1. たべものラジオ 〜食を面白く学ぶ〜
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2025-08-01 30:34

#263(s29-5)初期アメリカの食文化〜北部ニューイングランド編〜

初期アメリカの食文化の北部のニューイングランドが舞台。1620年にアメリカに渡ったピルグリム・ファーザーズが食料に困窮し、そこにアメリカ先住民ワンパノアグ族がスリーシスターズ農法を教えました。

その結果、後に小麦の代替でコーンブレッド、カモから七面鳥、リンゴからカボチャを使った料理が誕生していきます。ハロウィンで有名なジャック・オー・ランタンも?

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サマリー

このエピソードでは、初期アメリカの食文化に焦点を当て、特に北部ニューイングランドの状況について語ります。1620年にイギリスからの移民であるピルグリムファーザーズは、食糧不足と先住インディアンとの交流に直面し、それが後の食文化に影響を与えました。初期アメリカの食文化がどのように形成されたのかについて議論されます。主に北部ニューイングランドの植民地時代の食材や料理、そしてキリスト教的な食文化の影響について掘り下げられます。初期アメリカの食文化は、北部ニューイングランド地域のイギリス系移民の影響を強く反映しています。特に、パンやイギリスの食文化が根強く残る一方で、他の食材の受け入れは限られ、保守的な食習慣が形成されました。

初期アメリカの食文化の紹介
食べ物の世界を探求する食べ物ラジオの掛茶料理むとう、むとう拓郎です。
むとう太郎です。
このラジオは、少し変わった経歴の料理人兄弟が、食べ物の知られざる世界を、ちょっと変わった視点から学んでいくラジオ番組です。
ということで、本編いきます。
はい。
ということで、前回からの続きです。で、今回は、
初期アメリカの食文化。
初期アメリカの食文化。
はい。
第1話で、困欠した食文化の話をしたと思います。
はい。
それをもう少し解像度高く、今回は紹介をしていこうと思っています。
ピルグリムファーザーズの困難
はい。
何やったか覚えてますか?
今まで?
困欠した食文化。
困欠した食文化。
はい。
何をやったか?
軽くお話したと思うんですけど。
うん、なんとなーくね。なんとなく覚えてるよ。
バーベキューとかね。
あー、はいはい。
バンプキンパイの話とかね。
はいはい。
チリコンカルネの話とか。ちょっとしたと思いますけど。
はい。
チリコンカルネなんだかわかりました?
チリコンカルネ?そんな話したっけ?
したよ。したした。
したっけか。
読み方変えるとチリコンカンネ。
チリコンカン。
うん。
なんか聞いた気がする。
余計わかんなくなった。はい。その辺の辺りを紹介していきますが、
地域に分けて今回はお伝えしようと思います。
はい。
今回と次回で北部ニューイングランドの話と、あと南部の話。
南部の話。
はい。それからテキサスね。
テキサス。
それからルイジアナ。
ルイジアナ。
覚えてます?佐藤のシリーズで出てきましたけど、ニューオーリンズですよ。
ニューオーリンズ。
はい。
なんかあの、占領されてた場所でしょ?
占領されてた場所?
あれ違ったっけ?
うん。
まあ大体どこも占領されてたけどさ。
まあアメリカだからね。
はい。ニューオーリンズっていうのはミシシッピ川の下流の佐藤のプランテーションが最初の頃に出てきたところね。
はいはいはい。
ジャズの発祥の地。
あーはい。
そこかー。そこで気づくんかーい。
はい。
で、今回は北の方を喋って、次回は南の方を喋ろうと思います。
はい。
はい。ということでまず北部ニューイングランドです。
ニューイングランド。
はい。どの辺りがイメージ湧きますか?
北部。
ジャズだなー。
ニューイングランド。ニューイングランド?ニューヨークとかの上の方?
そうそう。それよりももうちょっと上の辺りね。
あ、もっと上?
うん。ボストンとかマサチューセッツとかさ。
あーあってた。
はい。ああいう辺りですよ。
はい。
なんで北部とは言ってもニューイングランドっていうテリトリーの中なので東海岸の細い海岸沿いの中の北の端ってことね。
はいはいはい。
寒いとこです。
寒いところ。
はい。この辺りの食文化の話をしますが、まず最初にですね、ここはイギリス人がやってきたのが1620年の11月です。
1620年?
はい。
へー。
日本で言ったら江戸時代初期ですよね。
あー江戸時代かも。
はい。2代目3代目将軍くらいの頃ね。
はいはいはい。
だからね、原告が新しい国ってのはそういうことなんですよ。
あーそういうことね。
1620年の11月、マサチューセッツ州のプリマスというところにピルグリムファーザーズがやってきます。
ピルグリムファーザーズ。
楽しいな。
ピルグリムファーザーズ。
これは名前?
名前ですね。これはピューリタンの一派です。
あー集団の名前みたいな。
そうですそうです。
はいはい。
いわゆる聖教徒って言われてる集団ですね。
へー。
イギリスの中の宗教、当時はイングランドですけど、イングランドの中の宗教っていうのは元々カトリックでした。
それがイギリス国教会っていうのに変わります。
これはローマカトリックのローマ教皇がトップなんじゃなくて、イギリスの王様がイコール宗教のトップだぜっていう宗教なんですよ。
イギリスの王様が宗教のトップ?
はい。
ほー。
そうするとカトリックの権力から逃れられるじゃないですか。
そういうことをエリザベス城のお父さんがやっちゃったんですよ。
へー。
で、そういった問題がいろいろありまして、イギリス国教会もカトリックもどちらもすごく教義とか教会の儀式とかを大事にするようになるんですよ。
そうすると、いやそうじゃねえだろ宗教ってのはさ、心だろ、愛だろ、愛っていう人たちが出てくるんですよ。
へー。
聖書に基づく信仰が一番であって、私と神様の個人のつながり、心が大事だよねっていう人たちが出てくるんですね。
ほう。
その中の一派にこのピルグルミファーリ、噛んだ、ピルグリムファーザーズっていう集団がいるんですね。
さっきタドザツアサルシーとか言ったくせにっていう。
すいませんでした。
噛みましたね。
はい、噛みました。
信仰の自由とか理想のキリスト教の生活をちゃんとやりたいと。
イングランドの本土はカトリックとイギリス国教会がバチバチバチバチ権力闘争してるんですね。
どっちもその教会権力とか儀式っていうのを大事にしたから嫌だってなって。
王様もねカトリックになったりイギリス国教会になったりコロコロコロコロ変わるんですよこの時代。
おーそうなんだ。
そのために保護されたり断層されたりめんどくさいじゃないですか。
俺たちはもう夢の世界を目指して旅に出るぜって言って出てきた人たちがこの人たちね。
ん?どの人たち?
このピルグリムファーザーズの人たち。
ピルグリムファーザーズの人たちね。
ゆっくり言った方がいいねこれね。
ピルグリムファーザーズの人たち約102名がイングランドを出て船で旅立ちました。
おーそういうことね。
1620年の11月もう冬に差し掛かる頃ですね。
マサチューセッツ州に到達しました。
マサチューセッツ州。
ここで植民地を建設するわけですよ。
ただですねこの人たちあんまり食糧生産の能力高くないんですね。
あそうなんだ。
もちろん本国で農家やってた人たちもいるのでゼロではないんでしょうけれどもまず環境が違いすぎる。
環境が違う。
食糧調達技術が低いんですね。
こんなね始めていく未知の世界ですよ。
誰も住んでないと思ってるところに行ってそこで農業をやろうと思ったって何をやったらいいかわかんないわけですよね。
で寒いし土地もわかんないしっていうところにやってきてじゃあどうやって生きていくんだっていうことになるんですけど実はあんまり生きていけなくてですね。
生きていけなかった。
だいたい半年間で半分くらいの人たちが病気で亡くなっちゃいます。
先住インディアンとの交流
だいぶやられた。
そうそうなんですよ。
でこの寒いところで食糧不足ったら当然そういうことになるし長旅で疲れてたらねやっぱ大変なわけですけどこれを助けてくれたのが千住インディアンなんです。
そうなんだ。
記録に残っていて有名なのはワンパノアグ族。
ワンパグ?ワンパノアグ族?
っていう部族ですねインディアの部族です。
でこの人たちが助けてくれたんですよ。
でねこのもともとアメリカに千住していた千住民の方々っていうのはいろんな食糧調達体験を持ってるんですけど
大陸の真ん中の方もっともっと西の方に行くとバッファローとか大型の草食獣を追っかけて獣を飼って食べる。
移動生活をしてるから。
そうだなユーラシア大陸で言ったら遊牧民みたいな感じに近いのかな。
そういう人たちもいるしこのマサチューセッツのあたりの東部の方は森林資源がもともと豊富なので木の実を取ってきたりとか
小動物ですねリスとかああいうちっちゃいのを取って食べたりとかあと菜園っぽい家庭菜園のちょっと大きくらいの農園を作って農耕していたりとかするわけですよね。
でこの先住インディアンの方々っていうのは土地っていうのはねもともと神様から与えられた共有財産だと思ってるんです。
誰のものとかそういうのないからみんなこれは大地のものだからみんなでシェアして当たり前でしょって思ってるの。
そんなところに誰かが困ってる人がいたら自分たちの食糧が余ってるかどうか関係なくお互いに融通し合うのが当たり前の社会なんですよ。
だからこのピルグリムファーザーズが来て困ってるのを見てワンパノワグ族は当たり前のこととして助けたわけですよ。
そしたらですねたまたまそのワンパノワグ族の中に一人だけ英語を喋れる人がいたんですよ。
一人だけなんだ。 奇跡。
このスクワントっていう人なんですけどね。この人がどういう人かは僕は全くわかんないんですが。
っていうのもねこのピルグリムファーザーズがマサチューセッツ州にやってくるよりも前の段階にすでにニューイングランドという植民地はできてるんですよ。
1500年代ぐらいにはね。なんでそっちと交流があったんだと思いますけどね。
こういう偶然のお導きみたいなものがあって助かってこの人たちピルグリムファーザーズの方々は大変感謝するわけです。
誰に感謝をするか。 誰に感謝を。
普通はワンパノワグ族に感謝するじゃないですか。 まあそうだよね。
もちろんするんですよ。もちろんするんですけどそれと同時に神様に感謝をするんです。
神様に感謝。 このワンパノワグ族と出会わせてくれたこと。
これは神様のお導きである。よって我々の食事場を救ってくださったのは神様である。
いや間の人たちはどうよみたいな話になっちゃうんですけど。
間の人たち。 このワンパノワグ族の人たちはね。
自分たちの食料も提供してくれたわけですし。なんなら農業のやり方教えてくれてますから。
そうなんだ。 そうなんですね。
これちょっとこのシリーズで触れたのかな。もう忘れちゃったけど。
スリーシスターズって呼ばれている農業の仕組みがあるんですよ。
そんな仕組みあるんだ。 仕組みっていうのかな。
この野菜とこの野菜とこの野菜一緒に植えるととても相性がいいよってこれあるじゃないですか。
コンパニオンプランツか。 そう言うの?知らない。
そうやって言うんだけど。 まさにそれの原型です。大元になっている考え方かな。
ああそうなんだ。 もともとその先住インディアンの方々っていうのは
3つのこの植物を一緒に植えるととても相性が良いという風に言われていて実際それやってたんですって。
トウモロコシと豆とカボチャ。
トウモロコシと豆とカボチャ。 はい。
トウモロコシはすごく背が高いですよね。葉っぱも大きいですよね。
そうすると豆の蔓の支柱にもなってくれていい感じに日陰作ってくれるんですよ。
豆は窒素固定の能力がありますね。
これどのタイミングでどのシリーズでもお伝えしたか忘れちゃいましたけど
初期アメリカの食材と栽培
根っこのところに根球筋っていうのがついてそいつが窒素固定してくれて力肥とか言われてるやつですよね。
どこかで言ったけど豆腐な気もするけどそうでもない気もする。
どこかでやったね。忘れちゃったね。 根流筋ってやつかね。
そういうのがあって地面を土地を豊かにしてくれます。これ豆ですよ。
かぼちゃっていうのは地べたに張ってるような植物なので葉っぱが地面を覆い尽くしてくれますよね。
そうすると日陰になってるところっていうのは土が乾きにくいので補水能力が高くなります。
しかも結構生命力の強い植物なので雑草が生えにくくなるんですよ。
そうすると栄養あるし支柱あるしいい感じに日陰作ってくれて
トウモロコシはバンバン太陽の光を受けてぐいぐい伸びていくと。
こういった組み合わせになってくるのでとても良いということになりまして
これをそのまんまイギリス人に教えてあげる。これで栽培をしていくと。
結果としてマサチューセッツのプリマスには立派な植民地が建設されましたという話なんですよね。
それで終わるんだ。
食文化の変遷
これからがちょっと僕読んでて面白かったんですけど
イングランドからやってきた人たちっていうのはもともとカトリックのルーツを引いてるわけですから
キリスト教的な食文化っていうのを持ってるわけじゃないですか。
キリスト教的な食文化。
西ヨーロッパ的な食文化なわけですよね。
例えば儀式の時はこういうものを食べますとか
こういうお祝いの時はこんなものを食べますよみたいなのがあったりするわけですよね。
当然ですけど彼らはそれ食べたいわけですよ。
パン食べたいですまず第一に。
キリスト教の血と肉って言われてるワインとパンですからパンなきゃ困りますよね。
でも小麦ないじゃないですか。
初期段階では。
小麦が生えてなかったんですよ。
だからトウモロコシを粉にしてパンを作る。
で生まれたのがコーンブレッド。
今でもありますねコーンブレッドっていうのはね。
あるんですよ。
トウモロコシの粉で作ったパン。
これのことコーンブレッドって言いますね。
これが生まれます。
もともとヨーロッパでは鶏肉といえば基本的にカモを食べてました。
フランス料理とかスペイン料理って大体鶏肉って言えばカモじゃないですか。
ところがアメリカ行くと七面鳥になりますよね。
クリスマスって言ったら七面鳥って言いますよね。
そうなんですよ。
アメリカ大陸にはこの辺りにはカモがいなかったんですね。
カモいないんだ。
いなかったので代わりに代替品として七面鳥に買ったんですよね。
そうなんだ。
だから我々はさらに通り越して日本ではケンタッキーフライドチキンになってよくわかんないことになってますけど。
それって鶏じゃんってところまで言っちゃってるんですけど。
大元はカモで。
カモの代替品として七面鳥になって。
七面鳥の代替品として日本では鶏肉になってるっていうよくわかんない状態なんですよね。
鶏は代替の代替なんだね。
そういう感じ。
日本に七面鳥いないからさ。
確かに七面鳥はいないね。
アメリカにはカモがいないから七面鳥みたいな感じね。
でも日本にカモいるじゃん。
だからヨーロッパから直じゃないからじゃないですか。
経由した結果。
アメリカからやってきたから。
そういうことね。
だと思いますよ。
プロモーションの力も大きいですけどねあれはね。
まあまあそうね。
そんな感じですよ。
あとはこれちょっとこの時代よりもちょっと後の時代になるんですけどパンプキンパイ。
パンプキンパイ。
とかパンプキンスープ。
これはもうカボチャはそもそもアメリカ大陸原産ですから。
ああそうなんだ。
イギリス人が知るわけがないんですよ。
でもイギリスとかまあそれ以外西ヨーロッパ全般そうですけどリンゴは昔からありますよね。
リンゴは昔からある。
旧約聖書でアダムとイブが最初にかじった果実といえば禁断の果実といえばですよ。
確かにリンゴだわ。
だからリンゴを使った料理っていうのがいっぱいあって例えばアップルパイ。
アップルパイ。
西ヨーロッパ地域でお母さんの味といえばアップルパイみたいなのがあるわけですよ。
ところがマサチューセッツではリンゴがないので代わりにそのスリーシスターズの一つであるカボチャを使って作りましたとか。
感謝祭の起源
でスープを作るのにもカボチャを使って作りましたっていう感じなんですよ。
ああそうなんだ。
さらにこれカボチャに関してはもっともっとずっと200年ぐらい後の話になっちゃうんですけどジャック・オーランタンって聞いたことあります?
ジャック・オーランタン聞いたことある。
ハロウィンのやつね。
あのランプみたいなやつ?
そうそうカボチャを食い抜いたカボチャの化けのやつね。
あれもともとカボチャじゃないんですよね。
カボチャじゃない。
ナイトメアクリスマスって映画見たことないですか?
あああるよ。
ディズニーの。
あれ主人公ジャックですよね。
ジャックだね。
ジャック・オーランタンのジャックなんですけど。
あれがジャック・オーランタンか。
あのジャックって頭カボチャじゃなくないです?
あああれ白いね。
白い株なんですよ。
ああ株か。
もともとあれってアイルランドの民話、あれなんだったかなスコットランドかなちょっとあのあたりなんですけど、それのもともとある民話伝承の中から出てきたものなんですね。
ナイトメアビフォークリスマス。
間違えてたナイトメアビフォークリスマスね。
あれがもともとアイルランドあたりのやつで株だったのね。
株だったの?
アメリカに渡ってきた時に株じゃなくなってパンプキンに変わったからパンプキンランタンに変わっちゃった。
パンプキンランタンに変わった、ああそういうことね。
日本はハロウィンといえばカボチャじゃないですか。
そうだね。
思いっきりアメリカ文化ね。
だからこれはねアメリカの食材を使ってイングランド系イギリス系のものを再現しましたっていう料理がここで登場するんですね。
でこれはね本当にあったのかどうか伝説なのかよくわかんないんですけど
ピルグリムファーザーズの方々は命を救っていただいたので初めて収穫ができた時にお祝いするんですよ。
お祝い。
これは神への祈りってのもありますからね。
いわゆる収穫祭。
収穫祭ね。
収穫祭ってのは世界中どの宗教でもどの民族でもだいたいやるんですけど
これはキリスト教的な収穫祭でしょうねおそらくは。
でその宴に助けてくれたワンパノアグ族の人たちを招待します。
でその時に振る舞われたと言われているのが今紹介したようなコーンブレッドだったりとか四面鳥の丸焼きだったりとかパンプキンスープだったりしたというふうに伝えられています。
そうなんだ。
わかんないんだけどねこれね。
だいぶ前だもんね。
でねこれちょっと話さらに未来行っちゃうんだけど
これがいわゆる感謝祭の原型なんですって。
感謝祭の原型。
そう感謝祭っていうのやるじゃないですか。
感謝祭。
アメリカだと卵隠して人が見つけたりとか。
イースターエッグみたいな。
ああいうのやるじゃないですかイースターっていうのね。
あれの原型がここに起因してるんですよ感謝祭。
ここに起因している。
もともとそのイースターっていうのはもともとはこの感謝祭とは別ですよ。
別なんですけどくっつけちゃったの。
イースター神様への感謝祭ですよ。
収穫祭イコール感謝祭ですから。
その時に食べる料理はこういうもんだよねっていうのを
無理やりこのピルグリムファーザーズとワンパノワグ族の宴に紐付けたの。
後の時代に。
これなんでかっていうと南北戦争の時に北と南に分かれて戦争しましたよね。
林間の時代ですよ。
その時に勝ったのは北ですよね。
北だね。
だからアメリカ合衆国の本家本流は北だってことになったんですよ。
北部ニューイーグラウンドこそが正統派っていうことになるんですよね。
そうするとこの物語がアメリカ建国の元祖だってことになるんですよ。
神話化していくんですよいわゆる。
その中で食べられていたものと神様の儀式であるイースター感謝祭をガッチャンコして神聖なものにする。
今回の話にもちょっと通じるところがあるんですけど
アメリカの食文化っていうのはいろんな地域でバラバラに根欠してるじゃないですか。
食もそうだし民族もそうだし文化もそうですよね。
だから統一国家を作った時に我々のオリジン元祖はここだよっていうのを何か提示しないと
日本で言ったら古事記の神話とかキリスト教だったら旧約聖書のアダムとイブの物語とか
そういう柱が欲しいわけですよね。
そこでちょうどいいのでこのワンパノアグ族を招待した
収穫祭と神様との儀式である感謝祭をガッチャンコさせたというふうに言われてますね。
意味わかりました?
あんまりわかってない。
宗教行事と現地にあった実際の出来事を無理やりくっつけて美化して
これが建国の物語ですっていうことにしたの。
アメリカのね。
その時に根欠だからアメリカはものすごいたくさんの民族の根欠だから元がね。
だから我々は異民族同士が根欠して仲良くしたんですよ。
これがアメリカの本丸ですよっていうことを示さなきゃいけない。
その物語の中でね。
ということでこの先住インディアンとイギリス人が仲良くしている物語を神話化させて使っているというふうに解釈されています。
そういうことですね。
これ諸説あるんでどれが本当か。
これが本当だって言ってる人もいるんでわからないですけど
僕が読んだ本の中の2冊くらいはこれは後付けでしょうという解釈ですからね。
そういうことね。
そうなんですって。
なんかグレさんからは謝肉祭ではなくってきてる。
謝肉祭だそれ。
感謝祭って言っちゃった。
感謝祭って言っちゃった謝肉祭ね。
感謝祭って何のセールかなって思ってたけど。
いまいちピンとこない。
失礼しました。
謝肉祭もよくわかんないけど。
謝肉祭はちゃんとまた調べてきちんと丁寧に解説しましょう。
ちょっと今日はザクッとでいきますね。
謝る肉の祭で謝肉祭だね。
謝るというか感謝の謝だけどね。
感謝ね。
肉に感謝するお祭りですよ。
そういうことね。
インスタは復活祭かなって。
だいぶごちゃっと話したね。
だいぶごちゃっと。
確かにインスタは復活祭だね。
謝肉祭でした。失礼しました。
初期アメリカの食文化
これがイギリスからアメリカが独立する原因になったんじゃないかっていう説もありましたね。
この植民地ができるじゃないですか。
現地と融合して現地文化ができますよね。
そうすると植民中までのイギリス人が出てくるわけですよ。
まだアメリカという国がないからアメリカ人って言えないんですけどね。
2世みたいなもんね。
2世みたいなもん。植民地人っていうのが生まれてくるんですけど、白人でね。
この人たちってずっと洗練された本国文化に憧れてるんです。
そうなんだ。
イングランド本国いいなってオシャレだなって。
最先端に言ってるなって。だってこっちはクッソ田舎ですよ。
もうアレ地を開拓しながら建国してるんで一生懸命。
でもカタヤはロンドンですよ。
向こうはエールハウスみたいなのがあって、労働してみたいな世界ですよ。
憧れますよね。コーヒーハウスいっぱいあるし。
確かにコーヒーハウスの話あったね。
ああいう世界に対して憧れを持つわけですよ。
ずっとその憧れがあって、それを真似したいのに真似できない環境を押し付けられるから起こるわけですよ。
真似したいから紅茶飲みたかったわけですよね。
でコーヒーだっけか。
紅茶を飲みたいのにお茶に税金かけるぜって言って茶宝で税金かけられそうになってふざけるなっていうことになりますね。
そうするとボストン茶会事件に行くわけですよ。
ティーパーティーです。
ボストンティーパーティーですっていう風に繋がっていくその縁はこの辺りからスタートしてるんじゃないかっていう話もありますね。
ちょうどリアルタイムで全然話関係ないけど仏賊のティーパーティーをなぜか濁して言ってたけど。
そうなんだティーパーティーをティーパーティーとはあえて言わずになんか暴動があったみたいな。
あれねボストンティーパーティーってね面白いんだけどダブルミーニングなんだってねあれね。
ダブルミーニング?
意味二つ被ってんだって。
多分洒落だと思うんだけどティーパーティーっていわゆる茶会じゃないですか。
パーティーってね政党っていう意味があるんだよね。
そういうこと?
自民党とかいうのもパーティーなんだよね。
コーヒーハウスの中で出てきた政党制度時の政党をパーティーって言うんだよ。
実際この時代よりちょっとあったけどティーパーティーっていう政党あったっぽい。
あったの?
実際ボストン茶会事件を起こした人たちってティーパーティー所属の政治家だったりするから。
そうなんだ。
茶党と茶会が英語にするとどっちもティーパーティーだからボストンティーパーティーらしいよ。
そんな話があったんだ。
お茶のシリーズ話してる時はこんなこと知りもしなかったんだけど何回読んでる時に出てきた。
出てくるんだね。
出てくるんですよ。いろんなところで触れるんですよ。
お茶党みたいのがあったんだね。
そうらしいですね。
どっちと言っても音声だとまた違うものに聞こえちゃうね。お茶党とか言ってもティーパーティーって言っても。
ここら辺ね日本語と英語の行ったり来たりがめんどくさいとこやね。
確かに。
結局今日はアメリカに初めて渡ったイギリス人みたいな感じなんだよね。
初めてというかアメリカの原点とされているところって感じかな。
第一号。
本当はもうちょっと南の方にね人はとっくに入っているので。
国家ができるまでのその出だしの第一歩みたいないうところだね。
だから今アメリカっていうのはこのキリスト教とプロテスタントが作った国っていう紹介のされ方するじゃないですか。
それここに起因してるんですね。
そうなんだ。
ワプスとかって言ってさアメリカ人のことワプスだみたいな差別的なんであんまり言わないかもしれないですけど言うんですけどね。
ホワイトアングロサクソンプロテスタント。
白人でアングロサクソン系でつまりイギリス系でプロテスタントであることみたいないう用語が社会の教科書よく出てくるんですけど
それはこのプロテスタントピルグリムファーザーズがプロテスタント集団だからっていうことですよね。
もちろん現在のアメリカにカトリックいますよ当たり前ですけど。
いろんな宗教の方いらっしゃるんですけど。
それが問題になっちゃうんだけどね。
そうなんだ。
神話を作らなきゃいけないので神格化されていった結果ここが原点ということになりっていう感じかな。
後にいろいろと波紋を追い越していくと。
そういうことね。
いう感じですかね。
途中で俺はハンバーガーだよなって思いながら聞いてたよ。
今日はハンバーガーの話出てきません。
出てこなかったね。
今日は北部はこうでしたよって話です。
そういうことね。
いろんな地域のこういうのを紹介した後にじゃあ最終的にハンバーガーが出てきたところの源流ハンバーグはどういう食文化どういう根欠食文化のところから出てきたのかっていうふうにいきます。
そう言いながらね。
今回と次回はハンバーガー出てきません。
出てこないの?
1ミリも出てきません。
そうなの?
ただちょろっと噛みます。
ハンバーガー噛む。
後でね伏線回収的になるんですけどこの北部ニューイングランドという場所は今紹介したようにイングランド系の人たちの文化が強く残るんですね。
パン文化の影響
他に混ざらない混ざってるのは先住インディアンのみだから。
なので基本的に食文化はイングランド風になります。
そういうことね。
だからあんまり他のもの受け付けない。
受け付けないんだ。
保守的とっても保守的。
もうパンがいいったらパンライスじゃないパンだ麦だって感じなのね。
ここにパン食文化が非常に強く色濃く出るんですね。
他の地域はどうかっていうのはもう豆とか米とかいっちゃうんで。
ここにしっかりとパンの文化、しかもイギリス的なパンの文化があるから後にサンドイッチの転換がいくわけです。
ということで一つのキーファクターにはなってますけどね。
ということで今回はこの辺か?
今日はこんな感じかな。
次回の方がもっとボリュームあるんで。
そっち頑張りますか。
ということで今回はこの辺で終わりたいと思います。ありがとうございました。
ありがとうございました。
30:34

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