問題解決の難しさ
じゃあ、最後の6部に行きますか。
はい。
散々ここまで問題考えてきたのに、本当に解きたいかとかって言われると、
じゃあ、解きたくないかもしれないみたいなね。
大変そうだしな、みたいな気持ちになってくる。
6部では、6部だけちょっとあれですよね。話が繋がってないですよね。
6部、第5部も試験の話が若干別だったんで、なんというかここら辺で意気が上がってきたのかもしれない。
ちょうどいいピショットがない。
問題、6部に関しては本当に、さっきゲインさんが言ってたような、ちょっと目線が違うので、
この問題をどう価値のある問題として定義するかっていう話だったところが、そもそも価値ないのではっていう話になってくるんで。
自分はもう18章のやつがすごいいいなと思って。
工場があって、なんて名前だったっけ。
トムっていうプログラマーがいて、おもちゃ工場の配送のやり方みたいなところを見直して、もうちょっとコストを下げてくれっていう風に依頼が来るんですよね。
で、じゃあそれを頑張って解くぞって言って解いて、社長のところに行って、工場を閉鎖すればいいんですとか、おもちゃをここで作ってここからここに配送しましょうみたいな話をしたんだけど、
その回答だとダメなんだよってすごい言われて、なんでってこんな自明なことなのにと思ったら、社長がその工場に近く住んでいるから引っ越さないからダメなんだよとかっていう話が出てきたりとか、
結局その問題、本当に解くべき問題ってのは別にコストを最小にすることではなくて、社長とか会長をハッピーにさせることが問題だったっていうところで、
一時に解いた問題は本当に解きたい問題かって言われたら、実はそうではなかったっていう話なんですよね。
合理的に考えたら稼働させなくていい工場が2つあって、それの側にはお偉いさんが住んでるから潰せなかったっていう。
なんかありそうだよね、本当に。
これただ問題、最初に与えられた問題が配送コストとかの見直しとか合理化っていう話で、それに真正面から答えるとその回答は使えませんだったので、
そういう意味で言うと得べき価値のない問題ではあるんですけど、本当に問題というか、回答が必要な問題が本当になかったのかって言われると、
制約条件とその影響
そういう感じでもないんじゃないですもんね。
本当の問題として、お偉いさんがあった2人、社長と会長なんですけど、機嫌を取るというか、その人たちに差し支えがないようにするべきだっていうのが分かったっていうのが、
明確になったっていう意味では何かしら前に進んでるというか、問題がある意味解けてるような感じはありますよね。
本当に解くべき問題みたいなことの問題の定義で、実は前提条件はこういうのがあってとか、制約条件はこうで、みたいなことが一個明るみになったという意味では進んでる気がするし、
スピードがないんですけど。
本当にそういうことやったけど、もうちょっと他にいいアイディアあったらそれやるんだったけど、ないんだったらしょうがないかぐらいだったら、別にあんまりやったとて、このTOMはきっと評価も上がるわけではないし、辛いなっていう気持ちに。
逆に言うと、そうじゃない方法で会社が儲かって、引っ越ししてもいいかなって思ってもらえる問題の解き方があったら、そうなったら逆に良かったってことなんですかね。
得価値のない問題っていうと、ボトルネックじゃないところを解決してもしょうがないとかっていう話は多分これに当てはまる。
今回というとボトルネックは社長と会長が変なところに住んでて引っ越したがらないっていうのが問題ではあったんで、問題というか障害化ではあったんで。
当人たちは知ってたんですよね、たぶんこのコストを最小にするにはこの工場閉鎖すればいいんだよっていうのはきっと。
知ってたはずですね。
だから欲しい答えはそれじゃないっていうことでもあったりするから。
この教訓がちょっと見たところと違って人々はくれといったものを出してやるまでは何が欲しかったか知られぬものであるんで、もしかしたらこの結末はなんとなく知ってたけど、実際に本当に分かった上で明らかになったことによって分かって、
あ、そうか、私はこういうことが制約条件としちゃったんだって気づけたっていう感じなのかな。
146ページの下の方に辞聴してて、もともとそういうやり方が良い、それでうまくいくっていうのは知ってたけど、そのお偉いさん方二人を説得することができなかったから、
自分たちが言っても無駄だから計算機使って答え出したら、それを持ち込んでいって説得することができるんじゃないかっていう気持ちが最初はあったから依頼を出したんだけど、
まあでも今改めて結果を聞いて、じゃあいよいよ現実的に説得にいくかって考えたら、いやなんかでもやっぱり全然うまくいく気がしねえやっていうことが分かったので、
なんか勝手に自己解決したというか、解決しないっていうことに落ち着いたっていうようなことが書いてありますね。
だからそれはなんか夢のコンピューターが出したスーパーパーフェクトアンサーやっていうところに胸躍らせてたんですけど、実際に計算結果がこれですって言われてみるとなんかすごい、
誤差と解決策の探求
あんまり魅力、そんなに心躍るほどの魅力かっていうのに感じられなくなっちゃったんじゃないかな。それがなんか実際に物を出してみるまでは何が欲しかったか知らぬものであるっていう話なんじゃないかな。
そうね、頭の中であるときはいつでも最高のプロダクトなんだけど、目の前に出すとなんかこんなものがあるな、あるなってなるし、だからこそ実際に物をやっぱ自分が欲しかったのはこれじゃなかったなって自覚することってすげえ大事なんだよなっていう。
買ってみたらイマイチだったとかね、届いてみたらイマイチだったとかね。
めっちゃある、家に届くまでのワクワク感が一番最高で、家に着いた後はもうあんまりいってない。
なんであんなに一生懸命選んで比較してたんだっけみたいな。あの時間何だったんだって。
めっちゃわかるな、心当たりしかないな。
それを思って我々はそれを本当に解きたいかって言われてもやっぱり解いてみるまではわかんない気がするんだよな。
解いて、それ解こうと思ってみる前にそれがわかるようであれば、そもそもそういう問題として捉えないになるのか。
もうちょっと別のアプローチでとかっていう方法はあるかもしれないですね。
他のものと比べて本当にそっちの優先度高いんだっけとか、この食費を切り詰めてまでその新しいガセットを買うべきなんだっけとか。
いうことを一回通ってみれば、そういう無駄なことって言いたくないな。
やらなくてもよかったなって思うことが本当にやらなくて済むかもしれないっていう。
逆というかあれもあるな、地方に行くときに成田まで行って安い飛行機を取ればこのぐらいになるか。
そのためには朝7時に起きればまあいけるかみたいなことを考えて。
でもそれよりも羽田から発着してるLCCの早割とかないかなとか色々調べてるんですけど。
なんかここを3時間4時間調べてるなら別に予選払いは良くないみたいな気持ちになったりとか。
ホテル探しとかで。よくありますね。
たしかにね。
そんなに今困ってたっけみたいな。飲み会一回下手したら今だったらコンビニで普通に今のぶっからだったら1000円以上飯買ってたりするしなみたいな。
本一冊買わなきゃ済むことだよみたいなことがね。
そうですね。
オラエリーの本それ買うのやめってサブスクに入ってんだから紙の本買うのやめなよって言われたら確かになみたいな。
いやでも紙で読みたいんだよなみたいなパラパラ読むのが楽でいいんだよ。
ありますからね。
いやー難しいですね。問題を解くのに夢中になりすぎちゃうとやっぱり良くないんですよね。
そうですね。本当にそれ解きたかったんだっけって大きい目的はもっと別にあって問題を解くっていう多数のサイトを比較して一番安く買えるのはここだってやるのが楽しくなっちゃって本当にこれ解きたかったんだっけっていうのは確かに往々にしてありますね。
だから違うことになんか言いやすく買うんだお得だったぜ得したぜって言いたいみたいなゲームになっちゃうとそれはそれでちっちゃい勝利を手に入れて良かったにはなるかもしれないですけど。
いやー完全に直近のブラックフライでなんか値下げ率やばいな買うかみたいな気持ちになっていやでも本当にこれいるんだっけみたいな。
買ってどうすんだみたいなすごいあったんで気づいたらね気づいたら吸い込まれてますからね。
まあでも次行きますか。
行きますか。
なんかこの部で他にありましたか何あったっけな。
で19章がまさに計算の誤差があって。
誤差があってこれは困るんですっていう話をしてこの計算ってどれぐらい一年にどれぐらいあるのとかいう話を聞いてその誤差の分だけじゃあ自分が払うんでプログラミングも終わりにしましょうっていうような話をするっていうのがあって。
だからその小数点の大難易までがちゃんと揃うっていう問題って本当に解きたい問題なんだっけとか。
なんかそれをやるぐらいだったら今その1円10円ぐらいを自分が払って解消した方がまあいいんじゃないっていうような話をしている話が出てくるっていう感じですね。
そうですね。
それを見て完全に昔バイトで最後レジ閉めるときに金額合わねえつって1円合わないってなってじゃあお財布買わないからこれで帰ろうって言って1円を一生懸命探すのやめるっていうのをやった記憶を思い出されました。
それだよ割とあれですね。
本当に単位まで見てるなという感じ。
そうそう。これが5千円とか1万円だったら割とやばいってなるんですけどね。1円ってなるとお釣り多く間違って渡しちゃったことがあるかもね。じゃあ終わりにしましょうこれでってなるやつ。
これそうだから完璧に1銭と違いのやつを小数点以下の計算でラウンドの処理とかでいろいろなっちゃってみたいなところを本気で回収しようとするとそっちの方がバカみたいな金額になるぞって。
うん。
本当にやるんですか的な会話をしてて。
でもあれなんですよね。この怒っている人は私はこれ説明しないといけないんだって話があるから、コンピューターが誤差なく出してましたってある種偽りの報告をすることになるんだよなって思って、それはそれで怒られそうだけどなあとでっていうのはありますよね。
じゃあいいでしょうね。
その問題は解消されてないのではっていうことも思いますよね。
だから主人公サイドの人がちょっと激怒しちゃってますからね。外見上は冷静さを保ったって書いてあるけど。
問題と誤差の認識
まあこの80年代当時だったらそれで許されたのかもしれないみたいな。
多分今1円ずれますとかみたいな話があった時に、ネットで叩かれるみたいな話は全然ありそうだなって今思ったりとかして。
叩いてる奴はバカだなって言って、そんな1円ぐらいいいじゃないかって周りが冷えかの目で見て、そういう嫌なネット空間をすごい想像しましたね。
教訓として後から調べてみれば本当に問題を解いて欲しかった人はそんなにいないものだって泣いてるけど、
計算プログラムを作ってそれが1セントの誤差が生まれるから使えないってなると、昔のやり方でやるのかなまた。
ここではすごい怒ってたけど、1セント至るまで説明しなきゃいけないんだって言ってたけど、本当に解いて欲しい人、
大事なんですって言われるかもしれないけど、時間が経ってあれってそんなに大事な問題だったんだっけってみんな思うってことなのかなと思ってましたね。
ずっとねちにそれが言われ続けるかって言われたら、それを本当に1セント単位まで揃ってないとダメなんだっていう人っていないんだよっていうことかなと。
ていうことか、なるほど。これ全然関係ないですけど、なんでこれイラスト見開きにページで書いてあるの?謎?
なんかカレンダーがあってケーキを持っている人がいて。
その前ですその前。150ページの。
採出状況とかその部屋の写真が持ってるやつですね。もしかしたらこれ儲かってるから別にいいっていうことなのかな。
いやでも採出状況だ。出て行けば儲かる。
採入がわからんから、儲かってるかどうかわからないですけど。
謎ですね。
そうですね。貴重な時間を3ヶ月下した後、彼は計算機のことは忘れてしまうのが最善だと判断していたって書いてるから、
その1セントでお諮問動したりとか、そもそもその前に計算プログラムを労力かけて解いてみたものの別になくても困らなかったっていうオチになってますね。
うん。
解きたいものの再評価
後味悪い話があるなー。チラフラあるよなー。
引っかかるなーみたいな。
ちょっとポワンの章か。
そうですね。もう、絵が面白いなってことしかもう頭に入ってこない。
あーそうか。これが最終章ですね。
これがそうです。これが最終章です。
ここで出てくるトークンというか問いが、私はそれを本当に解きたいか。
そうですね。これは暗号を解こうということで始まって、なかなか難解だった暗号を解いてみたら、
これ言ってることがよくわからないんですけど、なんか経費勘定だったんですよね。何をいくつ買いましたっていう。
23本のスコッチ、51本のワインみたいな解読結果が出てきて、やったー解けたぞー。これだったら意味が通じるぜーと思って、ちょっと夢中になっちゃって。
2日後、彼は57個の暗号分解読し終わっていたが、それは一つ残らず経費勘定だったのであるっていうね。
私はそれを本当に解きたいかっていう問いがここで出てくるんですけど。
これはね、難しいですね。
難しいですね。
解かないとわからないですもんね。
解かないとわからないし、時と場合によってはどうせ大したことないんだろうって言って、やって実際大したことないっていう。
大したことやるべきじゃなかったなって思いながらやるっていうものもあるし。
今、完全に頭の中にスマホのゲームの高校で出てきたゲームとかをやってもどうせくだらないんだろうなって思いながらやりながら、
やったーって言って、これ何やってたんだっけみたいになることを思いながら見てましたね。
あとあれじゃないですか、最近で言うとコーディングAIに書かせたやつをちょっと違うっていうのを自分で直接いじった方が早いけど、
いかにいいプロンプトで指示を出して直させるかみたいなところに夢中になっちゃって、あれ?みたいな。
あるー。
これはね、あるんですよ。良くないんですよ。
そうなんだよ。仕事が早く終わることが大事だったのでは?って。
そのためにエージェンティックコーディングしてたんじゃなかったっけ?みたいな。
この変数名が気に食わないんで、こういうふうに直してくださいっていう日本語を打つよりかは、IDの機能を使って一括リネームみたいなことをすれば、
1回の右クリックと変数名の10文字のタイピングで済むのを日本語で30文字40文字真近似の時間で30秒ぐらいかかって、結果確認指定になるんで。
そしてお金は使われ、コストはかかり。
それをやってる自分の隣でお前はそれを本当に解きたいかって言われたらもう泣いちゃいますよね。
本当は解きたくないんですってなる。
そうですね。いやー。でもAIがやってる間に別のことができますからって言いながら。
できないでしょって。
ずっとクロスコードがシンキングって書いてるやつを見つけながら。
それは別のことができるぐらい大きいタスクを振ってときゃそうだよみたいな。
そうそう。
第あれですね、この章はいろんな話が載ってますね。
そう、なんか突然ね、鼻からソーセージをぶら下げてたりとか。
本文でもちゃんとそのくだりがあってこのイラストですから。
そうですね。そうなんですけど。
パッて開いたらなんかすごいイラストだなみたいなことになってたりしますからね。
後ろにあと魚水を見ずって書いてある話があったりとかして、
なんかここだけちょっと一つの中に3つぐらい話があるって感じになってますね。
そうですね。なんか1個の章にするには辛かったのかな。
でも短い章絶対あったよな他にも。
教科見ないとこで聞くと問題解決に関する古い言葉にこういうのがあるって158ページにあって、
ちゃんとやる暇はないもの、もう一度やる暇はいくらでもあるものとか。
もう一度やるチャンスいつもあると限らないからいうような話があって、言い換えればこうですよって記憶があって。
本当に欲しいか考える暇はないもの、後悔する暇はいくらでもあるものってあって。
本当に欲しいか考えないまま買ってその後届いて、なんで俺これ買ったんだろうとか思うことあるなって。
まさにさっきの話じゃんみたいなことを思いますね。
いやーなんか耳が痛いなぁ。
なんかこういう、やばいちょっとなんかもういきなり全体振り返りしそうな気持ちになってきたけど。
こういうところ読んでると、本質的複雑さと偶有的複雑さみたいなことちょっと思ったりしますね。
なんか問題が結局次の問題を添加してって、解くべきその問題のサイズがどんどんどんどん膨れ上がってって、
本当に解きたいものはいつまでも解けず薬シェービングしてるみたいな。
なんかそういう感じをなんか読んでるとウケるなって思ったりもしましたね。
そうですね。その問題が添加するみたいなところで、なんか副作用みたいな話があるんです。
病気が治るとか寿命が延びるみたいな話をしていくと地球上の人口が増えていくよねっていうような話で、
当然人口が増えすぎちゃうといろんな資源が足りなくなってきたりとかって問題が起きてきますけど、
システム思考の重要性
明らかにわかってるじゃないですか、死亡率が落ちていったら人口が増えるとか寿命が延びたら人口が増えるとか、
なのにその人口が増えてそこから発生する小問題に対してすごいショックを受けたりするみたいな話が書いてあって。
ここら辺はワインバーガーの一般システム思考とか書いてるんで、よりダイナミックにというか、
時間軸に応じて変化が遅れてやってきて、それが周辺とか周り関係する要素に対して影響を与えていく的な話とも多分繋がるんだろうなーっていう気がしたりとか。
そうですねそうですね。
なんかそれで考えたのはワインバーガーの一般システム思考を読んだ時に、あらゆる問題が階層的であるみたいな、一番下がCPUとかハードウェアで、その次にソフトウェアとかOSっていうのがあって、
で、そのさらに周辺に要件とか要領があって、プロダクトがあって、社会があって、宇宙があって、自然法則があってみたいな、ジョイソーっていうのがどんどんあるわけですよね、入れ子になってて。
で、なんか芸術家さんが言ってた、いつまでも本質的じゃない問題をぐるぐるぐるぐると解いてるだけみたいな、理由的な困難のことばっかやってるなーっていう話と繋がるなーっていう気がしてて。
なんか結局目の前の問題しか解いてないじゃないですか、ソフトウェアの高度の技術的不細を介すとかしか我々やってないのに対して、別に大宇宙から見たらそんなのちっちゃいことなんで、何の本質でもない、詳細でしかないので、みたいな話となんかすごい今聞きながら繋がってしまって。
ワインバーグの本読んでるっていうのもあって、宇宙の前では我々のあらゆる営みは本質的な困難ではないなーみたいな気持ちになってきました。
たしかになー。
魚水を見ずじゃないですか。
今の話を聞いて、やっぱその問題みたいなものをシステムとして捉えるみたいなのがやっぱり、そういうものを書いた人がさらにこういう本を書いてるっていうのがまたなんか面白いなっていうのをちょっと思いましたね。
そうですよね。一般システムスコアより全然後ですもんね。
ある種問題解決とかその問題の本って、ちょっともちろん経路は違うんだけど、イシューから始めようとか、問題ってものを扱ってる本っていろいろあると思うけど、
あんまそういうシステムっぽい感じに考えるって、なってなくはないんだろうけども、あんまりそこが打ち出されてるっていう感じがしなかったなと思って、
今読み返したらそうじゃないのかもしれないけど、あんまりそういうふうには考えたことなかったなと思って、
ワインバーグっていう文脈があり、このライトついてますかとかを読むと、結局やっぱりシステムなので問題が解決されると添加していき、それがまた別の問題引き起こし、
それは同じレイヤーではなくて入れ込んだっているところで、変化していくよっていうふうに考えると、複雑系って感じがするなとか。
あとそう、ワインバーグがオリジナルじゃなくて、他の人もいろいろ言ってたりするんですけど、システムっていうところを考えるときに観察者自体もそのシステムの一部なんだみたいな観点があるんですよね。
問題解決の哲学
本当に形がないものではあるので、目に見えないものを無理やりモデル化しているのがある種システム思考的な考え方だと思うので、それって誰がどの立場からオブザーブするかによって見え方変わるじゃんっていう話があって、
そこら辺を考えるとやっぱり誰にとっての問題なのかって、この本の話とかはすごい繋がるよなって話しながら、めっちゃ繋がってんじゃんっていう気持ちになってきましたね。
いい本ですね。
いい本です。やっぱりワインバーグ何冊も読み通した後に読んでみると、ちょっと見方変わるんだな、やっぱり。
いやー、おもろいな、おもろいな。当時読んでた時と、当時読んでた時はこんな風に読んでなかったからな。
第6部締める前に全体のまとめっぽくなってしまった。
そう。けどまあ、いいんじゃないですかね。
本の話少しだけ戻っておくと、最後に出てくるトークンがまず何時自らに対して真実なれって書いてますね。
どういうことなんだっけ。道徳の話をしてはいるんだが、自らに対して真実なれとは何なんでしょう。
真実って言葉ここ1回でしか使ってない?2回使ってるか。
早い原作が。
いや、このページしか見てないけど。
真実なれ、真実なれ、これ引用で使ってるからか。
引用ですね。引用であるとはいえ真実っていうのがつまりどういうことかを解説してなさすぎる気がする。
お手書きを見ると問題解決者が問題を使っていると問題解決に目を奪われるあまり自らの回答が道徳的に読みにできるかどうかを考えるのを忘れるっていう風に書いてあるので
誤った問題解決方法を取らないように自分に対しては真実っていう訳が何がこういう風に訳されているかわからないですけど
正実とか間違ったことにならないようにしましょうっていうことなのかな。
なるほど。問題解決っていうところにのめり込んでいくと問題解決するっていうある種の手段ですよね。
より良くするみたいなところの手段に対してそれ自体が目的化する問題解決するんだっていうところがゴールになっちゃいすぎるけど
そもそも社会的生物というか人間として自分が正しい世にありたいっていうところ。
なんかこの話をよくシステムとかサイバーネティクスの話で聞く気がするんだけど何か覚えてない。
問題が先人間が後じゃなくて自分が正しい、要するに自分が本当に望んでいるものを持っているものっていうのに対して
合致しない問題解決っていうことをやるんじゃないよみたいな話か。
そうですね。
その問題解決はお前は本当のお前を許すのかみたいな意味で真実って言ってるかな。
そうですね。問題解決は決して道徳的に中立の活動ではないってなってるので、一歩間違うと危ない方向に行ってしまうよっていうのは確かに。
いやーそうですよね。家族と犬合成してキュメラ作ったりとかね、よくないですもんね。
歴史的に見れば戦争をするっていうのがあるし、問題を解決するためにいい方法だっていう方に舵を取ってしまったことだってあるだろうし。
問題解決ではとても魅力的に映るけど気をつけましょうと。
いやすごいな、最後にこんなお手書きを取ってつけてるようにこんな重いことを言ってくるんだな。
釘を刺しに来てるな。
でもそうですよね、ちょっとハック的な話もこの本の中に入ってましたもんね。
確かに。
あえて何もしないものを選ぶ方がいいよねー的なニュアンスのこととか。
そうだよな。
本当に自分が解きたい問題なのかっていうようなことは言ってたりはしたけど、それにしても問題をよりよく解くっていうことに重きを置きすぎて、
僕たちの問題があることにフォーカスすることによって、それとは抜きに自分が本当はやりたかったんだよなみたいなことが置き去りにされちゃうかもしれないので、この本の中身を丸々受け止めると。
ワインバーグの影響
なんかそれに対してバランスとってるっていうような感じもするかな。
いやー最後にめっちゃいいですねこれ。
これで一通り読み終わりましたかね。
そうですね。
いやーまあ4分割じゃないかもしれない今回は。
ちょっとまあどうでした?まとめっぽい話はしましたけど。
いやーやっぱり読み返しともオールタイムベストだなってやっぱり思っちゃう本なので。
なるほど。
なんか定期的にまた読みたいなって思うし、なんかやっぱこれをその人に勧めたりとかして、買ってくれてまだ読むっていうところまで行ってない人とかもいたりするんだけど、
実際読んでどうだったとか、一緒に働いてる人の振る舞いがどういう風に変わっていくかみたいなのをちょっと見てみたいなっていう気持ちになりましたね。
どういう人が読むべきですか?
そうですね。
なんかでも割と早いうちに読んでね。
ジェルみんな読めたらいいんじゃない?
読みづらいのか。我々はもう、まあそもそも別に読書苦手じゃないし、ワインバーグに散々慣らされてきてるじゃないですか。
そうですね。ページ数も薄いしイラストも多いしとかってなると、もうこれぐらいだったら読めるよって思うけど。
読みづらさあるんですかね。
いや多分その訳語が現代っぽくないみたいなところはちょっとあると思うんですよね、やっぱり。
結構ね、ところどころで、なんか今多分こう言わないよねみたいな感じののは、多分ね我々はもうなんかちょっと狂っちゃってるんで。
同じ年代の方をいっぱい読んでるから。
いやだって1982年のって最近じゃないですか。
いやいや最近じゃないですよ。
いやまだ50年も経ってない。
タイム、生きてるタイムスパー、見てるタイムスパーかっていうね。違うなって感じですけど。
そっかそもそも計算機って言わないか、今。
まあそうね、コンピューターって言いますね。
やっぱりその、何ですかね、ある種何が言いたいんだろうなっていう感じになってることもあると思うんですよね、ピンとこないみたいなところとかで言うと。
翻訳の古さ的な話ですか?
古さもそうかもしれないし、そのワインバーグ自身が、我々はもういっぱい読んできたし、過去に読んだタイミングとか読んだからっていうのはあると思うんですけど。
なんかさっきの冒頭の方で言うと、ユーモアのセンスがない人には問題を解くなみたいなところとかも、
なんかこれどういうことなんだろうなっていうのを、どういうことなんだろうなっていうのを楽しむっていうのが一個だと思うんですけど。
そういうところでは、なんかちょっとよくわかんなかったなとかって言って、この本自体がよくわかんないっていう風になっちゃったりとか。
ところどころで引っかかるみたいな感じのことは、前一緒に読書会した人とかに言われたことは実際ありますね。
なんか確かにエピソードベースですもんね。かといってビジネスフィクションほど、
ビジネスフィクションっていうか、小説ってほど物語物語ではないので、なんか不思議なバランスの本ではありますよね。
ポイントを読み取るコツみたいなのを掴むのに多少難儀するのかな、もしかして。
とはいえ、いつものワインバーグよりだいぶマシだがっていう気持ちになっちゃうんですか。
そうなんですよ。それは多分、我々が悪いと思います。
たぶん、ザ・ゴールとか、あれぐらいわかりやすい、ちょっと長いっていうのはありますけど、ザ・ゴールとか。
問題解決のトレーニング
ザ・ゴール小説ですか。僕でもあっちよりわかりやすい気がするんだよな。
そうか。なので、ところどころもしかしたらちょっと、結局これってどうだったんだろうなみたいなこととか、
あんまり言い切ってる部分もあると思うけど、言い切ってない部分もあったりとか、結局結論何なの?みたいな感じになっちゃう部分もしかしたら、
人によってはあるかもしれないなっていうのは。
そうっすね。結論何なのにはなるかもな。
今、現代の本って、つまりこうですみたいな、まとめのページを読めばとりあえずわかるみたいな本になれてると、もしかしたらちょっと難儀するかもなっていうのはありますね。
最初に結論は書いてないですもんね、基本的に。
考えさせる…難しいな、そうですね。これを覚えてくださいってほどでもないんだよな、押し出す方が。
まあ、わざわざ太地で目立つようにしてトークンみたいなことは書いてるから、そういう意味では何が言いたいかっていうメッセージは拾いやすいと思うんですけど。
でも多分それは普段から問題ってものは何なんだろうなとか、問題解決ってことについて考えてる人からすると、そうかとか、関連してこういうふうに考えるのかとかっていうところに刺さりそうだけど、
ぼーっと生きてたらもしかしたらあんまり、これを読んでいきなり変わってくださいは結構大変かもしれないなっていうのは思います。
そうか、単純に…でかい、抽象度が高いのか。教えというかこれが大事です、トークンですみたいなふうに書かれてる文言が、
例えばこの問題はどこから来たのかとか、めっちゃボールドで書いてあるんですけど、最近のビジネスショー的な要約とかだとそこの3条だけ読めば、
なるほどこういうことが言いたいのねっていうふうに割とすんなり受け取りやすいのに対して、やっぱりこの問題はどこから来たのかっていうのを、
そろそろ丸々読んでみると確かにこれが大事だよねっていうふうにわかるんですけど、なんか01でこの一文だけ受け取って、確かになそういうだよなってなるっていうよりか、
これはどういうことなんだいっていうフックになってる感じはあるんで、だから結局要点はどこなんだろうっていうのを自分の中でつなぎ合わせながら読む感じは必要かもしれないですね。
そういう書き方されると多分この本あんまり魅力が反転しそうなんだよな。
そうなんですよね。ある意味では問題を解くために頭を使いなさいということでもあると今あると思うんですよね。
要はその真正面からだけ見て頭を使ってどういうとこから見たらいいかとか。
ちょっと疑ってみる、ひねってみる、見てみる、焼いてみるみたいな。
っていう本ではあるので、頭を使うトレーニングをしてないともしかしたらちょっと大変かもしれない。
そうですね、この類の。
ただしやっぱり解く問題が具体から抽象にどんどん行くっていうのはたぶん仕事をしていく中でとかその人生を生きていく中で必要になってくると思うんですよね。
問題解決の重要性
応用問題みたいなの解かないといけないとか、ケースバイケースで考えちゃいけないみたいなものっていうのはたぶんたくさん出会うと思うんで。
そういうものに出会って苦労してるとかいう人には読んでどんどん問題について考えられるようになっていくと人生生きやすくなるかもしれないし、いいんじゃないかなっていう気がしますね。
まあでもワインバーグ最初の1冊目には向いてるんだろうな。
いや向いてると思いますよだいぶ。これでもだいぶ読みやすいようだと思うんで。
読みやすい読みやすい。読みやすいし、一生懸命一発で今それ完全に理解するぞってやると結構カロリーは高めの本だなと思うんで、
そこまで無理しないで気楽にまずは読んでみるのが一番いいかなっていう気はしますね。
もう第1部だけでいいからまず読んでみてって、その1部だけ読んで一旦終わっても全然いいと思う。
第4部じゃなくていいんですか。
第4部は誰の問題がライトついてますかか。
まあタイトルを知りたかったらこれかもしれないけど。
まあ自分はやっぱ第1部にやっぱりエッセンス詰まってるなって結構思ってるんで、第1部かな。
第1部が一番印象強いのはやっぱり2回目読んでもなお。
問題は何なのか、誰が抱えているのかっていうことだけを、それを考えれば自ずとまた別の視点が生えてくるから、後は勝手に身につくんじゃないくらいに思ってます。
そうですね。問題とは望まれた事柄と認識された事柄の間の相違であると、誰の問題を抱えているのは誰か。
2つだけ抑えれば、大体この本に書いてあることはそこがコアで、後は派生みたいな感じな気もしないでもない。
うんうん。ぜひ若い人のみならず全人類みんな読んでほしい。
エピソードの締め
いやー面白かったなあ。そんなとこですかね。
そうですね。そんなとこですかねって言ってもう3時間ぐらい喋ってるんです。
さすがにそんなとこでしょうということで。
そうですね。
じゃあ締めますか。
はい。
はい、じゃあ定型文を読み上げます。
今週も放送をお聞きいただきありがとうございます。ではまた次回。さよなら。
さよなら。