1. 戦略的幸福論〜ぶっちゃけどう生きたい?〜
  2. #45 会社が500億円を持ち逃げ..
2025-02-17 16:43

#45 会社が500億円を持ち逃げされて価値観がひっくり返ったときの話

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▼今回のトーク内容

大企業から転職して飛び込んだベンチャー企業が580億円盗難事件の被害者となった経験と、そこから学んだ新しい世界の見方について話しています。悟りを開くまでの第一歩目に関するエピソードです。


▼番組概要

お金、キャリア、家庭をテーマに、小手先のライフハックではない『人生を豊かにする"本質的"な問い』を哲学するPodcastです。

住商・リクルートから主夫に転身したリチャと、500億円盗難事件から出家修行を経て悟りを開いたかがやきが、リアルな体験談や厳選書籍から得たノウハウを発信します。毎週月曜日配信。


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▼番組ハッシュタグ:#戦略的幸福論


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▼パーソナリティ

岡田毅志リチャード(リチャ/プロコーチ) https://x.com/tiedfamily244
日本育ちのイギリス系ハーフ。住友商事、リクルートを経て妻の海外駐在に同行するため退職し、バリバリのサラリーマンから一転、主夫として渡英。2児の父。筋トレ、読書、ストレッチが日課。国際コーチング連盟認定コーチ


河畠ライアン輝(かがやき/個人投資家/プロコーチ)⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/kagayakimann
アメリカシカゴ育ちの日本人。所属するコインチェックが役500億円盗まれ資本主義的幸せの限界を体感。出家体験で俗世を離脱後、仏教にはまる。エンジェル投資16社。元野総、エクサウィザーズ、VC、起業家、芸人。8店舗経営する2児の父。国際コーチング連盟認定コーチ。

サマリー

川畑輝之氏は、コインチェックで約580億円の暗号通貨がハッキングによって盗まれた事件を通じて、戦略的幸福論や自己成長について考えています。この出来事は彼の価値観を根本的に揺るがし、人生の意味を見出す契機となりました。そして、会社が500億円を持ち逃げされた経験を語りながら、彼は価値観の根本的な変化について触れています。この事件は、暗号通貨や資本主義に対する新たな気づきをもたらし、人生の本質的な幸せについての考察を促しています。

事件の発端
当時のニュースでは約580億円だったかな。FBIとやり取りしたりとか、そういうこともありましたね。
歴代のベンチャー市場で見ても、とんでもない稼ぎ方をした会社なんですよ。
よし、このまま行けばっていうところからバーンと急降下するっていう、この体験ってどんな意味があったと思います?
すごい、コーチっぽい質問。
戦略的幸福論〜
住友少女を辞めて専業主婦になった岡田リチャードと
会社が500億円を持ち逃げされて悟りを開いた川畑輝之です。
ちょっと癖のある自己紹介ですね。
今さらだね。
でもやっぱスルーできないっすよ、これ。
まずね、僕の方はいいですよ。書いてます、概要は。
会社が500億円を持ち逃げされて悟りを開いた川畑輝之ですということで。
まずキラキラネームが気になりますかね。
そうね、確かにね。いろいろ突っ込むところしかないっていうね。
文字数にして35文字ぐらいだけど、全部ね、味わえる自己紹介だな。
会社が500億円持ち逃げされたっていうじゃないですか。
どういうこと?
そのまんまなんですよ。そのまんまで事実を並べただけですけども。
会社がなんで、僕が作った会社ではない。所属していた会社が500億円に住まるっていうところで。
僕自身、コインチェックっていう暗号通貨取引所で2015、6年に入社して働いておりまして。
そこからですね、1年半かな、2年ぐらい経ったときに今まで稼いだお金がほとんど盗まれるという状況。
それが約500億円ぐらい盗まれました。当時のニュースでは約580億円。
結構80億円はちょっと波数としてここに入ってないですけど。
確かに約580億円っていう。
まあ歯切り悪くなっちゃうしね。ラジオだしね。
80億もね、相当なガグなんですけど、500億円としてます。
というので盗まれました。
そういう経験を一言で会社が500億円持ち逃げされて、ハッキングされてというところですね。
という感じで、きゅっと司法省会ではお伝えしてます。
戦略的幸福論。
説明欄でどんな事件だったかとか教えてくれません?
コインチェックという暗号通貨の取引所がお預かりしてたお金が盗られてましたっていう話なんですよね。
そうです。お預かりしていたお金というか暗号通貨ですね。
暗号通貨のNEMという暗号通貨があるハッカーにハッキングされて、
580億円分のNEMという暗号通貨がハッキングされたという事件ですね。
なるほどなるほど。
記者会見と影響
これだから世界中のコインチェックのお客様が現金で購入したNEMという通貨を預かってたってことですよね。
現金じゃなくて暗号通貨を預かっていたコインチェックがこのNEMという通貨がハッキングされたと。
そうです。当時はこれ大ニュースになりまして。
なってましたね。
記者会見もね。毎日ほぼRBSとかで流れてて。
なんならウォールストリートジャーナルとかでも海外でも取り上げられて。
ロイターとかでも取り上げられて。
その時僕はコメントかなんかして、全然誇らしくないんですけど、
その時ロイターで僕の名前も確かちょっと載ったはずです。
当たったかちょっと覚えてないですけど、そんなことがあったりして。
本当にね、面白い体験をさせてもらったんですよね。
面白い体験ね。
なんで本当にFBIとお話ししたりとか、
FBIとやり取りしたりとか、
あとはインターポール、
ゼニガタ刑事が所属しているインターポール。
いるんだね、インターポール。
国際警察。
ゼニガタ刑事と話したりとか、そういうこともありましたよ。
で、その中でやっぱ全従業員が疑われるわけですよ、まず。
面白そうだ。
多分僕も結構疑われてたんですよね。
僕が唯一の海外担当だ。
唯一英語喋れる感じだったんで、当時はね、その会社の中で。
なんで大体海外とのやり取りは全部僕がやってたんですけど、
まあそういったこともあり、
会社の渋谷警察署の取り調べ室で、
取り調べされるっていうこともありましたし、
自分のメールの内容を全部エクスポートして渡せみたいな。
それそんな渡す義理あんのかなとか思いながら何もしてない。
うん、被害者ですもんね。
被害者だから。
でも渡せとか、めちゃくちゃだなみたいな経験とか。
なんか色々ありましたよ、本当に。
記者会見を開かなきゃいけないって当時なってたんで、
でも会場とかすぐに抑えられない、そういうわけですよ。
何回も記者会見なんて。
1回目は抑えて、何回目とかに会場抑えられなくて、
しょうがなく記者会見を、
会社の1階のロビーか何かで記者会見を開いたんですよ。
そしたら、道がすごい勢いで記者とかが来ちゃったんで、
なんか道が封鎖されちゃったのかな。
封鎖というか、中すごく混雑しちゃって、
そしたら今度警視庁に怒られるみたいなことがあったり、
いろんなことがあったんですよ。
あとは大ニュースだったんで、連日記者が会社で待ってるんですよ。
コメント取りたいと。
コメント取りたいと。顔を隠すように隠れて入ったり。
社長とかにはSPがついてたりとか。
いろんな体験もしていましたね。
価値観の変化
戦略的幸福論。
その500億円盗まれちゃったので保証したってことですか。
保証しました。全部保証したんですよ。
580億円稼いでたんですよ。
会社として利益が上がってたんですね、それだけ。
売上だけでなく利益もちゃんと上がってて。
利益が580億円あったんです。
でも僕が最初入った、それって2年ぐらいの話なんで。
僕が入社してから1年半から2年。
入った時なんで売上なんてほぼなかったわけですよ。
それが1年半、2年で580億円止まってたんですよ。
ということだ。
とんでもないですよね。
歴代のベンチャー市場で見てもとんでもない稼ぎ方をした会社なんですよね。
しかも事業員数も30人未満とかだったんで。
そんなに稼いでたり。
だからとんでもない時期を一緒にできたなっていう。
だから売上も一気に580億円、あの1日で売れるわけじゃなくて。
売上ゼロだった。ゼロに近かった時もあるって言ってるじゃないですか。
そこから盗まれた時って本当にネミミミズで絶好調のイケイケの時だったわけでしょ。
絶好調ですよ。出川さんのCM売って、CMをパンパン出してて。
イケイケの絶好調のタグレーンに盗まれて、盗まれた瞬間に全部CM止めてみたいな。
そんな感じでしょ。
そうだよな。
イケイケになっていく予定ってどんな雰囲気だったの?
もうイケイケですよ。言葉の地面通り。
このまま一生儲かるんだろうなみたいな。
贅沢はしないです。
中にいる党人たちはもう頑張ってるので、お金を得てる感覚もないですし、
会社は儲かってて、別に従業員の給料上がってたわけじゃないんで当時。
そこの考えは日本的だったんですよ。
会社は儲かったけど、別に我々には還元は特にない。
多少給料が増えたぐらいですけど、消費者マンとかより少ないぐらいです。
なるほど。じゃあここからでも、上場は確実だなみたいな雰囲気だったとか。
上場準備もしてて、上場も確実。
このままいけば自分のストックオプションもすごいことになるなみたいな感じでしたね。
そりゃそうっすよね。それのために頑張ってるところはあったでしょうから。
そういう感じでしたね。
なるほどね。で、それが一本で盗まれて、
一本で盗まれて、いろんな買い取り先を探して、
最終的に見つけたのがマネックスという会社だったんですよね。
証券会社。で、その時に32億で買収される。
ただ当時は580億円利益で持ってたような会社なんで、
当時のバリエーションは2000億とかもっとあったんですよ、お金だけで見たら。
それをマネックスは32億円で買える。すごくいい買い物をしたんですよね、当時。
うん、そうなりますな。
本当はそのまま続けた感じだったんですよね。
ただ、裏ざるを覚えなかったって感じでしたね。
なるほどね。
戦略的幸福論。
もともとさ、輝木さんは大学卒業して会社に入る時から
企業をいつかするぞっていうことは志してたわけでしょう?
うん、そうっすね。
で、一社目はボスキャリでご縁があった野村総研に入って、
そこで2015年の話だって言うから、僕と近しいので、
5、6年、日本の会社で働いて、お金貯めて、
で、コインチェック、暗号通貨の取引所っていう全く新しい、
まあ怪しいと言われてる、まあ怪しいと言われてる、
みんな怪しいと思ってたところに、売上もゼロに近いところに飛び込んで、
で、あっという間にものすごい100億単位の利益を上げる会社に成長していく中で、
よし、このまま行けばっていうところからバーンと急降下するっていう、
この体験ってどんな意味があったと思います?
すごい、コーチっぽい質問。
どんな意味があったんだろうなあ。
まあでも、それも込みで、なんだろうな。
やっぱりその体験をしたことで、
だから気づけたことはすごくたくさんあったんで。
まあやっぱりもし、逆にあの時盗まれずに上場していたら、
自分はどうなってたかなみたいな。
まだ、もしかしたら未だにお金を追い求めていたかもしれないし、
事件の衝撃と価値観の変化
今みたいなね、こんな寒い生きて、ポッドキャストしてないかもしれないしっていう。
してたかもしれないし、わかんないけど。
もしかしたらシンガポールでワイン片手に、
マリー・ラピエ・サンツからしもしもお見下ろしてたかもしれないし、わかんないですけど。
そういうね、そのままその価値観で行っちゃったかもしれないし。
ただ今はね、真逆の価値観で、その事件があったおかげで、
アシフォルト主義って幻想なんだなっていうところを、
やっぱりその、今西田さんがまとめてくださったように、
ギュッとその、普通のベンチャーでは味わえない体験をギュッと。
しかも暗号通貨という、貨幣の歴史を辿るような形で、
価値のないものが人々の共同原数により価値がついて、
それを皆が欲しがりっていうのを、
貨幣の歴史みたいなものを暗号通貨ってギュッとこう、
待ってるわけですね、暗号通貨って。
一瞬で経験したわけね。
貨幣の何百年という歴史を、2年ぐらいでギュッと体験したみたいな。
感覚としては、ちょっと持ってるところがありますけど。
なんかそんな感じだったんで、
資本主義とかお金って幻想だって、その時にこう、
もうバーッと浴びせられたんで、その体験を。
衝撃的な。
なんで、そのおかげで、やっぱ今みたいに、
世の中は空だなっていう感じも味わえたし、
また違う幸せってところにも気づけたっていうところがあるので。
今となっては、なんか感謝してる感じはありますね。
その受験。
受験に感謝してるのもおかしいですけど、
まあいいことで、振り返ってて別に、
あの時あれがなければ、
なかなか、みたいな感じはないです。
そうなんだね、なんか受け入れて乗り越えてるっていう感じでもあるし、
今持ち合わせてる価値観の現体験になってるっていう話でもあったし、
空だなって言ってたけど、
なんか諸行無常という、
何事もその形をとどめることはないというものを、
仮想通貨というものの、
生まれてなくなるまでみたいな、
気づいた富が一瞬でなくなるっていう経験が、
何事もとどまらないんだっていう現体験になっていて、
それを自分で体験せずに過ごしてたらどうだろうかっていうのは、
確かに考えると途方もない違いを生むんだろうなと思うので、
戦略的幸福論。
じゃあこれが500億円を持ち逃げされた男の、
持ち逃げされた話っていうのはこんな感じなんですね。
悟りと新たな気づき
僕が持ち逃げされたわけじゃない、
本当に大変だったのは会社の代表である和田さんだと思うんですけど、
僕は結構かなり会社に憑依して頑張ってたんで、
結構受け取った感じは出ましたね。
うん、なるほどね。
マジでね、話一通り聞いたけど想像がちょっと及ばないっすね。
どれくらいの大変さ、絶望感とか、
会社が持ち逃げされたとは言うけどね、
まぁ憑依されたとも言う通り、
多分ね、自分ごととしてめちゃめちゃ苦しいんだろうし、
なるほどなぁ。
え、どれ?どれくらい辛かったですか?
どれくらい辛かったかっていう話で聞けてないなと思ったんですけど、
辛さを何かに例えると、どんな感じでしたか?当時。
辛くはなかったですね。
まぁ言うてもね、僕の、
めっちゃ憑依はしてましたけど、
僕の持ち物ではないので、代表じゃないので、
だから和田さんがどういう感覚だったかっていうのはまた違うと思いますけど、
僕自身は、でもなんかこう、
軽くなった感じがありましたね。
なんかね、抜けた感じがありました。自分の体から。
体が浮いたような。
なんだろうな、なんか目覚めた感じもあったんですよね、僕の中で。
586に盗まれたっていう事実を。
で、その事実を知った僕、多分最初の2人か3人、
最初の2人目かな、だったんですよ。
まぁ海外担当だったんで、なんか会った時に連絡取れる立場にいたんで、
その事実を知った瞬間に、
エンジニア1人と僕1人ぐらいが社長に呼ばれて、
こんな事がありましたみたいなのを聞いて、
そっからどんどん大きくなって、伝わっていったっていう経緯があるんですけど、
その瞬間とかもなんか、
まぁその瞬間はもうどうにかしなきゃって感じですよね。
どうしたら取り返せるんだろうとか、
まぁいろんな危機管理的なところの頭が働きましたけど、
その後ちょっと一呼吸を置いて、
何か抜けていく感じがしましたね。
へぇー。
なるほど。
じゃあ、会社が500億円持ち逃げされて悟りを開いたっていう、
この後半の部分の始まりは、
もうこの盗まれたという事実を聞いた瞬間から、
ちょっとその兆候があったっていうことなんですかね。
片足はちょっと突っ込んでましたね、その瞬間。
なるほどね。
じゃあね、こっからこの先に、
輝きさんが悟りを開く機会である、
瞑想体験の話をね、
この続きは聞いていきたいので、
次回にね、持ち越しまして、
話を聞かせていただこうかなと思いますと、
という感じです。
改めて、戦略的幸福論では、
キャリア、お金、家庭、悟りといったですね、
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