苦手な領域への挑戦
どうもハリーです。どうもヤマンです。ゴロゴロ起業ラジオは、教育会社を経営しているハリーとデザイン会社を経営するヤマンがお届けする企業アサートペン関連の話を緩く紹介する番組です。
はい。
樋口さんは、お金好きじゃないですか。
はい。好きですけど。
もし、これ儲かるなというのが分かれば、自分が知らないジャンルのことでも仕事にしようと思いますか。
あー、しようと思いますね。チャレンジはしますね。
なんかでも結構、分からないこと多いじゃないですか。
多い。
そこは、じゃあもう頑張って勉強しようと。
そうですね。
例えばなんか分かんないですけど、若い女性向けの化粧品とか。
あー。はいはいはいはい。
それが稼げるのであれば、頑張って勉強します。
頑張って勉強しますか。なるほど。
はい。
ということでね、今日は自分が苦手なことでもやるべきか、やらないべきか。
創業前の決断
うん。
という問題がね、ちょっとあるのかなと思ってまして。
はいはいはい。
その話をね、しようかなと思うんですけれども。
はい。
ちょっとね、プラス小山さんが最近ハマっているタイミーをね、一緒に語ってみようかなと思います。
なるほど。
いきましょう。
タイミーの話はね、以前ゴロゴロトーキングの方で。
しましたね。
284回でやってますんでね。
最近の話はそちらをお聞きくださいということなんで、
こっちの方ではね、ちょっと創業地の話などしようかなと。
はいはい、スタートアップね。
思いますよ。
はい。
で、タイミーはね、いつできたかというと、2018年かな。
うん。
アプリがリリースされたのが2018年ですかね。
うん。
で、結構それ始まる前もね、いろいろやってらしたんですよね、代表の小川さんが。
はい。
タイミーの前にやってたもの、結構いろいろあるんですけど、一番最初は時間が空いている主婦と。
うん。
その主婦のご飯を食べたい学生のマッチングだったらしいんですよ。
マニアチックやない。
ね、成立するのかというところはあるんですけど、いろいろと実際に知らん学生が家に来るのどうなんだろうみたいなね、問題とかがやっぱりあって、それはやめてしまって。
で、その後にやったのがアパレル系なんですよね。
うんうんうん。
これをなぜやり始めたかというと、大学生だったんですよね、当時。
うん。
大学生で、もともと高校時代ずっとサッカー部でサッカーしてたんで、毎日ジャージ着て過ごしてたと。
うんうんうん。
で、いざ大学生になってみたら、みんなオシャレだぞと。
うん。
俺は高校時代ずっとジャージで過ごしてたせいで、ついていけないなと。
うん。
ということに気づいて、じゃあこのオシャレじゃない大学生とショップ店員さんをつなげるサービスをやろうというのが一番最初なんですよ。
へー。
まあそれをやっていこうと思うんですけど、資金調達をしようと思ってたが、そもそもそのオシャレに興味がない人ってオシャレに金使わんのじゃない?みたいな話が。
うん、確かに。
これね、ありますよね。
なんか僕よく聞くのが、これ仕事とは言いがたいんですけど、本を読まない人に本の面白さを伝えたいっていう話をめちゃくちゃ聞くんですよ。
あー。
その読書はいいぞっていうのを。
はいはいはい。
言いたいっていう人がね結構多いんですけど、難しいよなーって。
だって読みたくないんだもん別に。
確かに。
僕もいきなりサーフィンはいいぞって言われても別に心動かないですからね。
はいはい確かにね。
っていうような話がありましたので、オシャレに興味がない学生とショップ店員のマッチングはちょっと難しいのかなと。
それをターゲットを変えましょうというので、今度は若い女性向けにしたんですよ。
で、若い女性がお店に行って試着をするだけで服が割引になる。これがリコレって読むのかな?
RECOLLEというサービスをやろうということで、これまた資金調達しようと思って動くんですよ。
それはね結構資金調達できるぞという手前まで行ったんですけど、いや待てよと。
今回若い女性がオシャレな服を着るサービスだが、俺はオシャレがよくわからない大学生だぞと。
資金調達するということは上場目指すなり売却するなりで、それなりの成果を出さないといけないという責任感もくるんで、
それをこれから何年間かかけてやっていけるのかというのにめちゃくちゃ悩むんですよね。
めちゃくちゃ悩んだ結果、やっぱりこれはやめようと。なぜなら俺は若い女性の服のことについては知らんと。
それを今後ずっとやっていく覚悟があるかと言われたら難しいかもしれない。
ということで資金調達も断りして、当時いたメンバーチームも解散して元の大学生に戻るということがあったんですよ。
だからこの小川さんはさっきの冒頭の話じゃないですけど、これは自分がやるのに向いてるか向いてないかというところでやめようということにしたんですよね。
なるほどね。
タイミーの誕生
この辺スタートアップ用語で、ファウンダーマーケットフィットという言葉がありまして。
ファウンダーマーケットフィット。
自分がやろうとしている市場業界が自分自身のやりたいこととか今までの経験とか人脈とか何でもいいんですけど、
そういったものがやろうとしている市場とマッチしているのかしてないのかっていうのがファウンダーマーケットフィットというやつなんです。
なるほどね。
小川さんはその服の試着室のサービスはフィットしてないなと思ってやめていくっていうストーリーがあったんですよ。
タイミングを立ち上げる前に。
そうそうそうそう。なかなか深い話だなと思って。
全然うまくいきそうだったらそれはそれでやればいいじゃんという話もあるんですけどしなかったということなんですけど。
でも僕も結構ね向いてないことは手を出さないがちなんですよね。
まああえて手は出さないよね。でも人には得て増えてがありますからね。
これねどっちがいいとかっていう話ではないんですけど、基本的にはその向いている方がいいけど向いてなくても全然成功例はあるというところなんですよ。
小山さんは行くと。
うーん。比較的行く方やとは思いますけどね。
はいはいはい。
でもその辺も総合的に考えていけるかどうかっていうのはもう直感に従いますよね。
直感?
これやったら俺もいけそうみたいなさ。直感が働いてやるかやらないかみたいな。
やるかやらないか。
決めてるような気がしますね。
直感で決めるんですか?
割と直感派ですね僕。
へー。
なんか昔今までにやってきたものとかってそういうのあるんですか?あんま向いてないけどやってみたみたいな。
あんま向いてないけどやってみたみたいなことですか?
ないっすねそう言われると。
逆になんかあるんですか?ハリーさんは。
僕めちゃくちゃありますよ。
へー。
僕大学生の時に学生団体じゃないけどなんかそういうところに属してたんですよ。
自分が通ってない大学の。でやっぱその学生といえば就活するじゃないですか。
はい。
会社はいろんな大学生の情報を欲していると。
これをなんとかできないかなと思って学生向けの名刺をただで作るっていうのをやろうとしてたんですよ。
へーなんか良さそうじゃないですか。
そしたらまあ小の図といろんな学生の名前と住所と連絡先が手に入るじゃないですか。
でこれをなんかいい感じに活用すればいいかなと。これどうなんだろうっていうね。
最後結構エイヤーで。最後の部分エイヤー。
使いようはあるんですけど使いようによっちゃ個人情報的なのがね。やっぱりなんかモラル的に良くないらしいという。
名刺で得た個人情報を売るなんていうので。
はいはいはい。
まあそりゃそうだよなと思って。
とかあとは社内恋愛を促進させようっていうサービスを考えてましたよ。
おーおーなんか面白そうじゃないですか。
結婚するパートナーの人と出会う、出会い方のランキングみたいなのを見て。
1位が他人の紹介なんですよ友達とか。紹介で。2位が社内恋愛なんですよ。
で結構流行ってたんですよね当時マッチング系のtinderとかがちょうど流行り始めてたぐらいの時期で。
おーはいはいはい。
出会い方2位の社内恋愛をもっと増やせばマッチングしやすいんじゃなかろうかと考えて。
でこれを会社に福利構成として導入してもらえたら結構いいんじゃないかと思って資料を作っていろんなとこ回ったんですけど。
意味がわからんということ言われて辞めましたね。
かわいい。かわいいな。その資料作ってどうしか回ってるハリさん。
いやそんなことしてましたけどまあそれもね別に僕も向いてたわけじゃないんで全然。
やっぱりそれ以降もなんかいけそうかなっていう感じでやり始めようとしてたんで。
やっぱ自分はそこに別に課題を持ってなかったりだとか、どういうふうに困ってるみたいな具体的な困りイメージがついてない。
でやっぱそういう状態だとこの細かいサービス設計みたいなところがしづらいよなっていうのはね。
現体験みたいな言葉でも言われたりしますけど。
まああった方がいいだろうとは思いつつ、なくてもうまくいく人はうまくいくなという。
さてそんなわけなんですけど。
小川さんのその体験?体感?どう広げるか。
いやまあまあ小川さんね。でそこから解散した後、普通の大学生に戻って就職してそれなりに暮らそうかなと思ってたんですけど暇だなと。
大学生ってめちゃめちゃ暇やんと思って。
なんかこの暇な時間をもっといい使い方できないのかなと思って。
最初は自分が空いた時間っていうのを登録しておくとその時間使いたい人とマッチングさせようみたいな構想から始まるんですよタイミング。
その後こう自分で単発バイト。ありましたよね当時1日だけ。
なんかあったね。
僕もなんかたまに使ってたんですけど。
あれにちょこちょこと行くようになったら急にバイトの人が来れなくなったみたいな人が結構多いなと。
なんかあるコンビニに1日だけポンと行った時にそこは急にバイトの人が来なくなって困ったから来てもらったというおじさんだったんですけど。
その時にそのお母さんがバイトに行かなかったらそのおじさんは18時間店先に立ち続けなければいけなかった。
いうことでじゃあその前に思ってた空き時間っていうのをこのバイトとつけてしまえばいいんじゃないかと。
なるほどねそこで閃いたんだ。
はいいうのがタイミーのきっかけですね。
タイミーってタイミングってこと?もしかして。
タイミングってこと?違いますね。
サービス名の由来って何なんだろうと思って。
サービス名の由来はね、昔って綴りが違かったんですよタイミー。
今はどんな綴りなんですか?
T-I-M-E-Eなんですよ今。
T-I-M-E-E-T-I-M-E-E、はいはいはい。
タイミーの創業ストーリー
なんですけど初期はT-A-I-M-E-Eだったんですよ。
だから今のTとIの間にAが入ってたんですよ。
Aがあったんか。
で、タイムは時間じゃないですか。時間のタイムと、あと目的とかっていう意味のAIM。
AIMっていうんですかね。
AIMね。
を組み合わせた造語というのが。
なるほどね。タイムとAIMをあれか。
組み合わせてたのか。
あとはね、昔からね、この4文字で最後伸ばす。異形で伸ばすっていうのがね。
いろいろあるじゃないですか。ミクシー、グノシー、ゼンディとかね。
ほんまや。タイミー。
流行りだったんで、多分伸ばしたんだろうなと。そこはあんま触れられてなかったですけど。
伸ばしたくなるもんね。
伸ばすとね、やっぱ互換がいいですから。なんですけど、どっかのタイミングからね、そのAを消したあたりから、その話は出てこなくなったんで。
いうことって変わるよなと。
まあね。
思いますね。
はいはいはい。
ということでね、タイミー。そこからね、サービスを作っていくんですけど。
これね、広め方もやっぱりね、いいですよ。泥臭くて。
最初にね、LINEグループ作ったらしいんですよね、最初。
で、こういうのやるから、その空き時間あったらバイト紹介するんで、登録してくれと。
大学の友達に行ってもらったら、まあいいよって言って、100人ぐらいね、登録してくれたらしいんですよね。
でも、そっからその会社も営業に行かないといけないじゃないですか。
いきなりね、知らん大学生が来て、ここに求人を出してくれと。
でもなかなか難しいんで、まず1日バイトとかを使って、いろんな飲食店とかにバイトしに行って、めちゃくちゃ頑張って働くと。
そこで信用を勝ち得たら、君もっとバイト続けてよみたいなことを言われるらしいんですよね。
で、それぐらいまで行ったら、いや実はこういうことをやっていてっていうので、
求人を出してくれたら、うちの大学のいい子たちを連れてくるんで。
っていうので、1個ずつ潰していくっていう。
おーいいね。いいやり方ですね、それ。
これが初期の営業法らしいですよ。
はいはい、実際に働いて、決められて、紹介していくと。
今使ってるところより安いですからみたいなこと言うと、別に断る理由もそんなにないんで、入ってもらえるっていうんでね。
そういう泥臭いことをね、やるんですよ。
いいですね、こういうストーリー。
なんか愚直にここ積み上げてきたんだなって感じますよね。
そうですね。
向いていない仕事への挑戦
今上場して注目されてるけど。
本当タイミングいいね、今回2020年より前とかの記事を結構探してたんですけど、
めちゃくちゃ出てくるんで、すごい取材に対応してたんだなっていうのもびっくりしましたね。
はいはい、結構露出してましたもんね。
そうですね。
俺もタイミの回やったとき、いろいろ調べたとき、もうタイミの川社長で検索したらいろんなのいっぱい出てきたもんね。
そう。
若いのに頑張ってるなぁと。
いやでもね、それも結構社内的には良くない時期もあったらしくて、
その良くないっていうのはインタビューに出まくるのが。
なんか一時期すごい露出増やしたりとか、登壇したりだとか、
あとなんか違う会社の手伝いとかもしてたらしいんですよ。
それをしてあんまこの社内の仕事っていうのをしなかったんだけど、
しなくてもめちゃくちゃ会社成長してたらしいんですよね。
で、親と、俺何もしてないけどめちゃくちゃ伸びてるということは、俺いらないんじゃないかというのを感じたし、
他のメンバーからもなんかそんな空気が出てたと。
もうあいついらないんじゃないかと。
はいはいはい。
いう空気になって、すごいね居場所がなかったらしいんですよ。
社長辞めようと思ったみたいなんですよね。
辞めて現場から離れて一応会長扱いになりますとしようと思ったんだけど、
それを止めたのがサイバーエージェントの藤田さんだったみたいですね。
そこで逃げるなと。
厳しい状況かもしらんが会長になるというのは逃げているということだと。
逃げていてはこれから先あんま面白くないよと。
そんなことじゃなかった気もするんですけど。
そういうことを言われて、そこでチームの皆さんに頭を下げて、
もう一回頑張ってやるからということで。
そこからはね、社内のことをすごい頑張って、
はいはいはい。
生きていくという感じだったらしいんで。
結構ね、やっぱ社長が表に出まくると、
なんかそういう仕事なんだなというふうに思われたりしてね。
うん、確かにね。中のメンバーの評価が。
今日はね、あれなんですよ。一応テーマとしてはね。
向いていることをやらないっていうので。
うーん、なんかこの回を経て意見が変わりました。
あ、そうですか。
向いていることしかもうやらないようにします。
極端だな。
向いてないことを頑張れる年でもないような気もせんでもないんでね。
もうちょっとパフォーマンス上げたいっすよね。
パフォーマンス出せるところでっていう感じはありますね、歳とともに。
それこそ20代だったらね、何でもかんでもやってしまえっていう感じはあったんですけど。
もうなんか無駄なことあんまりしたくないですもんね。
無駄なこと、別に無駄なことではないですけど、
なんかそこまで熱入れれないかもっていうものはあんま手を出さなくなってきましたね。
そうですね。
やっぱりやる気ってすごい大事なんですよね、何するにしてもね。
自分がやる気出せる分野じゃないとなかなか力が湧いてこないんで、継続もしないし、
あえてそんなやる気の出ないことをやってもパフォーマンス悪いですからね。
そうですね、なんかやっぱ好きなことだとね、それについて調べたりするのが苦じゃないというか。
むしろ楽しいみたいなね。
調べたりするんですけど、僕らね、やっぱ女性のファッション誌とか見ないじゃないですか、あんまり。
見ないですね。
難しいですよね。
確かに。
自分より頑張らないとね。
まあでもそれはそれでやってみてもいいと思うんですけどね。
勝てる道筋が見つかったなら。
やるべき。
やるべき。
まあでもね、本当は人によってはそういうファウンダーマーケットフィットっていうね、
創業者がこの市場にマッチしているのかどうかっていうのをね、結構気にする人もいたりするので。
なんかそれを聞かれた時の何かは用意しておくといいのかなと。
ストーリーをね。
ということで、向いてないことをやる、やらないということでね、話をしてきました。
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