9月場所の始まり
大相撲受信中。どうも本田受信料と申します。この番組は、大相撲ファンの私、本田が、出身者目線で手軽に大相撲の魅力や感想を喋っていきます。
勝敗はネタバレ全開でいきますので、取り組み結果が気になる方は後日お楽しみください。
本日は9月17日、大相撲9月場所の4日目となりました。
ということで始まりました、9月場所ですね。
前回の放送で、私の配信の休場のお知らせをしたんですけれども、
やはりですね、いてもたってもいられず、毎日配信は無理なのですが、前半戦の振り返りという形でやっていければと思います。
というのもですね、配信の後にもしっかりいろいろなお声いただきました、お便りもいただきましてですね、非常に嬉しく思いましたので、やっぱりちょっと期待に応えたいということで配信をさせていただきます。
スモワンさんからお便りいただいております。
本田さんいつも楽しい放送をありがとうございます。
ドイツ天気にとても驚きました。
パリ巡業のお話楽しみにしています。
頑張ってくださいということでですね、お便りもいただきましたし、他の方からも少しですね、お声いただきましたので、本当にありがたいなということで、
できればですね、ぜひ、実際スモウは見てますので、引っ越してもですね、ドイツで頑張っているこの傍らですね、やっぱり空いた時間に見てしまうのがスモウですので、
前半戦というのをね、一気にダイジェストで、4日目の取り組み結果を起点として、これまでを振り返る形でやっていければというふうに思います。
勝敗の展開
ということでですね、始まりました。9月場所なんですけれども、当然ね、一番注目されているのは、2人の横綱がどうなっていくかというところですね。
それから、前回の配信でもあったんですけれども、最速で新コムスビに上がってきたアオニシキであったり、
関分けで、戦場所もですね、しっかり二桁で、混場所、大関取りがかかっている若鷹影、この辺りという話だったんですけれども、
それぞれどうなっているかというとですね、この4日目にして、まず横綱、宝勝流は、きょうも阿弥に勝って4連勝中と、
ちょっと危なげない相撲もありましたが、もう気合は入りまくっている宝勝流という形です。
そしてもう一人の横綱、大の里が、本日白黄法に突き落としで負けてしまい、これで3勝1敗となってしまいました。
9月場所、初めての金星ですね。これは本当に白黄法の素晴らしい相撲だったので、後でお伝えしようと思うんですが、
とにかくですね、大の里、ここでちょっと手痛い1敗という形になってしまいました。
それからですね、小結び青錦は2勝2敗と、いい相撲もあるだけにちょっと取りこぼしというかですね、なかなか勝てていないところもあるというところです。
特にね、初日いきなり大の里との1番で、結構圧力負けしてしまったのは印象的でしたが、きょうですね、黄法に敗れてしまい2勝2敗としています。
まあね、初めての新参役で2勝2敗、まだまだ全然前半戦としては分からない状況なので、いやいや、いい滑り出しではないかなというふうに思います。
もう1人の関羽家若鷹陰が本日高橋に勝ってようやく2勝2敗ということで、大勢一人に向けてという形ではちょっと滑り出しが先行き不安ではあるのですが、
意外とね、この若鷹陰、前半戦取りこぼすのはもう、あることとして、もうそれありきで後半ね、どれくらい星を伸ばせるかという話なので、
きょうね、なんとか勝ってちょっと3敗にはならなかったというのが良かったですし、この後もお伝えしますが、相手は小結び高橋に対してですね、かなりいい相撲でしたので、この子が来たいというところでしょうか。
相撲内容の分析
さあ、横綱4勝、それからもう1人横綱が3勝ということで、なかなかね、番付けの重みを示している9月場所だなとは思うのですが、結構引きこもごもというところはあるかなというふうには思いますね。
例えば、アビーとかが意外とこれで4連敗してしまったとかですね、玉橋も前出しは筆頭というところで、なかなか上位陣との相当りはきついなというところもあるかなというところもありますし、
逆にですね、やはり霧島、先場所の変な取りこぼしは何だったのかと思わせるぐらいの4連勝というところで、取り組みの内容を見ていてもしっかり落ち着いているなという感じがしますので、後半これちょっとどうなっていくのか本当に楽しみだなというふうに思います。
それから霧島、上位というか上の方で頑張っているところで言えば平戸海、若元春、この辺調子いいですよね。今日もしっかりそれぞれ勝って、それぞれ3勝1敗としていますが、前頭4枚目というところの位置で前半戦しっかり勝っているというのは、後半ね、中盤ぐらいから薬力して当たってもおかしくはないのかなというところでですね、
改めて三薬、乖離薬という意味では非常にこの場所、この流れをそのまま持っていってほしいなというふうに思います。
それから前半戦も終わって、やはり調子いいなというのはですね、チュラノ海、それから友風、この辺りもですね、調子がいいですね。特にチュラノ海なんかは怪我とかもありつつ、やっぱりチュラノ海の良さというのをすごく出せる人ですので、この場所かなりチュラノ海の良さが出ていますね。
まず休まないというところもそうですし、前三つの前回し取った時のそこの力強さというところを生かした相撲、本当にそれだけだとね、やっぱり幕打ちって通用しない部分もあるので、それを起点にしたいろいろな技であったりとか、本当にスピードというところは本当にチュラノ海の良さが存分に出ているこの場所だなというふうに思いました。
それから友風も久々に幕打ちに上がってきて結構良い調子を出しています。もともとは怪我で幕打ちから落ちてしまったという、そこから一気に返り咲くという素晴らしい経緯があったんですけれども、この何年かは幕打ちにはまたなかなか戻れなかったんですけれども、久々に戻ってきて良い突き押しの流れを見せてくれています。
さあ、ということで、本当に今日この4日目にしていいなという相撲、まずは金星ですよね。白王法が横綱大の里に対して突き落としということで、最終的には俵に乗っかって打ち合う形で逆転していったんですけれども、相撲の内容としてもかなり白王法が良くて、
まずやはり大の里の最初の諸手突きの圧力に屈しなかったという部分であるとか、その後の細かい攻防の中でも大の里もよく動くんですけれども、白王法もそれに負けじと動いていて、圧力をなかなかうまくかわしながらその体勢が崩れたところでも、瞬時に自分の体勢を持ち直すというところで、白王法はかなりそこを気を付けていたなというふうに思います。
逆に大の里はいくら攻めても攻めても流されるとか、白王法に食いついてこられるということで、かなり嫌だっただろうなというふうに思います。
特に最後のところも追い詰めたはずなのに逆転されるという、ちょっと良くない流れでしたよね。この辺は大の里の良くないというか、長期戦になればなるほど大の里の不利みたいなところはあるんですよね。短期決戦で相手を崩していかないといけない部分がまだあるので、そこをうまく食いつかれたという形になっています。
白王法は2場所連続で大の里に勝っているらしいですね。そういう意味でも相性というのがあるのかもしれませんが、いずれにせよ白王法これで2勝2敗と前頭2枚目の状況で良い相撲を取れていますよね。
このままいけばもしかしたら真三役ということもあるかもしれませんので、やっぱり令和の怪物と呼ばれただけあって、白王法もじりじり自力をつけているなという感じはしますね。非常に良い流れの相撲でした。
若高賀家の勝利
続きましては関脇、若高賀家対小結び高康で、若高賀家の寄り切って勝利ということで、この人本当にうまいですよね。本当に低く当たってというところもありますし、高康に諸差しをさせていきました。
ここで大分非常に自分の形にできたんですけれども、高康もただ一筋縄では行かないので、諸差しをそのまま決めて逆に引っこ抜けないようにしてグッと掴んでいって、いろんな崩し技を尽くしていくんですけれども、若高賀家の体幹もすごいので、ちょっとやそっとの揺り動かしでは屈しなかったですよね。
逆に低く低く中に入っていくというのをじわじわ攻めていってですね、高康逆に土俵際に追い込まれていって寄り切られたという形でした。本当に非常に良い若高賀家らしい相撲ということで、やっぱりかっこいい勝ち方してくれるなというふうに思いました。
終盤に向けて横綱戦、棒関戦組まれているので、ちょっと何とも言えないのですが、本当にとはいえこういう一番を出してくれるからやっぱり好きだなという感じですね。非常に良い相撲を見せてくれたと思います。
それから最後に本日最後のオススメの取り組みは、熱海富士対平泉ですね。寄り切って平泉の勝利ということで、いやーこれも良い相撲でしたよね。平泉の本当に休まない相撲。
昨日とかもスパッとスピード勝負で勝つというかっこいい一番も見せましたけど、今日はですね、また重い熱海富士に対して休まない相撲という感じですよね。
とにかく押し負けない。そして足がね、やっぱりかなり、もちろん熱海富士の方が大きくて重くて力も強いでしょうから、かなりどんどん攻めてくるんですけど、そこにどう勝つかというと自分の足の運び方なんですよね。
多分平泉がですね、しっかり足を密着させて熱海富士の有利にならないような形でどんどん状態を起こしていきましたね。この辺の本当に休まない相撲というところが上手く出ている一番だったなというふうに思います。
対する熱海富士は何かやっぱりあと一つ勝負弱いところがあるんですよね。本当に恵まれた体格で、この場所は結構稽古も十分という感じで気合い入ってはいるんですけど、そこがなかなか実際の自分の相撲に結びつかないというところがあって、だいぶ悔しい思いをしているんじゃないかなというふうに思いました。
ということで前半戦、優勝争いとかまだまだ分からないんですけれども、上位陣の戦いがやっぱり非常に面白いことになってきているので、そこは本当に見物かなというふうに思います。
あと重量の取り組みとかも紹介したいんですけれども、時間も私もだいぶないということで申し訳ないんですが、最後にこれだけ言っておきたいのはやはり裏ですね。裏の本当に非常に面白い相撲を連日見せてくれますし、
なんといってもね、あの千井川の長野先生の検証期間がすごいですね。裏に勝つことを願った検証が連日出ているらしいですけど、すごいですね。裏は千井川さえ呼び込んでしまうというですね。
素晴らしい、本当に素晴らしいしかないんですけれども、長野さんもセンスあるなという感じですね。長野さんなのかそこのキャラクターの関連会社のマーケティングなのか分からないですけど。
言いずれにせよ素晴らしいウサギのキャラクターの裏ラララというのとこの裏をかけているマーケティングどうやったら思いつくのかなという感じなんですけれども、その声援も受けて裏は非常に今場所調子いいなというふうに思います。
本当に裏らしい相撲、今日はちょっと負けてしまったんですけれども、本当に裏らしい相撲を見せてくれているなというふうに思いますので、本当に毎場所楽しみなんですけれども、今場所も非常に楽しみにしています。
ということで、なかなか毎日配信はできなくて申し訳ないのですが、ぜひね、中盤戦、それから終盤戦、選手楽という感じではお伝えできればなというふうに思っております。
ドイツからでもですね、相撲は見れますということで、またお伝えしていければと思います。
それではありがとうございました。