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おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日は久しぶりに職人さんの話をしようと思うんですけれども、
それというのもですね、クループ底辺の人気者ののぶさんですね。
のぶさんが、後輩の方にすごく心配されている人がいて、
その人は本当は職人が向いていると思うんだけれども、建設業に嫌なイメージがあると。
なので、なんとか建設業の道に彼のような人でも行ける職種はないかというご質問だったんですよね。
具体的に言いますと、この後輩さんは1985年生まれなので、もうすぐ40歳になる方ですね。
この方のご親族が大工さんとか木こりとかね、こういった本当にゴリゴリの職人さんの家系なんですよね。
あと料理人の人もいたりとか、代々手に職を持って働くというDNAは受け継いでいるはずだとのぶさんはおっしゃっているんですよね。
なんですけれど、ご本人は職人というのはすごくヤンキーが多いイメージがあるので、それが多分嫌なんだと言って、
もともとはのぶさんと同じ会社で働いていたんだけれど、そこを耐えられなくて辞めた後、いろんな仕事を転々としているという状況らしいんですよね。
だから本来この人は職人の道があっているとのぶさんは思っているので、
ヤンキーが少ない建設業の職種はないでしょうか?という質問をいただきました。
これすごく面白いテーマなので、ちょっとこうやって配信で取り上げようと思いました。
本当にのぶさんの後輩がおっしゃっているように、職人はヤンキーが確かに多いイメージですよね。
実際多いです。多いんですけれど、この建設業のホワイト化というのも確実に進んできていまして、
50前後の人と3、40代の人ではもうカラーがだいぶ変わってきているんですよね。
こののぶさんの後輩の方も1985年生まれということで、今の日本で言うとこれは若いうちに入るんですよ。
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もうおっさんでしょって思うかもしれませんけれども、今40前後というのはまだまだ若い部類なんですよね。
だからこれからこういう業界に参入しても全然年齢的には問題がありません。
そしてその年齢のことだけじゃなくて、もう価値観が変わってきてるんですよね。
でも昔は本当にたて社会で、立ちの悪い人もいっぱい上にいてですね、そこで揉まれるんですよね。
まず出発点からして、私たちの世代というのはすごい人口が多かった世代なので、
そもそも職人に進んだ人というのが、家庭環境がそれほど恵まれてない人が多かったという背景があるんですよね。
生まれ育ちがいい子は、どんな勉強ができなくても親がお金を出してくれて、大学とかも行って、一応サラリーマンとかになってるんですよね。
でもこの職人の道に進んでる子っていうのは、家庭環境が良くなくて、家もそんな経済的に裕福じゃなくて、
中卒とか高卒とかで世間に出ていくという中で、職人というのが意外に稼げるじゃんということに気づいて、なった人たちが多いんですよね。
あとは親が職人だったから自分も後を継いで職人になったりっていうね、どちらかなんですよね。
こういった人たちはものすごくね、自分たちの前の世代っていうのがものすごい縦社会で厳しくて、大罰も当たり前という時代に、
デッチ暴行みたいな形から始まって働いてるんですよね。彼ら自身がヤンキー出身だっていうこともあるし、
この仕事自体も立ちが悪いというかね、すごく厳しい親方のところで仕事したりっていうところからスタートしてるので、
すごくね、それはもう殴る蹴るも当たり前だったりね。
私、夫が大工なんですけれども、夫なんかもね、例えば2階建ての小建てを建ててるとしますよね。
そうするとね、2階の基礎を作っている最中でバーっと柱とかだけが立っている状態の時にですね、とんてんかんてん作ってたら、
上から金槌ですよ、重たいね。金槌がドーンと降りてきたりね、これで手を怪我したりとかさせられてるんですよ。
こんなのはね、日常茶飯事だったそうですね。だからもうどうやってね、親方からいじめられないようにするかっていうね、
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本当にね、大変だったそうなんですよね。これでうちの夫もあまりにもひどいいじめがあって、
2社ぐらい辞めたりしてるぐらいですね。こんなのはだから、本当に皆さんね、多かれ少なかれ経験してると思うんですよ。
そういう中でね、仕事していくので、なめられないように自分もややね、パワハラっぽい上司、先輩になったりっていうところがね、どうしてもあったんですよね。
ところがですね、もう今の、だからこの後輩さんの年齢あたりとかになってくると価値観がもう全然違うんですよね。
もう我が道を行くというか、その先輩とかにもちろん気は使ったりするんですけれど、自分は自分、人は人、めんどくさいそういう厚苦しい人間関係とかも好きじゃない人が多いですよね。
こういった人たちがたくさんいらっしゃって、なおかつですね、もうあまり厳しくしたりとか、ましてや大罰とかね、
そういったことはもう当然、時代に合わなくなってるんでね、こんなことをしたらね、一瞬で若い人にやめられるんですよ。
今ね、だから私の周りの職人さんたちも、もうなかなか若手が居ついてくれないんで、みんな困ってますね。
だからこういう背景があって、人では本当に必要なのにいない、せっかく見つけても長く続きしてくれないっていうね、いろんなミスマッチが現状起こっていて、なかなか職人さんの裾野が広がっていっていないっていう状況なんですよね。
これはね、だから私たち今ずっと建設業で働いている人からすると、非常に頭が痛い状況なんですよね。
でもこれ裏を返すと、今からこの職種に参入する人にしてみれば、だから売り手市場ということになるわけですよね。
だからすごく嫌な感じ、嫌な上司とか嫌な先輩が居そうな公務店だなとかね、会社だなと思えば、さっさとやめて次に行けるわけですよ。
だからヤンキーがのさばってて偉そうにしてるっていうところも、もちろん今でもあるかもしれませんけれど、それではね、やっていけないので、みんなだいぶね、歯を抜かれたライオンみたいな状態になってますよ。みんなシューンってしてね。
かつてはイケイケで偉そうにしてた人とかでもね、みんなもう虚勢されてね、大人しくなってる人が多いというか、みんなおっさんになってきてるんでね、だいぶ大人になって丸くなったっていうこともあるし、時代が変わってきたので、ある程度みんなちゃんとね、昔みたいなことはないように気をつけているっていうのもあるのと、
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あとある程度ね、自分がスキルを身につければですね、基本的には職人さんっていうのは一人で行動ができる仕事なんですよ。
例えば、私が働いているリフォームで言うと、ほとんど一人で入ります。大工さんとかやることが多い時に二人とかね、電気屋さんとかもすごく一軒一軒の家の電気の配線工事とかやると一人だと大変なんで、アシスタントとか部下とか入れて二人とかでやることもあるんですけれど、基本一人で作業するんですよ。
だから、煩わしい人間関係っていうのはすごく少ないんですよね。正直サラリーマンなんかよりもはるかに人間関係がシンプルなんで、ひとたび自分で動けるようになってからは、すごい気が楽だと思うんですよね。
あとは、仕事の種類で言うと、やっぱり大工さんとかね、危険度が高い仕事になればなるほどヤンキー濃度は上がります。だからね、大工さんでしょ。それより上って言うとね、どんどんどんどんね、足場組む人とかね、あと解体屋さんとかね、解体屋さんっていうのはなんか物を壊していく仕事ですね。
足場屋さんっていうのは工事の時、例えばですね、外壁の塗装する時とかに足場がないと作業できないじゃないですか。なので、このステンレスの足場をバーっと組んでいくんですよね。この仕事はね、びっくりするぐらい、もうね、札付きの不良出身の人が多いんですよね。
でも私はね、もう知らなくてね、そんなこと。私もともとインテリアコーディネーター出身なんで、内装とか電気屋さんとばっかりお付き合いしてたんで、お付き合いって変な意味じゃないですよ。仕事でね。だからもうちょっとね、種類が違うんですよ。ところがね、外の工事がね、増えていくにつれてね、どんどんヤンキー度が上がっていくんですよね。
でも足場屋さんとかね、解体屋さんはね、それこそ少年院に入ってましたとかいうね、もう札付きの不良出身者がね、もう90%ぐらいですね。ある意味に命知らずなんですよ、彼らね。
足場組んだりってやっぱりね、交渉作業ですよね。高いところに登って、組み立てていく。やや危険な仕事になってくるんで、こういったことにね、進んでいってる人っていうのは、割と危険を物ともしない人っていうところがあって、イコールちょっとね、ヤンキーというかね、っていう人たちなんですよ。
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それに反してですね、ちなみに大工さんは大工さんでね、私は何人かっていうか、少ないんですよ。本当に少ないけれども、大卒の大工さんもいるんですね。今はね、特に増えてます。もう3、40代の若手になってくると、インテリの大工さんとかって結構多いと思いますね。
だからこの人たちは、ちゃんと建築の勉強もして、二級建築士とか持ってる人とかもいらっしゃったりして、割とアカデミックな大工さんってのが増えてますね。でもこの人たちはね、ヤンキー出身者もいたりするけれども、一人が大好きなね、孤独を愛する人たちなんで、基本ね、おとなしい人多いですよ。
おとなしいっていうのは、孤独を愛する人なんで、もの静かな人が実は意外に多い。多いって言っても、足場屋さんと解体屋さんが不良が9割だとすると、大工さんは半々って感じですね。不良もいるし、割とインテリもいるっていう感じ。
ここからね、内装屋さんとかも一人でやりますね。これも黙々と作業するんで、全然、そんな不良もいるけれど、どうかな、いやいるか、不良。いるけどね、不良いますね。歯がない人とかね、若い時シンナーやりすぎて歯がない人とか、いらっしゃいますけれど、まあまあでもね、そんな悪い人はいないかな。
電気屋さんも、元暴走族だった人とかいますけど、まあまあまあ、これもね、割とそうでもないですよ。
TIさんがやっているシール屋さんね。シールっていうのはね、こういう隙間とかね、建設業って必ず、例えば屋根とか、壁とか、いろんなところを組み立てていくと必ず隙間ができますよね。いろんなところをね。こういったところを埋めていく。
一番多いのは多分窓回りとかですよね。こういったところをコーキングしたり、シールを打つって言うんですけれど、こういった仕事なんですよね。これも全然そんなに悪い人少ないと思いますね。
あとはね、シート屋さん、ダイノックシートっていうね、これは本当に木に見えたり鉄に見えたりする、シール状の建設資材があるんですよね。本当に薄いシール状の幕みたいな資材なんですけど、
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これを例えば窓回りに貼ると、窓枠が綺麗に新しく、まるで新しい窓枠をつけたみたいに生まれ変わったりとかね、あとガラスの表面にガラスフィルムっていう薄い幕を貼ったりとか、そういった仕事なんですよ。
この人たちもすごい文系の人が多いです。そんな悪っぽい人いないですね。なんか昔反り入れてたとかね、そんな人あんまりいないですね。
あとはね、微掃屋さんっていう、これはハウスクリーニングですね。ここも私はそんなに不良の人見たことないですね。だって最後の最後に工事が終わった後、ピカピカに家をクリーニングしてくれたり、もちろんお掃除本舗っていう会社がありますけれど、こういったところも普通の別にリフォームとか、建設工事以外でも年末の掃除を外注したりとかね、
そういったことで動く、今人気の職業ですけれど、お掃除屋さんとかも全然そんな悪い人少ないと思いますね。ってな感じで、意外にね、塗装屋さんがね、悪い人多いですね。ペンキ塗ってる、なんか牧歌的なイメージありますけど、塗装屋さんは不良出身者めちゃくちゃ多いです。
なんかシンナーと関係があるのかもしれませんね。とは言ってもね、不良がそこかしこにね、いる世界ではあるんですけれど、彼らもね、もういい年になって、昔やんちゃしてた人ほど、割とこなれた親父になったりっていう側面もあったり、
あとは、今言ったみたいにね、全くその不良出身者がいない職人業もあるわけですね。シール屋さん、シート屋さん、美装屋さん、そのあたりですかね。
あとリペア、リペアは補修工事屋さんなんですよ。これもね、工事の最後の方に、割と頼むことが多い触手、フローリングの傷とかね、そういったのもなかったことにするぐらいね、魔法みたいに綺麗に消したりする仕事で、これもね、割と手に触、すごく手先と色合わせとか、ちょっとね、美的センスがいる仕事なんですよね。
これも不良度がめちゃくちゃ薄いというか、私、不良出身の人は見たことがないですね。すごいね、みんな上品だし、あとこれは女性もできる仕事ですね。
基本今ね、正直大工さんでも、クロス屋さんでも、塗装屋さんでも、今まで女子がやるっていうのはちょっと考えられないと思われていたような仕事でもね、ほとんどの仕事は女性でもつけるんですよ。
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とは言ってもね、やはりね、女性には大変な部分はもちろんあるんですが、やっぱり世の中のニーズがね、変わってきてるっていうか、やっぱりこういう男の人の荒っぽい雰囲気とか、それこそ、のぶさんが心配しておられるようなヤンキー色、あとその現場でタバコ吸ったりとかね、そういうマナーが悪いとか、そういった人はもう好まれないっていう時代になってきてるので、
女性であったり、そのヤンキー色のないね、上品な男性とかね、そういったニーズはどんどん社会的に高まってきてるんですよね。
だからどんどんどんどんね、今変わってきていて、変わってきてるのもね、少し変わってきたっていうよりは急激に変わってきてるんで、安鶴よりね、有無が安しというところがあって、思い切って飛び込んでみて、相性が悪い公務店だったらとっととやめてね、また次に行けばいいだけなんで、これはだからサラリーマン業も一緒ですよね。
サラリーマンだからってみんな上品な人たちばっかりじゃないじゃないですか、すごいいじめ体質な会社もあるし、すごい立ちの悪い部長がいる部署に配属されたり、どんな職業でも嫌な人とか、横暴な上司とかっていうのはいるので、そういう人と運悪く巡り合ったら、はい次って行けばいいだけなので、
思い切ってね、職人の道に行けば意外になんとかなると思います。
目安としてはあんまり命がけじゃない仕事で、わりと黙々と黙って、祝祝と仕事作業するみたいな、正直どの仕事もそうなんですけれど、室内でやるような仕事っていうのは、そんなに荒っぽい人がいないイメージではあります。
というわけで、どんな職が合うのか楽しみですよね。建設業に対する悪いイメージっていうのは、本当にそろそろ払拭したいと思ったので、余計ちょっと取り上げさせていただきました。
今、お子様育てておられる親御さんとかね、これからつまらないホワイト業だと本当にもう稼げないんで、これは別に私が職人推しだから言ってるだけではなくてね、もう皆さんもお分かりのようにね、つまらない仕事っていうのはどんどんAIに取って変わられていくので、
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よほど何かね、頭を使う仕事じゃない限り、サラリーマンがいいっていう時代じゃもうなくなってきてますからね。そこへ行くと職人の仕事っていうのは、食いパグレがとにかくないんで、若い時しか無理なんじゃないかって思われてますけれど、そんなことないんですよね。
40代50代とだんだん年齢を重ねていけば、次は若手を育成していくっていうことでね、ずっと長く働いていけるんですよ。なので、正直今みたいに日本が急激に少子化になっている今ではね、もう60代とかね、下手したら70代でまだ元気だったら、まだまだ現役で仕事しないとね、回っていかないっていうね、
今そういう時代なので、とにかく健康に気をつけてね、もう昔みたいに酒とタバコガンガン行くとかじゃなくて、体に気をつけながらね、長くやっていく触手になっていくというか、今すでにもうそういう状態です。なので、ロングスパンで働ける安全な職業だという目でね、建設業は捉えていくべきだと思います。
はい、というわけでね、のぶさんのご質問にちゃんと答えれたかな、とにかく外より中で仕事する、室内で作業するような職種だとヤンキー度は薄くなりますよと、だけど足場屋さんとか解体屋さん以外だったらね、意外にヤンキー度は薄まっているから、大工さんとかもありですよと一応お伝えください。はい、ごきげんよう。