そうですね。
基本的なことは各企業さんがされるんですけれども、 行った後にもいろんな問題が発生しますので、
それを一つの企業の人事部だけでは分からない、 ノウハウがないと言いますか、
ご担当の方も駐在したことがない方が多いですからね、 行っていらっしゃることがピンと来ないなというようなこともあると思うんですよ。
ですので、自社で解決できないことを、やっぱり多くの企業が集まって、 ノウハウ、知見を出し合えば非常に解決しやすいんじゃないのかなという、
そういう思いで海外人事交流会というものを作りました。
そうですね。先ほど言っていた海外人事部というと、 人事部の方が海外駐在員を派遣するときのお手伝いをするけれども、
なかなかその人事部だけで情報を収集するのは難しいので、 各企業さんの人事部の方が集まって海外人事交流会で話をしてもらって、
より良い海外駐在員の在り方はどうなのかとか、 その辺をやっているみたいな感じですか。
そうですね。ですから私の個人的なミッションとすれば、 海外駐在員の命と仕事を守るというのが海外人事の仕事だと思っているんですよ。
やはり日本以外の国というのは治安の面とか病気の面とか健康の面とかいろんな違いがありますので、
そこで頑張ってもらうためには健康を維持できるようなサポートをしなければいけない。
それによって生命を守りましょうねと。
もちろん国によっては戦争が行われている国もありますし、 最近よく聞きますテロとかそういう問題もありますので、
それに対する対応ということもみんなで話し合いましょうねと。
それとやはり仕事を守るというのは各皆さんが持っていらっしゃるミッション、
それを達成するということ、そのためのフォローが必要ではないのかなと。
一番大きいのはマネージングスタイルがちょっと日本とは異なりますので、
海外の方がマネジメントスタイルが違うという。
日本ではこれをやっといてと言ったら、海外で通じるようなものはありますけれども、
やはり海外に行きますと職種とかタイプによって、
自分の仕事というのははっきり区分されているところになりますので、
これをやっといてと言ってもやらなきゃいけない、
それを担当する人はAさんでしかないということがあり得るわけですね。
それをBさんに言ってもそれは動かないわけですよ。
その感覚がわからないと、あれどうしたんだろうって思うわけですね。
日本人のアウンの呼吸みたいな。
でもそれが日本以外の国のマネージングスタイルになりますので、
そういうところも理解してもらうような形で、
研修をしなきゃいけないですよねとか、実際に行って指導をするとか、
そういうのを人事務の方に共有してもらうというのが、
仕事を守るというところにつながるのかなと思います。
ありがとうございます。
藤戸さんも海外人事ということで専門にお仕事されているんですけれども、
藤戸さんとの出会いをお話ししようかなというところです。
なぜ今回藤戸さんにインタビューさせていただいたかというところでお話ししたいなと思って。
僕もこのシャロー市事務所を開業して今2年経ったんですけれども、
ちょうどシャロー市でやる前に、もともと海外駐在員の方のキャリアを
輝かしいものにしたいなというのが私の中であって、
もともとメーカーの海外営業をしていたんですけれども、
その海外営業のその先というと海外駐在員という輝かしいキャリアがあって、
その方たちをなんとか海外駐在員の方が生き生きと働けるような
コンサルティングの仕事をしたいなと思っていて、
ちょっと結構悶々としていたんですよ。
そしたら一つの本、日本マンパワーさんの
働き方改革の担い手、キャリアコンサルタント、自分らしい生き方の支援者
というところで藤戸さんが執筆されていたんですよね。
そうですね、一部編纂された田中さんから依頼がありまして、
ちょっとだけ書かせていただきました。
そうですよね、まさに藤戸さんが海外駐在の方のキャリアサポートであったりとか、
海外人事交流会を作ってサポートしているという執筆の記事を見て、
おーって思って、そこでフェイスブックの友達の申請で連絡をさせてもらったんですよね。
そうですね。
今は神戸の方でお仕事されているんですけども、
僕も社道支事務所を開業する前はずっと神戸の方で住んでいたので、
まさにすぐ連絡を取って本町駅の方でカフェで。
JR本町駅の2階のカフェで。
お話しさせていただいて、レジェンドというかすでにパイオニアとして
仕事されているというのがすごい僕にとっては刺激的で、
今回こうやってお声掛けを私のラジオの方にさせてもらったら、
もうすぐ快諾いただいてという形で。
本当に神戸さんとお会いした時にお話しさせたように、
駐在員の方を輝かせるにはということでね、
同じミッションを持っている方だなということでね、
すごく私も感激しましたよ。
いきなり連絡させていただいて、まさかこんなにすぐ返答が来るとは思わず
こんな関係に出たというのが、僕も本当にありがとうございますという形なんですけれども。
でも本当にお話そのとき伺った時も、
本当に私も駐在員の方がいろんな面で困っていらっしゃるミッションを持って
動かれているのに、不認されたのに、輝いている方もいらっしゃるけど
そうでない方もいらっしゃるという現実。
私が見る範囲だけではなくて、田村さんもそういう風に部分が見えていたということ。
ですからやっぱり困っていらっしゃる駐在員の方、
もしくは駐在をサポートしていらっしゃる人事部の方、困っていらっしゃる方、
やっぱり世の中というか日本の中にたくさんいらっしゃるのかなという風に思いましたね。
そうですよね。まさにそのような海外駐在員の方のマネジメントで困っている中小企業、
日本企業さんの間に立って仕事をされている藤澤さんの方に今回はインタビューをさせていただいて、
リスナーの方にもこういう4企業の方でこういうお仕事をされている方がいらっしゃるんだったな
とかそういうところのお話ができればなと思いますので、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日はペラー市で何個か質問をこちらから考えさせていただいているんですけれども、
藤澤さんの方は普段セミナーとか講談されたりとかファシリテーターとかパネルディスカッションの方でいろいろ話をつないでいたりとかされていると思うので、
僕がこうなんかインタビューするのはおこがましい感じなんですけど、
ちょっと何個か質問事項を考えさせていただきましたので、よろしくお願いします。
お願いします。
それでは藤澤さん、今のお仕事、先ほどちょっとご紹介させていただいたんですけれども、
海外人事のトータルサポートというお仕事なんですけれども、
なぜ海外人事とか海外拠点の方のローム管理だったりとかそういうお仕事を始めたのか、なぜしているのか、
そういうところをちょっとお話し聞きたいなと思うんですけれども。
はい、わかりました。
私自身もご紹介あったように、上海、北京に駐在をしていたんですね。
はい。
そこにおいてやっぱり生活、仕事と生活に分ければ生活の中でも、
例えばですけれども、日本でしたら電気代を払うのにコンビニに行ったらだいたい払えたりとか自動引き落としというのがありますよね。
はい。
でも中国はね、どうしていいかわからなかったんですよ。
マンションを会社に借りてもらったんですけれども、電気代を自分で払わなきゃいけないと。
現地法人の総務の方に聞いたんですね。
はい。
どうして、どんなふうに払ったらいいのと。
そしたらここに電力会社の営業所があるからそこに行って払ったらいいよと言われるわけですよ。
そこに行って払わなきゃいけないの?振込とかコンビニダメ?何それ?みたいな話ですね。
今だと用紙ありますもんね、振込用紙みたいな。
ですからそれ一つをとっても、様式考え方っていうのが国によって違うわけですよね。
それによってそういうふうな払う手間をかける、時間をかけることによって本来の業務が止まってしまうというマイナス面もありますし、
そういうものを最初から日本の人事部が分かってて、
人が上海に行ったらマンションは買えるけど、電気代とガス代と水道代は自分で払ってねって言って、
その払い方はこうなんですよって事前にインプットしてもらえれば、
分かった分かったと。請求来たらこうするんやなと。
場所だけ教えてというふうな自分の心積もりができますよね。
それが何にもなくていくと生活面でもそういうことがある。
仕事の面においても、マネージングのスタイルが全然違うんですね。
日本でしたら、阿吽の呼吸と言いますか、これやっておいてとか、あれどうなった、あれはこうですよとか、
いろんな方に聞いても仕事してくれるしサポートし合うという土壌がありますよね。
海外のマネージメントでは、それぞれの人によってやらなきゃいけない仕事とか業務レベルがはっきりしてますので、
それのご担当以外の方にいくら話をしてもやってくれないわけですよ。
それに面倒う日本の従財員多いですね。
自分の仕事はこれっていうのが海外の従業員さんははっきりしてるんですか。それ以外の次第っていうか。
そういう時にもやはり事前にインプットしておく、訓練しておくというのが必要だと思いますので、
そういうふうなノウハウ知見というものをみんなで持ち寄って、こういう準備が必要ですよねとか、
こういうふうに人事部として現地にやってもらったらいいですよみたいなことを情報交換できたらなと思って、
海外人事を作り海外人事交流会を作ってきたというのが経緯ですかね。
いきなりこう仲在院で派遣されて、やっぱりその異文化というか違う生活でわかんないことっていうのが、
もしそれでちっちゃい問題かもしれないけど、それでやっぱり自分の海外仲在院としての仕事に支障をきたしてしまうこともあったりとか、
やっぱり先ほど今おっしゃっていたその従業員さんのマネジメント一つにしても、
全く日本人を管理するのと外国人を管理するのが違うっていうのが事前に知識として入っていれば、
スムーズに自分の仕事に専念してできるっていうのをサポートしたいみたいな。
そうですね。そんな思いで始めました。
ありがとうございます。
日本企業の方が色々と海外のビジネスをやっていくときに、海外仲在院っていうのを配置するっていうお仕事、
そういうふうな会社さんが多いと思うんですけども、日本企業が海外仲在院を置くときの目的とか意義っていうのは、
企業さんがどんなふうにして海外仲在院を派遣するっていう形なんですかね。