1. 現役リフォームプランナーの業界裏話
  2. 好きなことを仕事にしたは良い..
2024-04-05 15:07

好きなことを仕事にしたは良いけれど‥という話⑥ #32

『私の履歴書』Part 6です。
仕事は全て現場で学び、職人さんに教えてもらいましたという話をします。
※シリーズは、(テーマから脱線しつつも)当分続きますので、お付き合いください。

入社したばかりの頃のエピソードもぜひ⇩
『北欧インテリア買って、初任給がほとんど吹っ飛んだ #16
https://stand.fm/episodes/65faf9359d0ff48b9881828e #リフォーム
#リノベーション
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お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日も私の履歴書の続きをお話しします。
まずですね、いろいろ、いろんな女性たちがいました、という話を昨日一昨日としてたんですけれども、
私自身がですね、どうだったかと言いますと、
一応、ルート営業の部門で働いていたと言ったんですけれども、
結局、在庫処分をしていた、当初私が配属されていた百貨店の小売部門ですね、
ここから売り場経験もしつつ、最終的に営業に行ったんですけれども、
終始ですね、共通して言えたのは、この時代の会社っていうのは、ほとんど教育らしい教育はありませんでした。
新卒はなかったんですけれども、とても大切に入った若い社員とかは、
本当に少数4,5人ぐらい、確か全国にみんなバラバラに配属されてたんですけれどもね、
結局彼らもですね、非常に雑に扱われて、4,5年勤務したらみんな辞めていったんですよね。
それぐらいですね、会社が状態が悪い時っていうのは、みんなが自分の生き残りしか考えていないという状況になるので、
新人の面倒を見たり、手厚く若い人を育てようという状況じゃないんですよね。
でもおじさんたちはですね、自分たちも緩やかに給料を下げられたりですとか、
日ごとに会議とかで吊るし上げにあったりですとか、
私がもともと配属されていた部署のように、売上数字が悪いところっていうのはどんどん立場を悪くされたりっていうね、
そういうことがずっとあるので、非常に空気が悪いんですよね。
なのでね、皮肉ですよね。
実際に扱っている商品はね、ルイスポール船をはじめとした、世界的に誇れるような素晴らしい商品であり、
また外商とか設計の人たちが関わるプロジェクトっていうのは、
公共事業とか、みんなが目にするような場所に建てられた建築に収める署名とか、そういったものだったんですけれども、
実際会社の内部っていうのはね、結構殺伐としていました。
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私がですね、みんなそうは言ってもですね、もともとこういう老舗の会社っていうのは、
学歴とかそういったことよりもですね、育ちがいいかどうか、
そういったところでね、結構採用基準を定めている部分があったので、
そんなね、本当に立ちの悪い人とかっていうのは全然いなくて、
みんなね、根っこの部分ではおっとりした優しい人がね、多かったような印象です。
なんですけれどもね、やっぱり私が辛かったのはですね、
最初そういう、まあ言ったら、社内外、会社から外部の百貨店の内部にいるスタッフとしてね、
最初に採用されていますので、じっくり同じ会社の中でですね、
オン・ザ・ジョブ・トレーニングですよね、そういったことをしてもらう機会もほとんどなかったですし、
もうね、本当に現場にただ掘り込まれて、実地で学んでいくっていう方法しかね、もうなかったんですよね。
そこでもう、これではね、仕事が覚えるチャンスがないなということにね、やっぱり早々に気づいたんですよね。
仕事を覚えるようにしないとですね、店頭で接客するにしても、営業するにしても、やっぱり身のある、ちゃんと接客したりとか提案ができませんよね。
それ以上にですね、やっぱりもっとね、上を見ているわけですよね、私は。
私がね、ただもう初めから売り場に配属されて、ずっと売り場で、ただね、接客するだけだったら、もしかしたら日々の売り上げにね、そこだけにこだわってですね、
売り場のね、接客を決して私は悪く言っているわけじゃないんですよ。そういう意味じゃないんですけれども、やっぱり言ってもですね、
売り場の接客を決して私は悪く言っているわけではないんですよ。
割と小さなゴールで仕事をしているような印象を私は受けたんですよね。それに比べてね、もう本当にね、
本当にね、私はね、売り場の接客を決して悪く言っているわけではないんですよ。
そういう意味じゃないんですけれども、やっぱり言ってもですね、目先の利益っていうんですかね、割と小さなゴールで仕事をしているような印象を私は受けたんですよね。
それに比べてね、もう本当にくどいですけれども、やっぱり外省でそういう大きなプロジェクトをやっている人たちの仕事っていうのは、もっと長期にわたってですね、
緻密にいろいろ打ち合わせして、プラン作って、設計して、実際に収めていく、工事する、やっぱり全然規模が違いますよね。
そういうやっぱり、もっと上の次元で仕事している先輩方を見たことによってですね、私はここに配属させてもらうことはないなということはね、やっぱりわかってたんです、もちろん。
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しかも私はやっぱり理工学系の教育ももちろん受けてないし、受けてなかったとしても、素質がないことも自分でもわかっていました。
なんだけれども、部門は違えど、やっぱりこういう制度で仕事したいっていうのはね、もう強烈にS先輩見て思ったんですよね。
なので、たとえ売り場にいようが、ハウスメーカーのね、ちなみに営業っていうのがどういう仕事をするかって言いますと、
三井ホームとか赤水ハウスとか三沢ホームとか、いろいろありますよね。こういうところにはね、ごっそりインテリアコーディネーターさんがいるんですよ。
今もね、同じだと思います。こういうコーディネーターさんに、例えば何々様ね、例えば誰にしよう、吉田様っていうお客様がいて、
お家を建てるとなると、いろいろね、内装の工事とかね、細かいそのいろいろ仕様とか、そういうのをいろいろ相談して決めてもらえるのが、このコーディネーターさんがね、一人一人お客様にね、付くんですよ。
で、実はね、この人たちね、本当にすごい人もいっぱいいるんです。
この日本でインテリアコーディネーターっていう仕事がね、初めてできた頃に、誕生してるね、本当にベテラン中のベテランみたいな人にはね、すごい方たくさんいらっしゃるんですけれども、
徐々に徐々にね、やっぱりこの仕事が一般的になって、ある種その女性たちに人気の職業になってからっていうのはね、やっぱりそれほど、
上辺だけって言ったら失礼ですけれどもね、資格は持ってるけれども、まさしてあまり知識がないような人たちもたくさんいたんですよね。
でね、こういう人たちは、こう私たちメーカーで働いてる人間に丸投げしてくるんですよ。
パナソニックとか、Y社みたいな照明の会社に、吉田邸の照明計画をちょっと作らないといけないんで、やってもらえますかっていうことで、ポーンとね、図面を丸投げしてくるんですね。
どういう家族構成で、どういう暮らし方したいかとかね、いうことの情報と図面等を渡されれば、私たちはそれで照明計画作ったり、場合によってはもちろん家具の提案とかもしたりしてました。
話を戻しますと、売り場に配属されていた時もですね、ハウジングの営業担当になった時もですね、私はもう必ず現場主義っていうのをこの頃から徹底していました。
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現場主義っていうのは、つまりもう必ず工事の時は現場に行くっていうことを徹底していたんですね。
これはまあまあ珍しいというか、私がS先輩みたいな設計とかね、そういう人だったらここは結構自由にできるんですよね。
だってやっぱり自分が作った器具とか、自分が計画した器具がどういう風に収まるかとかね、必ず見ないといけないので、こういう人たちは当然現場に入り浸るんですけれど、
私はね、あくまでも一販売員であったり、営業だったりするので、こういう人はね、特に売り場なんかは、やっぱり日々の店頭での売り上げをどれだけ上げられるかっていうことがね、一番の評価軸になりますので、
売り場を離れるなんていうのは言語道断なんですよね。
今日は数字が悪いなっていう時は、お昼抜いたりとかしている人たちもいっぱいいましたね。
なのでね、私はそんなところでもですね、マイペースを貫いてですね、本当にカチッと買ってね、電源にも簡単につけれるような器具の時は、もちろん一切現場に行ったりしないんですけれど、
やっぱり売り場に来るお客様もですね、家一軒ね、まるまる自分の家の照明のプラン作ってほしいとかね、言ってきたりとか、
あと面白かったのは、本当にフラッと売り場に来て、今から事務所を作るんで、事務所の照明をスポットライトでかっこよくしたいから計画してほしいとかね、
ちっちゃなオフィスですよ。そんな大きなビルのオフィスとかじゃなくて、本当にワンルームみたいなマンションで、こじんまりとやる個人事業主がやっているようなオフィスとかね、
そういうのの照明プランとかもフラッと売り場に来て、依頼されたりとかっていうのがあったんですね。
全部提案ももちろんし、必ず最終その契約取れた後、工事は必ず立ち会ってました。
なぜこれをやったかというと、現場でしか本質的なことってやっぱり学べないんですよ。
どんなに教科書的なものを見たり、理論的なことを機場で勉強してもですね、実際に目の前で電気をつけているところとかっていうのを体験しないと絶対わからないんですよ。
なのでね、必ず現場行ったんでね、職人さんたちはね、それはそれは厳しかったんですよね。
バカヤロー!みたいなね、なんだお前こんなの用意してないのか!みたいな、ちょっと別シリーズのね、
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かすはら親父とね、ちょっとダブル喋り方しちゃいましたけど、全然そうじゃなくてですね、やっぱりもう新人といえどね、
まったく容赦なく、私がちゃんと段取りが悪かったりするとも、て厳しく怒られたりしながらですね、
まあでもね、いろいろ覚えさせてもらいましたね。
なのでね、私が今、今回言いたかったのは、本当にね、社内では、上司もね、全然ね、何も申し訳ないんですけどね、
あの頃、サラリーマンのね、私の上司たちっていうのはみんなね、悪い人たちじゃなかったですけれど、
あまり身のあることを教えてもらった人は残念ながらほとんどいませんね。
私が本当に実務を覚えれたのは、全て現場で、電気のね、職人さんたちから教えていただきました。
なので、今ね、もう私はリフォームプランナーになったんですけれども、
もう、あの初め、私のキャリアの初めから今に至るまで、職人さんにはね、もう足を向けて寝られないっていうか、
もう職人さんが大好きなんですよね。職人さんこそ、私を育ててくれましたし、今はもう同志ですよね。
一緒にいい現場を作っていくための大切な仲間なので、もうね、あの、私がね、やっぱりいろいろ、このね、若くてまだあまりね、身のあるキャリアじゃなかった頃に思ったのはですね、
もうその、やっぱりルールから逸脱することっていうのもね、時には必要なことなんですよね。
こんなね、職場で終わる気はないっていうほどね、そこまで私があの当時明確な野心とか、そのキャリアのプランがあったかっていうのはね、正直怪しいんですけれど、
やっぱり、あの、月並みな言い方ですけど、やっぱりもっと身のある学びがね、得られたいっていうか、
やっぱりその背後にはね、S先輩みたいな、本当の仕事をしている人っていうのはやっぱり見たので、
そういうあの、なんか目先のね、やっぱりゴールだけを満たしていく仕事よりもっと上を目指したいっていうのはね、あったんでしょうね。
なので、もうそんなね、あの店長から怒られて、その日売上が坊主だとかね、それによって私の評価が下がろうとかいうことはね、ほとんど気にせず、
そんなことより現場でいろんなことを覚えたいと、誰よりもこの工事については詳しくなりたいっていう、そういうやっぱ工場心っていうのはね、一応こんな私でもあったんですよね。
なので、あの、やっぱり今の私を作ってくれたのは、工事の現場と職人さんだという話でした。
はい、というわけで今日はこれで終わりにします。
それではごきげんよう。
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