00:01
お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日は前々からちょっと告知をしていました、不動産について、ちょっと何回かに分けてお話ししたいなと思います。
私は以前、パフパフのシリーズをやったんですよね。これは、日本の住宅はパフパフだよと、結構安物心で、中身はスカスカの家がいっぱいありますっていうことを、いろんな角度からお話ししたシリーズだったんですけれども、
今回は、なんでそんなにパフパフの家がいっぱい建てられたのかっていうことを、不動産の話と絡めてお話ししたいなと思うんですよね。
こんなにパフパフの家が建てられてきたりとか、あとその賃貸よりも持ち家、新築の家を購入するっていう人が、やっぱり圧倒的に多いんですよね、日本はね。
欧米というか海外と比べても、中古市場っていうのは、極めてマイナーな存在なんですよね。今でもね。それが何でなのかとか、そういったことは、実は全て国策というか、もう政治が介入してきていて、ほとんど日本の住宅事情っていうのは、政治が関与していることで、こういうふうになってるっていうところがあるんですよね。
これは戦後からっていう話をしてるんですけれども、なので、こうやってみんなが新築の家を買いたがるのも、賃貸住宅がね、なかなかファミリー向けの物件が少ないとか、あとはパフパフが多いとかね、そういったことも全部、これは政治が非常に関係してるんだっていうことがあるので、
私自身は別に、不動産にめちゃめちゃ詳しい専門家じゃないんですけれども、一応ね、こういう住宅の仕事の末端でね、仕事してますんでね、私自身のね、この戦後の日本の住宅事情の復習も兼ねて、ちょっとお話ししようと思います。
本題に入る前に、ほら、ネットフリックスの話題のね、みんなが見ている地面詞たちっていうドラマ、私もね、やっと一気見しました。まあまあ面白かったですね。やっぱりね、ああいうの見てもね、日本人の異常なこの不動産に対する執着とかがね、そういうことがあるからこそ、ああいう詐欺が出てくるんだなあっていうことも、
面白かったですし、なかなか面白かったですよね。トヨネツ好きなんでね、私トヨネツ、ちなみにあれ京都の人なんですよ。
03:04
で、ピエルタキはあの人、私が知る限りでは、あの人関西とは何の関係もない人だと思うんですけれど、すごい上手な関西弁喋ってて、でトヨネツはね、全然、本当は京都なんで、バリバリの関西弁の人なんですけど、
一切封印していてね、なんか面白かったですね。あのピエルタキがもうずっと最初から最後まで関西弁で、トヨネツは渋くサイコパスの役をやっててっていう感じでしたね。
あともう一個、あの山本浩二がね、私大好きな俳優なんですけども、騙される側の人として出てきていて、で、あのちょっとね、大きな取引を決めた後ですね、
その勝利のね、余韻で、ホテルのね、あの浄草会で、車内のね、イケてる女子とちょっといたしてるシーンが出てくるんですけれど、これがね、この東京の夜景を見下ろせるね、ガラス張りのね、あの窓のところに壁ドンをした状態で、
まあ二人でね、あのしているシーンが出てくるんですけど、これネットフリックスのなんかレーティングの関係もあったと思うんですけど、まあこういうね、結構あの今回のこのドラマは、あのちょこちょことね、ちょっとこういう、あのお色気シーンっていうかね、ベッドシーンが出てくるんですけれど、全部ね、あの服を着てて、で今回もこんなね、東京のあのね、あのすごい夜景を見下ろしながら、
あのね、ガラス張りのところで、あのね、あの背面からっていうね、まあすごいセクシーなシチュエーションのシーンなんですけど、もうね、みんなめっちゃ服着てて、でもう山本浩二さんってね、もういつでも脱げるボディーの人なんですよ、ですけど、あのトランクス履いたまま、そんなシチュエーションってないだろうと思って、もうこういう状況になるんだったら、あのシーン全部いらなかったんじゃないのっていう、ちょっとツッコミはありますね。
あのはい、あの全然全く、あのドラマの内容と関係ないんですけれども、いいドラマでしたね。ちょっと本題に戻りますね。はい、あのまずですね、えーと、まあこういう今のね、この日本の住宅事情っていうのもすべて、あのまあ当然ですけれども戦後からすべて始まってるんですよね。
で、戦後一気に、あの日本は高度経済成長ということで、ぐわーっとね、敗戦のね、もうやけの原のところから一気に経済大国にね、ものすごい短時間で、奇跡のようにね、あの一気に成長を遂げるんですけれども、まあこういった流れの中で、地方に住む若者たちとかがもう、一気にね、東京とか大阪とかその一部の都会に、あの流れ込んでくるんですよね。
で、まあ人口が、あのね、あの一気に、まあこの都心部に、あの流入者が入ってくることで、あの一気に増えるわけですよね。で、これに間に合わせるために、まあ急いで、あの住宅をね、供給する必要があったわけなんですけれども、これがね、その当時の、もう本当にその時の、そのなんていうか状況をまさに表していてですね、
06:22
若者がね、単身の若者が、まあ都心に出てきて、まあ出稼ぎというかね、あの働くために出てくるっていうシチュエーションなので、当然なんですけれども、1DKのね、30平米前後の狭い家ばっかりが、まあ作られたというか用意されたんですよね。この単身者向けって、まあだから今で言うワンルームですよね。
ワンルームマンションの、あの需要とかね、あとブームとかっていうのはずっと続いてしまって、続いてしまってっていうか、まあ続いて、1990年頃になってくるとですね、あのやっぱり未婚の単身者がすごく、あの人口の配分としても増えてきたんですよね。
で、この流れはね、2000年代に入ってもずっと続いて、単身者が、まあ都心で暮らすっていう、ある種のね、ライフスタイルが確立されたんですよね。なので、まあこれに合わせて、あの結局この住宅市場っていうものも、まあじゃあ単身者向けのワンルームを、あのいっぱい作りましょうっていう風にね、まあそういう風に、まあ需要と供給が、まあ合致してしまったというか、そういうのがあるんですよね。
で、これに対して家族向けの賃貸っていうのは、家族になると、最低でも70平米以上、できれば100平米ぐらい、必要なんですけれども、これはまあね、本当に数が少ないんですよね、日本はね。
で、ちなみにカップルですね、あのカップルが同棲していたり、あと夫婦だけ、子供なしの夫婦だけが住むようだと50平米前後の、まあ広い1DKとか2DKとかね、こういったものは、あのちょっとはあるんですよね。
なんですけれど、70平米以上とかね、100平米未満ぐらいの、あのまあ4、5人ぐらいのね、家族が住めるような広さの賃貸っていうのは、実際には極めて少ないという状況なんですよね。
で、これは、えっとね、過数側のまあ、あの事情が大きく、あの理由としてあるんですよね。あの結局、あの過数、あの日本は、えっとね、あの借りる人よりも、過数人の方のリスクの方が高くできてるんですよね。
あの過数人の方は、あのなんて言うんでしょうね、むやみにあの賃料をあげたりできないし、で、あの勝手に人をね、この人なんかあの感じ悪い人だからって出て行ってもらうとか、そういったこともね、あまりできないんですよ。
人を、あのなんて言うんでしょうね、あの自由にこのこの人には入ってもらいたいからとかね、この人には出て行ってもらいたいからとか、あの自由にいろんなことはね、あまりできなくしてあるんですよね。だから住む人にとって、住む人の権利の方がより守られているという言い方をした方がいいんですかね。
09:11
なので、あのこうなってくると、えっと広い部屋をもし空室にしてしまったりとかですね、あとはちゃんと家賃を払わないようなファミリーがそこに住みついてしまって、賃料を回収できないとかね、いろんなリスクがあった時にですね、広い部屋をそういう状況にされるよりはね、狭い部屋を回している方がリスクは少ないということになるんですよね。
で、あとはその部屋が空いて、また次の人が借りてくれるまでの間のリフォーム代とかね、そういったメンテナンスの費用とかも、やっぱり狭い部屋の方が当然費用は安く済みますよね。
広い部屋で家族連れがね、大人数で住んでいる家の痛み具合と、単身者が住んでいる部屋の痛み具合だったら、当然少ない人数で住んでいて、なおかつ狭い部屋の方が、借りる人の利便性も考えると、ワンルームっていうのはね、ちょうどね、だからその日本のこの単身者が急増したっていう社会背景と、
カス側の事情とかが合致してですね、都心部のワンルームの需要がすごく多い。それに対して家族向けの賃貸は極めて少ないというね、そういう状況が出来上がったんですよね。
次にですね、住宅すごろくっていう概念が、あのちょうど1970年代の初頭に出てくるんですね。これは人生のステージが変わっていくごとに住まいを変えていくっていうね、文字通り住宅のすごろくっていう考え方なんですけれど、まずね、スタートは独身とか、若いまだ夫婦で子供がいない状態の時は賃貸で暮らしますと。
一人目の子供が生まれたあたりで、ちょっと広めの賃貸、もしくは公営住宅に引っ越すと。さらにですね、そこで頑張ってね、お父さんがお金を稼いでですね、出世して、その頃には子供ももう一人増えて4人家族になっている。
そのあたりで、分常マンションを購入。そして最後はですね、定年間際ぐらいっていうんですかね、50代とかね、それぐらいで、この分常マンションを売却して、さらに貯金をプラスして、庭付き1戸建てを対の住処として購入すると。これがね、あの日本人のこの住宅すごろくっていうね、価値観としてね、広くなんかこう定着していくんですよね。
なので、ここでね、だからわかるように、最初ね、途中はだから賃貸で済んだり、そして頑張ってちょっとお金貯めたら、あの分常マンションも買ったりするんですけれど、最終的にはね、あのね、次の住処として暮らすのは庭付き1戸建てというね、だからやっぱり戸建てのステータスがね、相変わらず今でもね、結構高いんですよね。
12:12
で、私なんかはもうこの仕事をしてるっていうこともあるんですけれど、あの一般的にはやっぱマンションの方がね、やっぱりいろいろ後々便利なのでね、マンションの方が今人気があると思っていたんですよね。
ところがね、今の2,30代のね、若い人たちがね、またあの戸建て振興っていうんですかね、あの戸建ての方がいいっていう価値観の人がすっごい増えてるのがね、すごい驚きなんですよね。
あの4,50代でマンションの方が人気が出てたはずなんですけれど、2,30代になってね、またこのね、原点に帰っていくっていうんですかね、あのなんか戸建ての方がいいみたいなね、あのペットも飼えるしとかね、あのなんか庭があった方がいいとかね、なんかそういうことを言って、またね、あの持ち家の中でもあの1戸建ての何かこう、あの方がね、より魅力があるっていうような価値観にね、また今帰ってきてる感じがありますよね。
はい、まあこんな感じでですね、だからもうあの住宅都合録は賃貸から始まり1戸建てで終わるということで、この逆はね、もうほとんどいないわけですよ。
ね、持ち家っていうか、まあね、家を持つ、所有してたんだけれども、どんどん賃貸に住み換えていくっていうのはね、あんまりすごい、あのまあ絶対いるんですよ、本当はね、いらっしゃるんですけれども、極めて日本では少ないんですよね、このケースはね。
で、まあこういうね、あの状況から見るとね、当然どうなるかっていうと、あの政治の方はですね、あのやっぱり住宅を購入する人に対して、より手厚く支援しようというふうになりますよね。
で、逆に賃貸住まいの人に対してはあまり関心を寄せないというか、ここに対して別に特に支援したりね、あの補助したりとかっていうことはしなくていいよなというふうになっていきますよね。
で、ここでですね、住宅金融広報、あのこれはね、あの今住宅ローンとか持ってる人なら皆さんわかると思うんですけれど、1950年にね、まあこうやってあの住宅をね、購入する人に支援するための、まあこの融資を下ろす期間ですよね、ここが始まった当初はですね、あのこの融資を受けれる人っていうのは抽選で決めてたんですよね。
だからみんながみんな受けれる、融資を受けれるわけじゃなかったんですよ。ところが1980年になるとですね、もう申し込んだ人全員が長期低金利でね、お金を貸してもらえるというふうに変わったんですよね。
これはちなみにあくまでも家族が優先で、単身のね、人は年齢制限があって、まあだからみんながみんなこの対象にはならなかったっていうね、だからあくまでも家族優先の制度だったんですよね。このような形でですね、あの住宅を購入することを政治があの誘導していったわけですよね。
15:14
融資をしてあげて、もうみんながこの家を買うっていうふうに流れるような政策がずっと戦後なされていって、これはね、あの日本がもうバブルがはじけて経済が停滞していき、衰退していったね、あの中でもね、2010年の安倍内閣の頃とかもですね、やっぱり住宅を購入しましょうということをずっと奨励するような、あの経済政策はね、ずっと続いてきたんですよね。
だからこの流れのどこかでですね、例えばよりあのファミリー層も住みやすい賃貸住宅をもっと建てようとかね、あのいろいろそういう何かこう流れがあれば、今とはまた違ったあの住宅事情になってたと思うんですけれども、なぜかね、日本はこういう形で消費者側がですね、自分たちのライフステージが変わるごとに、あの家を借りてたところを買っていくと。
で、買うのも、そのより広い家が必要なれば、広い家をまた再度購入していくっていうね、常に買うというね、あの住宅ローンを背負って買うっていう、こういうスタイルが確立していったっていう背景があるんですよね。
はい、というわけでね、今日は初回で、なぜ日本人が持ち家を買いたがるのかっていうね、それをまたなぜ政治が後押ししてきたのか、一方賃貸っていうのがね、どうしてあのあまりね、この単身者向けばっかりなのかとかね、そういった話をちょっとさせていただきました。
次回はいよいよですね、新築バーサーズ、中古住宅とかね、ちょっとそういったさらに踏み込んだ話をしていこうと思います。はい、終わります。ごきげんよう。