2020-05-09 21:38

第18回 【対談】楽しく働きがいのある職場を目指すためには?(セクショナリズム、組織関係論)

組織内の部署ごとの対立や利害関係を乗り越え、イキイキとした働けるモチベーションが高い職場にするためにはどうしたら良いか?組織マネジメント論を専門とした社労士と熱く語りました。 


【ハイライト】

・セクショナリズムとは?

・よくある社内でのセクショナリズムの事例とは?

・社内対立を防ぐ為に重要な事

・ジョブローテーションのメリット、デメリット

・コロナ禍だからこその業務効率に必要な事


~お知らせ~

サニーデーフライデーは、社会保険労務士として活動する田村が普段のサムライ業という固いイメージから外れ、様々な分野で活躍する方やその道の専門家・スペシャリストと語るトーク番組です。


人生に前向きでポジティブな方をゲストとしてお呼びし、経営者や従業員として働くリスナーの皆様が明日から明るく過ごせて、心や気持ちがパッと晴れるそんな『働き方を考える』ラジオをお送りします。


話すテーマは社労士業、働き方改革、キャリア、海外駐在、外国人雇用、海外放浪等です。


パーソナリティー:田村陽太

産業機械メーカーの海外営業、社労士法人での勤務経験後、社労士事務所を開業。海外駐在員や外国人社員の労務管理、外国人留学生・技能実習生の就労支援等、企業の国際労務・海外進出対応に強い。ラジオDJ、ナレーター、インタビュアー、番組MC・ナビゲーター等、音声メディアや放送業界でも活動。また、番組プロデューサー、ポッドキャストデザイナー等のPRブランディング事業も手掛ける。


カバーアート制作:小野寺玲奈


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社労士ラジオ 【サニーデーフライデー】
この番組は、国内、海外問わず、放浪が大好きな国際派社労士DJのポッドキャットです。
明日から週末だ!とウキウキするような、そんな昼下がりの金曜日の気持ちになれるトーク番組を作っていきます。
番組へのメッセージ、ご意見、ご感想、番組で取り上げてもらいたいトピックなどなど、どしどし応募しております。
社労士ラジオ 【サニーデーフライデー】 DJの田村洋太です。
この番組は、社会保険労務士として活動する田村が、普段の侍業という固いイメージから外れ、
様々な分野で活躍する方や、その道の専門家、スペシャリストと語るトーク番組です。
本日も素敵なゲストをお呼びしております。私から簡単にご紹介させていただきます。
会社内の組織マネジメントをご専門とし、多くの企業の経営の参謀として、日々コンサルティング業務でご活躍の社会保険労務士の太田さんです。
太田さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お願いします。
今日は太田さんの持ち込み企画ということで、お忙しいところよろしくお願いいたします。
お願いいたします。
今日は何も聞かされていないので、本当にドキドキしてますけれども。
ごめんなさい。ちょっとサボってましたんで、今から伝えますね。
どうぞ。
ちょっとカタガナ用語で恐縮なんですが、セクショナリズムっていうのがあるんですね。
セクション、会社の中で部門がたくさんあって、部門同士で対立が起きることをセクショナリズムっていうらしいのよ。
へー、はいはいはい。
よくあるのが、営業部と製造部で対立があるみたいなの。
営業の人間はお客さんから受注することが仕事で、製造部の人間はそれに応じて生産をしていくっていう感じなんだけど。
はいはいはい。
それぞれ自分たちの目標が違うから、製造は営業の人はすごい偉そうなことを言ってるとか、
営業の人間は営業の人間で数字を詰められてるから製造は楽でいいなみたいなことを言ったりとか、
お互いにもっと早く仕事しろよみたいなことを言い始めたりとか。
はい。
僕も前はメーカーにいたから結構そういうのあったんです。
03:02
あったっていうと、思っただけでいいはしなかったけれども、
製品の修理とかをやってもらったりすると、製造部門に修理を委託するんだけど、めっちゃ時間かかるのよ。
はいはい。
お客さんから急かされるじゃない。
うん。
早くしろよっていうふうに結構心の中では思ったりするけれど、絶対多分製造側の人間からしたら営業の人に急かされるのは多分嫌だと思うね。
自分たちの仕事に対して外部の人が意見を入れてくるっていうのは多分すごい嫌がると思うのよ。
はあはあ。
こういうのがどんどんどんどん進んでいくと、組織の全体の利益。
本当会社としてはこういうふうにあるべきなのに、組織全体の利益を無視して、自分たちの成績とか都合を優先するようになっていっちゃう。
どんどんどんどん進むと、責任転嫁みたいなのが始めて、あいつらのせいだみたいなね。
はいはい。
結果的にどんどん組織全体の生産性が下がっちゃうみたいなことって結構あるじゃん。
はいはいはい。
そういう経験ってある?
そうだね。私もメーカーの最初、新卒採用でメーカーの海外営業をやってたんですけども、
やっぱり僕ら海外営業なんで、海外のお客さんからメーカーなんで機械を買っていただくっていうのが目的なので、
それを守るためにはやっぱり納期も言われるし、価格も言われるし、スペックもやっぱりうちの会社に合わせろとかって言われるので、
そこをなんとかお客さんから受注取れるようにということで、営業活動するけれども、やっぱりメーカーなどでそれを開発する設計の方とか、
新製品を開発するような開発部門とか、あとはそれをメンテナンスやってくれるサービス部門とか、
いろんな人にお願いしながら仕事をやっていく中で、ややまずその予算では機械の質を担保することは難しいようだとか、
その納期だったら開発案件だからもっともっと時間がかかるよ、なんでそれをもっと見込んで案件を取ってこなかったのとか、
そういうのは結構同じ会社の中でも部署同士でのもどかしい気分というか、そういうのは結構経験したのはありますね。
あるよね、確かに。
結構大きい企業があったからね、お客さんからもいろんなオーダーメイドみたいなものを求められただろうからね。
はいはい。
そうだよね。
ありますね。
あとよくあるのが、キッズ企画とホールタッフで分かれてるじゃない。
飲食店。
なんだろうな、サイゼリア、企業名言っちゃったけど、サイゼリアとかさ、ココツとかさ、あるじゃない。
06:07
はいはい。
だいたいキッチンの人とホールの人って採用が別だったりするじゃん。
そうだね。
チームも分かれててさ、だいたいキッチンはキッチンで一体感があって、ホールはホールで一体感があったりするじゃん。
居酒屋とかは結構そうなのかなと思うんだけど、接客にしっかり入れてるじゃない。
はいはい。
すごいいい笑顔で接客をしてくれたりとか、あとはお店の商品のこんなのがオススメですみたいなものを結構しっかり説明してくれたりするじゃない。
はいはい。
そうするとさ、ホールって自分たちが仕事頑張ってるから、お客さんに気に入られているからお客さんが来ると思ってて。
うんうん。
でも実態としてはホールの方のオーダーミスとか、お客さんに気に入られるために裏メニューみたいなものを通しちゃったりとか、販売停止のものを通しちゃったりとかすると、
ホールの人が遅れたりとかさ、それみたいなオーダーが回ったりするわけじゃん。
はいはい。
なんかそういう困るなぁみたいなのがあったり、キッチンの人が仕事を滞ってたりすると、お客さんがさ、このオーダー通ってますかみたいなさ、押すじゃん。
うんうん。
そうするとさ、結局ホールの人がお客さんに謝らないといけないじゃん。
あーはいはいはいはい。
俺じゃねーよみたいな。俺じゃなくてキッチンで作ってるから、キッチンになって言ってくれよみたいな。
そうそうそう。
うん。
あとこう、レモンサワーってさ、グレープフルーツサワー間違えたりとかさ、
はいはいはい。
いや、俺頼むのはレモンサワーだけどみたいな、グレープフルーツサワーが来ちゃったりとかさ、あるじゃない。
うん。それ何?大田は大学の時のバイトの経験ですか?
やったことあるけどね。似てるからね、色が。
色がね、似てるね。
それを聞いてくれたらホールの人がお客さんに謝罪するわけじゃん。
うーん。
だからなんか、結構よくあるあるなのかなっていう風に思うのよ。こういうのってさ、結構どこの部門でも起きるしさ、
はいはいはい。
調べてみたらさ、民間だけじゃなくて、結構行政でもあるらしいのよね。
あの、刑事ドラマとかで結構よく描写されてるのは、警察?お巡りさんと公安委員会。
警察と公安委員会ってもっと国家に近い組織の対立とかも結構あったりするし、
はい。
当たり前に政府と地方行政はあるよね、絶対。
最近西村経済産業省と大阪の都知事が緊急事態宣言の解除のタイミングの話で、大阪が早めに解除するかもよみたいな話をしてさ、
09:13
元々は地方にある程度宣言が異常されてるから大阪としては自分たちの判断でやっていいってわけなんだけど、
大阪的には国家行政が緊急事態宣言って言ってきたからやってるんだよみたいな嫌な気持ちが多分あるんだろうなって思う。
実はTwitterで西村産業省と大阪都知事の言い合いみたいなのが起こりかけたけど、西村産業省が結構大人な感じのコメントをして、
すごいなーっていう風に思ったっていうのもあったんだけど、組織の対立構造の話。
これってさ、例えばさ、分かりやすいので言うとさっきのキッチンとホールの話。
これは多分結構どこでも簡単に起こるのかなって思うんだけど、何に気をつけたらいいと思う?
僕もバイトとかでホールもやったりキッチンもやったりするんだけれども、直接クレームを受けるのってやっぱりお客さんだからさ。
ホールって一番最初にやらなきゃいけない仕事なんだけど、嫌だなっていう自分もあんまお客さんと接したくないなとか、できればキッチンの仕事やりたいなとかっていうのはあったんですよ。
なので、僕はホールだったらホールでずっと同じ仕事をやらせるんじゃなくて、期限をバシッと決めてホール1ヶ月とキッチン1ヶ月とか、ちゃんと順繰り回していく仕組みだったりとか、なおかつ責任、怒られるの嫌じゃん人間って。
ホールとか直接お客さんに会うような部門は、責任というのは他の部署とか部門に責任が流れるような仕組みとか、責任取るよみたいな。
社外部門?
社外部門とか、上司、できる人間を部門に置いて、ちゃんと俺が昭和の男みたいな、そういうのをプロデュース作っていく、人間育成部門みたいなの作るとか。
そういう、確かに店長いたら頼れるな。
そうそう。
怒られたら絶対俺が行くっていう、店長いたら働きやすいかもしれない。
いるじゃん、バイトとかでもさ、この先輩だったら俺ついていきたいなって先輩と、こいつすぐお客さんからクレームつけられたらすぐ逃げるような先輩とか、
普段はめっちゃ偉そうにしてるのに、お客さんの前で怒られそうに逃げるとか、いなくなっちゃうとか、これは別に会社の中でもバイトでもいろいろあると思うんだけど、
12:07
そういう責任を押し付けられるような部門をちゃんとローテーションで回すとか。
ジョブローテーションね。
ジョブローテーション。
ジョブローテーション重要だよね、確かに。
ジョブローテーションってさ、結構ハードルとしてさ、それぞれの仕事がさ、例えば、最近その仕事から離れてた人でも一定以上の成果を上げられるようにする仕組み作りがいると思うんだよね。
1ヶ月で交代すれば起きないのかなと思うんだけど、1ヶ月経って仕事を全く忘れないかというと、忘れないこともないかなと思うのよ。
っていう時に、仕事の流れ自体は忘れないことないのかもしれないけれど、引き継ぐタイミングってかなり混乱すると思うんだよね。
月末に引き継ぐとしたら、材料の在庫がどうなってるとか、あとは飲食店だったらないかもしれないけど、さっきのメーカーがこういうクレームをかかえてるとか、クレーム対応中みたいなやつを引き継がないといけないじゃん。
そういうのって結構混乱はするんだよね。引き継ぎが簡単にできるような仕組みができてることっていうのが、ジョブローテーションとして結構違うんだろうなとは思ったね。
誰かが抜けたときに、その部署が、経理だったら経理部門が上手くいくようにしなきゃいけないっていう仕組みだよね。
ファクショナリズムの話抜きにしても、絶対重要だよね、ジョブローテーション。
大事だね、大事だと思う。銀行とかって2,3年で変わるじゃん、いろんな視点を。
お客さんとの癒着とか、同じ仕事をやってても、本当はこれ失敗なんだけど、他の人に引き継いだときに、なんでこんなことやったんですか、今までこんな仕事みたいな。
これ本当だったら、もっと本部に報告して、もっと早めに解決しなきゃいけなかったのに、なんで隠してたんですかっていうこともあるだろうから。
そういう意味でも結構銀行さんとかやったりするじゃん、ジョブローテーションとか。
やるよね。
でも今お互い言った感じで、引き継ぎの時とかの頻繁にやったら、それを1ヶ月、2ヶ月かかっちゃってとか、お金のコストとかかかっちゃうよね、そういうのもあるよね。
そうだね。理想としてはみんなが同じやり方で、同じ仕事の基準でやれれば、ジョブローテーションってやりやすいんだよなって思う。
部署ごとに大きな会社になっちゃうと、経理部門は経理部門、設計部門は設計部門、営業部門は営業部門で、情報を隠しがちというか、供給しようっていうのがなくなっていったりしない。
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営業だからお客さんを取るのに必死になって、そういう目標があるじゃん。
ある。
どういう条件で取ってきたとか、お客さんが取ってきた情報を開発部に行ったら、お前そんな条件で取ってきて、限界わかってんのかとか、いろいろ戦えたりするじゃん。あんまり共有しないとか。
見える化っていうのはすごい大事なんだけど、それを本当に全部見える化したらどうなっちゃうんだろうって、あるよね。
組織が大きくなるほど、コンテンツ、建前みたいなものを使い分けないといけないときは来るだろうね。
そうだね。
ちょっと俺思いつきなんだけどさ、1ヶ月ごとに交代した方がいいんじゃないのって言ったんだけど、うまく引き継げる方法をイメージで思いつきで考えたんだけど、自分たちの自責のパソコンでイントラネットとかで使って、会社の部署ごとに防犯カメラとかカメラつけといて、
カメラをズームアップしていたら、一人一人の仕事内容がパソコンで何やってるかっていうのが見えて、1日8時間あったらさ、8時間忙しいときもあれば忙しくないときもある。
忙しくないときには、どっか選択した部署のデスクトップを覗いて、仕事何してるんだろうっていうのを見ながら、自分でOJTするっていう仕組みみたいな。
スムーズにそのジョブローテーションのときも、1ヶ月でもこの人の仕事を引き継ぐんですねみたいな。その部署じゃなくて、何とかサービス部門の何とかさんのところで変わりますみたいな。みたいな仕組み。
そこまでしなくても、例えば来月A部門からB部門に来月頭から移動するってことが決まったら、週5日のうち1日だけは今月もB部門で働くみたいなことをやっとけば、ちょっとずつ実績ができるかなっていうのはあるよね。そういうのがやるといいよね。
そしたら、この部署はこういうことが大変だなっていうのが、他部署の人からも分かって、自分がこの部署に行くっていう可能性も出てくるから、うかつにグチも言えないし文句も言えないし、普段発言をするようになるんじゃないかとか。
そうだよね。別の人に迷惑、自分でケツを拭けばいいっていう話じゃなくなってくるからね。
そうそうそうそう。
18:01
他の人に迷惑をかけるかもしれないっていう状況に置かれれば、結果的に必然的に無理をやらなくなるっていうのはあるよね。
そうそうそう。
ジョブローテーションのいいところってそういうところでもあるのかなっていうふうに思うし、
あとは、今特にコロナウイルスで1ヶ月会社を休まないといけないっていうことが起きるかもしれないじゃん。
誰も隔離されて入院して1ヶ月は仕事できませんっていう時にさ、その仕事をスムーズに誰かに移せるかっていうのは結構会社の生命性だと思うよね。
そうだね、確かに。しかもテレワークと部署ごとのお仕事の内容っていうのも結構均一化されるしね。
パソコン切るは必要だし、資料作成する能力も必要だし、この人何やってるかっていうのを、今までだったら部下に苦手なことは部下からやってください。
得意なお客さんとの交渉は私やりますみたいなのが、今何やってるかが減るかできないから、在宅とかだと。
逆にあんまり仕事を回しすぎても、1ヶ月しか入れないかったら、あんまり仕事を覚えられなくないっていうのもあるよね。
それあるね。
あんまり深められないのかなっていうのと、逆に1ヶ月経ったら移れるっていうのが、人間はやっぱり楽なほうに流れてから、1ヶ月経ったらもう俺の責任じゃないしってなっちゃうのもあるのかな。
そうだね。
ジョブローテーションだけで物事を解決できるわけでもないかなとは思うし。
根本にあるのは、自分、自己中になっちゃうのが結局、人間の良くないところというか、良くないけど誰にでもある差があるのかなと思うのよ。
会社全体の利益を考えれば本来あるべきなんだけどっていう思考が抜けてしまって、自分たちのチームの都合を優先するようになってしまうっていうのがあるから、逆にそれがある限りは、ローテーションをいくらしたところで対立っていうのは多分消えないんだろうなと思う。
それはマズローさんの他者思いやる欲求を高めたらいいんですか?
そういう考えを持ってる人って、誰もがそういう気持ちで働く人は多いと思うけど、誰もができることではないかなと思うから、ある程度は会社で教育をする必要があるし、会社の仕組みとして取り入れるべきなのかなというふうに思う。
21:13
シャローシラキオサニーレイフライデー、DJの田村洋太でした。それでは次回もリスナーの皆様のお耳にかかれることを楽しみにしております。いってらっしゃい。
21:38

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