前回の話の続きで、職場で思い通りにいかない時の気持ちの維持の仕方や、心身ともに健康に働ける職場環境を整備するためのコツを社労士×社労士で語りました。(※ネットサーフィンをウィンドサーフィンとずっと話してしまいすみません。)
職場の“見えない格差”にモヤモヤする瞬間
「喫煙者ばかりが息抜きしてズルい」という非喫煙者の声は、職場でよくあるリアルな感情です。上司が何度もタバコ休憩に出て、電話も出ない、スマホゲームもしている——。そんな状況に対して不公平感を抱くのは当然ですが、だからといって非喫煙者が声を上げるのは難しい。そんな時は、まず「お菓子休憩で対抗する」など、気持ちを軽くしながらも自分なりの息抜きを取り入れる工夫が必要かもしれません。
人事・制度で是正できることはあるのか?
休憩の不公平を是正するには、人事部や経営層が仕組みを整備することが欠かせません。たとえば喫煙室の入退室をカードキーで管理したり、回数に応じて上司へレポートが行く仕組みを作ったり。極端なアイデアとしては、喫煙に課金したり、足踏みで発電してもらう案まで。ポイントは、“特定の行動だけが優遇されていないか”を客観的に可視化する工夫です。
実は「平等」って、そんなに簡単じゃない
外回りの営業職と社内の事務職、夏の炎天下での移動とエアコンの効いた内勤、仕事の種類や環境は人それぞれ。だからこそ「完全な平等」を職場で実現するのは現実的ではありません。だからといって放置していいわけでもなく、少しでも納得感を持てるよう、例えば「細切れの自律的な休憩時間」を制度として認めるなど、選択肢を広げる視点が求められます。
モヤモヤを“笑い”と“視点の転換”でやわらげる
タバコ休憩の不公平感は、ただ怒っているだけでは解決しません。お菓子を配って自分も「なんちゃって休憩」に参加したり、「あの人また肺がん一直線ですね」とブラックユーモアで受け流したりするのも一つの手です。また、「この人が本当に大事な存在だったら、健康が心配になる」というように視点を変えるだけでも、ストレスはぐっと軽減されます。
「エレベーターの鏡」と同じ。ストレスは“見方”で変わる
印象的なエピソードとして、エレベーターの待ち時間が遅いとクレームが来た際、鏡を設置したことで不満が減ったという話が紹介されました。待ち時間そのものは変わらなくても、「視点を変える」ことで体感が変わる。これと同じように、職場での不公平も、“見方”や“自分の行動”を変えることで、意外と軽くなるのかもしれません。
喫煙者にも聞きたい。「なぜ吸うの?」を語ってほしい
最後にパーソナリティたちは、喫煙者本人の声も聞いてみたいと呼びかけました。なぜタバコを吸うのか、どんな気持ちで休憩しているのか、健康や仕事への意識はどうなのか——。そうした「生の声」を聞くことで、互いの理解が進み、偏見やモヤモヤも和らぐかもしれません。サニーデーフライデーでは、スモーカーの方からのお便りもお待ちしています!
~お知らせ~
サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。
人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。
話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。
パーソナリティー:田村陽太
産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。
カバーアート制作:小野寺玲奈
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