接客のプロの技
スーパーナチュラルハイテンションズ
最近、服を買いに行って、ユナイテッド東京だったかな。
そこで、服屋に入ると、だいたい店員さんが来て、試着とか、いつでもどうぞみたいな感じになるじゃないですか。
そこで、試着してくれた店員さんが、僕より多分2歳ぐらい年下の若い男性の店員さんだったんですけど、
生まれて初めて、接客のプロを見たなって感じで、凄くて、気づいたらレジに並んでました。
それどういったところが凄かったの?
何かね、過剰?試着して出てきた時の喜び方が過剰。
まず、すげーみたいな、マジ似合うみたいな感じで来て、友達かお前やみたいな感じで喜んでくれた。
フレンドリーなの?
フレンドリーなんですよ。
で、何だろう、姿見とかに見てても、お兄さん身長何センチあるんですか?
180ぐらいですって言ったら、羨ましいですみたいな。上手いなこの人って思いながら。
何より楽しそうなんですよね。試着してる時に。
お客さんが僕が服着てるのを楽しみに待ってくれる感じを。
もちろんそういうテクニックだと思うんですけど、僕ナンパするじゃないですか。
これナンパされてるのと同じだなって思って。
声のトーンとか表情とか、いろんな条件をこの人は最高齢度まで高めてお客さんをナンパしてるっていう。
初めてその人に教えられてナンパの奥義みたいな。
やっぱ言われて高揚するの?
高揚します。しかも多分セールストークだなってわかるんですよ。話してると。
わかってるんですけど、それでも気持ちいいみたいな。
でもそれって逆に言うと恨もてがないんだろうね。裏でツバ生えたりとかしてないじゃないですか。
裏はヤバすぎませんね。テンパみたいな。
そんな恨み。たった1時間からそこから店に行ったくらいで。
でも確かにその人、固定客ついてるみたいで。その人じゃないと嫌だみたいなお客さんがいるんでしょうね。
で、礼に漏れず僕もLINE教えちゃって。
エルゲですわ。これナンパで言うところも。
何エルゲって?
LINEゲット。
LINEゲットでいいじゃん。
もうナンパしたら大体略すんだよね。
1エルゲとか言って。
気づいたらエルゲされて。
しかもマサさんみたいな。アーボカの名前がマサじゃないですか。
結構気安く言われる。
でもそれも全然悪くない。
店員さんもヤマちゃんって言うんですけど、僕のことはヤマちゃんで呼んでください。
僕も気づいたらヤマちゃん。今日はありがとうございます。
いつの間にかお出されてまして。
でもいいね。
個別性の重要性
聞いてるこっちまでちょっと嬉しくなっちゃう。
本当にいるんだなって思って。
多分トーク、偶然もあって結構。
僕がラップ好きでリョフカルマの音源とか、キットフレッシュのとか結構聞くんで。
その店員さんもお客さんがシャツで、リョフカルマってガレシャツめっちゃ着てるんですよ。
僕もリョフカルマみたいなガレシャツ似合ったらいいですよねって言ったら、
お客さんラップ好きなんですか?みたいな。
俺も超好きでみたいな。
高校の頃コンビニの前で仲間たちとラップやってたんですよ。
そうなの?
僕もラップ好きでみたいな。
友達とビーフ送り合うんですよみたいな。
ビーフって何?
ビーフは悪口ですね。
焼きしとり焼肉の話でしたか?
紛らわしかったです。
ビーフっていうのは罵り合いみたいな。
ラップでお互いを怪我しちゃうみたいな文化があるんですけど。
それで僕も友達と、誰にも聞かせないですよ。
お互いにお前クズだみたいな感じでラップを作って夜な夜な送り合って。
夜な夜な夜にお前はクズだって。
シェアハウス壁薄いんでつぶやきながら読むみたいな。
MCマーサーインザハウスみたいな。
かっこいい。
シェアハウスみたいな。
それかっこいいじゃん。
かっこいい。
その話でも店員さんが合わせてきて。
まさかここも守備範囲だったの?みたいな。
そこでも僕も好きってなっちゃって。
ヤマちゃんがオススメしてくる服。
正直似合う気しないけど試してみようかなって言って。
いつの間にか3万払ってました。
うわーマジで?
多分その店員さん寄る友達に
今日会った困った客のことを。
ちょうどお客いた。
テンパの後ろがのっぽみたいな。
ラップ下手。
多分あいつラップ下手みたいな。
勘違い言われてるんだろうなって思いつつ。
嘘嘘嘘嘘。
本当にひとたらしみたいな感じでしょ。
魅力的。
吸い込まれちゃうみたいな。
僕も過去めちゃドハマりした
ショップの店員さんいたんですよ。
もう6年くらいその方からしか服買わなかったんだよ。
その方は一切勧めないの。
ただ、扱ってる商品がちょっとマニアックなものが多かった。
アディダスでも
例えばアディダスの靴のこのベロベロっていう
ここの方がイタリア製はカンガルー生地なんですよ。
知識がもう半端ない。
そういう商品しか入れてないんですよ。
カスガイのエアエジっていうお店だったんですけど
今はちょっとわかんないんですけど
ショップって例えばですけど
セントジェームスとかアイボーダーラインとか
オチバルとかっていうものって
堺とかだとやっぱりどこどこのショップが
セレクトショップが置いてあるから
ここは置けませんっていうのが色々あるんだよね。
やっぱしがらみがすごくあって
今はちょっとないのかもしれないけど
それこそ20年くらい前の話だから
カスガイっていう場所だと
そういうしがらみがないので
好き放題に自分の好きなブランドを入れれるということで
結構マニアックなブランドを扱ってたので
ナンパとの共通点
置いてあるセレクトも結構マニアックだった。
例えばなんですけど
革靴もそうなんですけど
本当に裏がラバーじゃなくて
鹿革だったりする靴とか置いてあったりするんですけど
靴の裏が?
これはそれを見せられたときに
これ実は飼料用の靴なんですよね
だから音を立てたりとかしないために
鹿革なんですよ
そんな使い勝手悪いじゃないですか
だいたい3万円くらいですよね
3万円とか4万円くらいするんですけど
買っちゃうんですよ
アディダスも靴もだいたいその当時だと
普通の店頭価格1万円くらいの
だいたい3万円とか4万円するの
でも買っちゃうんですよ
その人って僕すごく
その時は自分も美容師
水野さんはナンパの話にちょっと置き換えましたけど
僕は美容の接客に置き換えたんだけど
何て言うんだろうね
どこにでもある商品なんですけど
その商品の知識を伝えることによって
オーダーメイドになるんですよ
Tシャツもそうですけど
このTシャツっていうのはベルギーの方で
肌美容としてすごく研究されて作られた
Tシャツなんですよっていう
商品のストーリーを一緒に伝えてくれる
コンテクストを教えてくれる
その人のものになるんですよ
他では買えないものになっちゃうんですよね
すごいですねそれ
めちゃくちゃ服が好き
その店員さんがっていうのがあって
その情熱をそのまま客に伝えてくる
一切売ってこないんですよね
それこそ本当に毎月4,5万使ってました
プロですね
プロですよ
めちゃくちゃプロで
なので接客の勉強もすごいさせてもらった
その方に影響されたところが
僕すごく大きい美容師でも
なので誰にでもね
僕たち美容師の仕事もそうだと思うんですけど
同じようなスタイルっていうのはみんな作れるんだけど
あなたの紙質だからこういう風にしたんですよ
やっぱり一つでできちゃう
オーダーをですね
その人のためにっていうか
オーダーメイドにしてあげる
やっぱり知識だったりとか
そういったものを伝えてあげると
そのことによって髪型がですね
唯一無二のもの
あなたのものになるっていうか
そういう作曲を教えてもらった人がいました
僕の行った服屋の話もそうですけど
やっぱりなんか
受け取って面白いとか嬉しいものって
個別性なんですよね
その人ならではのものっていうか
身に付けられたものだから嬉しいっていう部分が
多分その服屋の山ちゃんもそうですけど
個別性っていうか
お客さんにはこれが似合うっていう視点で語ってくれるから
それで言えば
もうちょっとナンパの話します
ナンパもテンプルを決めるっていう声の書き方と
あとその人一人一人を見て声を決める
どういうことを話すかを決めるみたいな
二つのスタイルがあって
割となんかそのナンパ講習とか行くと
最初は牛丼食べに行きませんみたいな
一つの決まった声かけを
とりあえず声かけの恐怖をなくすために
延々声かけ続けたりするんですけど
本当に上手な人って
その人を観察して
例えばなんか持ってる道具とか
服装とかで
接客から学ぶスキル
今日はもしかしてこういう日でしたとか
その人ならではのコンテクス
文脈を予想して
声をかけるみたいな感じになってくるんですよね
だからなんかすごいのは
接客のプロから
いろんな知恵
ヒントが受け取れるっていうのが
ナンパとしてもあるなって思いますね
その中では多分その人が持つ
必勝法みたいなのってあるんだよね
そうですね
型みたいなのがやっぱりあるんだろうね
もちろん話す内容だけじゃなくて
表情とか体の使い方とか
いろいろあると思うんですけど
その一つとしてなんか
話す内容
その人をよく観察するっていう
結局その目の前の世界に
開かれてるかどうかっていうのが
接客だったり
ナンパだったり
自身的な活動の
上手い上手を分けるっていう感じなんですかね
なんかこの
ポッドキャストでも
今日撮る前はね
水野さんとも何の話しようかなとか
っていう風にしてたんですけど
2人とも何もやってないんだよね
この1ヶ月間
でも今の話聞いてて
やっぱり外に出て
やっぱり人とコミュニケーションして
やっぱりその人から何か感じるとか
そういうことって必要だね
もう1個していいですか
同じオフィスに
結構4,50代くらいの
上司というか女性の
だいぶ先輩の社員さんがいて
その人
一見すごい気のいい
女性というか
どんな人とも結構
ほがらかにしゃべって
よく笑う人なんですけど
全然おかしなこと言ってないときも
笑う
こんな感じ
僕別に何か言ったわけじゃないけど
そうですねだけで
ほほほみたいな感じで笑う
でなんかそれって
人に開かれてるように見えて
開かれてないっていうか
多分その人にとって
とりあえず笑うっていうのが
諸星術の一つとしてあるっていうか
対人関係をことなき得るための
一つのスキルとして
笑いとリラックス
とりあえず笑うって人がいて
僕も結構同じなんですよね
相手に何か言われた時も
よく聞き取れなかった時も
笑って何とかやり過ごす
みたいなことがあって
なんていうのかな
すごいさっきの接客の話してて
思い出したのがその笑うっていう
笑いでごまかすみたいな
テクニックって割とみんな使ってる
あーそうだね
でもそれだと開かれてはないんですよね
ただそこで今のどういうことって
よく聞き取れなかった時とか
理解できなかった時に
それどういうことですかっていうと
角が立つ場面ももちろんあるし
だから何ていうのか
使い分けだとは思うんですけど
僕は結構ことなきを得たいっていうか
音便に済ませるために
笑っちゃう場面が多いんで
そういう意味でも
店員さんとかと話すっていうのは
割と参考になるっていうか
滅多なことでは反応しない
笑わない人とか
そういう人も結構学びがあるんですよね
みたいなことはちょっと思いましたけど
笑いっていうのは人間になるんですよね
ある時点でだったら
それはやめたいなって
僕は思いましたけど
でもそれこそ本当に会話の中で
ちゃんとした目的があるんであれば
笑いは人間になってしまうよね
どうしても
なんでやっぱそれがあるかないかと
そこを見出せるか見出せないかって
やっぱり自分のアンテナみたいなのが
ちゃんと立ってないといけないよね
その姿勢はすごく大切なのかもしれないね
誰かと接したりとか
やっぱりその人と一緒にいる時間を
どう使うかっていう面で
難しいですね
他人をずっと観察する
ちゃんと見るっていう
そうですね
僕も結構笑っちゃう方だね
うやむやにしちゃうタイプ
でもそれではね
やっぱり進まないしね
本当にかかわりたくない人と
とりあえずその場を終わらすぐらいだったら
笑うって使えるんですけど
ちゃんとその人のことを知りたいっていう時に
笑うっていう行為が
水を刺す場合があるなっていう
ことはちょっと思いますね
ああそうかでも
なかなか思い返すことは結構ありますよ
やっぱりねちゃんとこう
本当に誠実な人だったりとか
やっぱりその
人のお付き合いに段階があると思うんですけど
ある程度段階を踏んできて
例えばお互いにとって
例えば今有効な関係を築きましょう
という土台に立った時に
それではやっぱり
信頼を持ってもらえない
やり過ごそうっていう笑いっていうのは
多分すぐ弾かれると思う
だから結局リラックスしてるように見えても
硬直してる緊張してることって
何して人はあって
でもどういう状態が
一番リラックスしてる状態なんだろうなっていうのは
ちょっと時々考えるんですけど
人とのコミュニケーション
人と一緒にいるとき
そうですね
例えば今こうやって
朝川さんと喋ってる時
僕結構思ったことすぐ言います
受け止めてくれかどうか分かんないけど
とりあえず言うことに抵抗がない状態
ある種目の前で怒ったことに関して
嫌われるとか怒られるとか
そういうのを考えずに
本音をさらけ出せるっていう状態を
一つのリラックスした状態として
定義したときに
例えば作り笑いとか
変に礼儀正しく話を聞いてる状態とか
賢まっちゃう状態って
すごい遠く離れてる状態だったりするので
常に自分が緊張してるなっていうときに
こういう朝川さんと話してるみたいな状態を
思い出すようには最近してるんですよ
そこと差分を考えて
結構離れてるなったら
ちょっと肩の力抜いてみようとか
もう少し踏み込んで物を言ってみようみたいな感じに
言っちゃったりするんですけど
結構言葉が硬いって言われるので
周りくどく喋ったりとか
文言っていうか
活字で使われる言葉とかを話しちゃったりするので
そういうのも結構無くしていきたいというか
少し力を入ってる状態なんだなって思ったりします
特に結論がない話じゃないですか
いやいやいや
