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#74 地域で異なる『合理性』を考える【後編】
2026-06-14 20:39

#74 地域で異なる『合理性』を考える【後編】

前回に引き続きプロデュース事業部のナイルさんをお迎えして『国や地域で異なる合理性』について!

合理性が求めらる営利活動の中で水星がつくる誇るべき非合理ホテルとは・・・?


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【参考】

⁠「論理的思考」の文化的基盤/渡邊雅子⁠

⁠ゆる言語学ラジオ『「論理的」は、地域によって違う #372』⁠


【Personality】

⁠⁠籔田晃平⁠⁠(HOTEL SHE, KYOTO)

⁠中島こと⁠(HOTEL SHE, KYOTO)

⁠木村七音流⁠(プロデュース事業部)


【Company】

株式会社水星 https://suisei-inc.com/

感想

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サマリー

今回のエピソードでは、地域によって異なる「合理性」について、特にホテル経営における非合理性の価値を探求します。東京のベンチャー企業で働く人々や、就職活動における論理的思考の必要性について考察。建築家のティム・インゴルドの「物の作り方」の二つのアプローチを例に、水星社のホテル作りがゴールから逆算するのではなく、プロセスを重視する「石槍」のようなアプローチに近いことを解説します。この非合理的なアプローチこそが、顧客に愛されるホテル作りに繋がると結論づけています。

東京の合理性と地方の感覚
ちょっとだけ補足というか、されていただくと、この話を、東京、最近言ってたんですけど、東京の友達にしてみたら、ちょっと怒られて。
あ、なるほど。
でも、何怒られたかというと、東京で働いてる人の6割は東京出身じゃないと。
確かに。
だから、この働き方を作ってるのは、多分、どちらかというと働いてる大人であったり、大学に行ってる人たちであったりっていう、
東京外から来た、ある種、アメリカ的なロジックの組み方を教育された人たちが東京に集まって、それを作っている。
東京に生まれた人たちは、別にそんな感覚でもないし、うちに京都っぽいって言ってることもいっぱい展開されているよっていう風な話をされて、確かにそうかと思って。
僕らが仕事人というか、基本主義の中に生きる一プレイヤーとして、東京に参加する時に、やっぱりそういう環境に巻き込まれるんやなっていう感覚があるんですけど、
東京っていう街全体のベースがそうかって言われたら、別にそうでもないのでは、みたいなことを言われました。
でも、あの、私、東京で働いてた一社目が、めっちゃベンチャーだってしんどくて辞めたんですけど、その時に、東京出身の受験を、私立の小学校、中学校とか、
私は普通に公立のに行ってたところを、私立で受験、私じゃなくてもいいんですけど、受験を早い段階からやってきてた人たち、これ強そうだなと思いました。
ベンチャーとかで、上に向かって頑張っていく、みたいなのが。だから、私、子供のと田舎、どちらかというと田舎っぽい感じで育ってきた。私はしんどいけど、ここ、東京で来たら違ったんかな、その時ちょっと思いましたけどね。
あともう一つ思ったのは、大学生で就活をするようになった時に、確かに急に、就活の面接用に論理的に喋ろう、喋れ、みたいなのがめっちゃ出てきて、そういう時に、友達とかも今までと違う喋り方をし始めて、それがすごく私は嫌いだったんです。
要は、高校こういうこと考えてて、っていうのも何でかっていうと、っていうのをやるじゃないですか。これには何個理由があるって思ってるんだけど、みたいなのを日常会話でもするやつらが出てきて、私はそれはすっごく抵抗があったんですけど、逆にそれらを身につけれた人たちが東京でうまく働けるのかな、なんて。
そうかも。そうかも。なんか東京のおさほかもしれん。
おさほ。そのナイルさんが東京で会った人たちにそれ聞いてみたいです。
ちょっと聞いてください。
聞いてください。
怒られそう。
また、そのじゃあ、またこうやってやり始めたいですね。
物の作り方:ゴール先行型とプロセス重視型
ちょっともう一つ、もう一つというか、関連しそうやなと思っている話、コンパクトにあるんですけど、大学の時に僕、建築なんですけど、物の作り方みたいなものを勉強してた時に、物の作り方は2種類あるって言ってる、ティム・インゴルドっていう大先生がいまして、その人が何を言ってるかというと、物は先にゴールを描いて、それの通りに作られていく。
プロセスの中で何かこうできていってしまうものみたいなものの2種類の作り方があるんやって言ってて、例えば何かわかりやすい例ないかな。
例えばこのペットボトルを作る時に、このプラスチックをこねこねっていってこうなるわけじゃないんですよ。
先にこのデザインの設計をして、デザインの型を作り、そこにペットボトルの液体の樹脂みたいなのが流し込まれて、それが固まったらできると。
それは頭の中に先にイメージが先行していて、そこに物質が従わされているというようなものの作り方だと。
それは人間のイメージしたものをクリアに作れるんだけど、それ以上のものでもないみたいなことを書いてある。
それの本に一番最初に出てきた、もう一つのプロセスの中で作ってくれとして出てきたのが、原始人が作ってた石槍みたいな。
あれって石をガンガンガンって硬い芯ぶつけながら断らしていくんですけど、どういうふうに割れるかとかってやってみないとわからない。
こっち割れたからこっちこうしてみようかなみたいな感じで、最終的に尖った形にいく。
これはゴールのイメージがないわけじゃないんだけど、尖ったものを作りたいなと思いつつも、
それに向かって物質と応答しながら作っていくみたいな物質なんだみたいな話があって、めっちゃいいやんって思って。
複製と言っても違いみたいなことですね。建築とアートの違いみたいな。
そうかもしれない。建築って大体先に図面を描くしかないんで、どうしても先にイメージを作っちゃうんですけど、
でもそれよりもその後済まれていったプロセスの中で人が石をガンガンするみたいに変えていくプロセスの方が面白いなみたいなことを思っていて、
そういう風に物を作りたいなーみたいな感覚がずっとあるんですけど、
水星社のホテル作りにおける非合理性の価値
ここで水性の推しポイントというかあれなんですけど、
水性の物の作り方ってすごい石物を作るみたいな作り方で作っていくことが多いような気がしてて、
例えばこのリッチ、京都でこのリッチ、壺いくら、これぐらいのホテルが立つな、投資してこれでいきましょうみたいな、
そういうロジカルに決まっていく部分ではあんまりホテル作りをやらないなと思っていて、
それこそ作った後のホテルをどんどん作り込んでいくっていうところも強みだと思うし、
最初に作る、僕らのいる部署は最初にどういう風なホテルを作るかって言ってたんですけど、
そのプロセスもその街をだらだら歩いてみていい感じやなとか、建物入ってみてここここできるんちゃうみたいな、
なんかそういう最初にゴールを描くっていうよりかは見えてない中を一緒にぐらぐら進んでいくみたいな、
散歩するみたいな感じのゆらゆらした進み方をしていく感じがしてて、
それがすごい面白いと思うし、京都っぽい会社やなって思っています。
確かに。
ホテル市京都と大阪が同じぐらいの時期に2つできたのに、
全然違うホテルになってるっていうのもありそう。
そうですよね。
ちなみになんですけど、僕の卒業設計をやったのが、
同じ家の模型を2個作って、そこで人生ゲームをやって2つとも。
15年分ぐらいやって、その2つの家が最終的にどれぐらい違うものになってるかっていう設計をやりました。
面白いですね。
それは家族構成とか?
そうです。ちょっと違う家族が住んで、ルーレット回しながら犬が増えるとか、
おじいちゃんが死ぬとかっていうのが設定されてて、
それでいろんな出来事が起こりながら、違うライフを歩んだ場合の家が最終的に。
息子がグレて壁を破壊とか?
ありました。
娘が彼氏を連れ込んでるみたいな。
そういう色んな出来事が起こる中で、建物も変わっていくみたいなやつだったんですけど。
結構今のそれに近いなと思うし、大阪市京都ってスタート地点はそんなに遠くなかったかもしれないですけど、
結構今キャラクターが全然違うなと思います。
だって極論、ホテルを作って運営する上での一番の合理性って、
もう同じ図面で、同じぐらいの取得した土地に同じような建物を建てて、
物の位置とか、業務のマニュアルとかも全部同じものにして、
誰がどこの施設行っても働ける状態にするのが一番合理的。
アッパーが一番合理的ですからね。
もちろん建物の構造とか、土地の縦横の面積とかによって違う部分が出てきたとしても、
不可能ではない、実務的には。
けど、あえてコンセプトも違えば、使ってる外壁も違えば、
そもそも部屋数も違うし、そこを色々変えて作ってるっていうのは、
その土地の風土を織り込みたいっていう、
翔子さんの理念のもとに成り立ってる考え方やと思いますし、
実際いざ出来上がって、そこにオペレーションに入った人たちが作っていった文化で、
仕事自体の中身も変わってる。
本当はここは合理的にした方がいいんやろうけど、
そこは逆に人間臭さゆえの非合理性が生まれてしまってる部分とか。
そこがやっぱ面白いところだと思います。
合理性と非合理性のバランス
綺麗なホテルより、そういう文化があったりとか、
非合理な癖があるホテルの方が、やっぱ泊まってみてよかったなって気がします。
確かに。
でも、うちの会社、彗星以外にももちろん言える話ですけど、
人間の営みは合理性と非合理性の連続だと思うので、
何を良しとするかっていうその場の判断と、
うちの場合だったら、お客さんからどう見えてるかとか、
どこにお客さんはお金を払いたいと思ってくれてるか、
彗星がそこにどう合理的に投資するのか、
どうあえて非合理的に投資するのかみたいな、
このバランスがブランドなんかなと思う。
確かに。
まとめちゃった。
でも確かに、彗星には彗星の文化的基盤があるので、
私たちのこうやって仕事をしようっていう論理が働くということですか?
例えば、今ホテルC京都の客室で収録してますけど、
ここに置いてあるレコードプレイヤー、あるお客さんにとっては、
これどけて物を置きたい。
そっちの方が部屋を有効活用できるっていう人もいれば、
荷物ちょっと置く場所困るけど、レコードプレイヤーがあることで
このホテルに泊まってよかったと思える。
ここに振り切れる。
で、うちは後者のお客さんをなるべく呼び込んで、
ファン作りをしていきたい。
これ非合理性が進んだ先の、
この会社の今の立ち位置、ホテルの空いたれ方の設計じゃないですか。
そこ、これもバランスですけどもちろん。
もちろんね、前者みたいな人も別に拒絶してるわけじゃないんで、
どう折り合いをつけていくかみたいなのをずっと考え続けるのが、
今現時点での我々の仕事なんじゃないかみたいな。
めちゃくちゃいいまとめ。
確かにそうでございます。
多様な価値観のインストールと市場命題
だからこれで思うのは、もちろん自分の生まれ育った土地の作文教育で、
考え方は根本的に違うかもしれないけど、
ホテルっていう現場はいろんな人と触れ合う場所ですと。
そういった時に、いろんな土地の考え方、いろんな人の思考とかを
自分にちょっとずつちょっとずつインストールしていって、
誰にもどんな人にも愛されるホテルを頑張って模索するみたいなのが、
我々の非合理性をはらんだ市場命題なんじゃないですかね。
そうじゃないですかね。
すみません。
この先言っていいですか。
何でも言ってください。
この本の中に書いておくんですけど、
アメリカ的な合理性から見た時に、
他の合理的な考え方っていうのは非合理に見えたりするんですけど、
例えばさっきのクラッカーあげるわみたいな話って非合理なんだけど、
めぐりめぐってまたコトさんがそのお店行くとなったら、
合理的だったと言えるような気もしていて、
いろんな非合理に見えている判断が、
実はロジックでは説明できない次元で、
上手いこと働いて帰ってくるみたいなことがある気がしていて、
そこの嗅覚というか、一見非合理に見えれば、
大きい目で見た時にすごい上手くいってる。
理性とは言わんかもしれんけど、
上手いこと言ってるみたいなことの嗅覚みたいなのがやっぱ大事だなと思うし、
上手だなって思います。
このC京都とかすごい似ててると思います。
運を味方につける接客業
だからあれですね。
運を味方につける初期投資ができるようになるのが一番いいってことですね。
なんか上手くいくような。
っていう運を呼び込める人柄みたいなのもあるよね。
それはありますよね。
明るく元気に挨拶してくれる人の方が絶対にもう一回会いたいって思うとか、
そういう部分だ気もするしね。
極論僕らは接客業。
今ナイルさんはプロデュース事業部ですけど、
僕と中島さんはホテル事業部ってフロントに実際に立つ。
エンドユーザーと接する。
実際にうちの会社にお金を支払ってくれる人と設置する。
今業務に当たってるってなった時に大事になってきますと。
ただ今このAI時代に、
今僕らはセルフチェックインというものが本来できるのにこの世の中では。
けど対面でのこの接客を大事にして、
カードキー使わずにキーホルダー付けたルームキーを渡して、
ホテルの魅力を伝えながら人柄を全面に発揮するっていう日頃ホテル。
誇るべき日頃ホテル。
もちろん今のクラッカーとかで言うと、
例えば僕らが働いてる時間を、お金、人件費を入ってるって意味では、
お客さんと談談するのって経済活動においては彗星の非合理。
だけどリピーターになってくれる可能性は拡大に上がるみたいな。
人に言ってくれるっていう。
っていうのがさっきのおっちゃんのクラッカー。
確かに。
僕らのクラッカー。
確かに。
かっこいい。
合図もありますけど。
確かに。
合図とクラッカーをいっぱい渡していきます。
合理的に働くっていうのと、
仕事の中に愛されるべき非合理性を混ぜていくっていうのを、
どうバランスというかを考えたときに、
本当に労力をかけるべき非合理を作るために、
例えばルーティンワークとかを効率化していくみたいな。
全部が非合理だと単にうまくいかないってことになっちゃう。
非合理を作るために合理的に働くっていうのが正解かもしれないですね。
僕らの場合は。
油を売る才能と川下りタイプ
すごい。
めっちゃいいこと聞いてる。
一緒に勉強に。
そうですね。
そうです。
そう思いました。
書いてあったらどうしよう。
さっき言われてた。
最後まで。
ちょっとまだ読めないんですけど。
ホテル作りの部分はめっちゃ大事かもしれないですね。
逆に海外とかのブティックホテルみたいなところの
会社の作り方、ホテルの作り方みたいな考え方を知りたいところではありますよね。
確かに。
非合理性でできた人間みたいな感じなんで僕は。
そんなことはないと思いますけど。
そんなことないと思いますけど。
入社してすぐにしょうこさんに言われたの。
ヤブタさんは油を売るのが得意って言われたの。
一生忘れんと思って。
胸に刻んで生きていこうと思って。
僕もヤブタさんの紹介で全職も現職も油売りって聞きました。
マジでそう?
これで生きてこれてるって。
油売れるのはすごい才能です。
僕は割と運がいい方やと思ってるんですけど。
それは油がクラッカーになってる。
私もしょうこさんに言われた言葉で忘れられないのがあって。
中嶋さんは山登りタイプじゃなくて川下りタイプなんだねって言われたんですよ。
そうやってさっきの物を作るのにタイプと似てるなと思うんですけど。
人生とか仕事においてもすごく強いガンっていうものがあって。
それに向かって高みに登っていく。
自分は川をうねうねしながら下っていくけど。
その先々でいろんなものを回収したりとか見つけたりとかしながら進んでいくみたいな。
それを私も言われて覚えてるのがあって。
それが今日の話にちょっと通じるなって思いました。
コーチングみたいな場を覚えられてるな。
いいね川下りタイプ。
ここでも順のそうな気がします。
川下りタイプな気がしますか。
大学院の進むかどうかを今日締め切りやから出したらって言われて出したり。
すごすぎる。
その場その場で気に入った感じです。
そう思うとさっきの話に接続すると川下りタイプの人間は東京って
私たちがちょっと仮に東京的思考としている感じにフィットしないとか居心地が悪く思うことがあるのかなと思いました。
まとめてください。
水星社の多様な人材と仕事の作り方
最後のやつ言っていいですか。
採用してますっていうのを安田さん言ってください。
それをこの話題からうまいこと繋げるのがあったのよ。
というわけで株式会社スイセイにはいろんな人が働いております。
山下り。
山下り。
頂上にいる人を山下りさせようとして。
山下りは山下りタイプはあんまりいないかなと思うんですけどいろんなタイプの人がいますし
スイセイの仕事の作り方っていうのも先々のビジョンとか思い描いている世界だったり社会だったりはすごくあると思います。
山上りの部分。
でも仕事の場面ではさっきナイルさんが言ってくれたみたいな立てるホテルの周りの雰囲気を入れて作るだったりとか
この人が入ったからこういうポジションができただったりこういう仕事が増えたとか
このホテルでこういうものを取り組み始めたっていうのがいっぱいあるとします。
なのでいつでもどんな人でも興味がおったらスイセイにカジュアル面談もしておりますので
お声掛けくださいませ。
番組からのお知らせ
というわけでですねスイセイ移住計画では質問や感想など随時募集しております。
それらすべて概要欄に記載のメールアドレスお便りフォームまでお送りください。
では本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
今夜もおやすみなさいませ。
おやすみなさい。
これカットするの全部使おう。
いい感じでカットしてください。
20:39

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