はじめに:すみっコぐらし映画第4弾への思い
こんばんは、すみのひとりごとです。 今日の声を残します。
今日は、大好きなすみっコぐらしの映画、第4弾 空の王国と二人の子について話したいと思います。
公開から約4ヶ月、2025年の10月31日、ハロウィンの日に公開になったんですけど、ようやく自分の中で言葉にできるところまで来ました。
今日の配信は少し長くなります。でも大人にこそ届いてほしい映画だと思っているので、話していきますね。
まず、ずっと思っていることなんですけど、すみっコぐらしのキャラクターってどうしてこんなに現代人に刺さるのかなっていう、自信がない、ちょっぴりネガティブ、みんなから取り残された気がする。
でも、完全なダメキャラじゃない。ちゃんと優しいし、ちゃんと頑張る。真ん中に立てない子たちがすみっこに集まるんですね。
それが結構、現代そのものかなと感じているんですが、SNSで比べちゃう日もありますよね。私だけ遅れてるって思う夜もあります。
だから、すみっこに行きたくなる。すみっこが落ち着くんですよね。この感覚を持っている人ほど、この映画は深く刺さるのかなと思います。
物語の始まりとテーマ:理想と現実、役割と存在
今回の物語は、雨が降り続くすみっこの街から始まります。
一方、空の王国では水不足なんですね。なので、下では雨が降り続き、上では乾いているという、世界のアンバランス。
そして、そこから王国の王子が落ちてくるんですね。この落ちてくるっていうのが非常に象徴的で、完璧なはずの王国から地上に落ちていく。
ここから物語は、理想と現実、そして役割と存在の話になっていきます。
今回のストーリーの革新っていうのは、間違いなくこの王子なんですけど、彼がなぜあそこまで一人で抱え込んだのか。
王子は、自分を個人ではなく、王子という役割として生きているんですね。
王子だから失敗できない。王子だから弱音を吐けない。王子だから解決しなければならない。
これが現代社会そのものかなと。親だから、上司だから、責任者だから、妻だから。
役割が先にあって、本当の自分っていうのが後回しになるんです。
王子は、それで助けてっていうのは言えないんですよね。
それって強いからではなくて、そう生きるしかなかったから。
私はここでちょっと自分を重ねていました。
王子の傍にはお月の子がいるんです。でも孤独なんです。
それは誰もいないからじゃなくて、本音を言えない環境が孤独を生んでいるということ。
弱さを見せたら王子じゃなくなる気がする。
これ完璧でいようってする人ほど落ちる構造かなと。
この王子の姿に、頑張りすぎていた頃の自分っていうのを少し重なる部分がありました。
感情の枯渇と社会への問いかけ
この空の王子の水不足、私はこれを感情の枯渇というふうに捉えています。
忙しさ、効率、生活主義、涙を流す時間も、弱音を吐く時間も削られる。
水は涙、水は共感、水は循環。
感情が循環しない社会は乾いていきますよね。
乾いた心が乾いた世界を作っていく。
王子の内面と王国の状態っていうのはとてもリンクしていて、
この映画、キャラクターも出てきてね、とっても可愛い絵なんですけど、非常に鋭い作品だなと思います。
二人のコ:支える側の孤独と関係性の変化
王子の傍にいるお好きの子。王子の執事みたいなキャラクターなんですけど、支える側の孤独なんですね。
傍にいる、でも強くは言えない。支えるって自分の感情を後回しにしがちです。
不安もあるし、怖さもある。でも相手を優先するっていう。
だからこの映画のタイトルは二人の子。主役は王国でもなく、水不足でもなく、この二人なんですね。
上下関係ではなく、戸垂れに立つ関係になっていくんです。支えるから支えられるではなくて、共に立つ関係。
この変化っていうのはね、とても素敵だったなと思っています。
すみっコの沈黙:解釈の余白と自己投影
隅っこは喋らないんです。この映画の中で。今まで全部で、
合計4作、映画が作られてきたんですけども、隅っこ暮らし達は喋りません。声優さんが当てられていないんですね。
これは見る人に解釈を委ねるためだと、私は思っています。
セリフが少ないから、私たちは自然と感情を読み取ろうとしますよね。
その余白があるから、映画を見ながら自分の経験を重ねていけるのかなと。だから刺さっていく映画になるんだなと。
実は公開直後っていうのは、私はちょっと感情の方が大きすぎて、うまく整理ができなかったです。
今4ヶ月ぐらい経ったんですけど、物語が自分の中に落ち着いたっていう感じがして、それだけ深い作品だったなぁと思っています。
シリーズの変遷と大人向けメッセージ
過去3作品ありまして、第1作目は自己需要がテーマになっていて、第2作目は変化っていうのがテーマになっていて、
3作品目は個性。今回の第4作品は役割から存在へっていう、これまでが自分そのものに向き合う物語だったのに対して、
今回は社会の中の自分、テーマが確実に変化していってるんですね。
なのでこの映画っていうのは子供向けに見えるんですけれど、実は大人に刺さる映画なんではないかなと、私はとても強く思っています。
この映画、どの作品にも必ずメッセージ性があって、あなたは今水が足りていますかという、私はこのメッセージじゃないかなというふうに受け取っています。
涙を流せていますか、弱音を吐けていますか、誰かに頼れていますか、頑張ることをやめるのではなく、一人で抱え込むのをやめる、それがこの映画のメッセージだなと私は受け取りました。
もし少し心が渇いているなら、この映画はきっと優しい雨を降らせてくれます。
おわりに
今日はここまで聞いてくれてありがとうございます。また恋を残します。