1. 現役リフォームプランナーの業界裏話
  2. 心のスキマはいつ埋まるのでし..
2025-07-29 19:54

心のスキマはいつ埋まるのでしょうか #414

Amazonプライム配信中の実写ドラマ版『笑ゥせえるすまん』、面白いです。
そして、原作マンガの方を読むと、団塊ジュニアや戦後の日本がよくわかる‥というお話です。

『笑ゥせぇるすまん』
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サマリー

心のスキマを埋めることをテーマに、実写版『笑うセールスマン』の魅力と現代的なアプローチが議論されます。藤子・F・不二雄A先生の作品を通じて、時代背景や当時のサラリーマンの苦悩が描かれ、視聴者は現代社会の問題を考えるきっかけを得ます。このエピソードでは、女性と男性の家庭内での役割の違いやその影響について考察されます。特に、山岸良子の漫画や『笑うセールスマン』を通じて、昭和の時代における家族の在り方と精神的な苦悩が語られます。

実写版『笑うセールスマン』の紹介
お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。先日からですね、Amazonプライムで独占配信中の笑うセールスマンの実写版が配信が始まってますよね。
配信が始まってますよねっていうか、始まってるんですよね。割と楽しみにしていたんですよね。
実はこの笑うセールスマンって、もう皆さんご存知ですよね。かの藤代A先生が書いた傑作漫画の実写版なんですよね。
昔というかね、ちょっと前はですね、伊藤志郎がね、このモグロ副蔵の役をやって、実写版がね、まだA先生がご存命の時にやってたテレビドラマがあったんですよね。
で、これも面白かったんですけれど、今回はですね、なんとロバート秋山がね、このモグロ副蔵をやるっていうので大変楽しみにしていてですね、このね、上がってきている、このビジュアル見てるだけでもおかしくてですね。
もう目見開いてドーンっていうね、あの例のポーズをね、決めポーズをね、やっててね、非常に楽しみにしていて、
で、昨日ですね、ちょこっと3話ほど見て、ちょっと寝落ちしちゃったんですけれども、大変ね、私が見たこの2つか3つか、3つはね、大変良い出来だったですね。
1話目はね、豪華キャストで山本浩司がね、やっていて、2話目もね、とにかくね、次々とね、わりとすごいスターが出てくるんですよ。斉藤幸とかね。
だから、とても良さげというかね、この続きというか、全部で何話あるんだっけな、8話までね、今配信されているみたいですね。
楽しみだなぁと思って、ちょうどね、1話読み切りのね、読み切りというか、1話ずつ完結する、ちょうど何も考えないで見れるドラマが、今ちょうど気分なんだみたいなことを先日言っていたばかりなんですけれども、
まさに、ワラウセエロスマンはね、うってつけではないのかなと思うんですけれどもね、今回面白かったのが、この2話目か3話目かなんかで、この目黒福蔵がいつもの名刺を出してくるんですよね。
あなたの心の隙間を埋めしますってやつね。そしたらですね、これをね、見せられた女性がね、
え、何、あなたリフォーム屋ですか?っていうセリフがあってね、大爆笑しちゃったんですけれども、隙間を埋めるんで、リフォーム屋と勘違いされるっていうね。違うでしょうっていうね。
だからちゃんとね、あのやっぱりこれ言うてもですね、ワラウセエロスマンっていうのは、今からちょっといろいろ背景をお話ししますけれども、非常に古い漫画なんでね、やっぱりね。
だからこれをね、このまま現代版でただやったからと言ってね、そこまでなんていうかな、このやはりね、街並みから、あの当時の雰囲気から何もかもやはりね、現代で同じことやってもね、あのリアリティは多分出ないんですよね。
だからね、私このまだ今途中までしか見てませんけれど、あの上手にね、現代に置き換えてやってますね。
で、あのモグロ副蔵の悪魔性みたいなね、あのこの人完全にメフィストフェレスなんですよね。
悪魔の過信というかね、そういう存在として出てくる漫画なんですけれども、この悪魔性みたいなものがね、ちょっとややこのロバート・アキアマーのバージョンはね、茶目っ気があって可愛いんですけれども、
なんかね、なんていうかな、こう、あの絶望的で暗くて非常になんて言うんでしょうね、あの救いがないのが原作の笑うセールスマンなんですよね。
それに比べるとね、あの今回のこの実写版の笑うセールスマンはもっとちょっとあの、なんていうかな、面白くて軽快でポップなんですよね。
うん、なんですけれどもね、だけどこういうアレンジは絶対必要だなと思うんですよね。
で、まあそのなんでかって言うとですね、このまずね、藤子藤男A先生は本当つい最近ですよね、お亡くなりになったのがね、今も生きておられたら91ぐらいなのかという感じなんですよね。
で、この笑うセールスマンが描かれているのがですね、あの最初にね、出始めがね、昭和44年なんですよ。
だからまさに私が生まれた年にあたりに出てきたの、だから連載が始まっている漫画なんですよ。
というわけでね、これだから何気に笑うセールスマンの話しながら、前回のこの段階ジュニアからね、どういうふうに私たちの世代がダメだったかっていう話に続いていくんですけれども、
もうこの笑うセールスマンを読めばね、この時代がどういう時代だったかっていうのがね、もう手に取るようにわかるんですよ。
で、あの結局ね、あの笑うセールスマンっていうのはもうただただひたすら、いかにねサラリーマンがつらかったかっていうことがね、もう1話ずついろんな人を変え、場面を変え、出てくるだけの漫画なんですよね。
でもそれでもね、本当にすごくてですね、今だから、だからこの何かね、この大敗的というか、なんて言うんでしょうね、これ今はねちょっと、あのさっきも言ったようにね、これをだから現代に実写版でね、
このドラマ化してもですね、この昭和のこの雰囲気っていうのはね、どう頑張っても出せないんですよね。でもやはり漫画を読むとね、いかに当時のサラリーマンが大変だったかっていうことがね、ひたすら出てくるんですよ。
だからね、えっと、藤子F、相棒の藤子F先生が書いたドラえもんと、この笑うセールスマンね、A先生の笑うセールスマン、これね結局だから2人ともこの時代を、だからちょうど、なんでしょうね、戦後ね、この人たちは戦中派生まれなんで、戦争を子供の頃体験してから、そっから漫画家になって成功していった人たちなんですけれども、
サラリーマンの描写と評価
今度どんどんどんどん高度経済成長でね、戦後日本が豊かになっていきつつ、何か失っていくところをね、あのずっとこの2人はね、やはりクリエイターの目で、あのずっと傍観者として見てるんですよね。
で、ドラえもんの方は子供を主人公にして、非常にほのぼのとね、未来から来たドラえもんというロボットを通して、ほのぼのと微笑ましい漫画のような、一応仕立てになってますけれど、やはりね、この奥底にはですね、もっとこうあって欲しいとか、やはりその現代のね、当時の昭和のね、私がだから生まれた前後の昭和のあの頃を、
やはりね、批判的に見ている漫画だと明らかに思うんですよね。そしてこの笑うセールスマンの方は逆に大人を主人公にして、いかにね、当時のそのサラリーマンたちが無茶な生き方をしてたってことをね、このA先生がやはりね、とても風刺たっぷりに描いている漫画なんですよね。
まあこういうね、家族とかね、サラリーマンはもう今の現代にはいませんので、今は今の現代の問題を抱えているわけなんでね、今回のだからロバート・アッキャーマーがやっている笑うセールスマンは、ちゃんと現代の人たちの社会病理をちゃんとね、描くためにちょっとアレンジされてるんですよね。
なのでね、話をこのオリジナルのね、この漫画の方の笑うセールスマンに戻すとですね、結局ね、これ全部ほとんどね、たまに女性が主人公の話っていうのはあるんですけど、ほとんどがね、やっぱり男性のサラリーマンが主人公で、みんなとにかく殺人的な東京の満員電車ね、あれに揺られながらですね、
会社について、ほとんどね、もう人間的な扱いを受けないようなね、働き方をしてるんですよ。で、朝早くこの満員電車に乗って通勤して、で、もうひどい上司とかにパワハラモラハラされながら、もう人間扱いされないまま仕事して、もうボロボロになって帰ってくるんですけど、家ではもうね、大抵醜い奥さんがいてですね、
あの、もうあんたも帰ってきたな、みたいな感じですごい邪剣に扱われて、で、子供とかからもすごいもう鬱陶しがられている、悲しい父親ばっかり出てくるんですよね。で、この人たちの妄想として、どこかに心優しいね、自分をひたすら癒してくれる女性がいないものだろうかとかね、
あと何かこう、現実逃避できるね、場所はないかとかね、子供に帰れるような場所がないかとかね、なんかそういうね、いろいろ今の苦しさを忘れるために、何かこう、桃源郷のようなものを求めている男たちばっかり出てくるんですよね。
で、これがことごとく、モグロフことによってですね、一見この夢を叶えてあげるように見せかけて、闇を打ちさせるっていうね、ことが毎回毎回このいろんなエピソードで、いろんな人たちが落とし入れられていくっていうね、正直言って全然救いがない漫画なんですよ。
で、もう必ず最後嫌な気欠をするってことはわかってるんですけれども、結構楽しく読めてしまうっていうね、傑作ですよね、これもね。
そして、えーとね、あの、だから今の人が読んだらへーっていうところもあると思うんですが、私は何が言いたいかというと、やはりね、この当時のこの、つまりね、これが、だから昭和44年からこの笑うセールスマンが連載がスタートしたっていうことは、ここに描かれているサラリーマンたちっていうのは、ちょうど私世代の親にあたる人たちなわけなんですよ。
ね、笑うセールスマンの餌食になるサラリーマンたちっていうのは、みんな私たち世代の親にあたる人たち、ドラえもんで言うと伸び太のお父さんの伸尾伸助ですよね、とかの世代にあたる人たちが偉い目にあっている話なんですよね。
まあそういえば、ドラえもんの方の伸尾伸助はなんだかんだ言って、よく日曜日は家でゴロゴロしてね、タバコ吸いながら家にいて、でなんだかんだ言ってあそこ夫婦関係もいいし、伸尾太がいて、うん、なんか、あの、割とね、あそこの家族関係はなんか意外にうまくいってるなとかってふと思い出しましたけれども、こっちのね、笑うセールスマンの方はみんなもう泥沼みたいなね、なんかひどい人たちばっかりなんですよね。
で、なんかね、例えばですけれども、まあだから家が虚しいんでね、で仕事も虚しい。で、なんていうかな、この要するにやりがいも何もない仕事をただひたすら社畜となってね、あのひどい上司の言いなりになったり、気使ったり、で、苦手で好きでもないゴルフをね、接待ゴルフに駆り出されたりとかって延々とね、そういうまあ虚しい、えっとまあ、あの仕事をしながらね、で、家では居心地、
っていうか自分の居場所がなくてね、だからこのね、あの女性斎藤の、え、だから要するに男は朝会社出かけたら夜遅くまで帰ってこないか、もしくはまあ出張だとか、え、なんか午前さまとかで、で、あの飲み歩いてて帰ってこない、何なら外で浮気とかもしてたりとかして、一向にまあ家に帰ってこない男の留守を守ってですね、
家庭内の役割の違い
一人家事と育児に奮闘して苦しんでいる女性斎藤の物語としてはですね、いろいろ例えば、え、なんだろう、えっと私がよく特集する山岸良子のね、漫画なんかにも描かれているね、あの母子、ね、母と子供だけが家に取り残されて、そこでやはり父親不在で、あの異常な親子関係がまあ形成されていくみたいなことを漫画にたくさんされてるんですよね。
だからこれ、なんていうかな、この裏表っていう感じがしますね。女斎藤から見た物語が山岸良子が描いているような漫画であって、で、今度男性斎藤がどうかっていうと、この笑うセールスマンを読むとね、ああこういう感じになるんだっていうね。
だから男側の物語と女側の物語、家庭の、家庭の中と、あとその外っていうかね、会社勤めの外側の話っていうね、そういうふうに表裏、えっとね、あのなんてかセットで読むとね、非常にこの昭和っていう時代がどういう時代だったかっていうことがね、よくわかるなと思ってね、もう今となってはこれはもう歴史的資料だなというふうに思いますね。
というわけでですね、だからやはりね、結局非常に異常だっていうことなんですよ。もう常に男はやりたくもないっていうかね、生き甲斐もない仕事をただひたすら、えっともうこの24時間365日戦えますかっていう状態でやらされていてですね。
でね、人間的な生活っていうのは何らできてないんですよ。なのに家庭があってですね、そういう深い信頼関係とかが結べていない妻と子どもがいて、ひたすら彼らのを養っていかなければいけない、そして家の重たい住宅論というものも背負っていて、もう嫌だけども仕事を辞めるわけにもいかないっていうね、
セールスマンじゃなくてサラリーマンの被愛みたいなものがね、切々とこれを読んでいるとわかるんですよね。このやはりね、異常だとしか思えないですよ。
一方のね、女性サイドがいかに女は女の方で大変だったかっていうことが、例えば山岸良子なんかの漫画を読んでいるとね、やはり大事な時に父親が不在で、すべての決定、すべての責任を女性が家のことに関しては全部担わなければいけないという中でね、
だんだん精神的寄り所がなくなっていき、子供に異常な執着とか、あと自分の自己実現というかね、自分が自己犠牲で全て家庭とか子供のために全てを差し出している状態なわけなので、自分のそういう叶えられなかった野望とかそういったものが全て子供の方に向かっていくというね、そういった部分もあると思いますよね。
というわけで、F藤代先生もA先生も、戦中生まれで日本に帰ってきてからこの行動成長をずっと見守ってきて、それをずっと漫画に描いてきた人たちなわけですよね。
戦争中っていうのは、いかにたくさん人を殺すか、殺せば殺すだけ手柄になるっていうね、そういう価値観なわけですよね。
戦争が終わってしまえば、今度はもうとにかくこのやけの原になった日本が、とにかく経済を立て直して、うまく回していかなければいけないってなった時にですね、たくさん兵隊に取られて、勝ち目のない戦争に駆り立てられて、たくさんの人が死んでいったんですけれどもね、戦争中は。
今度、戦争が終わったら終わったでですね、今度はですね、経済を回す歯車になるためにですね、全国民がいかに効率よくね、経済的成長を遂げるために、うまく経済を回していけるかっていうね、歯車になっていくわけなので、実はこれはね、働いている仕事が労働というだけじゃないわけですよ。
家族の在り方とか、住まいとかね、全てが、なんて言うんでしょうね、この労働力をうまく回すために、お膳立てされているわけですよね。
だから当然、男性が、要するに経済の担い手になって、24時間、365日戦えるようにする。その代わりに女性は、完全にこの男性たちを後ろでサポートして、かつ子供を産み育てっていうのは、全部女性が担うっていう風になってですね。
しかもこの時代は、各家族っていうね、この時代から初めて起こった家族構成なんですよね。それまでおじいちゃんおばあちゃんとか、おじさんおばさんとか、あとはそんなにみんな裕福じゃなかったんでね。長屋とかで他人同士であっても、みんな隣近所が、みんなで共同体として生活してたっていうね。
そういう生き方だったのが、どんどんどんどん家族4人だけのユニットになって生活していくっていう風に急激に変わっていった。まさにその辺りの話がこの笑うセールスマンに描かれている人たちなんですよね。
だからこれが結局、なんて言うんでしょうね。確かに経済的には豊かになったし、世界第2の経済大国に一瞬だけですけれどもね、なれたし、もしかしたら国際競争力がすごくあるすごい企業もいくつか生まれたりとかはしたんですけれども、
今となってみればですね、結局これほどの精神的、人間性の崩壊みたいなものをね、ずっと実は密かにやってきたのではないのだろうかっていうことをね、
改めてね、この藤代英先生の笑うセールスマン及び、実はね、このほのぼのしたドラえもんもね、実際にはそれを描いてるんじゃないのってやっぱり思うんですよね。今のね、なんか最近ドラえもんがなんかまた新しいCGアニメがなんかでやってるけど、あれもう許せなくて、もうなんか感動巨編みたいに多分してますよね。
違うんだよっていう。ドラえもんはね、本来そういう漫画じゃないんですよね。やっぱりね、このいかにね、この昭和の戦後の日本がおかしいかっていうことをね、やはりどちらも藤代先生はね、やはりね、どちらも描いてたんじゃないのかなっていうふうに思うんですよね。
だから今のこの歪んだ家族、そして何かね、今現代のいろんなこの社会病理っていうのは結局この頃からずっと、もうね、ずっと着々とね、醸成されてきたものなんじゃないかっていうことを改めて思ったんですよね。
時代の変化と影響
まあそんなことをね、ちょっと笑うセールスマンを見てね、思ったということなんですよね。このテーマはちょっとまたもうちょっと話したいなと思ってるんですけれども、とりあえずですね、このアマプラでやっている実写版笑うセールスマン、ロバート秋山版はね、なかなか面白いので、よかったら皆さんも見て、また感想をお聞かせください。はい、それでは今日は終わります。ごきげんよう。
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