はい、では前回からの続きです。で、今回は
江戸下町を描く時そばの世界
おお、江戸下町
江戸の下町を描く時そばの世界
言っても、時そばの世界観に出てくる江戸時代のね、こういう屋台のそばですよ、メインがね
そういうのはね、もう完全に下町なんですよ
おお、下町
路地があって、長屋があってっていう、そういう世界観ですよね
いいところ、山手とかね、いいところの大会屋敷とか大宮屋敷とかがずらーっとあるところの話じゃないんですよ
そっちはね、もう違うハイソーな世界観が待ってるんで
で、そば屋さんっていうのも、もともとはじめから屋台だったわけじゃないんですね
おお、屋台ではない
どっちから、これ寿司のシリーズでもお話ししてますけど
もともと飲食店ってのは、店を構えてるところが始まり
ああ、構えてる方が先か
そうです。で、お客さん来ないじゃないですか
来ないね
なんなら寿司屋なんか、自分家のドマジ商売してたりするんで
そうすると、来てもらわなきゃいけないわけですね
で、みんな外で働いてるんで、その子で食べてもらいたいっていう意味で
じゃあ来ねえんだったら、こっちから行ったれっていう感じで出てくるんですね
それは何でかっていうと、あの、業商人がいっぱいいる
業商人
ボテフリ
ああ、ボテフリね
どういうことだよ、業商人の方がわかりやすいんじゃないのかな
ラジオの中ではボテフリがよく出てくるから
過去のシリーズね
天秤房を担いでね
いわしを売って歩いたりだとか、金魚を売って歩いたりだとか
豆腐屋さんがいたりだとか、ああいう感じなんですよ
それを見て、じゃあ料理も売ったらいいだろうなっていうので
寿司を売るやつも出てくれば、納豆売りみたいなのとか
煮豆売りみたいなのが出てきて
納豆売りいたね
納豆、納豆、納豆ってやつね
あのね、ネギを混ぜて、あとご飯にかける状態で売ってるっていうのがあったもんね
もう味噌汁に入れるだけみたいな感じだよね
そうそう、だいぶ初期の話だけど
もうファーストシーズンやね
ファーストシーズン
そこはね、印象に残ってる
ああそうか
消費期だよね
ああそうかね、そうだね
もうね、とにかく売れるために商人ですから、皆さんいろいろ工夫するわけですね
こういうのを見ていると、やっぱりそばも待ってちゃいかんなというのもあるし
何しろね、店を持つっていうのはなかなか大変なわけですよ
まあそれは今もそうだね
建物を買わないといけないんですからね、借りるなりなんなりしなきゃいけない
で、車を買うわけじゃないので
屋台って言ったって
コストの面で言ったら、店を持つよか屋台のが手軽なわけです
ということで、だんだんと屋台そばというのが増えていく
この屋台のイメージなんですけど、ちょっと違いますからね
違う
僕らが今知っているラーメンの屋台、もうほとんどないですけど今ね
おでん屋台とか、あれケットラじゃないですか
ケットラとかリヤカーとか
タイヤついてないんで、担いで歩く時代なんでね
担いで歩くか
天秤棒を担ぐ感じで売っていく
まあそれはまあいいや、明日じゃない、次回やりましょう
じゃあせっかくなんで、落語の話します
おーきたね
あのね、時そばのことを知らない人がまさかのいると思ってないぞ僕は
おー
落語好きだから
あーそうか
だから、もうこの番組でもやりましたけど、目黒のさんまね
目黒のさんま
僕からすると、え、目黒のさんま知らない人がいたの?って思っちゃってますから
もうあの、俺目黒のさんま祭り行って
横に目黒のさんまの落語の場所があったんだけど
なんであるんだろうなって思ったぐらい
そこがね、びっくりなんだよね
僕みたいに落語を好きな人間からするとですよ
聞いたら目黒のさんまの落語は先だっていうのは
もちろんです
目黒でさんまは取れませんので
まあそうなんだよ、それはわかってんだけど
なんかはね、相手さ振る舞ってくれるからならんなんだよ
それがね、ラジオ初めて初めて知るっていう
ああなるほどね
じゃあ今回あれですか
ときそばという演目を知ったのはこの番組が始まってから
始まってからじゃないですかね
あのね、オチの部分とかそういうところ面白いよみたいな話を聞いたのは
ラジオが始まってから
ああそうなんですね
じゃあときうどんはご存知ですか?
ときうどん知らん
ときそばのうどんバージョンと思っていただければいいんですけど
ああそうなんだ
オチ一緒なんですよ
え、一緒?
一緒なんですよ
ああそうなんだ
だからオチ一応知らない方のためにネタバレします
ネタバレも何もね定番中の定番、古典中の古典なんで
もういいでしょ
ああ古いやつだもんね
古いやつだよね
この時代のそばとかうどんっていうのは
二八の十六問って言っても大体十六問なんですよね
十六問
金額が
金額はね
金額は十六問という単位です
で、たまたま手に持ってるのは十五問しかないんです
で、うまいことやって一問ちょろまかしてやった
しめしめっていう話なんですよ
で、一人目の男が出てきて
最後銭を出すときにお金を払うときに
銭はこまけんだ手出してくんねえ
えいこちらにいただきます
一つ二つ三つ四つ五つ六つ七つ八つと数えたところで
ところで手主今何度下台?
確か九つになりますかねって
十か九つかあとは十一十二十三十四十五十六
いこったーんって返ってくる
で、その九つを店の人に数えさすっていう
うまいことをやる
もちろんここをうまく成功させるために
その前振りがめちゃめちゃ頑張ってやるみたいなね
巧みな技があるわけですよ
で、それをぼーっと脇の方で突っ立って見てた人がいて
あんだねえやろうと
え、どっこの片髪におけねえやって
ベラベラベラベラほめちぎりやがって
あーでもねえこうでもねえって言いやがって
あんだけほめちぎるから
俺はまた踏み倒して買えのかと思った
国かと思って見てたら腹が立つじゃねえか
しっかり税に払って返ってきやがった
一つ二つ三つ四つ十六も