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2024-12-06 08:49

【インテリア相談回】玄関扉の内側にCFを貼ってはいけない理由 #263

インテリアのご相談にお答えします📝
【ご相談内容】
玄関扉の内側に、断熱のためにクッションフロアを貼りたいのだけど、リフォーム業者に断られました。
なぜなのでしょうか?

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#結露対策
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お聴きの皆さま、おはこんばんちは。現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
いろいろ、今日は配信する予定があるんですけれど、本来の配信と別で、インテリア相談でご質問があったことを、言葉でお話しした方が伝わりやすいかなと思って、ちょっと別口で配信させていただこうと思います。
これはですね、一応ちょっと名前は匿名にしておくんですけれども、中村敦彦さんのファンの中にいらっしゃる、超上級国民の美しい女性の方なんですけれど、この方、私、オフ会でもお会いしたことがある素敵な方なんですけれど、
今、すごい大リノベーションの工事をされて、もうこれが終わるか終わったかというところだったと思います。せっかくリフォームしたんですけれど、どうしても業者さんがやることを引き受けてくれない工事があって、これはそんなにちょっと難しい工事なんでしょうかという質問をいただいてたんですよね。
これは何かというと、断熱のために、玄関のマンションです。マンションの玄関扉の内側にクッションフロアという、本来床に貼る、もう1枚ものの絨毯みたいに、樹脂のビニールの床材で1枚のロールをビチャッとボンドで貼ってしまう床材があるんですよね。
これを玄関のサッシの部屋内、だから自分たちが住んでいる側の部屋内側に貼るということを、断熱のためにされたいということを旦那さんがおっしゃっていて、本来やりたくないみたいなんですね、この相談者さんは。
だけれども、夫があまりにも思い込んでいるので止められないし、やろうとしたんだけれども、リフォーム会社からは断られているんですよね。その断る理由としては、もうやってくれる業者がいないという説明だったんだけれども、
断る理由としては、もうやってくれる業者がいないという説明だったんだけれども、断る理由としては、もうやってくれる業者がいないということだったんだけれども、
まず玄関の扉というのは、本来は共有部なんですよね。マンション側の持ち物なんです。だから勝手なことはできないんですよ。ここを勝手に取り替えたりとか、そういったことは本来やってはいけなくて、ただ住んでいる住民の部屋内側は、
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例えば、ペンキを塗ったりとか、あとここにダイノックシートというシール状のシート建材があるんですよね。これを貼って、例えば部屋内側をせっかくリフォームしたのに、古臭い玄関サッシだと小汚く見えますよね。
それをダイノックシートを貼って、きれいに統一感を出したりという工事は許されているんですよ。そこへクッションフロアを貼るというのは、もちろんこれはマンションの規約に違反する工事ではないのでできるんですけれども、これは断熱のためにされようとしているんですけれど、絶対やらないほうがいいですね、これは。
なぜかというと、これを両面テープで貼って、旦那さんが業者がやってくれないんだったら俺がやるという感じでされるらしいんですけれど、皆さんマンションに住まわれている人は経験あると思うんですけれど、結露の原因になります。
結露というのがどうやって起こるかというと、外の冷たい空気と内側の暑い空気、この温度差によって水滴が起こりますよね。
この水滴が家にこもって、カビが生えてきて汚く真っ黒になったりとか、皆さんマンションに住まわれている人は特に気密性が高いために、この結露で悩まれている人はいらっしゃると思うんですよね。
これは玄関の扉というのは外に面している部分で、しかもアルミとか鉄の素材でできているので、もちろん熱を通しちゃうんですよね。
これが外に面する冷たい空気と部屋内の暖かい空気が直接接する輪回転についている建材になるので、ここにビニールの樹脂製のクッションフロアを張ってしまうと、玄関扉の内側とクッションフロアを張っている間に結露が生じるんですよ。
なので、単に密着が悪いから剥がれてくるというだけじゃなくて、この結露ができるのであっという間に剥がれてくるんですよね。
剥がれてくるだけじゃなくて、やっぱりカビが生えるということと同じなので、衛生面でも汚いし大変ですよ、これは。だからやらないほうがいいです。
ダイノックシートみたいにものすごく薄いんですね。あれはもう本当に数ミリもないか、すごく薄いシート状のシールであれば問題ないんですけれども、クッションフロアって言ってもそこそこ厚みがあるんですよね。
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クッションフロアは1.8ミリぐらいの厚みがあるので、しかもボンドで貼っても空気が入り込んだりするので、これを両面テープで貼るということはかなりの空気層が隙間ができるんですよ。
密着は絶対しないので、となるとこの密着していない隙間の中に温度差が発生してできる、結露が入り込む余地がたっぷりあるわけですよ。
ここがかびてきて結露になり、そして真っ黒になって、結局クッションフロアはあっという間に剥がれてくると思うんですよね。
特にこの方は外と玄関と部屋の廊下までの間に風除室という風よけの部屋というふうに書きます。
ちゃんとそういうスペースがあるということなので、断熱的には問題ないと思うんですよね。
確かに玄関入って風除室の中は寒いでしょう。
ただ、この冷たい空気は風除室から一旦廊下に入ってしまえば大丈夫になっているので、なおさら必要ないかなと思うんですけれど。
旦那さんの思い込みというか、絶対やりたいというDIY熱を奥様では止めることができないので、もうどうしようもありませんということで、お手上げ状態みたいなんですけれど。
できたら結露ができるからやめた方がいいよというのは言ってあげた方がいいかなと思うんですよね。
なんでなんだって言われたらちょっとうまく説明してあげないといけなくなるんですけれど、とにかく結露は冷たい空気と温かい空気が接するところに絶対できちゃうんで、
それをクッションフロアで塞いでも、かえって玄関サッシの内側に結露を作る原因になってしまうというふうに説明していただいたらわかってくれないかなと思うので、ちょっと音声配信で入れてみました。
はい、というわけでちょっとちょこっとしたお話なんですけれども、今日はインテリア相談会の特別編みたいなのをさせていただきました。ごきげんよう。
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