じゃないので言っても
1700年代とかなんでね
古くないのか
1700年代だと
豆腐百珍とかが出てるくらいの時代なんです
日本でも
当然活版印刷のよりもずっと後の時代なんで
記録あったと思いますよ
ちゃんと探せば
ビール出てきたのいつぐらいだっけ
向こうの
えっとね
これよりもだいぶ前だよね
ラガーの方がもっと古いですね
1700年代ではないですねもっと前からですね
ただ冷やす技術が
出てくるのがこの辺り
以降の話
じゃあほとんど同時期に
出てくるんだね
これちょっと僕
検証し終わってないので
明確なことは言えないんですけど
おそらくですけどね
エールの時代から
ビールにホップが入って
日本酒の歴史と味わいの変化
アインベックビールが出てきて最終的に
ミューヘンでラガーが出てくるじゃないですか
ベルギーのピルスナー
どんどんさっぱり系の
ドライな味に変わってくる時代っていうのが
もしかしたらこれが
砂糖の消費量の増加と
なんか関係が
あるんじゃないかなって僕思ってるんですよね
これはなんでこんなこと言うかっていうと
日本酒を見てると
そうだからなんです
日本酒が
母大酸を使われて
今の清酒になっていく
ここから先
三段仕込みとかかけ米を入れて
飲ましていくってやり方とともに
甘さ控えめになって
どんどんドライになっていくんですよ
初期のってめちゃくちゃ甘いんですよ
ヨーグルトっぽい
酸味がある乳酸系の
味で甘みがしっかりしてる
だから平安時代なんかは
甘味料として
お酒使われてましたよね
元は甘いんで
それが江戸時代が始まる前後くらい
室町戦国あたりから
徐々にドライな方向に
降っていく
これとクロスするように日本でも
料理が甘くなっていくんですよ
そうか料理が甘くなっていく
料理が甘くなっていくから
バランス取るんでしょうね
なんか知んないけど
したら結果的にお酒の方が甘くなく
なっていくみたいなことが
日本の中では起きてるんですね
これは本にもそういう風に書いてあって
確かに自分の勉強でもそうだなって
感じるところがあって
もしかしたらビールとか
ワインとかも
この砂糖の広がりと重ね合わせてみたら
似たようなことが起きてるのかもしれない
っていう仮説ね
まだ検証するには
とんでもない時間
かかりそうなんで
そのためだけにやったら
文章にしたら
授業で終わることに何時間かかるんだろうって
時代検証じゃないけど
全てを検証していかないと
わかんないもんね
でもなんとなくだけど時代観的には
その
ドライなお酒ビールが出てくる時期
苦味が強くて甘味控えめの
ラーガーとかピルスなんてのが
出てくる時期ってのは当然のことながら
だいぶ時代は後なんで
砂糖が世界商品として復旧してる
後の時代
なのでもしかしたらそうなんじゃないかなって
今んとこ想像してますね
そうか
じゃあちょっと次行きますよ
甘いお酒からカクテルへ
こんな調子でやったらレシピ言うだけで終わっちゃうからさ
もう既に28分経ってますから
前半が長いからね
あとねシラバブ
意味わかんないけど
さっきと似たやつで
香りをつけた
ホットミルクもしくは
ホイップクリームね
ホイップクリーム
すごいの出てきたね
私好きだよね生クリームだよ要はね
好きだけどドリンクとしては
俺あんまコーヒーくらいしか知らんぞ
ウィンナーコーヒー
的なやつね
がコーヒーじゃなくて
それが甘いワインとか
砂糖入りのリンゴ
アルバドスかリンゴ酒
と合わせてある
もうスイーツ
リンゴ酒の上に
ホイップクリーム乗ってる感じ
それはそれで俺うまそうだなと思ったよ
美味しいと思うよ
スイーツ的な
お酒なんだろうね
リンゴパイのケーキ版みたいな
そんな感じだよね
あとシュラブ
シュラブ
オレンジとかレモンとかライムジュースに
砂糖入れて
柑橘ジュース作ります
これと上流酒
コニャクとかブランデーとか色々ありますよね
これを
合わせる
カクテルっぽい感じになってきましたね
カクテルだね
これはこれで絶対美味しいと思う
これは割と美味しく作れそうな気がする
普通に美味しいと思います
あと次が
トディ
上流酒に
香りをつけて
砂糖入れたやつ
シュラブと何が違うんや
柑橘がない
まあそうか
カクテルの中の一種みたいな感じ
次の二つは
多分分かると思うんだけど
まず一つがサンガリー
これが後に変形して
サングリアになっていくんだよね
スペインのサングリアってあるじゃないですか
これの原型になってるのが
サングリアっていう飲み物で
ワインに砂糖とスパイス
なんかヒポクラスっぽいよね
ああヒポクラスね
ホットじゃないだけ
確かにそうだね
割と冷やしてる感じ
ああそうかサングリアは
温めたりしないもんね
ここにフルーツカットフルーツが入ると
サングリアになるんでね
カットフルーツを入れてるの?
入れてる感じだよね
フルーツのワイン漬けみたいな状態でしょ
これがサンガリーっていうので
割とこれ人気が高くて
いろんなところで飲まれてたらしいよ
へえ
これは美味しいよ
絶対美味しいよ
西ヨーロッパのフルーツ文化
比較的西ヨーロッパ圏って
フルーツ第一なんだよね
好きなのよフルーツが
西ヨーロッパ?
ヨーロッパで僕らがイメージしてる
フランスとかドイツとか
北の方行ってねイギリスとかベルギーとか
スペインとかもそうだけど
とにかくフルーツ好きなんでしょ
僕らに比べてですけどね
そういうこと
日本に比べてヨーロッパの方が
フルーツの摂取量が多い傾向にある
朝食とか
行くとあれだもんね
フルーツ絶対入ってるもんね
もうだってご飯食べてる時にさ
もっと古い時代
映画とかでさ
中世の騎士より前みたいな
砂糖の歴史と飲料文化
ああいう映画とか見てるとさ
そこでは肉とフルーツみたいな
よくわかんない組織だったりするじゃん
主食っていう概念ないから
元々
パンがなくて
肉と野菜とフルーツ
ひたすらフルーツパクパク食べてる
これディナーですかみたいな
ヨーロッパ圏に行った時はフルーツいっぱいあるからさ
なんとなく贅沢感があって
どこ行っても山盛りであるからさ
これはちょっと脱線するんだけど
日本料理ってもともと
デザートっていう概念がなかった
それはお茶とお茶菓子ぐらいのもんで
食後にデザートっていうのは
随分新しくなってから
西洋の影響を受けて
今でも解析料理のコースの後に
デザートが作るようになった
割とさ日本料理
フルーツ出すところよね
そうだね
逆にヨーロッパの人たち
普段の食事の真ん中あたりで
普通にフルーツ食べてたりするんで
お酒もフルーツだったりするじゃないですか
だからデザートってのは加工品が多いんです
そういうことか
砂糖漬けになっているフルーツとか
ケーキだとかああいう風に
加工されたもの
そっちの方が主力になってくる
そっか生のフルーツは
ご飯の一つ
みたいな感覚があるかもしれないですね
それならよく感覚的にわかるかもしれない
なんか僕らが持ってる
ステップルフルーツって
いわゆる主食ですね
この概念が日本の方が特殊なんで
ヨーロッパとか
大陸中国とかも含めて
ちょっと違う概念で見なきゃいけないのかなと
ちょっと思いましたけどね
そういうことね
あと次ね忘れちゃいけないのが
パンチ
何回か前に
ポン酢の話ちょっとしましたけど
ここなんですよパンチ
パンチがここで登場してくる
フルーツパンチになる前に
あるのが
お酒の種類は特に問えませんと
人科なんかわかんないけどありますと
そこに柑橘系のジュースと砂糖で
味付けてますっていう
シュラブっぽいやつね
シュラブさっきの
オレンジとかレモンとかライム入れた
砂糖の甘いやつね
文字面で読むと
何が違うのかよくわかんないんだけど
そのうち柑橘ジュースだったんだけど
何でもよくなってだんだん変わってくるらしい
へえ
柑橘ジュースと呼ばれてるものが
カテゴライズできなくなって
フルーツパンチとか何ちゃらパンチとか
いっぱい出てきて
総称してパンチって呼び始めるんだよね
途中から
冷蔵庫とかの
技術が上がってきて
冷やす技術の時にも
出てきたけど
アメリカの五大湖
湖で天然氷を掻き出して
売るとか
ああいうくらいになってくると
パンチをキンキンに冷やして飲む
っていう文化が出てくる
それ以前は比較的常温から
温かい飲み物にして飲むこともあったらしい
ああ温めることも多かったんだ
みたいですよ
ちょっと後の時代なんだけど
アメリカ合衆国が成立する前後ね
1700年代とか
1800年代くらい
1800年代になるともう独立してますけど
その時代に
アメリカ人がめちゃくちゃ好んで飲んでたのが
パンチ
らしい
砂糖いっぱい使うんだよ
実は
次の次が
その後くらいの話なんだけど
アメリカって砂糖大国になっていくんで
イギリスの次に
砂糖大国ってアメリカ
が来るんですよ時代的にね
順番でその時にこのパンチが
めっちゃ人気になる
へえそうなんだ
これで砂糖をカンカン消費して
いくようになるお酒でね
ちなみにソフトドリンクの方は
お茶とかコーヒーもそうなんですけど
そこに砂糖の大量消費として現れるのが
清涼飲料水ですよ
清涼飲料水
炭酸でシュワっとしてさ
黒い液体で日本でも大人気のやつあるじゃないですか
シュワっとして
黒いやつか
黒っぽい液体の赤い缶とかのやつね
ドクターペッパーではない
それ系のやつ色々とその辺のシリーズが
アメリカで発達してるっていうのは
そこにはちゃんとルーツがあるんですよね
そうなんだね
やっぱりお菓子としても
砂糖は大量消費されるんだけど
飲み物でやっぱり行くよねっていう話
この後に
出てくるのが
砂糖を使って
作られたラム
っていうのが出てきます
カリブ海とラム酒の歴史
その後なんだ
この話をするためにはですね
カリブ海
カリブ海の
西インド諸島とかカリブ海の島々で
生まれてきたラム酒と
それが生まれるまでの
ちょっと前の経緯を話さなきゃいけなくて
もう今
さらっと18世紀から
19世紀1700年代
1800年代のさらさらさらって
言ってたんですけど
ちょっと一回戻ってですね
1600年頃
1600年頃
日本で言ったら元禄時代とかね
江戸時代初期くらいのところまで
時代を逆戻しして
過去の背景ね
スペインとポルトガルが
海洋世界
世界に飛び出していって
新世界でこの二つが
争ってたじゃないですか
何回か前のところで
新公国としてイギリスとかオランダとか
フランスが出てきましたよ
アントウェルペンから
商業の中心地がアムステルダムに
行ったりとかロンドンに行ったり
ポルトガルが重要な攻撃の港になっていきますよ
次回予告
という話をしたと思うんですね
ここに至る直前の話を
一回します
ここで戻るんだ
飛ばしてもいいんだけど
そこ知っといた方が
なんでその後ラムッシュがドーンと出てきたのかとか
なんで佐藤がそこで爆発したのかが
よりクリアに分かるはずなんで
そうなんだ
次回はそこからお話をしましょう
そこからね
もうさらっと次回に続きますか
ですね
ということで今回は終わりたいと思います
ありがとうございました
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変な人がいるっていう感じで
どっち見て変な食事を
だからいいやと思って
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