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2021-09-21 29:58

#19(s3-7) お茶理由の戦争により親のような国が敗北。結果、日本は命掛けの緑茶勃興。(たべものラジオ)

こんにちは。拓郎です。


お茶の発祥は中国。


中国からオランダに伝わり、オランダを経由してイギリスに伝わりました。

(今となってはイギリス=紅茶ですが、その成り立ちもなかなかおもしろい。)



イギリスと中国によるお茶きっかけのアヘン戦争が勃発。

そしてお茶きっかけでアメリカの独立戦争。



今回は日本がなぜお茶で勃興しなくてはならなくなったのか、当時の海外情勢を観察していきます。



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00:04
はい、前回に引き続きお茶の会です。今回はヨーロッパがお茶を求めてまた海へと
はい、また出てきました。大航海事態です。 楊 大航海事態何回も出てくるね
またかって感じですね。そうなんです。時代はぐんと遡りまして1600年代まで戻ります。
日本で言うと江戸幕府ができた頃のお話ですね。この頃オランダではオランダ東インド会社1602年に成立されます。
覚えてますか。古生の貿易のために作られた会社ですね。ここでオランダ東インド会社は日本やジャカルタ中国との貿易も行っています。
ここでお茶に出会うわけですね。ただお茶自体がヨーロッパに初めて伝わったのはもういつかわからないぐらい前にはあったらしい。
ああそうなんだ 楊 これは陸路です。もちろん中国からちょっとずつ文化が伝わっていってヨーロッパ諸国のどこかにはたどり着いていた。
ただ全然流行ってないんですよ。まず運ぶの大変。板虫。ただ一部の人たちの間では東洋の神秘の薬みたいな扱いではなってたみたいですね。
ああやっぱり薬扱い 楊 高貴なる飲み物なのか薬なのか。これが健康にいいよと現代で言ったらどこだろうな。
チベットの山奥で取れる極めて珍しい飲み物これがめちゃくちゃ体に良くてって言われたらお金出して買う人いると思うんですよね。
そんなような感覚じゃないかなと思います。これが1610年にオランダ東インド会社が貿易をしたことによって
ここにも金のもなる気が。ちなみにここに語源があるんですね。日本は茶と言いますし中国の北部とかは茶とかっていう発音なんですって。
ただこの時オランダが訪れていた港が福建省。この福建省での発音がテ。
福建省だとテって言うんだ 楊 らしいですよ。僕も中国語喋れないんですけどテって言うらしいです。これが生まれてティーになっていく。
伸びちゃった 楊 なんで他の地域から茶の語源が言っているところ例えばインドなんかはチャイですよね。
これは福建省経由で言ったところはみんなティーなんです。 あれ英語とかではなくて 楊 もともと中国語ですね。
中国語? 楊 今の抹茶が世界に行ってるようにテからティーになっていった。
へえそうなんだ 楊 割とありますよねこういうのね。
なんかね調べてると出てくるよねちょいちょい 楊 大事なのはオランダが持ってったというところです。
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これねちょっと話ずれちゃうんですけど砂糖が結構大きな影響を与えているんですね。
1630年にオランダ領でオランダが植民地にしていたブラジルの一部ですね正確には。
ここで砂糖の大量生産砂糖きび生産が行われるようになるんですよ。
ヨーロッパの人たちってただ苦いものをそのままでは飲まないんですね。
香りがあってほんのり苦くて甘い飲み物という認識なんですよお茶のことは。
ああそんな感じ 楊 はいお茶に砂糖を入れたり何も混ぜずに飲む文化
こっちが普通だよねって言ってるのは中国と日本くらいしかないんですよ。
ああそうなんだ 楊 現代でも。
だから紅茶って何も入ってないお茶のことをストレートティーって言うじゃないですか。
これ緑茶に置き換えてくださいストレート緑茶って言わないですよね。
緑茶緑茶っていう考え方だもんね。
楊 逆に砂糖を入れたものが糖蜜茶とか甘茶とかって別名が付きますよね。
入ってるのがデフォルトの紅茶はないものをストレートティーと呼ぶ。
入ってないのがデフォルトの日本や中国は入ってるものを甘茶とか名前を付けるんですよ。
ああそういうことか。
楊 これ砂糖がなかったらオランダでも流行ってなかったと思うんですね。
じゃあ向こう行ったらみんな甘いんだね。
楊 基本的に甘いものが普通です。
さらに時代が進みまして1680年代後半日本のお茶の歴史でいくと長谷創園が生まれた頃ですね。
もう江戸の中期に入ってます。
ここでイギリスでちょっとした革命が起きます。
全然ちょっとしてないんですけど。
ジェームズという王様がいましてね。議会とめちゃくちゃ揉めるんですよ。
めちゃくちゃ揉めて最終的にこの名誉革命という革命によって国王ジェームズが追放されます。
だいぶ揉めたね。
楊 だいぶエグいことになる。
ちなみにですねこのジェームズさんはアメリカ開拓史でも結構絡んできていてこの人の名前がついた地名とかも当時ありましたね。
ジェームズタウンとかね。
そうなの?
楊 あるんですよ。どうでもいい話なんですけど。
ここでジェームズ国王が追放されたことによってじゃあ次の国王どうするって。
民主主義まだ生まれてないのでちゃんと確立されてないので立憲君主制でいきますね。だから王様欲しいんですよ。
周りを見渡してみたらジェームズ国王の娘メアリーさんがもう結婚して他の国にとついてたんですね。
この時代いろんな国にとついたり嫁さんを他の国からもらったりするのは当たり前なので。
このとつぎ先がオランダ。
オランダのウィリアム3世というこれは国王ではなくてオランダの場合は総督と呼んでるんですけどここにとついていたんですよ。
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とついだメアリーに帰ってきてっていう話をします。
そうなのありなの?
ありなの。
でメアリーは自分で国王にならない。誰がなったか。オランダ総督のウィリアム3世がイギリス国王になります。
それいいの?
いいんです。兼務するんです。
兼務?
兼務しちゃうんです。
あーなんかどっかでも出てきたな。兼務。
前のシーズン故障の時にもありましたね。スペイン国王とイギリス国王兼務とかポルトガルとスペイン兼務するみたいな。やっぱここでも起こるんですよ。
好きだね兼務。
これで何が起こるかっていうとオランダの上流階級で流行っていたお茶の文化がイギリスに持ち込まれます。
まんまいったんだ。
さっき言うの忘れてたんだけど茶葉は中国から入ってるんですけど実はこっそりと日本の文化もオランダに入ってたんですね。
これ何が入ったかというとこの当時まだ日本は煎茶がない頃なので抹茶なんですけどね。
日本の抹茶つまり千利休達の茶道ですよ。家康なんか完全にお茶やってますからね。
言ってたね。
言ってましたね。どういう概念が入っていくかというと身分の高い人が格式高い儀式を持って楽しむもの。
これがお茶の文化だという風にしてオランダに持ち帰ります。
文化としてね。
これは定かではない。こういう認識をしたからそう言ったのかこれはビジネス上いいぞと思ったのかは定かではありませんけど。
マーケティングのひとつかもしれない。
可能性あるよね。こうすることによってオランダの上流階級の人たちに紅茶が入っていきますね。
この紅茶を品んでいるウィリアム・サンセとメアリーご夫婦。
当然二人っきりで来るわけありませんからね。下の仕えてる人たちも一緒に来ますよね。
この人たちがアフターヌーンティーを楽しんでいる様。憧れられるんです。
今でもありますね。特にイギリスはその傾向強いですけど王室のやってることが流行発信源になることありますね。
普通に今のセレブみたいなものか。
そうですね。近年でもなくなっちゃいましたけどダイアナ・モトヒがやってたファッションがそのままイギリスで流行したりしましたよね。
あったね。
エリザベス1世のスカーフが流行ったこともありましたね。
同じようにオランダからやってきた人たちのこのおしゃれなお茶文化がイギリスの上流階級でブームになるんですよ。
この名誉革命が起こったのが1688年から89年。もう終わり頃ですけどね。
これの30年くらい前にイギリスもなんと砂糖畑プランテーションを獲得してるんですよ。
そうなんだ。
カリブ海ですね。カリブ海のイギリス寮で大規模な砂糖農園を作ってます。
09:00
だからもう紅茶を楽しむ土壌があるんですよ。
そういうことになるね。
どんとこいと。これで女性の間でお茶が流行っていきますね。
何事も女性が先なんだな。
そうです。なんせメアリーに憧れてるんですから。女性の中でティーサロンができます。
一方男性はどうだったかというと、もともとアメリカ大陸やアフリカ大陸、アフリカ大陸ですよね主にね。
だからコーヒー豆を仕入れていました。植民地ありましたんで。
男性の間ではコーヒーサロンが当たり前になってます。
そうなんだ。
もともとね。なんですけど女子の集まりがあっちにあって、美しい貴婦人たちがおほほほほと言ってお茶を楽しんでるわけですよ。
野郎ばっかのコーヒーサロンよりもあっち行きてなっていう人一人や二人出てきますよね。
もっといたと思う。
これねすごいですよ。男女の出会いを求めるパワー。
最終的にコーヒーサロンなくなりますから。
そんな理由でなくなるの?
全員紅茶ティーサロンの方に移動します。
ああそう。
こうして紅茶の国イギリスができていくんですよ。
そんな理由なんだ。
そんな理由ですね。びっくり。
まあしょうがないのか。
ちなみになぜ中国から渡ったはずなのに、ブーロン茶やプーアル茶ではなくて紅茶なのか。
中国で紅茶は効かないですねあまり。
効かないね。
これは輸出専用に開発したお茶だからですね。
開発したんだ。
はい。いろんなお茶がたくさんあるんですけど、船で運んでいるうちにやっぱり傷んじゃうんですよ。
特に緑茶とか白茶とか言われる不発酵茶は劣化しやすいので、当時の梱包技術では。
だから痛まないように工夫をして先に発酵をかけるという。
そういうことか。
これはもともとプーアル茶やブーロン茶の技術が転用されてるんですけど、どうもそのまんまだとヨーロッパ人の舌に合わないぞということわかるんですね。
で、やってくるオランダ東インド会社の人たちと相談をしながら開発をしていきます。
普通に町の商人たちが。
ああそうなんだ。
そこでたどり着いたのが現代の紅茶の元ですね。
輸出用に開発したものが今の紅茶のオーソドックス。
ですから中国の当時の人たちも別に紅茶飲もうとも思ってません。
ああそうなんだ。
俺らもっとうまいお茶持ってるし、紅毛人この辺飲んでおけみたいな感覚だったかもわかんないですね。
まあ商売上作ったぐらい。
そうですね。もっとたくさんお茶は、中国はお茶の種類たくさんありますから。
これがまずオランダを通ってイギリスまで行きましたよね。
これでどこに次に行くかというと当然ですけど植民地にどんどん広がっていきます。
ああ植民地にも広がるんだ。
行った先で有名な代表的なところはインド。
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ああインドね。
インドに至っては栽培させられちゃいますからね。
栽培地化されると。
これが後の現代につながるアッサム、ダージリン等ですね。西洋とかね。
あれにつながっていきますね。
あれさっき知らなくてちょっと調べたんだけど、あれ産地の名前なんだね。
そういうことです。土地です。
なんか日本でやめ茶とか静岡茶とか言ってる。
そうです。土地です。
これすごい種類かと思ってたの。
品種じゃないですね。
品種じゃないんだね。
だから遠く我々日本人が地名だと知らずに呼んでますよね。
これがアメリカやイギリスで後々静岡グリーンティーとか言って販売されてもおかしくないわけですね。
そういうことになるよね。
そういうことです。いいですね。そういうことです。
一方のアメリカはどういう伝わり方をするかというと、実はアメリカでも栽培しようとした節はあるんですよ。
節はある。
南部の方でちょっと頑張ったんですよ。
でも品質が悪くてあっという間に滅亡していきます。
なんで品質悪かったかな。
よくわかんないですね。技術いりますからね。あと気候問題もあるし。
どちらかというとアメリカは消費地ですね。
アメリカは開拓時代から独立まで一気に経済が勃興してきますし、
独立した後はどんどんどんどん人口が増えてきますんで、巨大なマーケットがそこに出来上がるわけですよ。
みんなお茶大好き。コーヒーなんかアホかって。
今はコーヒー文化だよ。
信じられないですけど、コーヒーよりも圧倒的に紅茶が欲しかったんですよ。
まだイギリスの植民地時代の話なんですけど、イギリスとしては植民地なのでアメリカから税金取りたいじゃないですか。
でも税金取るとかいう動きをしてる日、余裕がないんです。本国側にそんな余裕がないんです。
なぜかというと、名誉革命前後だから。
ドタバタしてる時だろうね。
もうドタバタしてる。フランスともごちゃごちゃしてるし、オランダともぐちゃぐちゃしてるね。
もうちょっとそんな余裕ねえぜっていう時にちょっと放置するんですよ。
ほったらかしにするんですよ。アメリカの統治のこと。
実地権与えてるわけじゃないけど、実地状態になってるんですね。
で、やっとイギリスの国内落ち着きますよね。よし、税金取る。やりだすんですよ。
急にね。 やっと統治始められる。とりあえず税金取らんといかんね。
で、この税金取らんといかんねっていうのは、イギリスがもうぐっちゃぐちゃになってて金ないんですね。
まあここは変わってるぐらいだからね。 うん、ぐっちゃぐちゃなんで。
じゃあやろうかって言って、いろんなものに税金をかけ始めるんですよ。
で、佐藤に税金かけてみたりとかね。
隠し税って言ってトランプとかああいう印刷物すべてに税金かけてみたりとかね。
たまったもんじゃないな。 あと帽子に税金かけたりとかね。
帽子。うん。 するんですよ。
で、それも施行しようと思ったら反発食らって、じゃあちょっとやめとくわとか。
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でもやっぱやるみたいな言ったりきたりするんですよ。
優柔不断か。 で、最終的にお茶にも税金かけようとするんです。
ほう。そしたら。
アメリカ人めちゃくちゃ切れるんですよ。
そこそんな切れるの?
びっくりでしょ。だからもう最悪帽子とか隠し税飲むけどお茶だけは絶対許せよみたいな。
逆じゃね。
これ一番欲しいのに。一番欲しいのお茶なのに何してくれとんじゃーって切れんですね。
そんな消費あったんだね。
みたいだよ。で切れた結果暴動起こすんですよ。
お茶で暴動?
はい。これが1773年ボストン茶会事件。
なんかオシャンティーな名前だけどだいぶあれだな。
これ暴動ですから。
暴動なのに茶会って言ってんじゃん。
これ英語名でもボストンティーパーティーと呼ばれてます。
ティーパーティーつくと急に軽くなるけど。
これが独立戦争のきっかけになってくんですけど、ボストン港というのはアメリカの右上のところですね。
こことイギリスをつないで貿易をしていたりとか船の行き来があります。
ここでお茶を運んできた商船がボストン港に止まっています。
お茶にちょうど税金かけるぞって言われた直後だったので、
ぶち切れてこの商船を襲って積んであった紅茶を全部海に投げ捨てます。
そこを奪い去って飲むんじゃないんだ。
これ何トンですよ。
トン。すごいね。
これバサッと捨てます。記録によるとボストン港の海がみんな茶色に染まったらしいですね。
塩味の紅茶の出来上がりだね。
うわーうまいのかな。
美味しくないと。絶対美味しくない。
まあまあでっかい紅茶ができたんでティーパーティーと呼ばれてるそうですけどね。
いやひねったつもりだけどな。だいぶ重大な事件だな。
重大な事件。2年後75年に独立戦争が勃発しますね。
河切にしてはなんかおしゃれな名前作ったね。
もうお茶きっかけで独立戦争とかね。もちろんいろいろ背景はあるにしても引き金がそこ。
ああお茶きっかけ。また食べ物だよ。
そこなんですよ。これがやばいですね。これ何度も概要編でもお話しましたけど
はい。
ここでねあまりにもキレたアメリカはイギリス商品の不買運動を始めます。
おお。
今でもありますね。そういうストライク的な動きをすることっていうのは。
おお。
不買運動をしてお茶買うのやめるんです。
やめちゃうんだ。
俺たちはイギリスのお茶なんか絶対に飲まねえぞ。
へえ。やめれるんだね。
やめれなかったんですよ。
やめれなかったんだ。
ほらね禁煙したい人がタバコの代わりに違うものを吸ったりするわけじゃないですか。
はい。
アメリカの人たちも代替品を探すんですね。
うん。
お茶の代わりになるやつ。それがアメリカンコーヒー。
アメリカンコーヒー。
うん。なのでアメリカンコーヒーって日本人がただ薄いものって認識してるじゃないですか。
18:00
うん。
あれ違うんですよ。焙煎を浅くしたコーヒーなんですね。
焙煎が浅いから薄く感じるだけ?
そう。で、浅くして何をしようとしたかというと、紅茶に味を近づけたかった。
無理なんだろう。
頑張った。で、これで何とか納得した。
よかったのかな。
というのも多分ね、これは僕の想像ですけど、紅茶もコーヒーもストレートじゃないから成り立つんじゃないですか。
ああ、そうか。元がストレートじゃないからか。
砂糖入れたり牛乳入れたりしますから。だからこそ何とかいける。
ああ、そういうことか。確かに混ぜちゃえば苦い水さえあればミルクと砂糖でどうにかなりそうだよね。
特にアメリカンコーヒーって牛乳あまり入れる人多くないですよね。砂糖だけとかですね。紅茶っぽい感覚なんでしょうね。きっと。
ああ、そういうことなんだ。
レモン入れたらもっと紅茶っぽいのかもしれないけど、俺はどうだろうね。おいしい気しないんだけどさ。
入れたことないけど、まあ代替品だったんだねアメリカンコーヒーは。
そうなんですね。ちなみにこれちょっと話飛んじゃうんですけど、独立した後にそこから何十年かして1861年から南北戦争が始まってアメリカの中が南北で分かれて65年に終わって統一されますね。
これの少し前に日本に黒船がやってきます。1853年です。
そのちょっと前なんだ。
これ何をしたかったかっていうと、アメリカが独立して何十年かしたところで、俺たちも一つの国として認められたから、ヨーロッパの諸国に負けないように植民地ないしは自分の力の及ぶ場所が欲しいよね。
そうなっちゃいます?
なっちゃいます。だってイギリスどころかスペインもポルトガルもオランダもみんな持ってますからね。
まあそうだけどさ。
フランスも領地持ってますでしょ。じゃあうちもってなるわけですよ。
自分植民地だった時の辛さ知らないのかね。
知らないんですよ。だって植民地にされて虐殺された人たちじゃないですから。政府作ってる人たちが。
ああそうか。
白人ですから。ネイティブの人たちはもうポンとされてますからね。詳しく言えないですけど。
なんで欲しくなって。でも植民地支配まで考えたとかはこれは学者さんによって解釈分かれてるんですけど。
そういう取引ができる占有地みたいなところが欲しいよね。でも東側右側のほうですね。
ヨーロッパ側には行けません。いっぱいいますから。南はブラジルとかアルゼンチンとかあっちですけど。
他の国ポルトガルとかガンガン入ってきてますから戦争になっちゃいます。行く場所左方面しかありませんね。
ないね。
ヨーロッパ側に行くんですよ。日本を目指して。
ヨーロッパ 日本しかないもんな。
ヨーロッパ だから日本に来たんですよ。
ヨーロッパ それで来たの黒船。そんな理由。
ヨーロッパ だから小船じゃないんですよ。黒船っていうのは。ペリーって帝徳じゃないですか。
ヨーロッパ 帝徳。
ヨーロッパ 軍人なんですあの人。
ヨーロッパ 軍人か。それで大砲どっかにどっかに行ったのか。
ヨーロッパ そうです。海軍ですあれ。
ヨーロッパ ああそうなんだ。攻める気満々じゃん。
ヨーロッパ もう引退間近の狼兵ですね。ペリーは。
21:00
ヨーロッパ 確かね。俺もうろ覚えなんですけど。
ヨーロッパ アメリカ海軍の中で蒸気船を導入して運用させる元を築いた人だったかな。
ヨーロッパ そんなのだったと思いますよ。アメリカの国内でも偉人ですね。
ヨーロッパ そんな人来たんだね。
ヨーロッパ こんな風に繋がっていくんですよ。
ヨーロッパ 一方で今回の主役のイギリスですね。
ヨーロッパ イギリスは他にどんな動きをしてるか。
ヨーロッパ めちゃくちゃお茶大好きじゃないですか。
ヨーロッパ 買って買って買いまくってイギリスからアメリカに輸出するぐらいお茶大好きなわけですよ。
ヨーロッパ どっから買ってますか。
ペリー イギリスが?中国?
ヨーロッパ 中国からお茶いっぱい買ってますね。
ヨーロッパ 中国はイギリスから何か買ってるんでしょうか。
ペリー なんか生産物あったっけ。
ヨーロッパ あるんですけどね。中国の人たち買ってくんないんですよ。
ヨーロッパ 国土が膨大ですし人口が何十倍かいますし。
ヨーロッパ この当時産業革命始まったばかりなので国力と人口ってセヒレしてるんですよ。
ヨーロッパ そもそも中国って当時まで文明世界最先端なんですよね。
ヨーロッパ 神開発したのも中国人だし文字も中国人だしみたいな状態ですよね。
ヨーロッパ だから中国人の感覚まるっと言いますね。
ヨーロッパ イギリスごとき田舎の奴らから買うもんなんかねえよ。
ヨーロッパ まあそうなっちゃいますね。
ヨーロッパ まあそう言ったかどうかは知らないですけどそのぐらいの感覚だったんじゃないかなという想像ですね。
ヨーロッパ だからイギリスは中国から買うばっかりで何も売れないんですよ。買ってくれないんですよ。
ヨーロッパ これ前回で話した日本の挙動と似てますよね。これがイギリスと日本の決定的な違い。
ヨーロッパ 日本は貿易の不均等をなんとかならせるためにお茶の開発しますよね。
ヨーロッパ イギリスはお茶じゃないです。お茶買ってるんでお茶じゃないもので対抗するんですよね。
ヨーロッパ これが洋服だったら幸せだったのにアヘン売るんですね。
ヨーロッパ アヘン。
ヨーロッパ なぜ?と思いますよね。
ヨーロッパ 急にアヘン。
ヨーロッパ これで正確な表現見つからなかったんですけどどうも中毒性のあるものの方が商売になるじゃないかとか。
ヨーロッパ 生産に手のかからないもの。かつ自分が支配しているインドから送った方がコストが安いのでそっちから行きたいと。
ヨーロッパ この時代まで少し先になってますけどね。1800年代ぐらいまで行ってるので。
ヨーロッパ オランダ東インド会社よりもイギリス東インド会社の方が力が強くなってる時代。
ヨーロッパ 海の世界見の主役がオランダからイギリスに徐々に動いてる状態ですね。
ヨーロッパ このぐらいの1800年代まで来ると。でアヘンをインドで生産をして中国で販売をすると。
ヨーロッパ そんなことするんだ。
ヨーロッパ そうすると貿易の赤字黒字の付近等を鳴らすことができる。中毒性ありますから。ガンガン売れるじゃないですか。
ヨーロッパ 売れる。
ヨーロッパ したら中国当時の新政府がキレるんですよ。何してくれるんじゃって。
ヨーロッパ うちの島で勝手にアヘンなんぞ売りやがって。
ヨーロッパ それはそうですよね。正当性あると思いますよ。国民がアヘン好きにされていくわけですから。
24:03
ヨーロッパ それはまずいな。
ヨーロッパ 警察権を動員して取締りを始めるわけですよ。今度イギリスの言ってる言い分がすごくて。
ヨーロッパ それが良い悪いとかじゃねえだろうと。自由貿易をするんだろう。俺たちは。だから自由貿易の権利をちゃんと守れやって。揉めます。
ヨーロッパ 真っ当なものだったらわかるけど、アヘン完全にヤバい部類じゃん。
ヨーロッパ そうですね。
ヨーロッパ 飲んだことないから知らないけど。
ヨーロッパ 今でも薬物指定されてますからね。
そんなの売るのはちょっと論外だろっていう。
ヨーロッパ 現代人の感覚からするとそうだと思いますし。イギリスがどう思ってたか中国がどう思ってたかもう少し僕も本読まないと詳しく知らないですけど。
ヨーロッパ これが火種になってアヘン戦争が起きますね。
これでね。
ヨーロッパ お茶きっかけでまた戦争起こすんですよこの人たち。
好きだね戦争。
ヨーロッパ もうちょっと平和にやろうよ本当に。でもこれも二次敵に日本に波及してくるわけですね。
そうなの。
ヨーロッパ 大国神自分の親友を崇めたあの神が中国がまさかのイギリスにボコボコにやられるんですよ。
ああ。
ヨーロッパ これ記述読んだら本当ムゴいんで。
そうなんだ。
ヨーロッパ もう町1個消滅させたりしますからね普通に。
へえ。
ヨーロッパ 焦りますよね日本は。すぐ北でボコボコにやられてるのを見聞きしちゃってますから。
でこれを受けて日本は布告強兵、食産工業マジやばいと思って焦るんですよ。
ああそっから来るんだ。
ヨーロッパ だからもう食産工業にかけるエネルギー尋常じゃなくなるんですね。
さあ。
ヨーロッパ 普通にちょいちょい頑張ろうかなじゃなくてやべやべやべまあまあやんねえと今やんねえとまずい今やんねえと死ぬって。
確かに日本もちょうど時代が動いた時だよね。
ヨーロッパ そうなんですよ。
まだガタガタだもんね。
ヨーロッパ そのガタガタの時にすぐ北でそれが起こってる。
そしたらその直後にペリーがやってくる開国制をうわーってなって不平等じゃんってうわ似たような状況起こってる。
でもたまたまお茶っていう商品がある買ってくれるよしここ行くって。
なんとか見つけて見出した感じだね。
ヨーロッパ アヘンとかそういうあさっての方向に行かず自分たちも別に日本は職道持ってるわけじゃないので自力で頑張るんです。
前回でも国のために国のためにってみんなが思ってたよって話をしたのこういう背景があるから旧爆心たちも旧徳川家も明沈明治政府もみんな国のためによし頑張ろうって。
そうか不国共兵では現状だって海外勢には対抗できないってのは分かったもんね。
そうなんです。
じゃあできることって生産を頑張る。
生産を頑張るそして貿易を正当に頑張る。
っていうところだね経済で対等を張り合うという。
そうですねここがね背景としてあったからこそのあの中城影明たちの動きなんです。
27:02
ああそれであんなに言い切ったんだ。
ちなみにですけどこれは今回のお茶の会ではまともに話しませんけどこのキートだったりとかお茶だったりとかで資金を集めたこの軍資金で不国共兵の礎を築いたおかげで日本の経済力が上がりますね。
武力もちょっと上がりますね。したら日露戦争というまた無茶な戦争を起こしてですね。
これはロシアが南下政策で日本を攻めてこようとしてたから先先制攻撃するんですけどでこれまたロシア対日本要はイギリス対中国と同じですよね。
大国ロシアが日本と戦うわけですから大人と子供ですよ。まさかの日本が勝つっていう。ちょい勝ちぐらいですけど。
ちょい勝ちをしたことでこれが一時対戦における日本のポジショニングがちょっと上がるんですね。
そうなんだ。 これで日本の国際をヨーロッパの国々が勝ってくれてさらに日本の経済が安定していく。
そんな流れなんだね。 これで一気に日本が近代化を果たす経済力を手に入れていくストーリーのその発端がここから来るんです。
まあ追い詰められてお茶頑張ったら強くなった。 強くなった。お茶でそれを種戦にするようなイメージですね。
キートもありますけど。で日露戦争で一回勝負に勝ったおかげで伊藤博美たちが赤橋公力をかな。
あの辺の人たちがヨーロッパフランスなんかで日本に融資してくれ金くれって。投資をしてくれって言ったけど全然勝ってくれないんですよ。
日露戦争でポンって勝つもんだからやべあの国ってこれ勝ちまだ乗った方がいいって言って投資家たちがガンガン金貸してくれるんですね。
すごいこの壮大な歴史のストーリーのきっかけの一つがキートでありお茶でありなんです。 お茶も入ってんだね。
はいそうなんです。 すごい流れだね。 わかっていただけました?このお茶を巡る世界中の動き。
お茶でみんなあっち行ったりこっち行ったり奪い合ったり頑張って作ろうとしたり。それで経済も動いちゃってるからね。
そうなんですよ。この背景を踏まえてさらに明治時代の日本の茶産業に携わる人たちがどんな思いでどんな努力をして今の礎を築いたかここにロマンがあるんですね。
あんまり有名になってない人たちでも茶業界では有名な人ですけどね。この人たちがいるので次回以降でその人たちの人生をちょっと紹介できたらなというふうに思ってます。
楽しみです。ありがとうございました。 ありがとうございました。
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