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1️⃣「ひとりの小さな手」はアメリカのフォークソングです 2️⃣作詞したアレックス・コンフォート博士は核兵器廃絶の歌詞を書いていました 3️⃣日本語圏でも英語圏でもオリジナルの歌詞はほとんど忘れられています

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Summary

彼は、ひとりの小さな手についてお届けしています。この曲は、ホンダ・ルツコによる翻訳で知られており、 元々アメリカのフォークソングで、市民革命や核兵器廃絶を歌っていました。しかし、日本語訳ではそのメッセージが薄まり、歌詞も一部しか訳されていません。 警察の誘いを断り、牢屋の中にいる理由については、ラッセル卿が考察しています。また、美しいものはその美しさゆえに後世に伝えられていくというコンフォート博士のメッセージについても話しています。

ひとりの小さな手の起源
いちです。おはようございます。
今回のエピソードは、「ひとりの小さな手(についてお届けします。
このポッドキャストは、僕が毎週お送りしているニュースレター、STEAMニュースの音声版です。
STEAMニュースでは、科学、技術、工学、アート、数学に関する話題をお届けしています。
STEAMニュースは、スティムボート乗組のご協力でお送りしています。
あらためまして、いちです。このエピソードは、2023年12月21日に収録しています。
このエピソードでは、STEAMニュース第159号から、「ひとりの小さな手(についてお届けします。
今回のエピソードから、放送時間を18分とさせていただきます。
18分というのは、アメリカテッドカンファレンスのトークの、
最長時間として設定されている時間なんです。
ひとりの小さな手、またはひとりの手という曲は、きっとご存知だと思います。
今ですね、僕の手元に8ビットシンセサイザーがあるので、
ちょっとね、触りの部分を演奏してみたいと思います。
うまくできるかな?
いや、下手っぴでごめんなさい。
よくと、これ今、メカニカルスイッチで演奏したので、
これがね、オルガンだったらもうちょっと上手に弾けたんですが、
まあ、それは置いといて。
この、ひとりの小さな手という曲、
もともとは日本の曲ではなく、アメリカのフォークソングなんです。
皆さんが知っている、ひとりの小さな手、何もできないけれどという歌詞は、
日本のシンガーホンダ・ルツコが、1971年に翻訳してレコード化したものです。
この歌詞には、ちょっとしたストーリーが隠されているんです。
翻訳の問題と失われたオリジナルメッセージ
どんなストーリーなのか、このエピソードでご紹介をしていきたいと思います。
ひとりの小さな手、何もできないけれど、
それでもみんなの手と手を合わせれば、
何かできる。
何かできる。
これはホンダ・ルツコによる翻訳です。
元歌はアメリカのフォークソング、
ワンマンズ・ハンズ、ひとりの手なんですが、
作詞の方が先で、作曲が後なんですね。
作詞者は、アレックス・コンフォート博士。
作曲者は、ピート・シーガーです。
このアレックス・コンフォート博士は、
作曲者は、ピート・シーガーです。
アレックス・コンフォート博士による英語のオリジナル歌詞なのですが、
このように始まります。
ワンマンズ・ハンズ、キャント・ティア・ア・プリズン・ダウン。
翻訳すると、ひとりの手では監獄を破れない。
続けて、ふたりの手でも監獄を破れない。
でも、もし100万人が集まれば、
その日がやってくることを見るだろう。
こんな歌詞なんですね。
どうでしょうか。
翻訳と日本語訳とは少し印象が違うんじゃないでしょうか。
この監獄は、フランスのバスティーユ牢獄を表していると言われています。
つまり、アレックス・コンフォート博士のオリジナルの歌詞は、
民衆の力で共和制を打ち立てるという歌詞だったんですね。
日本語訳は、何かできるだったのですが、
その何かとは、民衆ができる最大の政治行動、
つまり、市民革命のことでした。
日本語への翻訳時に、オリジナルのメッセージがぼかされてしまったんです。
そして、一人の小さな手のオリジナル英語歌詞は、4番まであります。
英語圏でよく歌われている4番の歌詞は、次のように始まります。
One man's faith can't bring the world to peace.
一人の信念では世界を平和にできない。
というね。
そして、皆が力を合わせれば、その日がやってくることを見るだろう。
という風に続くんですね。
実は、この歌詞は、作詞者アレックス・コンフォート博士によるオリジナルではないんです。
オリジナルの英語歌詞第4番は、こんな風に始まります。
One man's strength can't bend the atom bomb.
一人の力では核兵器を禁止できない。
えぇ、って驚きませんかね。
一人の小さな手が、もともとは核兵器廃絶運動の歌だったんです。
一番の歌詞のオリジナルが、
市民革命を歌った歌だったということは、実は僕は知っていたんですね。
それに、英語圏では現在でも、一番はそのまま歌われています。
アレックス・コンフォート博士と百人委員会
しかし、4番の歌詞が、核兵器廃絶を歌っていたことを、僕はこのエピソード収録まで知りませんでした。
歴史の中で、オリジナルの歌詞が失われていくことは、割と、
よくあることです。
例えば、アメリカ国歌、西条記の第3番は、
現在では、まず歌われることがありません。
気になる方は、YouTubeで探してみていただくと良いのですが、
地で血を洗う戦争を賛美する第3番は、
ほとんどの公演でスキップされていません。
しかし、その公演でスキップされるか、より穏やかな詩に差し替えられています。
一人の小さな手の4番の歌詞も、こうして失われていったのでしょう。
西条記の第3番もそうなのですが、
強く疑いながら検索しない限りは、ネットで見つけることも難しいのです。
こうなると、オリジナルの歌詞が、
アレックス・コンフォート博士がどんな人だったか、気になりませんか?
でも、その前に、歌詞を翻訳することについて、一言挟ませてください。
まず根本的に、英語の歌詞を日本語の歌詞へ翻訳するときには、
どうしても音節数の制約が厳しくなります。
日本語の単語は、ほぼ母音で終わる開音節であるのに対して、
英語の単語は、子音で終わる平音節であることが多いのです。
開音節だと、どうしても単語が詰め込めないのです。
そんな中、映画、アナと雪の女王の主題歌である、
レッド・イット・ゴーの翻訳は、
すごく見事だと思います。
歌詞は、
レッド・イット・ゴー、レッド・イット・ゴー、
Can't hold it back anymore
なんですが、
これ、日本語訳にすると、
ありのままの姿見せるのようになっていますよね。
レッド・イット・イット・ゴー、レッド・イット・ゴーっていうのが、
ありのままのって、母音も揃えて、音も踏んでいて、
すごく見事な翻訳だと思うんですが、
これ、オリジナル歌詞のレッド・イット・イット・ゴー、
これ、2分の1小節なんですが、
これを、ありのままの姿見せるのよっていう風に、
日本語にすると、2小節かかってしまうんです。
このように、英語の歌詞を日本語の歌詞に翻訳するには、
どうしても意味を落とさざるを得ない場合があります。
一人の手を翻訳する時にも、
そもそも全文を訳せないという問題があったこととね、思うんですね。
少なくとも僕は、最初の歌詞、
Women's hands can't tear prison downっていうのを、
一人の手では監獄を破れないというのを、
同じ小節数で日本語に訳すことはできません。
この事情はおそらく、ホンダ・ルツコにとっても同じだったんじゃないかと、
僕は想像するんです。
そのために、元の歌詞のメッセージが薄められたとしても、
これは仕方のないことだと、僕は思うんですね。
アレックス・コンフォート博士は、1972年に、
The Joy of Sex、セックスの楽しみという書籍を書いています。
そのため、彼は本人の意に反して、
ドクター・セックスと呼ばれることになってしまいました。
そのせいかどうかは分からないんですが、
英語版Wikipediaのページでも、
彼のその他の活動については、多くが語られていません。
例えば、この一人の手については、触れられていないんです。
しかし、彼が、
英国百人委員会の、
創設メンバーであることは、
知られています。
この百人委員会なのですが、
これは、反戦団体で、
哲学者、そして数学者であった、
バートランド・ラッセル卿も名を連ねています。
百人委員会は、1961年9月17日、
核兵器判断、
世界運動を、
ロンドン・トラファルガー広場で実施します。
その結果、コンフォート博士は、
ラッセル卿と共に、
投獄されてしまいます。
ラッセル卿の牢屋生活
牢屋に出られたんですね。
コンフォート博士は、この時41歳でしたが、
ラッセル卿は89歳でした。
89歳っていうとね、
まあ、なかなかのお年ですよね。
で、このラッセル卿なんですが、
警察から、
今後、おとなしくすると約束したら、
釈放するという誘いを受けます。
が、彼は断ってしまいます。
おとなしくするぐらいなら、
このまま牢屋の中にいるということなんですね。
仕方なく、このコンフォート博士も、
お付き合いしたようです。
なかなか筋金入りですね。
美しさのメッセージ
そんなコンフォート博士が、
歌詞に共和制や核兵器廃絶のメッセージを込めた理由を、
僕はなんとなく想像できます。
彼は、美しさはメディアである。
美しさとは媒体であると、
信じたんじゃないでしょうか。
美しいものは、その美しさゆえに、
後世へと伝えられるし、
あわよくば現実のものになると、
信じたんじゃないかなと、僕は思います。
日本の万葉集は、1200年の年月を耐え抜いています。
これ、すごいことだと思いますよ。
もし、万葉集の中に、
中身が美しくなければ、
きっと忘れ去られていたと、僕は思うんです。
コンフォート博士の1番の歌詞は生き延びました。
しかし、4番の歌詞はそうではありませんでした。
美しくなかったのか、
それとも普遍的なメッセージにはなりえなかったのか、
単に誰も4番までは歌わなかったのか、
理由は今後の宿題とさせてください。
美しいものは、同じように美しいものに出会ったときに、
上書きされてしまうものなのかもしれません。
リスナーの皆様のご意見、コメントもお待ちしたいと思います。
というわけでね、
今週も最後まで聞いてくださってありがとうございました。
ところでですね、
アメリカのTEDカンファレンスが、
スピーチを18分に限っている理由なのですが、
TED創設者のリチャード・ソウルワーマンが、
過去の名スピーチを調べていったところ、
どんなに長くても18分だったということなんですね。
というわけで、
このトークも18分にしてみました。
steam.fmの1でした。
聞いてくださってありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
ご視聴ありがとうございました。
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