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この水野さん、今話した映画の評論って、見てからネットで調べたりするんですか?
そうですね。見る前は全然調べない。
前もね、ちょっとしゃべったかもしれないですけど、僕全部調べるんですよね。
本当ですか?
調べます。
ネタバレ?
ネタバレしていきますね。
そっちの方が物語に入り込めるんで。
僕は、歴史とかの、なんていうんですか、僕は結構ノンフィクションを見ることが多いんで。
そのノンフィクションを見る時に予備知識がないと、分かんないまま終わっちゃう。
でも、なんか最初に予備知識入れとくと、映画の楽しみ方が分かるというか。
なんでね、結構サスペンスとかも、実際誰が最後に生き残るかと、誰が犯人かは知っておきたいですね。
へー。
それなんか。
知っておきたいです。
すごい楽しみ方だと思いますけど、でも物語世界には入り込みづらくないですか?それ最初に知っちゃってると。
でも、僕はあんまり内容とかって、あんまり気にしないですよね。正直なところ。
その場の雰囲気とか、それこそ好きな俳優さんが出てれば。
なんかこう、ジョーカーの第一話もそうですけど、やっぱり主演のジョーカーをかっこいいなーって最後まで見てる。それでなんかオッケーみたいなのがありますね。
ジョーカーの1のシーンで、階段の上でジョーカーのコスチュームしたアーサーが踊り狂うところあるじゃないですか。
あそこの音楽もすごい陽気というか、なんかアップテンポの音楽で、あそこめちゃくちゃかっこいい。
かっこいい。
そうなんですよね。テレビ番組の司会者を銃殺しに行く前の場面なんですよ。
よく覚えてるね。
公開当時5回くらい観ました。
マジで?
それは何?もともとバッドマンシリーズのジョーカーっていうのを知ってて、観たいなと思ったの?それともどういう動機でジョーカーを観た?
もともとジョーカー1って、マーベルのヒーロー映画、それまでのヒーロー映画とは全然違う作り方されてるし、
多分参照っていうか、引用されてる映画も結構古いんですよね。例えば70年代の、これも結構有名ですけどアメリカニューシネマっていう映画群があって、
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それもアメリカの都市で割と犯罪みたいなものを扱った、結構実話に近い犯罪を題材にして、アメリカの暗い雰囲気の世界を映してるような映画なんですけど、その中にタクシードライバーとか、キングオブコメディとか、ネットワークっていう映画があって、
そのジョーカーの1作目ってそれを引用してるんですよね。 全然知らなかった。
キングオブコメディとかも結構、誰も知ってる人だったら、これキングオブコメディだってわかるくらい使われてるし、
そのキングオブコメディも、自分がコメディアの才能があると信じて疑わない男が、コメディ番組の名刺会社を誘拐して、自分が出るみたいな話なんですけど、
アメリカニューシネマが結構好きだったっていうか、一時期よく見てたんで、すごいなじみがある世界観だったんですよね。
それをすごいジョーカー一位好きだったし、シリアスなトーンが好きだったっていう。
あとやっぱホワキンフェニックスが僕も大好きで、ホワキンフェニックスの佇まいだけでも見たくなるよね。
僕バットマン見たことないんですよ。
え、ダークナイトとか見たことない?
ダークナイトもないよね。あれ誰でしたっけ?ダークナイトでもういなくなった俳優さん。
ヒースレイジャーですか?
あれもジャケットだけ見てかっこいいなって思ったけど、僕マーベル系全く見ないので。
なんで見ないんですか?あんまり誘われない?
あんまり全然誘われないですね。バットマンはただきっかけがなかっただけかもしれないですね。
確かになんかもういいわって気にはなりますよね。マーベルってめちゃくちゃ作られてるじゃないですか。
どこから見たらいいのかわからないという状態もあるし。
単純に楽しめない?
年も年じゃないかなと思いますけどね。
あれ良かったですよ。ローガンっていうX-MENのウルバニーの手から詰め出す作品じゃないですか。
あのローガンの最後の作品。あれもすごい浄化に近いトーン。
すごい抑制されたトーンですね。
アメリカも絶対正義、正義がいて悪がいるっていう二対立が壊れ始めてますよね。
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アメリカ映画見てても。
日本の例えばウルトラマンもそうだと思うんですけど、絶対悪って日本の昔からの映画って多分ないと思うんですよ。
あのウルトラマンでも多分怪獣の側面をしっかり映したりとか。
人間のしたことがきっかけで生まれてきちゃった怪獣みたいなのも出てくるじゃないですか。人間の業が詰まってる。
そう考えてみると怪獣側に感情が映ることもあると思うんですよね。
でも昔の、わかんないですけどね。僕も映画すごいたくさん見てるわけでもないので。
ただアメリカ映画ってわかりやすいヒーローがいて、わかりやすい悪がいて。
こういう対立っていうのは最近のアメリカの映画とかなくなってきてるような気がしますよね。
確かにそうですね。
イコライザーって知ってます?
イコライザーって何だったっけ?
殺し屋っていうか、悪い人を本当に殺しまくるデンゼル・ワシントンが演じてる元CIAの人がいて。
ごめんなさい。最高です。
最高ですよね。
デンゼル・ワシントン。
デンゼル・ワシントン。
最高ですね。
めちゃくちゃカッコよかったですよね。
めちゃくちゃカッコよかったです。
殺し辞めてたけどまた復活してしまったっていう話だよね。大きく見てね。
自分の身の回りの近い人を助けるために自分で動いて助けるっていう。
相手を殺して、悪の組織を管理させてみたいな話なんですけど。
このイコライザーも1とか最強、最高なんですよ。見てて。
最高ですね。語れないですけどイコライザーは。
やっぱりデンゼル・ワシントンカッコいいですね。
イコライザー3作あるの知ってます?
1しか見たことないですね。
去年の11月くらいに3作目公開されてるんですよね。
最悪です。3作目は。
最悪っていうか、1の時めちゃくちゃカッコよかった、デンゼル・ワシントンが。
めちゃくちゃ怖いです。3作目は。
1の時も相当壮絶な殺し方してましたけど、3作目はその日じゃないくらい。
非道になっていくわけ?
非道になってきます。そこまでやる?みたいな。
イコライザーの1から3までの変化もアメリカの善と悪の境界が曖昧になっているみたいなので、
すごい近似しているというか、似ているところがあるなと思いました。
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見てください、本当に。一番怖いです。デンゼル・ワシントンが3作目で。
悪の組織も出ますけど、舞台はイタリアでマフィアなんですよ。
マフィアもめちゃくちゃ可哀想になる。そっちに感情移入しちゃうくらい。本当に怖いですよ。
ちょっと僕が言いたかったことがずれては来てるな。でも見てみます。
見てください。
2はどうなの?
2は覚えてないです。
3は凶悪さのインパクトは覚えてる?
サイコパス、サイコキラーなんじゃないかというくらい酷い殺し方をします。
笑ってますからね、殺すときデンゼル・ワシントン。
チンピラが3人いるんですけど、チンピラを殺すときこうやって手を挙げてニヤニヤしながら近づいて、
3秒くらいで殺して去っていきますから。
今水野さん、ポッドキャストでありながらこうやってやってましたね。
彼はね、両手を挙げてました。
お化けポーズをしました。
ナイフを向けられたときにそれをかわすために両手を挙げて近づくんですけど、そのときに笑ってるんですよ。
ちょっとじゃあ3は。配信で見れる?
配信で見れます。
それはアマプラ、ネットフリックス。僕はアマプラとネットフリックスなんですけど。
どっちも見れますね。
ちょっとずれちゃいましたね。
いやいやいや、でもイコライザー愛が。
ワンはね、とりあえずかっこよかったっていうところですね。
なんかちょっとね、俳優さんとして何かがわかんないですけど、うまく言えないですけど、
ちょっと存在感がグングン抜いてるなっていうか、キャラクターがグングン抜いてるなっていう感じはしましたね。
ちょっと強すぎないっていうのはありますか?
まあそんなばっかりですよね。強すぎないって言っちゃうと。
ヒーローより強いですね。たぶんアイアンマン殺せますよね。
殺せますね。
またあの、最初目立たない生活してるじゃないですか。
一人で小さいアパート借りてて、不眠症なんですね。
不眠症なんだけど、寝れないときは本を持って、カフェに行って、
その本、読んでる本のチョイスも自分の興味じゃなくて、
昔一緒に暮らしてた奥さんが読んでた。
思い出してきた、思い出してきた。
一作ずつ読んでいって、それがまたいいんですよね。
中二心くすぐるというか。
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いや僕はね、3を見るよりもまた1みたいになりましたね。
たぶん3見たらもう見たくなくなると思います、1は。
わかりました、1見ます。また1見ます。
3本見てください、ちゃんと。
おすすめした時間、これどうするの?前カットじゃないですか。
