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こんにちは、すけです。
今日はですね、マーケティングに絡めた話になるんですけども
AI検索が普及すると、これからGoogleはどうなるのかというテーマでお話をしたいと思います。
で、これまさに今日の日経に載ってたんですけども
AppleがiPhoneの検索機能について、Google検索からAIの検索に切り替える可能性があると表明をしてですね
この情報を受けて、Googleの親会社であるアルファベットの株価が一時10%下落したという記事が載ってたんですね。
一見すると、そうなのかという感じかもしれないんですけど
これって多分、僕が所属している広告業界とかにとっては結構インパクトがある話なのかなと思ったので
ちょっと自分のメモがてらお話をしています。
それがどういったインパクトになってくるかって話なんですが
まず背景からお話をすると、ご存知の方も多いかと思いますが
Googleの主な収益源って検索広告じゃないですか。
普通にGoogleの検索窓に打って一番上の方に出てくる広告ですね。
それがどれくらいの規模かというと
Googleの売り上げの6割か7割をこの広告ビジネスが占めていると言われているんですね。
特にiPhoneからの検索トラフィックってすごく大きくて
実はAppleって、これ僕初めて知ったんですけど
Googleから年間1兆円以上の報酬をもらっていて
その代わりにSafariの検索エンジンをデフォルトでGoogleに設定していると言われているんですよ。
つまり何かというと
AppleにとってGoogleってものはお得意さまであるし
一方でGoogleにとっては
Appleにデフォルトで検索機能が入っているというのは生命線なわけなんですね。
冒頭のニュースに言った今回検索の入り口を
GoogleからAIに切り替えるかもというふうにAppleが言い出したと。
つまりユーザーが何かを調べようとしたときに
AppleでiPhoneでですね。
Googleの検索結果に飛ぶんじゃなくて
AIがその場で答えを返してくれるというような仕様になってくるんですね。
なのでGoogleにとっては
これまでのGoogleってのは検索、広告表示、クリック収益化というモデルで成長してきたんだけども
AIが最初から答えを返してくれるようになっちゃうと
そもそもGoogleの広告が表示されなくなってしまうということになっているわけですね。
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なのでこれをやばいんじゃないかと思った投資家が
カブカを売って10%安くなったという話らしいんですよ。
じゃあここから僕の意見も入ってくるんですけど
例えばAI検索が普及したときに
これ実際に皆さんの場面を想像してもらいたいんですけど
例えば次の連休でどこか旅行に行きたいなって相談したときに
AppleのiPhoneの中でですね
例えば〇〇音声は人気ですと、お得なプランもありますみたいな広告が
返ってくるようなイメージになるんですけど
なんか僕これを想像したときに
ちょっと冷めるなというか
あんまりいい気はしないなと思ったんですね。
っていうのは自分自身このAIとの会話って
自分だけかもしれないですけど
誰にも操作されてないとか
ここだけの思考整理っていうある種の信頼感があったんですけど
そこに対して広告が入ってくると
この答えって本当に中立なのかとか
誰かにお金をもらっていってるんじゃないかとか
自分はAIに操作されてるんじゃないかとか
そんな疑問がふと頭によぎるようになるんじゃないかと思うんですね。
なんで今日ばーっとGoogleのニュース解説と
実際どういう風になるのかってお話をしたんですけど
まとめると僕自身感じることとしては
技術が進むのはすごくいいことだし
便利になるのも嬉しいんですけど
その一方でどこまでが本当の答えで
どこからが仕掛けられた答えなのかってところを
見極める力、自分の頭で考える力ってのが
よく言われることですけどAIが出てきて
今後ますます大事になってくるんじゃないかなと思ったんですね。
なのでAIの進化がGoogleのビジネスモデルを壊すかもしれない
もちろんGoogleとしてもAndroidがあるので
それなりの対抗策ってものが打ってくるんでしょうけど
少なくともGoogle広告とか今まさに僕やってますけど
そういった業界に対しては少なからず
すごくインパクトがある内容なんじゃないかなと思ったので
そんな話をさせていただきました。
ということで今日はマーケティング会ということで
AI検索が普及することでこれからGoogleはどうなるのかというテーマで
お話をしました。
ということで今日も素敵な一日をお過ごしください。
スキューでした。