はい。
はーい。
まず、エンジェル投資家って定義はなんなん?
定義は、まあ本当になりたてほやほや、できたてほやほやの会社で出資をすると。
本当に事業プランとかもなかったり、本当大学生だったりとか、人しかいなくて、ただ、なんかすげーことしたいんす俺、状態の人からでもそういう人たちに出資したらもうエンジェル投資家と言えますし、まあ多分それが一般的なエンジェル投資家のイメージだと思うんですよね。
何も持ってない若者にこう金を出して、まあエンジェルぐでって言葉がついてるんで、そのリターンは別にもう求めてもいない。ただ、若者とか、将来なんか役に立つような事業を立ち上げるっていう人たちに、もう天使の気持ちでお金だけを渡して、あとは頑張ってねみたいな。
っていうのが、たぶん言葉の語源的にはそんな感じだと思うんですよね。エンジェル投資家。
なるほどね。VCとは違うんですか?ベンチャーキャピタル?
ベンチャーキャピタルとは、ベンチャーキャピタルは人のお金を使ってるんで、ベンチャーキャピタルは、そのLPっていうVCにお金をこう集める。
ベンチャーキャピタルは金融業なんで基本的には。なんで、ベンチャーキャピタル自身がお金を集めるわけですよね。LPっていう、機関投資家みたいな人とか、いっぱいお金持ってる人たちから。そこに個人投資家も入ってたりもしますけど。
そういう人たちからお金を集めて、ファンドを蘇生して、蘇生したファンドからできたてホヤホヤの会社に出資していくと。できたてホヤホヤじゃなくてもいいんですけど。それがエンジェルラウンド、シードラウンド、シリーズA、Bって形で規模が大きくなったり、金額が変わって、金額の規模が変わってくるにつれてそういうフェーズが変わっていくんですけど。
その中でエンジェル投資家っていうのは、基本的にはできたてホヤホヤの会社からシリーズAぐらいの、ここら辺の間のビジネスに出資するのがエンジェル投資家かなって感じですね。もちろんそこにはそれ以上のお金を持ってる人は出す人もいたりするんですけど。
僕とかの場合はそういうできたてホヤホヤの会社に何百万かを出資する感じですね。
なるほどね。じゃあエンジェル投資家、定義付けあえてするならば個人資金でやってるっていうのが一つですね。
そうですね、個人資金で。
あとは、できたてホヤホヤの会社に出資するケースが多いよっていう、だからエンジェルっていう名前がついてるっていう、そういう理解でありますかね。
そうです、そんな理解。
ちなみにこのシリーズA、Bってよく言うじゃないですか。AとかBとか、あるいはエンジェルシリーズってのがあるってことで、ざっくりどういう風にステージが分かれてるんですかね。
そんなに明確な線引きとかってないっちゃないんですけど、企業家側とか投資家側との相談のもと、そこら辺は決めたりもしたりもするんですけど、
ざっくりエンジェルラウンドとかは本当できたてホヤホヤ、シールラウンドとかはある程度、なんとなく事業のアイディアぐらいはあるみたいな感じ。
そこからシリーズA、Bって形で、事業が伸び始めてきて、あとはここにお金を投下すれば、次のフェーズ進めそうだよねっていうのが大体シリーズAぐらい。
さらにそれが、シリーズが後半になるにつれて、事業としての不確実性がちょっと低くなってるって感じです。
なるほど。事業立ちになるにつれて、シリーズが後ろに上がっていく。
というイメージですね。
エンジェル投資家の場合は個人資金で、できたてホヤホヤのエンジェルラウンドと呼ばれるフェーズで、まだ全然形にはなってないものにお金を預けているっていうのが。
その通りです。
でも今聞きながら一番引っかかったのは、こうやってこなくてもいいみたいな、天使みたいな気持ちで、なけなしの数十万円を出せる気がしないんですけど、そういう私はなれるんですかね。
そういう人はならない方がいいです。
ならない方がいいんですか。
リターンを求めるならエンジェルとかいらない方がいいです。
資産性という意味で、もうめちゃくちゃリスクでしかないんで。
ほぼ?
たぶん、返ってこないんですよ、今度のお金はおそらく。
えへ?そうなんですか。
なんで一社投資して、一社でも何百倍になったら全部リターンないよねみたいな、そんぐらいの感覚なので。
なるほどね。
その、返ってくると思って出資するのはもう間違ってるって感じですね、エンジェル投資を。
投資と言葉が付きながら、あんまり寄付に近いっていう。
へー。
っていうのは本当のエンジェル投資家なんじゃないかなと僕は思ってます。
もちろん、すごく収益性のリターンを求めてるエンジェル投資家もいます、人によっては。
なるほど、なるほど。
なるほどね。
エンジェルっていう語源に照らすと、返ってくるリターンがあるということを前提に、スタートアップにお金を出すのは、そもそも態度からして違うよねっていうのが、これ輝きさんの意見っていう。
そうですね、僕の意見って感じです。
なるほどね。
なんで僕のバイトだと、VCとかすら、最近のVCが基本的に、アドベンチャーキャピタルってアドベンチャーみたいな言葉の語源だと思うんですけど、本当にどうなるかわからないビジネスに対してお金を入れて、それを支えるっていうのがVCだと思うんですけど、本来は。
本来ね。
最近って、もうこのVCのエコシステム、スタートアップ全体のエコシステムがもう完成してきてるので、なんでVCとかも本当に東大卒で、金税出身でみたいな、もうアタッカーも成功しそうなビジネスモデルと、聞いたことあるようなビジネスモデルにお金が付きやすいっていう状況になってたりするんですね。
それってなんかもう、もともとの語源のベンチャーキャピタルというよりも、なんかもう普通のPEファンドみたいになってきてるんですよね、だんだん。プライベートエクイティファンドみたいな。
手堅いビジネス、手堅いとまでは言わないかもしれないですけど、伸びるでしょう、ここは、みたいなものに出資するという状況に、今のVC業界ってちょちょっとなりつつあるので、なんで、そういった意味で僕は、なんで今のVCが絶対ここ出資したいでしょ、みたいなところにお金を入れることが多いです。
そうなんですね。
入れられないよね、ここは、みたいな。そういう感じです。
なるほどね、VCがあるいは普通のPEファンドが避けて取るようなところに、文字通りエンジェルとして出資をしてるんだよっていうのが、なるほどな。
そうなってくると、冒頭のエンジェル投資家になりたいですっていう僕の発言は、緩く訂正しながらですね、今後の話は聞いていきたいな。世間知らずは怖いなっていう話なんですけども。
なるほどね、だから投資家っていう、投資っていう名前はついてるけれども、そもそもリターンを期待してやるのがエンジェル投資ではないということで。
僕は思っているという感じですけど、もちろんエンジェルを100%なりわいにしてる人たちっていうのもシュリコンバイトがいくと言うので、JSON、カナカニスさんとかそうですし、日本でも最近だとPower Angelsっていう団体を立ち上げてる元チャットワークスの社長さんがやってる団体とかもあるんですけど、
そういった人たちはちゃんと収益性のあるエンジェルを売ってこうみたいなジョンを掲げてたりもするんで、必ずしもそうではないっていうことなんですけど、僕のスタンスとしてはそうですという感じです。
なるほどね。じゃあ、改めて輝木さんはリターンにはこだわらずに出資をしてるっていうことだけど、17社も今出資してるっていうことで、一口数十万からっていうふうにも言ってたけれども、それでも結構なお金を張ってるなというふうに思うわけですが、どういうふうに出資先を見つけてるのか、これが次に聞きたいことですね。
僕はでも紹介がほとんどですね。人からの紹介とか、あとはエンジェルポートとかそういうエンジェル投資者が登録できるプラットフォームとかがあったりするんで、そこから直接企業家の方から連絡が来たりとか、あとはX経由でDMが来るってパターンも結構多いですね。
そうなんですね。
それは出資してくださいよってDMが来る。
そうです。出資してくださいよってDMが来て、何回か1回ミーティングして、そうだったらお出資するっていう、そんな感じです。
なるほどね。今エンジェルポートってホームページ初めて見てるんですけど。
うん。
なるほど。ここだから企業のいろいろ並んでますね。
そうです。
グループとか。
ペンギンとか。
三つもあってね。
いろいろ。僕の名前を検索すると多分出てくるはずです。僕のポートフォリオもそこに載ってるって感じだと思います。
なるほどね。だからエンジェル投資受けたいなっていう人はここから投資家探すんですね。
そうです。
なるほど。逆もそうですか?輝きさんここでたまにスタートアップのリストを眺めてみたりするってこと?
しないです。基本的にはもう語弁ベースでしかしないんで。
なるほどね。
うん。
このポッドキャストを聞いてる投資家じゃなくて企業家の卵の人たちは輝きさんに連絡したらいいことあるかもしれないっていうかもしれないですし、そうですね。
うん。
このチャンネルでも本当にお金くださいみたいなテンションの人もいるんで。
なるほど。
何の説明もなくてね。という玉石混合ではあるんですけど。
それこそ語弁ですな。
そういうことです。語弁があったらって感じです。
まあ数十万から、11億10万からもうあり得る、行けるという話だったんで。
帰ってこなくてもいいっていう投資の資金があって、こういうエンジェルポートみたいなプラットフォームだったり、あるいは知人の紹介だったりでエンジェル投資を受けたいと。
他にも何か方法ってあったりします?企業を見つける、エンジェル投資先を見つける。
そうですね。でも紹介が、探そうと思えばいくらでも探そう方法がありますし、アタックする方法は全然あると思いますけど。
それは本当にエンジェルを専業でやってる人は多分そういうことをしてると思うんですよね。
なるほどね。
あとまあ有名なエンジェルさんとかだともう死ぬほど応募きてると思うんで。
なるほどね。
なんでそんなことしなくてもいいっていうのはあると思います。
なるほどね。
じゃあ改めて次の質問なんですけど、このエンジェル投資帰ってくると思うなと言ってますけど、帰ってくるとしたらどういうタイミングでリターンが発生するんですか?
まあ多分7年ぐらいは見れるかなって感じでしょうね。
7年?
7年、10年。
10年。
早くて5年投資ですか?
良くないです。
僕も多分2018年か9年かな、エンジェル投資を始めたのが。
で、今2025年なんで、6,7年。
なるほど。
そろそろどっかからリターンが出てもいいんじゃないかなという時期には差し掛かってはいる。
撒いてた種がそろそろどうなのかという感じですね。
なるほどね。
今のところ一社から、そういった意味では配当っていうパターンもあります。
これ結構稀ですけど。
配当って要するに、上場してる?
上場してないです。
上場はしてないんですけど、株主に利益が出たから還元するっていうことを。
これはもうかなりレアケースです。
っていうこともあって、それの元本を一社回収したっていうだけです、今のところ。
なるほどね。株主配当で元本を返してくれたっていうのはあるんですね。
返してくれたっていうだけなんで、それがリターンではないっていう。
プラマイゼロの一社になったっていうだけです。
じゃあ今これをね、今までエンジェル投資家、17社に出資してる輝きさんっていうことで聞いてた人が、
なんだまだ金持ちじゃないんかってそっこみしてる可能性があるっていう。
そうっす。
カイオリじゃないです。
全然。
なるほどね。
エンジェル投資は本当に余剰資金でやるべきものなので。
うん。
それエンジェル投資家だからといって金持ちかどうかっていうのは分からないからですね。
余剰ですな。
なるほど。
いやー、面白いな。
金持ちかというと、金持ちかどうかっていうのを確認したかったら、
エンジェルの資金はどこで手に入れたんですかっていう質問ですね。
なるほど。どういう回答だと、金持ちなんですか。
それの回答が理にかなったものであれば、
自分の会社をエマンドレーしたお金なのか、上場で手に入れたお金なのか、
いろんな理由があると思うんですけど。
5年前にタバコを辞めたのってとかね。
うん。
そうそうね。
それが妥当かはちょっとね、個々人で判断すればいいと思うんですけど。
どういう理由なのかはね。
そこの理由がなんかもやもやしてたりしっくりこなかったら、ちょっとダウトって感じです。
そのエンジェル投資家はぶってるだけかもしれないです。
ありがとうございます。解像度がだいぶ上がってきましたよ。
ちなみにこのエンジェルポートに投資家として登録するためには審査とかってあるんですよね。
いや、ないんじゃないですか。ちょっと今はわかんないですけど。
今はわかんないですけど。
うん。
多分できると思いますよね。
そうなんですね。
あとエンジェル投資するにあたって、やっぱり企業家側もよくわかんない人からのお金はいらないじゃないですか。
そりゃそうだ。
よくわかんない人から10万なんていらないじゃないですか。
うん。気持ち悪いですね。
気持ち悪いんで、そこはエンジェル投資家として本当に出資したいのであれば、やっぱり自分とシナジーがある会社さんとか。
そういった意味では、どっちかというと企業家のほうが選ぶ立場だったりもするんで、企業家のパワーが強ければ強いほうが。
お金はね、VCもいっぱいいて、余ってたりもするんで。
人気な企業家とかはすぐにお金が集まっちゃうっていうところもあったりするんで。
そういった意味では、投資家側もちゃんとアピールできる状態じゃないとお金を入れることができないっていう状態のこともあったりします。
なるほどね。お金の出してもらえる金額とリターンを求める圧力なども、企業家にとって好ましいものがあるでしょうし、
何より自分の事業を成功させるために良きアドバイスがもらえる相手なのかが、その人の出資を受けることで、それ自体が企業のアピールになったりする可能性もありますもんね。
まさにそうなんですよ。この人が入ってるんだったら安心できるみたいな。
そういった意味では、ちゃんとした経歴であることは結構大事だったりします。