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お聞きの皆様、おはこんばんちは。現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
昨日は長時間の対談だったんですけれども、聞いていただいた方ありがとうございました。
ヒカルギミ…あ、ヒカルギミエじゃないんですよね。
ヒカルキミエ?
ヒカルキミエ?
NHK大河ドラマの、あのね、あの例のやつです。
はい、ちょっと私の発音がどうも変みたいで、すいません。
私関西人なんでね。関西人なのになぜかうまく発音ができないんですけど、
ヒカルキミエの対談をしました。
そして少し、ネットフリックスのリアリティ番組、ボーイフレンドについても対談をしました。
ジュリー&ナオ夫妻と、マリミハさんというね、私たちフィフティーズですよね。
フィフティーズチームで、いろんな話題のドラマについて対談する。
この対談会がね、なんともね、心地よくて楽しいんですよね、私自身ね。
聞いてくださっている方、見てる人、見てない人、いろいろ、いろんな方いらっしゃると思うんですけれども、
またね、アーカイブ残してますので、もう暇で暇で、他に何にもすることないなっていう時にね、よかったらお聞きください。
はい、今日はですね、質問をいただいてまして、なんと私の同業者さんなんですよね。
同業者さんとなったらね、これはちょっと新年一発目の、これはね、インテリア相談会というよりはキャリア相談会になるんですけれど、
ちょっとね、これを取り上げさせていただこうと思います。
ご本人が了解をいただいているので、多分大丈夫だと思うんですけれど、ざっくり質問内容を読み上げさせていただくと、
この方はリフォーム営業3年目になる、今40代後半の方ですね。
この今の年齢から3年ぐらいの間に専門性を身につければ、さらに飛躍できると占い師に言われています。
結構どの占いを見てもそのように言われるのですが、
かんなさんはそういうのを信じて自分の方向性を決めたりされますか、
今、照明計画や設備の専門性をもう少しつけたくて、本を読んだりしています。
新年早々、個人的な悩みで、ごめんなさい、使えそうなら、よかったら取り上げてくださいっていうね、ご質問をいただいています。
同業者様、ありがとうございます。
よくぞよくぞ、厳しいブラックな業界に飛び込まれたなと思って、
まずは握手をしたいと思います。心の中で握手をしています。
ちょうどこの方だから、今40代後半なんですけれど、
40代の前半でギリギリこの業界に飛び込んだということで、
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ギリギリ政府だったんじゃないかなという気がします。
正直、今の日本でいくつになっても、特に労働集約型に分類されると思うんですけれど、
このリフォーム業界というのは常時人が不足している業種なんですよね。
だから、よく言うと、いつも受け入れの入り口は広いんですよね。
特に専門性がなくても、キャリアがなくても、一旦は入りやすい業種なんですよね。
その代わり、めちゃくちゃハードなんで、続けるのは難しいっていうね、そういう業界になるんですよ。
だから、いくつになっても挑戦することはできるし、
実際、私が以前いたブラック企業なんかも、
私で結構高齢で、すごい若い人しかいない会社だったんですよね。
もう30代前半の人までがほとんどで、
私は40代近かったんで、かなり高齢。
あなたがここに入ったら、あなたが最高齢ですって言われたんですよね。
それぐらいみんな若かったんで、とは言っても、その後、50過ぎの人とかいろんな人が入ってきてましたね。
年長者の方が経験者の場合もありましたけれど、経験が全くない人とかも入れてましたね。
それぐらい、今人出が足りないので、入り口としては入りやすかったんですけれど、
私が言ってるのは、ギリギリでしたねって言ってるのは、体力の問題ですね。
今まだ40代前半って、すごい若いんですよね。
本人にしたら、え?って思うと思うんですけれど、
今私が自分のその当時の頃を振り返ると、まだまだ全然無理が利く年齢のギリギリのあたりなんですよ。
これが40代後半になってくると、徐々にちょっとずつ無理が利かなくなってくるっていうか、
やはりね、徹夜とか長時間の運転とかね、そういったことがすごく応えてくるようになるんで、
ちょうどギリギリ、こういうハードな業界で、一から仕事を覚えるという意味では、ギリギリのタイミングでね、入られたんじゃないかなっていうふうに思いました。
私はあんまり占いとかは、別に信用したりするタイプではないんですけれど、
まあいいことはね、すごくいいことを言ってもらったっていうことだと思うんで、
それを励みに、それを糧にね、頑張られるのは全然悪いことじゃないと思うので、
それはそれで受け止め、いいように捉えておいたらいいかなと思います。
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で、ここからなんですけれど、今でも40代後半なんですよね。
で、今これ本を読んだりして専門性を高めようとしているとおっしゃっています。
でね、これはね、本を読むことが無駄だとは言わないんですけれど、
この方がね、一応リフォームプランナーで、リフォーム営業っていうね、肩書きだと思うんですけれど、
今ね、3年やって何が得意でしょうかね。
これね、リフォームプランナーって一言で言っても、ちょっとずつ専門性は分かれてきます。
3年もいるとね、例えばね、数字にしか興味がない、営業で仕事バンバン取ってくる、
お客さんと話したりするのが得意で、人と人をつなぐのが得意な人、
こういう人はね、どんどんお客さんのとこ行って減長して、
仕事は契約取ってきて、契約取った後は今度は社内営業です。
社内で設計の人とか施工管理ね、現場監督とかやる部門があると思うんですけれど、
こういったところで社内の中で自分を助けてくれるメンバーをちゃんとピックアップして、
そういう人たちとコラボして案件をまとめていくっていうね。
こういう人はね、意外に建築の専門知識も何にもなくてもね、極論を言うと大丈夫なんですよ。
専門知識がある人、現場でいい職人を手配できる現場監督、
こういったその道に強い人を味方につける営業力、人間力があれば大丈夫なんですよね。
だからこういう自分は営業が得意、営業が好き、数字を上げるのが上手いとか好きだっていうタイプなのか、
もしくは設計で図面を引いたり、間取りを考えたりとか、
ここはこういう設備のレイアウトにしたいなとかね、
ここは人の動線をこういうふうにしたら生活がしやすいなとかね、
こういうプランを作るのが好きなタイプなのか、
もしくは現場で職人さんと話をしながら、
今回のお客様が希望している間取りにするためにはどういった工事が必要なのか、
この工事をするにはどの職人のどの業種を揃えたらいいのか、
お客様が希望している引渡し日時に間に合わせるためにはどういう風に工程を組んだらいいのかとかね、
そういう現場監督がやるような仕事に興味があるのか、
大きく分けるとこの3つ、あとはインテリアコーディネーター的な仕事っていうのも
加えてもいいかもしれませんね。
仕様決めって言って、この壁紙にはこのフローリングの色が合いますよとかね、
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こういういろんな内装の色合わせとかカーテンとか家具とか、
そういったことに特に興味があるっていうのも、
リフォームの会社であっても、インテリアに詳しい人っていうのは常に強みになりますので、
このインテリアっていうのも加えてもいいかもしれませんよね。
文面読んでいる限り、照明とか設備の専門知識をより深めたいっていう風に書いておられるんですけれども、
もしこのあたりに特化したいのであれば、やっぱり現場に行くのが一番早いんですよね。
いくら本で読んでも、本当の意味で生きた知識っていうのは身につかないというか、時間がかかりすぎるんですよ。
これが私ね、もうちょっと若い、例えば35歳未満の人とかであればまたちょっと違うアドバイス内容になると思うんですけれど、
年齢がやはり40代後半で、この3年の間に専門知識を身につけたいということなので、
そうであればね、なるべく早道をとるというね、いい意味でずるく立ち回る必要があると思うんですよね。
例えばですね、この照明に関して言うと、
リフォームプランナーはね、照明に詳しいプランナーになりたいということであれば、
もう工程の電気屋さんが入るタイミングは必ず現場に張り付いて、電気屋さんの作業をずっと見るっていうのが一番早い勉強法なんですよね。
ダウンライトをね、一箇所二箇所開けるのにどれぐらい配線工事が大変なのかっていうのは、
実際に現場見ないとピンとこないと思うんですよ。
いくらテキストとか参考書を見ても、そういったことは具体的に意外に書いてなかったりしますので、
さっきも言ったように、一箇所ダウンライトを開けるのにどういった作業が必要なのかということを知るには、
現場に入って実際の工事を見るのが一番なんですよね。
最終的にはですね、リフォームプランナーであるこの相談者さんが電気屋さんに支持をしなければいけない立場なんですよね。
今回、例えば寸尺亭のリフォームをやっていると、寸尺亭の施術の希望は、
ダウンライトをリビングにこんな感じで当ててほしいとかねっていう要望を聞いていると、
その時に天井っていうのはバーっとあるわけですよね。
この天井のどこに何個、ダウンライトを何個つけるのかっていうのは、
リフォームプランナーである相談者さんが決めなきゃいけないんですよね。
もちろん相談はできます。
例えばこの電気屋さんとね、ここをこんな感じにね、ここでリビングで家族4人が暖覧する場所なんだけれど、
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ここを全体的に明るくするためには、どれぐらいダウンライトの数があった方がいいでしょうねとかね、
そういったことはもちろん相談できるんですけれど、最終決定を下さなければいけないのは、
この相談者さん本人になるんですよ。
電気屋さんっていうのはあくまでも支持待ちなんですよね。
技術的にちゃんと言われたことはきっちりやってくれるんですけれど、
適当にこの辺にダウンライト開けといてくださいって言っても、どうしていいかわかんないわけですよね。
これ適当なことして、後で大クレームになったら責任が持てないので、
必ず職人さんというのは電気屋さんにしても設備屋さんにしても、絶対にこちらが支持しなきゃいけないんですよね。
その支持をするためにどういった知識が必要かっていうのは、やっぱりテキストで学べることではないんですよね。
足しげく現場に通う、実際生の生きた知識を身につけるっていう以外にないんですよね。
そしてもう一つは、例えば今から頑張っていくら勉強したとしても、会社に例えば私がいるとしますよね。
私のようにもう20代後半ぐらいからバリバリ電気とかを触ってきたようなスペシャリストの社員っていうのが多分いらっしゃると思うんですよね。
そういった人に今から頑張って知識をつけたとしても勝ち目はないんですよ。
だからそこでもうちょっとずる賢くならなきゃいけなくて、そういう人に勝るほど自分が今からスペシャリストになることっていうのは正直難しいので、
逆にそういう社内でスペシャリストの人を味方につけて、自分が分からないことはそういった人に協力してもらって、
証明プランを例えばアドバイスもらうとか作ってもらうとか、そういうことをする必要があると思いますね。
ちょっとね、相談内容からいくと、えーっていうね、せっかく今高学歯にあふれてて、一生懸命勉強しようという気持ちになっていたのに、
なんだよって思うかもしれないんですけれど、今、相談者さんが30代前半の方だったらまたアドバイスが違ったと思うんですけれど、
やっぱり今から40代後半の方がこの業界でやっていこうと思うんであれば、もうちょっとずる賢しくやった方がいいかなと思いますね。
なので、ご自分でやることとしては、とにかく観光費をもって職人さんと仲良くなって、色々職人さんに協力してもらいながら、
最善の、接種が望む最善の形に持っていくにはどうしたらいいかということを、ちゃんと打ち合わせしたりアドバイスもらったりできる人脈をちゃんと構築するということですよね。
で、自分がやっぱりできないことは、もうすでにできるスペシャリストのね、照明のスペシャリストとか会社にいたり、設備にめっちゃ詳しい先輩とか上司とか同僚がいれば、
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年齢とか性別関係なくそういった人にどんどん協力を仰いで、巻き込んで仕事を収めていくということが必要かなと思いますね。
正直ね、リフォームってさっきも言ったように、本当にハードな職業なので、長く続く人って少ないんですよね。
すぐ入っても辞める人が多くて、意外にね、スペシャリストって呼ばれるほど、詳しい人とかって意外にいないと思うんですよ。
入って2、3年目とかね、長くもって5年とか、そういった人たちがぐるぐるぐるぐるね、回ってるような業界なので、
こういう中で抜きんでるには、どう言ったらいいんですかね、意外にね、みんな現場に行きたがらない人が多いんですよ。
現場に行くとスーツが汚れるとかね、あと荒っぽい職人さんが怖いとか、いろんな理由でね、現場に行きたがらない人多いんで、
こういうね、ライバルたちと差をつけるのにもね、現場に入り浸るっていうのはね、最短で最強のやり方だと私は思うんですよね。
私はそうやって、少なくとも仕事を覚えました。
あとはですね、逆に私は人付き合いが苦手なんですっていうね、お客様との接客もね、ちょっと話がそれるんですけど、
うちの会社もね、結構人が増えてはきたんですけれど、まさかのね、人付き合いっていうかね、このコミュニケーションがうまく取れないって人が意外に多くて、
いやー、人とコミュニケーション取れないのになんでリフォームっていうか、建設業界に入ってくるのかなって、もう超絶謎なんですけれども、
まあでもね、そういう人も採用していかざるを得ないっていうね、苦しい事情があって、
例えばね、この相談者さんがやっぱりどうしてもちょっとそういうコミュニケーションを取っていくのが苦手だっていう人だったとすると、
その場合はね、逆にデスクワークで特化していくっていうやり方もありだと思うんですよね。
だから、例えば図面を覚えるとかね、図面を書くことを覚えるって意味なんですけども、
ソフトとしては、AutoCADとかJWWでしたっけ?とか、私はね、ずっとVectorworksっていうソフトを使ってます。
だからこの図面を覚えて、こういうデスクワークのスペシャリストになるっていうのが一つの手だと思いますね。
あと見積もりをすごく正確に早く作れるね、積算能力が強いっていうのも武器になると思いますね。
だから必ずしもすごく人付き合いが得意じゃない人もいると思うんですよね。
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そういう人だったら、そういうデスクワークとかそういったところで専門性を高めるっていうのも一つの方法かなというふうに思います。
あともう一つ最後にね、この文面、相談の文面にはどこにも書いてはなかったんですけれど、もしかしたらこの専門性を高めるっていう中に、
資格を取るっていうこともね、もしかして検討されているのかもしれないなと思ってね、そうじゃなかったら聞き流していただけたらと思うんですけれど、
例えば今からインテリアコーディネーターの資格とかね、二級建築士とか一級建築士、宅建とかね、このあたりがよくリフォーム業界で割と重宝される資格ですよね。
あとは施工管理技師でしたっけ、とかそういった資格になるんですけれど、これはねもちろん持ってるに越したことはないんですけれど、
まあね、このハードな業界でこの仕事しながら資格の勉強もするっていうのは相当に大変なことだっていうことが一つと、
あと資格のこの勉強と生きた専門の知識っていうのは別ですよね。受験勉強と実際に社会に出て役に立つ知識が全く別だっていうことと似ていて、
いくらねこのインテリアコーディネーターの資格試験の勉強をやったりね、建築士の勉強したからといって、実際に本当に家を建てれるだけの生きた知識があるかっていうのが別なのと同じように、
ここはね全く分けて考えた方がいいんですよね。だから資格を持つっていうのはやはりお客様に安心を与えるっていうね、自分の信用を買うということになると思います。
あとは会社の中で自分の立ち位置がやや強くなりますよね。この人はちゃんと資格保有者だっていうことで、ちょっと一目置かれるということは多少あるかもしれませんけれど、
いくら資格を3つも4つも持ってても、実際に実務が全然できないってなるとやっぱりバカにされるんでね、お客様からも社内の人間からもね、
なんであいつ建築士持ってるけど何も分かってねえじゃんっていう風になっちゃうんで、資格はねあるなしは結構ね、どっちでもないというか意外に関係ないっていうのが私の感覚ですね。
だからね、資格っていうのはむしろね、自分のために取るっていうところがありました。私の場合は。あのやっぱり資格を取っておくということで、なんとなく私は少し自分に自信がついたってところがあったんですよね。
私はインテリアコーディネーターと二級建築士を社会人になってから取ったんですけれど、どこの会社でも激務だったんで、仕事しながら資格取るっていうのは相当大変なことだったんですけれど、それをね、なんとかやり遂げたっていうことで、自分の自己満足としてはすごく実りがあったんですけれど、これ資格持ってるだけでは専門性があるっていう保証には実はならないので、
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これは分けて考えた方がいいと思います。はい、というわけで今日は同業者のリフォームプランナーさんからご相談いただいた内容を少しお答えしたんですけれども、そういえば私最近、私の履歴書シリーズをなんか完全に最近あまり配信してなかったなってことに気がつきました。
徐々にね、現代に近づいてきてるので、だんだんだんだんね、なんかそれほど言うことがなくなってきてるっていうのもありまして、またね、あれも配信しようかなと思います。はい、というわけで今日はこれで終わります。ご相談者さんお互い頑張りましょう。ごきげんよう。