00:09
たべものラジオ。
慣れねえな。
はい、掛茶料理むとう、むとうたくろーです。
むとうたろーです。
やっぱりこのオープニングちょっと慣れないね。
慣れないね。
まだちょっとね、馴染んでない、自分に。
なんか笑っちゃうんだよね。
自分で言ってても笑いそうだもん。
普通に、まあ、編集後にはカットされてるんでしょうけど、
たべものラジオの後に普通に笑ったかなね。
笑ったね。最近そのまま残してるけどね。
たぶん誰よりも僕らが慣れてない。
そうだね。1年やりましたからね、前のパターンで。
そうね、確かに。
もう1年越えてるのか。
もうUに越えたね。
そうか、去年の今頃は何をやっていた?ビール?
去年の今頃はね、確かビールは年末だからもうちょっと前。
まだフック終わったな。
終わってるか。
12月、もう記憶にないな。
ビール入るか入らんかぐらいだね。
自分がどの順番で何を話したかあんま覚えてないんだよね。
1年間以上やってるのに、まだ取り上げたテーマが10ちょっと?
11とか12とか。
やばいよね。
全然だね。
しかもあれをうち、今回は週1配信してるけど、
元々週2配信でこのペースだからね。
そうなんだよね。
ゆっくりやってればね、11シリーズとかさ、
でもまあまあと思うけど、週2だからね。
特に豆腐はやらかしましたからね。
豆腐はね、長かった。
だって、原稿からほとんど落としてないもん。
言ってたね。
全部喋ったらどうなるかなっていうね。
編集と構成の意味わかってますか?
構成の極意は削ることですよ。
編集者さんのところでちょっと習ってきたらいいんじゃないかなと思って。
あれは実験ですね。
お知らせが先にあるんだよ、今回。
今年もジャパンポッドキャストアワードの季節になりまして。
そうですね。
今日ちょうど今朝かな?
募集の開始のお知らせがツイッター上で流れました。
去年ね、募集をしてたのは知ってたんだけど、
募集してたから応募しなきゃと思ってたら、
気づいたら募集終わってて。
応募すらしてないっていうね。
エントリー忘れ。
単純に忘れた。
おすすめのエピソードを一つ書いてくださいって書いてあるんだけど、
どれ?って。
本当だよね。
シリーズモノの人ってさ、
おすすめのエピソードを一個あげてもさ、そんな面白いかっていう。
内容分からんくない?って。
自分で分かんないもんね。
03:01
分かんない。
だからさ、悩んでったんだよ。
一回全部聞いたらいいんじゃない?
なんで?もう一回聞くの?俺が?
ちょっと今YouTube編集で聞いてるけどさ、
長いんだよ。
ごめんなさい。
いやー、やっぱ2回目なかなか聞けないね、そこまで。
聞いてない人に言われたかね。
自分の声聞くの気持ち悪いじゃん。
いやいや、この間ちょっと聞けるって言ったよ。
最近になってね、1年以上前のモノは、
そろそろ自分の知識もこぼれ始めてる?
忘れてきてるからね。
なんかね、他人事のように聞けるんだよね。
そうか。
あとね、リズムが、なんせ自分のリズムだから、
当たり前だけど自分のリズムに合ってるじゃん。
そうだね。
いいな、心地よいテンポだなって当たり前だよね。
ということで、リスナーズチョイスっていうのもあるらしいので、
これはリスナーさんからの応募の数で決まるらしいんで。
うちらは自分で実践しかできないから、
食べ物ラジオを応募しようかなと思っておりますので、
応援をお願いいたします。
よろしくお願いします。
ということで、じゃあ本編行きますかね。
はい、本編行きましょうか。
では前回からの続きです。
今回は武士の食文化と本然料理。
食文化と本然料理?
本然料理。
前回予告通り。
そう。
もうね、この順番でやる以外に手はない。
そんな感じなの?
そう。
今回はあえて冒頭に武士の食文化ってつけてますよね。
武士の食文化ね。
なぜこれをつけているかというとですね、
精進料理と武士の食文化っていうのは、
ちょうど時代感が同じなんですよ。
そうなんだ。
前回お話ししたのが鎌倉時代から室町時代にかけてのお話でした。
今回もちょうど被って同じ時代の話します。
被る?
そう。
前回精進料理だから僧侶の話、仏教の話みたいな話したじゃないですか。
一方その頃武士は?って話なんですよ。
お得意の2巡目ね。
寿司のシリーズで同じことやったよね。
3巡くらいしてるからね。
ちなみに次回も若干かぶり気味の世界観いきますけどね。
そうなんだ。
ちょい後かな。
そんなわけで今回は鎌倉時代の武士の飯。
武士の飯。
つまんねえよ。
つまんないの?
マジでつまんないよ。
先に言っちゃうのそれ。
何がつまんないかっていうとね、食べてるものが全然変化ないのよ。
変化ない?
疾走。
疾走。
イメージ通りだけどね。
そうなんだよね。
鎌倉武士には横斑という儀式があります。
どっかで話したかもしれないけどね。
先に言っちゃうと横斑振る前の語源になったやつだよね。
06:01
あったね。
何を指してるかっていうと、有力御家人が将軍に対しておもてなしする。
ご飯をご馳走する。
いつも将軍様ありがとうございますというような意味で、鎌倉の13人みたいな有力の御家人がいるじゃないですか。
あの人たちが代わりバンコで寄り友とかね、おもてなしをするというそういう儀式ですね。
意味としては将軍と御家人の主従関係を確認すると。
主従関係か。
将軍と御家人の主従関係っていうのと、
例えば平安時代の藤原節関家と他の役人たちの上下の関係って全く別物なんですよ。
そうなんだ。
平安時代とかの朝廷に仕えている区下たちの中での上下関係っていうのは、
会社の中の例えば専務取締役と課長とか部長とかそういう関係なので、
あくまでも社長、雇い主っていうちょっと語弊ありますけど、
トップは天皇なんだよね。
天皇と藤原家、天皇と何々家っていう繋がりの中で、その中にヒエラルキーがありますよ。
そういうことか。
この鎌倉武士の中の主従関係っていうのは、天皇じゃなくて武士の中での話なの。
天皇じゃなくて武士の中。そういうことか。
これ以前の武士ね、平野清守とかね、あの人たちっていうのはやっぱり天皇をトップにして、
そこからたくさんの腕が伸びていて、いろんな武士がいますと。
その中の武士の当領は平家だよねみたいな話をしてたんだけど、
鎌倉武士っていうのはそうじゃなくて、もう寄友の私的な家臣だよ。
もう家で雇ってるメシ使いみたいな勢いで言ってちょっと語弊あるなこれはな。
そんな感じの主従関係なわけ。
極端な話、鎌倉将軍が天皇に対して反旗翻すぞって言ったら、
武士は鎌倉幕府に忠誠誓ってるから。将軍にね。将軍についていくっていう。
そういう構図になってるわけですよ。
会社の中だったら完全に独立部門みたいな感じになっちゃう。
もう別会社ぶち上げたみたいな感じだよね。
そういうことか。
グループ会社的にどーんと横で出して、
その地盤も鎌倉幕府ってのは関東だよね。鎌倉だから。
あっちの方の地侍というか地元の武士たちをまとめ上げて、
その武力を基盤とした勢力だから。
対抗勢力的に立ち上がってるんですね。
それまでの朝廷の権威はもちろん使ってる。形状は正大将軍もらってるんで。
そうなんだけど、実用的違うな。実効的な力の基盤っていうのはあくまでも関東にある。
だから武士は武士だけで固まってないとやばいっていう状況なわけ。
だからそこでの結束っていうのが、今までの朝廷内のクゲ同士のつながりとは桁が違う強力なものが必要になる。
09:07
だからより上下関係をしっかりと結ぶ。
特に頼朝さんはその辺厳しく組織づくりをした人らしいので、よりこの儀式が大事になってくるよね。
なんとなくわかった。
あくまでも今までの数百年以上続いてきた日本の国家体制から比べると、
鎌倉幕府っていうのはまだ脆弱な組織だったので、その中で一致団結してグッパ固まる必要がある。
そこでつながりを確かめる儀式というのが必要になってくる。
これはもともとクゲの中であった文化だったんだけど、大経とかね。
それを武士社会に持ち込んで武士流の解釈をして使ってきたのが黄番という儀式なんですね。
その黄番というぐらいだし、黄番振る舞いの語撃になってくるぐらいだから、さぞや豪勢なものを食べているであろうと思いきやですよ。
これはすごいですよ。
初代将軍、源頼朝も知ってますか?
名前だけは。
知っとけよ。マジで知っとけよ。
ごめん。マジで。
現地の大将、鎌倉幕府を作った人ですよ。
この総大将、将軍に対して有力御経人の一人の千葉恒種っていう人がいるわけですね。
鎌倉殿の十三人見てる人だったら出てくる千葉家の人なのね。
結構でかい有力御経人なんですよ。
この人が黄番やるわけですよ、儀式を。
当然頼朝将軍に御馳走するわけですよね。
タイ一匹。
タイ一匹?
以上。
黄番振る舞いが?
以上。
すごいっしょ。すごいっていうかもうちょっとアッキに取られるレベルだけど。
豪勢ですよ。
基準がわからん。
あとね、その後割と定番になってるのが、
こんだて書いちゃったから読むね。
はい。
一個のお膳です。大将みたいなテーブルじゃないからね。
お膳で載ってるのがウチアワビ、クラゲ、梅干し、塩、酢。
以上です。
すごいしりつぼみな発表だったね今ね。上がらないんだねこれ。
上がらない。あと酒。
一応酒ね。
載ってないけど、リスナーさん分かってると思うんですけど、
日本料理において飯と汁は基本かかないね。
特に飯はかかれないことが多いです。
そういうこと?だから少ないの?
当たり前だもん飯があるのは。
そうなの?
もう一年半くらい前思い出してください。圧倒的な米文化なんで。
まあ確かにね。一日四合とか五合とかそんな話だったね。
だからもうご飯はあるのが大前提なんですよ。
12:01
だからねちょっと脱線するけど、一十三歳とかいうじゃない。
もう一半カットしてる。
確かに。
そういうことなんだよ。
確かに。ご飯ありきの前提。
シリーズも真ん中以上来ちゃってるんだけど、
このシリーズの中で飯が登場しない時でも言わない時でも基本的に飯はあるもんだと思っててください。
ほうほう。
米はデフォルトです。
デフォルトね。
で、そのおかず、菜ね。野菜の菜の字。今ではおかずって言ってますけど正しくは菜なんですね。
ああ言ってたね。
で、お菜とか呼ばれるんですけど、この菜がウチアワビとクラゲと梅干し。
ああそういうことか。
で、玉座の器って大気の時に調味料置いてましたよね。
その中の筆塩がなくなって酒もなくなって塩と酢。
塩と酢。
ただ乾燥化されただけ。
乾燥化しすぎじゃない?
実はねこれあれなんですよ。梅干しじゃなくてこれが漬物になると平安末期の下級クゲかな。
下級貴族とは言われない。クゲのちょっと階位の低い人たちの一般的な飯なんですよ。
ほう、飯?
だから大挙ってのは儀式じゃないですか。
クゲさんの日常の食事こんな感じなんですよ。
ああ日常的にはこんな感じ。
そんなに普段からダイヤンからやってるわけじゃないからね。
まあそれはそうだね。
違うのは梅干しが追加されただけ。
ちょっと待って。追加するとこちょっと間違ってない?
これはね梅干しは毒に対抗する力があると信じられていた。
ああ薬としてってこと?
薬としてというかね、もうリアルに毒入りの酒を飲ませて暗殺するとかいうのがある時代なのね。
ああ。
荒れた時代だからこの時代は。
はいはいはい。
で、それの予防策として梅干しを毎食を食うみたいな。
ああそういうことね。
そういうことがだんだんある。
そうな世の中だね。
こっから一応ね、他の文化もそうなんだけど鎌倉の人たちもね、
クゲ文化を取り入れようという努力はする。
うん。
例えば漢字とかね、歌とか楽曲、芸能系も京都のクゲさんに教えていただいて、で取り入れていく。
ああそうなんだ。
教養がないとね、話聞いてくんないわけですよ、朝廷側の人たちって。
ああそうなの。
大江の博元っていう科目の13人の中に有力後継人がいるんですけど、この人は教養が高いので、
頭がいいので戦略を立てた上で、かつ朝廷との外交ができるのね。
うんうん。
けど基本的に万能武者なんてオラーっていうヤンキーみたいな奴らばっかりだから。
万能武者。
関東にいる大阪の坂の東の武者って書いて万能武者って言うんだけど、
基本的に関東勢の武士たちのこと万能武者とざっくり思っといてください。
ああ。
あちら辺の人。
万能さんの漢字と一緒か。
漢字は一緒。万能武者っていうのはどっちかというと荒くれ者っぽい人たちが多いの。
へえ。
15:00
京都近辺っていうのはちょっとみやみやかで京高い人がいるのね。
ああまあ京らしいってことね。
そうそうそう。
でそこで外交で交渉するときに荒くれる者が
俺さあこんなことやりたいんだけど話し切ってくんねえかって言っても
朝廷権力の人たちはもう少し書籍を読んで教養というものを学んでからおいでなさいという話になるわけだよね。
なので教養を学ぼうという動きはある。
あるんだけど物流の問題だったりとかそもそも距離的に遠いわけだよ。
今でも遠いよね。
確かに。
書物なんか運べばいいけど食文化っていうのはなかなか移植がしづらい。
ああしづらいんだ。
だって基本的に物流の中心地は京都で作られています。
関東っていうのは鎌倉っていうのは物流の中心もから外れてるんですよ。
外れてんの?へえ。
関東田舎だもん。
ああまあ確かに。
今でこそ江戸が江戸っちゃうわもう東京だ東京があったりしてね物流も発展してるからいいけど。
まああの江戸が発展する前はね。
でも京都中心一転主義でそっから網の目のようにわーっと広がってる。
そのマッシの一箇所みたいな感じね。
なんでなかなか厳しいわけですよ。
なんでちょっとずつ水戸家がいなくなって湿気包丁家があっとか何代あと2位とかなっていって
少しずつ豪華にはなってはいくんだよね。
で包丁高時って最後の湿気のあたりになるとそこそこ豪勢になってくんだけど
基本的にはクゲさんの真根っ子。
真根なんだ。
真根っ子です。
教養学ぶ先生はクゲさんだから。
まあそこしかないもんね。
でこの距離感が魔改造文化を育んでいきます。
魔改造文化ここから?
だって遠いからさ。
結局中国から日本にやってきた時もさ日本流で解釈しないと理解ができなかったわけでしょ。
京都から鎌倉に行く時も武士流の解釈をしないと理解ができないわけですよ。
なんで自分たちの文化に置き換えていっちゃう。
まあ置き換わっちゃうのか。
例えば全然大物話じゃないけど今だと手紙をもらったらお返事書きますよね。
返事という言葉。
これ以前は帰りごとっていうのが正しい言葉なんですよ。
帰りごと。
帰りごとを送りますと手紙でね。
それが日本の言葉なんですよ。
だけど鎌倉武士からするとこれ漢字っていうのが流行らしいぞ今。
めっちゃかっこいいよなこれ。
帰りご。いけてるいけてるめっちゃいいもの習ってきたね。
これさ辻めたらこういう風に読めねえか。
音読みでさ返事。
こっけーじゃんみたいな話になって。
それで返事という言葉が登場するんだよ。
もう名前読み方自体変わっちゃってる。
変わっちゃう変わっちゃう。
そういう風なイメージでいろんなものがボコボコボコ出てって
だんだんと武士らしい文化を醸成するっていう動きが鎌倉幕府の時代に出てきます。
でも鎌倉時代には食文化が体制しません。
なぜかそんな余裕がない。
18:03
文化とかね文字なんかは交渉だったりとか文書行政やるので絶対必要なんで学んだりするんですよ。
ただ最終的に芸能特にアートとか食文化みたいなものは平和で豊かな時代じゃないと発展しづらいですよ。
でね鎌倉時代っていうのはえげつない時代でして
1185年に鎌倉幕府が成立したという風に教科書に書いてありますね。
いい国作ろうでもどっちでもいいんですけど。
そこからですねわずか50年もしないうちに気候がむちゃくちゃなことになります。
1230年に異常気象で急に温度下がります。
いつ下がるんですか?
1230年。
1230年。
50年後くらいですね。
そこから20年後くらいかな1257年鎌倉大地震が起きます。
で翌58年ですね石堂付近のどこかで地球規模の大噴火が起きます。
これはやばいんだよ。
イングランドとかあっちの方まで影響がいくくらいのもうマジで地球規模のすごい寒冷現象が起きるよね。
噴火のせいで。
噴火のせいでね。
日本の記述でももう6月なのに2月並みの気温って書いてあったりとか。
そんなに?
そんな感じそんな感じ。
4ヶ月も誤差出る?
出るくらい寒くなっちゃう。
やばいじゃん。
わずか1年その一瞬でドーンと気温が下がってその影響が数年続くのよ。
当然ですけどその年昭和の大飢饉っていうね飢饉が鎌倉爆の中でも起きるし。
その後蒙古襲来。
モンゴル攻めてきますね。
1274年。
寒冷化しちゃったので北部きついんです。
より寒くなるもんね。
そうより寒くなるからさらに南下して土地広げないとやっていけないわけです。
しかも荒くれ者の世界最強のモンゴル帝国ですよ。
よっしゃーって攻めてくるわけ。
もちろん中東とかヨーロッパとかにも攻め行ってるんですよ。
その勢いで日本にもやってくると。
日本まで来るってよっぽどだよね。
よっぽどよ。
で一回追い返すんだけどまた1281年にもう一回モンゴル軍やってきますよね。
でこの1280年ぐらいからそもそも太陽活動が低下するんですよ。
太陽活動も?
そうやばいでしょ。
どうした?地球。世界どうなってんねん。
地球は噴火した。地震もあった。
そしたら太陽の方もちょっとやーすもーとか言い出して。
えげつないね。
でもうこの1280年ぐらいからぐーっとこれウォルフ極暑期って言うんですけど、
もう地球の気候自体が寒くなる。
ほー。
21:00
興味あったら調べてもらうと分かるんですけど、
これ1300年イベントって言ってね。
1250年から1350年ぐらいのこの100年間。
世界中の歴史ちょっと伝票でざっと見てみてください。
いろんなとこで基金だとか戦争とか置きまくってますから。
荒れた時代ってこと?
荒れた時代。その原因は気候変動。
まあトリガーがね気候変動ってどうにもならんもんね。
だってめちゃめちゃ気温下がり続けるの。
去年取れたものが今年取れなくなるみたいなことがある。
まあそういうことだよね。4ヶ月違うっていうのは。
まあそんなことやってるからなんかあれですよ。
御成敗式目みたいなのあるじゃない。
あれって裁判の判例をまとめたやつみたいな感じだよね。
確かにそんな感じだって記憶がある。
将軍家とか執権っていうのは裁きをすることが元々の主な役目だったりするわけ。
こんな状況の時にやってらんねえじゃん。
やってらんないから判例書いてあるからこれくらいに従えってルールブック付くの。
ああそういう感じなんだ。
そういう感じそういう感じ。
こんなバタバタの時に職文化が発展しますかって。
いや厳しいね。
厳しいんでこのままスッといきます。
もう若干SFチックな要素含んじゃってるからねここまで来ると。
これで鎌倉幕府がぶっ飛んで、
次に足利尊氏が室町幕府作りますよね。
この頃になると気温は基本的に低いんだけどその状態で安定するんですよ。
安定はするんだ。
安定はする。
だから1333年鎌倉幕府滅亡って並べましたね。
一味三山とか言ってね。
その後に南北朝時代が来てその後に室町幕府が来ますっていうざっくりとした流れですよ。
そこそこ時間が経ってるんでだんだんとそれに合わせた社会システムに修正をかけ始めるんですね。
まあ適応していったってことか。
急激に来ると対応できないけど時間かければ人間は何とか対応していく。
まあ人類ずっとそうだからね。
そうそうそう。
そういう観点から言うならまあ適応するよね。
それこそ足利将軍家三代義光ね。
義光。
足利義光。一休さんに出てくる将軍ね。
アニメの中の金閣寺に住んどった人。
あの人ぐらいの時代になると国もだいぶ豊かになって結構経済力もあって、
室町幕府の中でも最大の権力を誇った将軍じゃないかな。
そうなんだ。
ぐらいの状況までずっとスライドしていく。
その時代になると食文化がドカドカドカって上がってくるっていうイメージね。
せっかく鎌倉幕府からここまで今ザッと行ったのでちょっと背景掘る。
さっき気候変動で基金があったよって話したじゃない。
したら省塩の中の作物が全然取れなくなったりする。
当然減るよね。今まで100取れた米が50になっちゃったりするじゃん。
まあそうだね。
やばいよね。それ収入だから。
24:01
ということで省塩管理者である地頭が省塩の人たちに対して官能政策を始めるんだよね。
官能政策。
要は農業政策を打つんだよちゃんと。今でもやるじゃん。農業振興計画みたいなやつやるでしょ。
あれをちゃんとやるの。そこで取ったのが二毛策。
二毛策。
米取ったら麦植えろとか。その米を取った後の畑で何が作れるかっていうのをみんなで頑張って考えようぜって始める。
で二毛策が始まる。これ教科書出てくるやつだよね。
そこは覚えてる。
で麦だけじゃなくて商品作物に行くんだよ。
商品作物。
売って税になるやつ。
ああそういうことね。
そうするとさ当時一番人気だったのが鉱蔵かな。
鉱蔵。
鉱蔵。和紙の原料。
はいはいはい。
和紙の原料を作って商演の中のみんなで協力して和紙作るのよ。
商演って実はむちゃくちゃでかいからさ。
そんなでかいの?
むちゃくちゃでかいから。兵で囲われた庭みたいなやつじゃないからね。
すごいそんなイメージしてたけど。
かけがわし北部の西郷ってあれ丸ごと全部商演だから。
めっちゃでかくない?
もっとでかいので言うと大和の国一国丸ごと商演だから。
一国丸ごと?
幸福寺の商演なんで全部。
すご。
そのぐらいの規模感だから当然中の村バラバラなのよ。
でもこれ協力しないと商品作も作れないじゃん。
だからちょっと連携しようぜって言って。
俺構造作るわって言って。
俺栽培してこれ買ったからちょっとお前のとこでこれ加工してみたいなんで。
連携やる。
で村がだんだんでかくなって早遅んって教科書書いてあるんだけど村ができてきて。
で村がだんだん地域をつけて始める。
で人が集まってくる。
人が集まってくるとそこには市場が立つようになる。
これ3歳児って月に3回ぐらい定期市場ができるようになる。
でここで売り買いが始まって。
これを豊とか豊丸と呼ばれてる運送業者が
寮園の持ち主だよね。
京都に有久家さんとかお寺とかに納めに行く。
納めに来る?
納めに行くんだけどさ。
商演で働いてる農民が餌を掘ったら運ぶわけにはいかないじゃない。
まあそれはそうだね。
で一応管理者でやる地頭とか国士がこうやってガーって集めて。
でそれを運ぶんだけど
やっぱり自分で運ぶわけじゃなくて
運送業者のことを豊って言うんだよ。
豊って言うんだ。
豊屋の豊ね。
豊が発展して豊屋になっていくんだから。
だから海鮮豊屋って言うんだよね。
ああそういうことね。
豊は運送業者なんでそれを運ぶと。
で米の半分くらいを例えば商品作物とかを市場で売って税に2回ある。
でこれを税に運ぶと危ねえじゃん。
盗賊とか海賊とかいると危ねえから
それをかわしっていう金融業者がいるんでそこに持ってくと
財布っていういわゆる小切手みたいなやつくれるんだよ。
もちろん手数料取られるんだけど。
これを持ってって京都にいるかわしっていう金融業者に
小切手ね財布を渡すと現金くれるじゃん。
これを納める。
27:02
普通に金融できてるのね。
危ないからとか運ぶの大変だからっていう理由でそういうことだ。
そういうことなんだ。
その豊っていうのはせっかく京都行くわけじゃん。
京都行ったら京都にも定期値やってるから
そこで着物とか京都のみやびやかなやつ売ってるわけでいろいろと物品を。
それを買うと自腹でね。
仕入れをすると。
で帰るじゃん地元に。
帰ったら地元の3歳1でそれを売るんだよ。
ああそうなんだ。
バイバイ歳期ね。
ああ。
20インカムダブルインカム。
すごいね。
でそういうことやっていく。
そのうちにだんだんと豊の中でも力つけてきたやつの中で
じゃあそのかわし金融業者俺自分でやるわって言い出す人が出てきて。
でそのうちに一番売れる商品うちでも作ろうって言って。
銭持ってるから投資して商品を作り始める。
でその中で一番儲かったのが酒。
酒。
そうだからこの豊の中の一部が土層とか。
土層って金融業者でいるよって話を
多分日本酒のシリーズの時に出てきたと思うんだけど。
になったりとか。
あと酒屋を始めたりとか。
いう風になって発展していくからこれすげえ脱線するけど
江戸時代に樽海戦が出てくるんだよね。
だから途中から酒みたいなのを運び出したんだ。
運送業者が酒専門で運び出すっていうのは
元々遠いから土層酒屋になったやつがいるから
本業の方に乗っけたっていうだけなんだ。
そういうことね。
この勃興期このきっかけのあたりが
鎌倉の基金あたりから始まって
ある程度確立して土層酒屋が出てきて
座という同業者組みみたいなのを作って権力を確保する。
もう新座者来んな!
俺たちの権力守るんだ!みたいなことを将軍に認めさせて
権力を強くしていくっていうのが
ちょうど足利一、二、三代くらいの間。
間。
これ南北朝っていう時代。
ここが経済的にめちゃくちゃ発展するし
物流が発展するじゃん。
京都というあのちっちゃいエリアに
日本全国の物品がドカーッと集まってくる。
ここの中にコブがあったから
精進料理でコブ出しとかいう話になるわけね。
それで集まってくるのか。
そういうバックがあってですね。
いろいろと経済的にすごく発展する上に
また足利義満が経済政策めちゃくちゃ上手いことやるのよ。
すっごいざっくり中国の話するね。
ちょっと飛ぶね。
ちょっと話飛ばすよ。
中国は鎌倉から室町の間あって
宗、元、民ね。
宗がぶっ飛んでモンゴルの元が出てきて
元が北の方へ撤退していって民が出てくる。
宗から民までの間って中国でも宗宣っていう
道の税に使ってたわけだよ。
だけど実はね、宗の時代の終わり頃には
もう道山ほぼ掘り尽くしちゃっててね。
道がねえのかもね。
30:00
だから税に作れないわけ。
税に作れないままだとデフレ起きるじゃん。
しょうがねえから元とか民のあたりになると
なんと管理紙幣作りだすんだよね。
紙幣?
紙幣。やばいよ。世界最初の紙幣だよこれ。
へえ。足りないから作ったんだ。
そう。
へえ。
しかもさ、元の頃ってほら
世界最初だから知見がないじゃん。
おっしゃ、これ紙幣作れば
ガンガンいろんなことできるじゃんって作りすぎて
なんか偉いことになるんだよね。
何事?
税に作りすぎてね。
ハイパーインフレーション起こしちゃう。
ああ、まあ今の起こると言われてる
ハイパーインフレーション。
そうそうそう。で破綻して
これちょっと国の系やってらんねえなってなって
元を撤退して北のモンゴルに引っ込んでいく。
へえ。
そこに民が出てくると。
ほうほう。
で、まあ言ってる国が変わったところでさ
別に道具が新しく出てくるわけじゃないじゃん。
うん。
もうちょっとうまくやるかつってまた紙幣するのね。
うん。
で、もう紙幣をうまく流通させるに頑張っていって
もう銀やめとけと。金貨もちょっとやめとけ。
で最終的にもう銅線もやめとけって言って
だんだんこう絞っていくわけよ。
はいはい。
で、もう紙幣に絞り込みたいから
銅とかが流通してると困るわけじゃん、銅線がね。
どうすっかなあ、銅線。
逆じゃないよ。
いやいやいや。
でもさあこれ無しってわけにもいかないし
回収するのも手間かかるし余っちゃったしどうするよ
なったところに足利義満がキラーン
銅線余ってます?お宅。
ほう。
マジっすか?うち税に作ってないんで
銅線欲しいなあみたいな。
へえ。
感じで。でその、民の時代ってね
策法体制とか聴講貿易って聞いたことあるかい?
うん?策体?
策法体制、聴講貿易って平たくね
民の皇帝に母って皇帝のあいかですみたいなことをして
頭下げるわけ。あと三つ着物を送るわけよ。
三つ着物持ってったらよしよしよく来たって
三倍返しで俺を返してくれるっていうのが
貿易の基本体制なわけ。
ほう。
そんなんで民よくやってられるなあって。
そうだね。
結局ねすぐにダメになっちゃうんだけど
マジでそんなオバンブルー前にしたら国家おかしくなるから。
それそうだね。
その時すぐできなくなっちゃうんだけど
この時できたのよ。
よしみつさんからすると
え?頭下げるだけでそんなボロい話ある?
でも他の将軍に連なるいろんな偉い人たち
朝廷の人たちからすると
いやいやそうそうそんな簡単に頭下げるもんじゃねえし
いやいややめたほうがいいっすよやめたほうがいいっすよ
屈辱的だしちゃんと対等なつけやっていきましょうよ
って言ったんだけど
よしみつさすさまじい絶大な権力持ってるから
頭下げただけでしょ
頭下げたらあの膨大な動線くれるんだよ
オッケーオッケーっつってあっさり頭下げるんだよね
アーッスとか言って
すごいあれね金のほうが上なんだね
刀とかさ日本の産業商品とかガンガン送って
税にいっぱい知れるわけ
さっき言った問いとかが出てきて
33:00
商品作物とか出てくるから
物の量が増えるわけじゃん
物の量増えてるのに
イコールで税にが増えていかないと経済って成り立たないね
シーソーだから
物の量増えていくのに税に足りないから
よしみつさん頭下げて
動線ラッキーもらったっつって
これを料理に回していくのね
ああ頭よ
うっちゃ頭いいよね
しかもこれを担ったのが
鎌倉と朝廷みたいな時もあったけど
教養がある人じゃなくて話聞いてくれなくて
中国人にとっての教養が必要よね
ああそうなるね
中国流の礼儀を知っている
何なら漢文読める書ける話せる
めっちゃ大事じゃん
これできるの誰
これできるの?
お坊さん?
そうなんですよ
お坊さんなんですよ
だからもともと平安時代とかでも
天大衆遠慮寺とかがね
それをやってきたわけなんだけど
今度幕府じゃん
鎌倉幕府も足利幕府も室町幕府も
朝廷の権力から独立しておきたいわけじゃん
だから信仰勢力の宗教使うわけ
信仰勢力?
信仰勢力の仏教つまり鎌倉仏教ね
だから英才の林在宗は
鎌倉幕府の中ですごく庇護されたし
宇治のお茶は林在宗の影響で生まれた茶園ですよね
だから足利市民は
日本一は宇治っしょ
徒花能とかいいよみたいな
振り切り方しちゃうわけ
振っちゃうわけ一気に
鎌倉にあった鎌倉御山林在宗の総本山みたいなやつね
のコピーを京都に作って京都御山って作ってね
南禅寺とかとかって
東福寺とか
ちなみにその東福寺作ったのは
松一国師ねお茶の会でできた
あの人が作ったお寺ね
その辺が貿易始めるわけ
貿易をね
吉光の代わりにね
これ韓国の沖合かどっかに沈没船が見つかって
その中から東福寺の正門と
大量の銭が出てきたっていう
貿易やしさっていうのははっきりわかってんだけど
そこはわかってんだね
村町幕府が林在宗を庇護する
代わりにそこで林在宗が貿易で得た利座屋を
キックバックするっていう
めちゃくちゃ頭いいっしょ
すごいちゃんと経営してるというか
持ちつもたれつ
これ前回の精進料理の時に出てきた六知事ね
宗教の修行とかやる側のトップじゃなくて
運営やる側がそれができる
この人たちがめちゃくちゃ力をつけていくと
まあ力つけるよね
そんだけ稼いでくれば
そうそうそう
何が言いたいかってこれね
経済ぼっこ話してると永遠終わんないから
この辺するけど
要はそんな風にして
日本中の富と権力が
京都室町を中心に集まっていきます
同時に物が集まっていきます
36:01
かなり豊かな状態になります
一点がね
一点が?
一点がね
他の地域の物を集めてるだけだから
ああ確かに
全国が豊かなっていうんじゃなくて
一点がね
ある地域が豊かなってきます
でこの中で生まれてきたのが本善料理
本善料理?
もうね富と権力とか
武力が全部京都に集約されてるわけ
なんならクゲとか朝廷もいるから
文化もそこに集約されてるから
京都の異常発展自体なわけ
ああそうなんだ
室町時代って
へえ
文化ぼっこしまくる
そんだけ豊かになれば
ぼっこするよね
銀閣寺をはじめとした北山文化ね
その後ちょっともっとあったけど
銀閣寺の東山文化出てくるね
で義満の時代だと
茶道ね
茶道ね
香道、香りね
あと花道ね
お花、池坊のお花ね
あとは農とかね
農もこのくらいなんだ
農の一番最初の
川網、瀬網っているじゃない
瀬網なんかも
義満にめちゃくちゃ可愛がられてね
何かあるとすぐ瀬網呼んでこいって言うしね
そんな感じなんだ
なんなら断章じゃねえかって
言われてるくらいだからね
もうそういうね
セフレみたいなくらい
密接だからあの人たち
密接すぎだろ
知らんけど
まあ一説によるとね
あるんだそういう説が
そうそう一説によるとそういう説がある
へえ
これだけ権力が集中してると何が起こるか
これはね今まで神仙とかだと神様
大経とかだと天皇とかに対して
お礼の意味を込めておもてなしをしますよとか
大経も逆に振る舞いだったりとかすることもあったけど
基本的にはお礼だったり
結びつきを掴める相手ってのは
神様系だったわけ
これがねお祈りとかが聞かねえ時代になってるから
あああったね前回ぐらい
前回ぐらいからね
実効力のある奴の方がいいよねみたいな話になってきてるわけ
で鎌倉幕府が終わった後は室町幕府が
その実効力の中枢にいるわけですよ
でこの将軍をもてなさないといけないわけですね
まあそうなるよね
ちょっと接待してさ
ちゃんと将軍様うち頑張ったんでいいっすよね
ちょっと私語の役職外さないでねみたいなことやるわけ
本当に現代の接待みたいな
マジでマジ接待
でそれをおなりという義
おなりの義って言うんだけど
これも義なの?
義
おなりっていうのはおは丁寧語のおだよね
丁寧語?
丁寧語の
ああはいはい
五何何大何何っていうのを
なりは成功の成の字
はいはいはい
あの東山の神様おなりのおなりだね
そこで確かにおなりだね
部下配下の自宅に将軍様がおなりになるという意味でおなりの義と
ああすごいストレートな義の名前だね
これはね王番の義の延長にあるわけなんですよ
はあ
39:00
わかります?
あんまピンときてないまだ
王番の義ってのは有力御家人が将軍をもてなすことだったよね
はいはい
でも食べ物あんまり豪華じゃなかったじゃない
うん
今度はおなりの義ではめちゃくちゃ豪華にド派手にそれやるって感じ
ああ豪華版なんだ
スーパー豪華版
スーパーつくね
もうマジつく基本的におなりの義は1年以上前から計画が立てられています
もう何々家何々家って山品家とかね山名家とか畑山家とか
まあ適当に言ったら全然違うけど
うん
千葉家とかそういうところに行くのはもう決まってて回るわけですよ
へえ
で1年以上前から計画されて何をやるか
うん
まずおなりのためのそれを専用の門作る
門
自分たち通らない将軍が通るための門作る
門って玄関の前にある
門でかいやつよもっとでかいやつ
まあそうだけど
大手門みたいなやつ
大手門
ああいうでかいやつドーンって
そのレベルで
そのレベルでだからほら東京とかにもあるけど日本各地におなり門っていう地名あったり駅名あったりするじゃない
聞いたことあるな
東京にもおなりもあるでしょ
おなり門があったからですわ
えそんな使われ方してたの
おなりの儀のためにわざわざ新設した門がおなり門ですね
日本の平和とか金あるね
ねすごいでしょ
で来たら将軍とか天皇とか偉い人をもてなすための部屋が必要じゃないですか
書院を新築します
新築
そのためだけに作るんですよ
へーやばいね
そういうのがおなりの儀なんですよ
もうなんか横斑振る舞いとかもう霞むね
霞むでしょでも横斑振る舞いがあったから数百年後にこうなった感じね
まあね
ちょっと今すごいまどろっこしい話をずっとしてきたんだけど
おなりの儀の前にもともと横斑がありました
これがおなりの儀まで一気に変わると意味わかんないじゃん
意味わかんないから間にわざわざ経済の話をしたわけ
そういうことで確かに経済背景なかったら意味わかんないもんね
それ繋いでみましたって感じね
はーやっと意味わかった
意味わかったこの間に花をバーっと花道が前世ですからバーっと飾って
元々将軍様が来る前に香を炊きしっこめておいて香りを良くしといて
そこには調度品として皇から統からやってきた器とか花瓶とかが並んでいて
なかなか手に入らない書物が並んでいてみたいなインテリアまでこだわっちゃってね
やばいね
で時間が来ると主自ら
主自らってことは何々家のトップがね
自分でおなりの儀の前に行って将軍を迎えるみたいな
そこまでするんだ
するする
すごいな
だいたい午後2時から3時頃にいらっしゃるんでね
でお出迎えをしてささっととこちらでございます
言ってよい香りがするのこの花は池坊が見えない
ということで始まるんですよ
42:00
へえ
でやることは一緒
一緒なの
大経をちょっと振り返っていただくと分かるんですけど
お酒を使った儀礼があります
主礼ですね
その後に経善飯食います
最後に身近やります
あったね
全く同じことやります
そうなんだ
本禅料理の主礼は四季三婚
四季三婚
儀式の四季で三婚は一婚二婚三婚ね
四季三婚これが儀式化してるんですよ
これは決まりごと
決まりごと
でこれ何するかっていうと
傍晩とかそれこそね神聖の直来に近いんだけど
回し飲みして千切りの酒漬きですわ
はいはいはいはい
役則映画とか出てくるじゃん
あんな感じマジで
へえそれやるんだね
飯使いみたいな従者が将軍様にお酒続くんじゃない
で行くって言ってつまみを食べながら
ふむって返すわけ
その酒漬きがそのまま主のところに行って
お月の物その部下みたいなのにぐるぐるっと回ってくる
へえ
でこの一周が一婚
でこの一婚のために用意されたお膳が一つで諸婚
一婚二婚三婚でこれが婚盾の語源になってるやつね
へえそうなんだだから婚なんだ
そうだから婚盾っていうのは
今はメニュー表を見せてくれとか婚盾表見せてくれってお客様がいるけど
あれは本来お客様に見せるものじゃないんだよね
裏方の書き留めておくとか指示書なんだよ
確かにそう言われてみればそうだよね
その見せるわけないじゃん
見せちゃダメだね
逆に見せたら強詰めするから見せちゃいけないんだよね
ディズニーヒランドの舞台裏見せるようなもんだからさ
メモね
そうメモとか見せちゃダメなんだよ
見せずに出てきたものを読み取って生むっていうのがこれが域なわけですよ
だいたい書婚っていうのは妻が3種類で定番なのは雑煮ですわ
雑煮ね
雑煮はもうこれは飯でも汁でもない扱い
ああそうなの
これはもうね何つかなこれも妻の一つに近いよね
おかずか
つまみ
つまみね
正月って雑煮と落とすのがセットなわけじゃない
あれはもうそもそも酒のつまみが雑煮っていうのが元祖にあるから
ああそれでね
あれ飯じゃねえんだ本当に
あれ飯じゃないんだ
そうそうそう
あれはつまみなんだ酒があってのつまみなんだ
つまみつまみあったかいつまみ
はあ
でその妻っていうのはさ乾き物多いわけ
ちょっと焼いてあるやつとか串打った串焼きとかね電楽みたいなやつがあって
でその電楽串とか焼いた鳥とか魚とかって汚れちゃうからさ手掴みだったら
で紙で巻くわけほらフライドチキンとかでも紙で巻いてあったやつとかあるじゃない
あああるね
串に紙巻いてあるとか
あれをね金とか銀でやるわけ飾ってド派手に
ちょっと不意に金とか銀紙とか和紙とかじゃねえんだ
じゃないの紙で巻いた上から金箔とか銀箔とか使ってね
45:02
まあくっついちゃうからね
巻いた後に余ったところをキュッと絞るわけ
そうするとなんとなく見た感じは亀の足みたく見えるからそれを奇側と呼びます
最近見ないけどちょっと古い料理本昭和のやつとかは奇側っていうの出てくるからね
ああそうなんだ
そういう手で持てるようなあしらいだと思ってもらえれば
へえそんな料理あったんだね
あるよだって最近うちやんないけど
唯一の本格的なやつとかやるときはちゃんと串に奇側巻いてたよ紙でねもちろん和紙だけど
ただの奇側って言うからこれ業界王国で知ってないと何ですかってなっちゃうから
確かにね
そんな感じ
へえまさかの金っていうふりが来ると思わんかったビビったよ
こんな感じのやつがあと2コン3コンあって
うん
でいかがでございましたでしょうかって
うん
これで主従関係の分かるわけじゃん
うん
いただく捧げるいただくっていう関係になるから
うん
それでうんってなったよじゃあこちらのお部屋へ
善が整っておりますって言って本善料理の本番が来るわけ飯が
あそれからね
だってこれまだ主礼だから
うん意識だもんね
まだまだ全然序の口のもう一番最初
ああ
で松蔭からメインの座敷に移って広いとこ行って
でお善が7つ並んでるわけですよ
7つ
7つ並んでるわけですよ
はい
真ん中に本善その右隣に二の善
左隣に三の善で奥側に4つ並んでますね
右端から6457ですわ
うん6457
数え方の問題なんでそういうもんだと思っといてください
もうめんどくさいんで解説しません
わかる
でこれが七五三の善って言ってね
うん
七の善まであるんですよ七の善まであるんです
うん一番偉い人が七つある
はいある人が多分七の善ですわ
でちょっと格下の従者とかがいるわけじゃないですか
突きしたがってきた人とか部下でもかろうみたいな人たちは五の善ですよ別の部屋で
減るんだね
減る減るで遠くの方でもっと下級役人の人たちは三の善までですわ
はあ
これねよくしたもんで
その七五三で分けることで明らかにお前ら身分違うから控えろよっていうメッセージが込められるわけじゃないですか
一方でですよ一方で一二三までは同じものを食べるわけじゃん
ああ確かに
教職の一体感をちゃんと演出するっていう
はあ
よくできとんのよ
よくできてるね本当に
で大体本善で七本立て七種類プラス汁一とか
二の善で五種類プラス汁二とか
三の善で三種類プラス汁二とか
やたら汁多いんだけどさ
汁そんなん出てくるんだね
いろんなバリエーションがあって
本善料理ってめちゃくちゃ記録が多いんですよ
そうなの
これはね将軍が来るじゃん
次来た時どうするとか前回何やったとか
ああ確かに確かに
48:01
困るでしょ
困るね
なんならお宅どうしましたみたいな
前回どうやりましたって聞きたいわけじゃん
ほら1年前からどういう準備して
当日はどんな段取りで何を作って何を食べさせて
どんな風だったかの最後の天末まで報告書にして
まとめて残ってる
そこまでせんと忘れちゃうよね
俺はそうでしょ
七の善まで全部覚えてらんないもんね
それだってこれまだ真ん中だからさ
真ん中か
50、18歳とか
80、23歳とかわけわかんないのがいっぱい出てくるわけ
基本とかないのもうまちまちいろんなことやるから
家とか会によってむちゃくちゃになってくわけ
そんな数あるの
ド派手になってく
これがだんだん形外化して
食わなくていいからすごいでしょっていう
アピールの場に変わってくるんだけどね
なんかバブルで聞いてるような話だよね
もう食わなくていいすげーぞ
すげーことやったぜみたいな
あったんだねこの時代にも
あったあった
これベースはやっぱ大興ですよ
大興になって変形しました
あとヨグサの器調味料が消えてるよね知らん間にね
これは精進料理が出てきたからだよね
に含めたりね
その影響があるんで
鎌倉時代はまだ塩とか酢がついてたけど
室町ぐらいになってくると
もう精進料理が確立されてきてるんで
もう味がついてます
コブの流通もあります
これ精進の時に話しましたよね
精進の場合は鰹を使うことができなかったけれど
武家文化では別に鰹使っていいわけですよ
元々京都に向かって鰹ってのは送り込まれてましたんで
これが出会っちゃうんですね
合わせ出しの登場ですよ
ここでね
ここで日本料理の源流出てきましたよね
面白いのがさっきも言いましたけど
50、18歳とか80みたいに汁がやたら多いじゃないですか
これいくつか理由が考えられて
一つにはこの出汁の登場ってのも大きいだろうなとは思いますよ
ああ出汁ね
水門うめえもん
もう爆発的にうまくなったと思うよ
まあそうだね
鰹出しとかコブ出しとか使ってなかったらやばいもんね
そう合わさっちゃったから
最強だから科学的にもねあれね
そうだね
で当然だけど温かいものが食べられるってのもご馳走だし
あとねめちゃくちゃこの人たち酒飲むんで
水分補給
ああそういうね
すっげえ飲むから
そんな飲む?
飲む
なんならちょっとこの後行くけど
これまだ半分終わってないからね時間的には
ああそうなんだ
ここから主演
2次会行くわけですから
で2次会になるとまたコンが始まるわけ
またやんの?
うんつまみと酒のコンビがずっと始まるわけ
で1,2,3コンやったじゃん
だから4コン目から始めるんだけどご丁寧にね
4コン5コン6コンっていって
51:00
長いやつで17コンとかあるんだよね
17コン
でもすげえのはやっぱり
クゲ文化なんだろうね
芸能が大事なんだよ
へえ
昔はクゲが自分で笛やなんや持ち出して
演奏してキャッキャ楽しんでたじゃない
ああやってたね
違うんだね
もよしみつぐらいになってくるとね
お?ぜあみおよべ?
軽く言うんだね
で農の部隊が
もうあらかじめわかってるよそんなの言われるの
農の部隊作っとくわけですよ
庭とかもちゃんとしつらえて
そうすると呼べって言われたら
ささっと出てくれるってことはいるわけですよ
芸能の人たちが
でも番組も組まれてるわけ
で1コンにつき1番
演目1コンみたいなね
待って待って17とかいった時どうなんのこれ
もう1個別のやつやるよとか
違う演芸やるよみたいな
ああ
あることでずっとやってくわけ
ああ
そういうのを今で言うと番組って言うと
だいたい5番で1番組って言われるけど
どのぐらいの番組組んだのかね
へえ
ごめん今しれっと番組番組って言ってるけど
今テレビ番組とかラジオ番組って言ってるけど
番組の語源はこれだからね
ああそうなの
農の演目1個が1番
で5個並べる時にどういう順番
組み合わせでやるかなっていうのを考えて
書き記したのが番組
はあ
もしくは番組表
でテレビが日本に登場してきた時に
新聞に番組欄作るじゃない
だから元々番組って言葉使われたから
一緒の概念だねって番組表っていう風にして出したわけ
そしたら農の元の文化知らない我々現代人が
番組表って言ってるぐらいだから
一個一個は番組だろって言って抽出しちゃったから
なんかテレビのプログラムのことを番組って言い出しちゃって
いやそれ番組じゃねえんだけどなみたいな
ああ確かにそういうことになるんだ
本来は組み合わせのことを指してるのに
なんで一個で番組なんだろうなみたいな
ちょっとどうでも話だけど
そんな深い名前だったんだね番組って
勘違いから来てるね今はねそんな感じなんだよね
そんな風なのがあって
大体将軍様お帰りなるのは翌朝9時か10時くらい
まあそうなりますよね
寝ませんよもちろん
寝ないの
だって目の前でずっと脳やってんだから
そうだけど
で一個一個オービー行こうと
ははーとかやってんだからね
これ行く方も大変だね
行く方も行く方だしやる方ももう死に物狂いでやってると思うよ
だろうねなんかちょっと一歩間違えたら命がけだよね
もう体調万全に整えてね
万全でも終わる頃には24時間番組の後以上に疲れてる多分
だからそんなんだから当然ね
本善の七善がさ食べきれないじゃないどうせ
それそうだね
だからもう見せるだけで終わっていくだんだんと
もう形だけ派手ならいいとかでも食べられないような飾りをいっぱいつけて
松の木とかイチョウとかなんかいろんなもの使って飾り立てるようになって
54:01
で元々なんかね食礼の中に褒めるのは食前が良いと
食べてからだと味を褒めることになると
食べる前にまず心遣いを褒めるべきであるみたいなの
そういう概念があるわけ
だからそうなってくるとさ食べんくても良くね
気持ち伝わったしみたいなことになって
かついっていきなり飲むのもさっきちょっと軽く飲んじゃったけど
いきなり二次会だと腹いかれちゃうよなみたいな話になるんで
別でね副作料理っていうね
副作料理
見る用の料理とは別に将軍様めでていただきましたでしょうか
ではではこちらに食べる番がございますのでつって
無駄なことを始めるわけだよ
料理の言葉がちょっとおかしく聞こえてきているけど
アートを見せて飯こっちだから
料理とアートねまずね
副作料理は二の禅三の禅くらいまでが
こっちは本茶なんでお腹を満たすのはこっちでどうぞ
どうした
もうね見せる部分と食べる部分を分離した
食べる方も大変すぎてね
そう多分しんどかったと思うよ
だろうね
これが本禅料理ですよ
これが本当の本禅料理
これなの
これがどんどん境外化してぶっこられています
意味あるこれマジで大丈夫これ
これはねえっとそうだな徳川二大将軍秀忠三大将軍家光くらいまでは続く
長いんだね結構
続くんだけどそのあたりを境に急に戻ってくる
戻っていく
やりすぎたなちょっとやりすぎたよね
ちょっと気づくの遅かったね
数百年かけて徐々に浸透していってだんだんと戻ってきて
三の禅くらいまでが妥当ではござらぬか
ですな飾りもほどほどにいたしまして将軍家も安泰永木徳川の世も決まりましたことですし
このあたりで手を押すということでいかがでございましょうっていうね
そうだっていうことでだんだんと落ち着いてくるわけ
落ち着いてくれなかったらやばいけどねこれはこれで
さらっと流して今回話してきましたけど
前回の話で精進料理が室町機に確立しました
一大ジャンルできましたでもう一つの武士の文化である本禅料理一大文化が室町機に出てきました
もうねザ日本料理の元がここに二つ登場したわけです
揃ったね
揃いました
ちょっと本禅料理のイメージが随分元が違ったけどね俺の中で
今伝わってる本禅料理は基本三の禅くらいまでですよ
二の禅とか三の禅くらいまで
七の禅まではまあ滅多にやらないよね
話はね聞いたことがあるけどそもそも七の禅とかまで
57:01
七の禅まであった時代のその豪華さ
そんな豪華だったっていうのは知らんかったしそこまでやったんだなと思った
基本これでね食材被りさせませんからなるべく
やばいねそれは
マジやべえ文化だよね
被らない80とか言ってたよねさっきね
80って八つの汁ね23歳ね
23歳プラス17懇年
この時代に冷蔵庫もなしに被らせないってめちゃくちゃ大変じゃない
だから武士の懇談でって映画が出たように
武士の中に調理を専門にする武士が必要になるわけです
なんとか流なんとか流なんとか流っていうのが
そういうね
クゲの中にも史上流みたいなの出てきたけど
武士の中にもなんとか流っていうのがいっぱい出てくる
効くもんねなんとか流ってね
当然だけど将軍だけに留まらなくなってくる
この文化がコピーコピーされてくわけですよ
戦国時代なんかさ諸町幕あってなきみたいになっちゃうわけじゃん
実際ないしそうすると地方の今川家とかね
でかい守護が大名がいるわけじゃないですか
その配下にちっちゃいちっちゃい無頭家みたいなのとかね
いいっけみたいなのがいるわけじゃん
そうするとそこでやっぱりちっちゃいおなりをやるわけですよ
やるんだ
やるんだ
まあねそれ上がやってればやるよね
多少なるともね
みんなコピーコピーでやるわけです
えぐい
大変だね
消耗戦だと思います
上が多分ストップ効かなかったのは
止める人がもう上にいなかったって言っちゃうよねきっとね
そういうことだろうね
はとめが効かないっていうよりかは
止める人がいなかったっていう
これ次回話すんだけど
戦国時代1500年代になるとですね
全然違うところから文化的な意味でブレーキかける人が登場します
みんなが知ってる超有名人
超有名人
そして前回の精進料理とかこの武士文化が分かると
うわってなる感じ
そうなんだ
それがその人が登場することによって
日本料理の伝統の基礎がこの室町記に確立します
日本料理というジャンルの完成形が一旦できます
へえ
それは次で
次です
次か
なかなか次も楽しみだね
やっと話がつながってくるんだね
ごめんね今回特に長かったね
前半ちょっとこれは何の話だったのって聞いてたよ
鎌倉は言わんでもよかったよな
面白がってる人いると思うよ
俺はちょっと本ぐらいしか持たなかったけど
メモは5行ぐらいしか書いてないんだけど
5行膨らめって聞いたら
すいませんでした
ということで今回はこの辺で終わりたいと思います
ありがとうございました
ありがとうございました