1. スタートアップ投資TV
  2. 【17LIVE_ ジモティー_ウェ..
2025-08-24 30:48

【17LIVE_ ジモティー_ウェルスナビ】一流VCが体験したトップ企業創業の舞台裏!【Headline Asia 田中章雄 vol.01】

spotify apple_podcasts youtube

※2025年6月25日のYouTube動画を同時配信しています。

今回はHeadline Asiaの田中さんをお迎えして、IVS京都2025の直前配信をお届けします。

この動画ではHeadline Asiaの投資戦略やこれまでの投資実績、

そして現在注目しているフィンテック分野について深掘りします。

また、過去の成功事例や失敗から学んだ教訓も紹介。

スタートアップや起業家を目指す方々にとって、投資家の視点からの貴重なアドバイスが満載です。第二弾でのIVS代表・島川さんの出演もお楽しみに!


▼「IVS」公式サイトはこちら

https://www.ivs.events/


【動画目次】

ダイジェスト

今回のテーマ

Headline Asiaの全て

Headline Asiaの投資規模

株式会社ジモティの誕生秘話

株式会社ウェルスナビへ投資のきっかけ

株式会社グルーポンへ投資のきっかけ

株式会社17LIVE誕生秘話

投資での失敗例

Headline Asia 注目トレンド


▼お便りフォーム▼

スタートアップ投資TVでは、視聴者の皆さんからのお便りをお待ちしています。メンバーへのメッセージや、番組への質問・感想、取り上げてほしいテーマなんでもOKです!あなたからのメッセージ、お待ちしております!

お便りを送る ▶︎ ⁠https://gazellecapital.vc/sttv-media/form-request/?utm_source=podcast&utm_medium=audio⁠


▼起業家、事業会社、金融機関の皆様▼

起業したばかりで資金調達に悩んでいる、スタートアップとのネットワークを広げたい・協業を進めたい、CVCを設立したいが組成・運用方法がわからないなど、スタートアップに関するお悩みは、スタートアップ投資TVを運営するベンチャーキャピタル「Gazelle Capital(ガゼルキャピタル)」にぜひお問い合わせください。

Gazelle Capital ▶︎ https://gazellecapital.vc/?utm_source=podcast&utm_medium=audio


▼まずは気軽にご相談▼

スタートアップ投資TVが運営する「資金調達の窓口」は投資だけではなく、事業アイデアから融資、M&A、補助金・助成金についてなど幅広くご相談・ご質問を受け付けています。

資金調達の窓口 ▶︎ https://liff.line.me/2005647249-oXvZM23j?sl=0c881cd4a4


▼スタートアップ投資TVのWebメディアがリリース▼

スタートアップ投資TVの書き起こしやご出演いただいたVC/CVC情報を検索できるWebメディアがスタート!

スタートアップ投資TV ライブラリ ▶︎ https://gazellecapital.vc/sttv-media/?utm_source=podcast&utm_medium=audio


--------------------------------------------------------------------

◯石橋孝太郎 Gazelle Capital株式会社-代表取締役/代表パートナー

X(Twitter)▶︎https://twitter.com/kbridgestone 

Facebook▶︎https://www.facebook.com/koutaro.ishibashi.25

2016.11 クルーズベンチャーズ株式会社を創業。

取締役として、コーポレートベンチャーキャピタルの設立と運用に従事。

同社にて創業初期の起業家を中心に投資活動を展開した。 

その後同社を親会社に合併させたのち、退職。

2019年5月にGazelle Capitalを創業。

--------------------------------------------------------------------

◯田中 章雄 Headline Asia-創業パートナー

Headline Asia共同創業者・パートナーでありInfinity Ventures Crypto共同創業者。

90年代に北米で起業、ミドルウェア系スタートアップを設立・売却。

Macromedia日本法人CTO、Adobeアジア新興市場投資責任者を歴任。

2008年にHeadline Asia(旧Infinity Ventures)創業、freeeやWealthNavi等へ初期投資。

2021年よりWeb3・クリプト分野に特化したIVCを設立。

--------------------------------------------------------------------

◯島川 敏明 Headline Asia-創業プリンシパル

X(Twitter)▶︎https://x.com/toshi_ivs

Headline AsiaプリンシパルでありIVS株式会社CEO。

大阪大学大学院生命機能研究科卒業、理化学研究所で分子生物学・神経学の研究に従事。

2017年インフィニティベンチャーズ(現Headline Asia)入社、投資活動とIVS運営に携わる。

17LIVE(旧17 Media Japan)創業メンバー、2年間で業界売上1位達成。

2020年よりIVS代表取締役、カンファレンスの大規模化・オープン化を推進

--------------------------------------------------------------------

#スタートアップ #ベンチャーキャピタル #資金調達 #ベンチャー投資 #起業家 #起業 #投資 #ivs 

#17live #ジモティー #ウェルスナビ

サマリー

このエピソードでは、企業家がヘッドラインアジアの5号目ファンドや日本のスタートアップエコシステムについて話しています。特に、ウェルスナビのような技術革新の重要性や、ジャパンプラス戦略を通じてアジア市場との連携に重点を置いています。本エピソードでは、ウェルスナビの創業や規制の変化について触れ、業界のトレンドや他国の成功事例が紹介されています。また、17LIVEの起業ストーリーとその成長背景にも焦点が当てられています。このエピソードでは、QRコード決済の発展における日本と中国の違いや、フィンテックにおける新たなイノベーションの可能性についても言及されています。特に、中国での成功事例を通じて、日本の市場における課題と将来のチャンスが示されています。

ヘッドラインアジアの概要
プラス、東南アジアみたいなところで、中国の外のアジア圏に移りました。
企業家、この視聴者の方々もですね、この1本さえ見れば、ヘッドラインアジアさんのことが全てわかる。
ヘッドラインアジアさんとしては、5号目のファン度も200億円強でした。
そうですね、まあ、あの、その時のどれだけのファンの名前で買われるか。
まあ俺はこれから、Facebookをぶっ潰すみたいな。
Facebook、どうやってぶっ潰すの?
日本調べてみたら、誰もやってなかったんです。
フィンテックの、なんか触りじゃなくて、本質的なイノベーションっていうのが、まだ日本にはまだ全然起きてないので、逆に僕はチャンスだと思いました。
はい、みなさんこんにちは。スタートアップ投資TV、ガズレレキャピタルの石橋です。
今回はですね、この動画がおそらく配信された直後に、
IBS京都2025が7月の2日から開催があるかとは思うんですけれども、
そちらの直前配信会というところで、
このタイミングだからこそ、ヘッドラインアジア、パートナーの田中さんにご出演をいただきまして、
IBSを主催しているヘッドラインアジアさんについて、いろいろと突っ込んでお伺いしていきたいと思っておりますので、改めてよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。素晴らしいタイミングでお招きいただきありがとうございます。
企業家、この視聴者の方々もですね、この1本さえ見れば、ヘッドラインアジアさんのことが全て分かる、みたいなコンテンツにしていきたいと思っておりますので、
いろいろとお答えしにくいこともあるかと思いますが、
何でもお聞いてください。
ありがとうございます。直近にヘッドラインアジアさんとしては5号目のファンドを200億円強でした。
そうです。その時のドルだったりのファンドなのに変わると200億円強と言っていただければ正しいと思います。
その規模のファンドはレイズが終わって、今ガンガン投資もされているフェーズだと思うんですけど、今まででいうと累計ヘッドラインアジアさんとしてはどのぐらい預かってらっしゃるんですか。
コアのアイリースステージのファンドと、あと最近ちょっと前にWEB3ファンドも作ったので、それを多分合わせると500ミリオン超えるぐらいなので、日本人数と700億ぐらいなんですね。
なるほど。
実際にいくらかはトランプ政権でどれだけ演奏場が入れるか分からない。でも大体それぐらいの規模感と思っていただければと思います。
ざっくりじゃん。700億円ファンドで、ただとはいえ足元で新規運用が始まっているのは200億円規模というところかと思いますが、このファンドについていろいろブレイクダウンして聞いていきたいんですけれども、
投資対象になるのは例えばどういうステージ、どういうテーマでやっていらっしゃるスタートアップになるんですか。
最初のファンドから今まではずっと基本的に同じような投資戦略を持っていまして、簡単に言うとジャパンプラス戦略なんですね。
ジャパンプラス戦略何かというと、もちろん日本に大きい事故を起こすファンドなので、日本にも投資するんですけど、
プラスやっぱりアジアの成長圏とのリンケージをちゃんと作って、日本だけの経済成長率じゃなくて、うまくアジアの経済圏の成長も取り込もうというところで、
最初の頃は、ちょうど我々がまだファンドを始めた頃は、中国がまだオープンだった時代があったんですね。
当時は日本のゲーム会社さんほとんど中国で事業をやってましたし、皆さん多分もう知らないと思うんですけど、ミキシさんとか中国でSNSやってた頃もあるんでしょう。
たぶん今そんなことやったら捕まっちゃうと思うんですけど、当時はそういうことができる時代だったんですね。
当時はDNAさんとかグリーさんもみんな北京オフィスとか上海星とか持ってまして、日本のネット企業が中国に進出してた時期があったんですね。
なので当時は我々の戦略としてはジャパンプラスのプラスの先を中国と当時は見てまして、日中でクロスボーダーでやるような案件とかも結構やってました。
たぶん一番有名なのが日本にサンシャイン牧場っていうものを持ってきたゲーム会社で。
何かわかります。そのタイトルは結構昔のタイトルですね。
それはミキシさんがウェブ上で咀嚼ゲーを始めた時の一番稼いだタイトルなんですよ。
サンシャイン牧場。
サンシャイン牧場で。
その時に、これやっぱり我々のそういうLPとの連携のストーリーの一つもあるんですけど、ミキシさんのほうからこれから日本でフェイスブックと同じようにソーシャルゲームをSNS上でやりたいと。
国内には当時まだそんなにいいゲーム、そういうソーシャルゲームのベンダーがいなかったので、いいのを見つけてほしいみたいな話がありまして。
僕らはいろいろ見に行って。
当時、フェイスブック上で結構勢いがあって稼いでたのがほとんど中華系のソーシャルゲームベンダーだったんですね。
牧場系が当時もすごい中国で流行っていて、
じゃあ我々これを日本に持ってこようと思いまして、最終的に2社絞ったんですよ。
1社は自分たちはアメリカに賭けるから日本なんてやらないって言って、もう1社は日本面白いねやってみようって言ってそこと組んで、
一緒にジョイベン実は日本に作りまして、ミキシさんで登場して、多分ソーシャルゲームをミキシさんでやってた3、4年間のうち、多分一番稼いだゲームだと思います。
そういう形で日本のエコシステムと海外のうまく組み合わせて、もっと大きなものを作ろうっていうのが元々のコンセプトだったんですが、
なるほど。
その後でも中国でいろんな変革が起きまして、基本的にネット産業、それからゲーム産業が規制領域になってしまったので、今でもゲームって一つ一つのゲーム審査を受けないとパブリッシュできないんですね。
映画も実はそうなんですけど。
そういう制限があって、
基本的に日本もそうですし、アメリカの企業もほとんど中国からビジネス撤退しちゃったんです。
本当に僕が最初に中国に投資してた頃は、アドビの頃は2005年ぐらいだと、YouTubeもFacebookとかも全部中国で、Googleも全部使えたんです。
それが終焉に近づくってのを現場で感じたので、我々2015年ぐらいから、Japan Plusっていうコンセプトは変えてないんですけど、
それを中国の外のアジア圏に移りました。
そこは香港とか台湾とか比較的自由にアクセスできるところもそうですし、プラス東南アジアみたいなところで、それが今のGoogleファンドのコアの戦略にもなってます。
そういう背景とか、さっきのジョイイベンを作ってみたいなところを、そもそもずっとやってきていらっしゃるから、その流れでグルーポンだとか、いちななライブだとか、場合によってはジモティとか、
ああいう創業投資っていうよりかは、自分たちでほぼ一緒に創業して、結果的にむちゃくちゃ大きいウィジットしていらっしゃるっていうところも、
面白いのは、それだけでは当然ではないと思うんですけど、ああいう創業投資とか一緒に作るっていうのをやっていらっしゃるのは、そういう系譜があるからっていうところなんですかね。
そこにもう一つ考え方があって、日本のエコシステムってやっぱり、俺がIBSとか始めた頃と比べるとはるかに大きくなってるんですけど、それでもまだ、
現代の日本の経済規模感から考えるとまだ小さいと思うんです。もっと大きくなってもいいと思ってるんですけど、
結果として何が起きてるかというと、結構例えば新しい、当時のソシャゲでもそうですし、グループモデルとか、
世界で当たり前に出てきてる新しい分野で、日本であまりその分野をちゃんと理解してできてるプレイヤーが少なかったりとか、場合によって誰もやってないみたいなことがあるので、
そういうときに、そういうチャンスがあるときに、我々は自分たちで作るか、外から持ってくるかって2パターンはあるんですけど、そこを責めてるっていうのが今の3つの例ですね。
ウェルスナビの成功とその他の投資事例
ジモティに関して言えば、当時、我々のテンセントの一番の大株主だった南アフリカのナスパーズの人たちとかよく会ってた頃があって、
彼らはよくわかんないけど、世界中でクラシファイドサービスと言われる掲示板サービスですね、物の売買の。それに出資してて、南アフリカの投資会社なんですけど、テンセントの外部の一頭株主で、
ヨーロッパとかロシアとか南米とかいろんなとこやってて、聞くとすごいらしいんですよ。
調べたら中国にはもうユニコーンみたいなのがその分野で3,4社あって、アメリカはもともとクレグリストっていうのがあったんですけど、日本調べてみたら誰もやってなかったんですよ。
こんな世界のメガトレンドなのに、日本はなんでないんだってことになって、我々はやるにあたって、どっか連れてくるって選択肢もあったんですけど、なんか当時日本に来たいってところがなかったので、じゃあ自分たちで作るんだけど、ゼロからやったら絶対失敗するんで、
勉強に行こうって言って、中国の当時の3大クラシファイドサービスのCEOに会いに行ったんですよ。当時彼らは日本に出てくる戦略もなかったので、オープンにいろいろ何が大事か教えてくれたんです。
いろいろ長い話聞いたんですけど、結論は2つ3つぐらいしかなくて、まずは投稿を限りなく簡単にしようと。めんどくさいことはみんなやられないので、そこを簡単にしろってことと、これは100%ネットワーク効果のビジネスなので、それが出てくるまで死ぬなって言われた。
で、どれくらい待てばいいんだって言われたら、ほぼ2、3社とも同じようなタイムスパンで言われて、なんか3年ぐらいって言われたんですね。3年ぐらい我慢しなきゃいけないと。その間に逆に変なマーケティングやって、無理にやろうとしてもうまくいかないし、とにかく耐えろみたいなことを中国人に精神論的に言われていただいたんですけど、
実際にほとんどそれやってみたら、最初の2年ぐらいはすごい苦しかったんですけど、それをもう閉じようかと思ったこともあったので、3年後くらいから本当にその効果が出てきて、今ではたぶん月間3000万人ぐらいの人が使うサービスになったと思うんですけど。
普通にうちの親たちも、普通に地元っていうすごい良いサービスがあって、でもあれってIVP100%持ち分みたいな会社から始めたんですか。
もともとは総理でマネジメントチーム持ってきて、そこにカード持ってもらってるんで、割れる分は途中で、当時、今社名変わっちゃいますけど、オプトさんであったりとか、
デジタルホールディングですね。
そうですね。一部上等したりとか、後ほどパートナーとして入ってきていただいたら、エンティティドコモさんに上等したりとか、でもあれ持ち分下げていって、ちゃんとIPOできるというか、
でもそうですよね。
VCの子会社じゃ上等できない。
そうですよね。
でも持ち分下げていって、今は独立した会社で。
そういうことです。
ここまでその事例中止に聞きすぎちゃうと、そういう投資しかされないのかみたいなことも思われてしまうと思うので、
いい意味で、他の分かりやすいポートフォリオでIPOされている方だと、ウェルスナビさんですとか、フリーさん、もちろん他にも素晴らしいスタートアップの投資派がいらっしゃると思うんですけど、
是非何社さんかピックアップして、何でそこの会社に当時投資したんだっけみたいなところもインタビューできればと思いますけれども。
分かりやすいところでウェルスナビ連載って言いたいと思います。
実はウェルスナビさんは日本で初めてのローバーアドバイザーとしての会社としてスタートしたんですけど、
もともとはローンチパッドの時のオーディション、IBSのローンチパッドのオーディションでシームと出会うことができたっていう背景があるので、
ソーシングはローンチパッドから来てるので、もうちょっとその裏側の話がありまして、
実はウェルスナビと非常に似た形態の会社にヘッドライン、我々ヘッドライングループとして、
アメリカ、ヨーロッパ、我々アジア、そして南米と4大陸でアーティステージの投資やってるんですけど、
実は裏側のディールソーシングとかのインフラがつながってるんです。
で、我々の方でウェルスナビさんに投資する前に、同じタイプのビジネスでアメリカに投資してるの知ってて、
さらにそのファウンダー、僕は個人的に会ってきたんですよ。何かのきっかけで。
で、なんかこういうものはアメリカにあって、もう何社も出てきて、こういうモデルの伸びてるって話があって、
ウェルスナビの創業秘話
で、その時に日本に帰ってきた時はなかったんですね。もちろんサービス。
そしたら、その半年後か何かぐらいにウェルスナビがいきなり出てきて、会社はまだできたばっかり、プロダクトない。
何かその当時はまだ日本では、ロバードアドバイザリーというやること自体が、対するレギュレーションがなかったので、できないと。
そういう状態だったんですけど、今後そのウェルスナビとしてそのレギュレーションの改正を一緒にやっていくという話もあって。
で、当時多分日本のVCの皆さんもほとんどロバードアドバイザリーってあんまり聞いたことなかったと思うんですね。業態としてなかったので。
でも我々はアメリカの知見があったというか、そういうチートする機会があったので、それをベースに趣旨に踏み切ったっていうのが元々の繋がりです。
なので、一つの我々の武器としては、別に我々がすごい賢いわけではなくて、アメリカとかヨーロッパとか南米で、他の地域で日本よりも先に起きているトレンドがあれば、そういったものを学習するチャンスであったりとか、
そのファウンダーに直接話を聞くチャンスとかもあるので、そこが結構他のVCさんとは違うんじゃないかなと。
やっぱりそれってもちろんデスクトップリサーチでは分かる範囲もあるとは思いますけど、じゃあヘッドライングループっていうべきなんですかね。
ヘッドライングループの中の他のグローバルの拠点の人たちが投資をして、いい意味でインサイダーな情報とか、うまくいってる、うまくいってない、
全部知ってらっしゃるからこそ、なおさらそこの強みっていうのはめちゃくちゃ生きてきますもんね。
グルーポンとかの一番分かりやすい例ですね。もともとグルーポンは我々のヨーロッパのとアメリカのファンドが出資した会社なんですよね。
で、海外が出資したのは実はグルーポンのアメリカじゃなくて、グルーポンインターナショナルというロケットインターネットがもともと作ったヨーロッパ側のグルーポンだったんです。
で、そこの面白いのが当時グルーポンは世界で多分40数カ国やってたと思うんですけど、アメリカのグルーポンがやってたのはアメリカとカナダのみで、残りの40カ国ぐらいは全部ドイツを中心としたグループがやってたんですね。
我々の姉妹ファンドがそっちに出資していて、で、ある日は日本でもやるのかって話を振ってきたんですね。で、当時僕らは見たら、日本にはもうすでに2,30社ぐらいグルーポンチェックなものがあったんですね。
で、その時に僕としてはもうすでにいっぱいあるんだったらつまんないじゃんと思って、そんなに正直最初は思わなかった。でも、ヨーロッパの成長率を聞いてみるとめちゃくちゃすごいんですね。日本はなんかそこまで伸びてない感じがしたので、いろいろ勉強させてもらったんですよ。で、そこでわかったのが、当時の日本のグルーポンチェックな会社の皆さんはほとんどグルーポンのウェブサイトをまんでてたんですね。
見た感じみんな一緒なんですよ。でも、いろいろ話を本家から聞いてみると、ウェブサイトも大事なんですけど、一番大事だったのは営業組織だってことがわかったんです。グルーポンはネットの顔をかぶった営業会社だってことがわかって。
で、それをわかったときに、これなら他がみんなそういう攻め方はしてないので、後発だけど日本で後からやって一番になれるかもしれないっていうことがわかって、当時、ひろたさんっていうアクレセルブという会社の創業者がいたんです。彼がなんか僕らの周りでは営業に強いって噂を聞きまして、
日本中で、例えば中小企業向けにインターネット会社を一番売りまくったとか、そういうすごい営業組織を持ってたので、そこにお願いしに行ったんですよね。で、一緒にやろうって言って、最初は断られそうになったんですけど、うまく説明したら、僕らとしてはひろたさんのとこに行って、お宅のベストなセールスマンくださいみたいなこと言ったら、ちょっと失礼だった。
でも、最終的にこの可能性をちゃんとひろたさんも信じていただいて、彼も一緒に来てくれたんですよ。で、グループオンジャパンの前身みたいなのをそこで作ったんですけど、やっぱり我々はどの競合と比べて一番すごい営業組織をそこで持ってたので、もう最初の月からビュンビュン飛ばしてまして、もともとの予定では半年ぐらいで日本でナンバーワン目指したんですけど、
2、3ヶ月でなりました。で、これはもちろんひろたさんたちの営業力のすごさもあったんですけど、でも大事なこととしては、そういうオペレーションノウハウみたいのをきちんと聞けたっていうのが大きいと思うんですよ。
知らなかったら僕らもただウェブサイト真似して同じことやってたかもしれないので、やっぱりビジネスの本質的なところはウェブだけでは全部わからないことも多いので、やっぱりいいネットワークを持ってるんだとしたら、とことん勉強させてもらうっていうのは大きいんじゃないかと思う。
グルーポンの成功分析
ちなみにその流れで聞いてしまうと、17はどういう流れなんですか?
17の創業者は別のサービスをやってたんですよ。で、日本で言うとPairsさんみたいなマッチングアプリみたいなのをやってて、僕はあまりそこは興味なくて、マネタイザーできるんだけどそんなにデカくならないので、
その時は投資は見送ってたんですけど、アプリのトレンドの話をするためにそのファウンダーと月に1回、今もなくなっちゃいましたけど、台北のカルフォルニアピザキッチンで毎月1回会っていろいろなアードコード話したときに、マッチングアプリやめると。新しいことやるって言って。
最初に言ったのが、俺はこれからフェイスブックをぶっ潰すみたいなこと。フェイスブックどうやってぶっ潰すの?彼は実は、もともとの本業がヒップホップのアーティストなんですよ。中華系のヒップホップの第一人者だった。今はもう会社と経営がかかってる。
当時彼がやっていて、フェイスブックが嫌いになった。なんで嫌いになったんだって言ったら、もともとフェイスブックがアジアに出てきたときに、いろんなアーティストの人たちに声かけて、これ使ったらもうファンと繋がるようになるし、ファンコミュニティの運営が楽だよって言って、みんな使ったわけですよ。最初は良かったんですけど、フェイスブックが上々して、だんだん何かこの行きが怪しくなってきて、今まではメッセージ送ればみんなコンサートチケット買いに来てくれたのに、
どうやらファンに向けて出したメッセージが届いてないってのがあった。要は、自分のフォロワーでもお金をある程度払わないと例にリーチできないってことがあって、それで彼はブチギレたんですね。俺のコンテンツ使ってこんなトラフィック稼いでいといて、何、広告出せないと、みたいなことになって、彼はフェイスブックキラーを作る、決めたんですね。
で、そこそこマッチングアプリでお金があったので、稼いだお金、それをそこに突っ込むって言って、周りのアーティストとか台湾の芸人みたいな人たちに聞いたら、いやもう僕たちみんなフェイスブックなんて使ってないですよって言われて、若い人たちが彼がフェイスブックを殺そうと思った時にはもう使ってなくて、じゃあ何やってんだって言ったら、インスタやってますって言われて、もう同じ回収じゃないかって言われて、
じゃあフェイスブックキラーやめて、インスタキラーを作ろうって言われて、で、作ったのが一難なんで。で、もともとのコンセプトは何だったかって言うと、インスタもフェイスブックと同じだと、俺たちの無料コンテンツを搾取してると。
なので、彼が作った最初のビジネスモデルがすごいもので、インスタとほぼ同じようなアプリなんですけど、投稿してコンテンツを見られれば見られるほどレベリューシェアがもらえると。で、一個大きな問題があって、その会社レベリューなかったんですよ。
レベリューないのにレベリューシェアしてたから、赤字になるしかない。広告もないのにゲジ広告料レベリューシェアみたいなのをやっていて、そういうお金もあるサービスをやっていて、それは投資できないよねって思ってたんですけど、
ある日、すごいことが起きてるって言ったら、シャレでそのプラットフォームにライブ配信機能をつけたら、一気に広まって、台湾で一番になってアプリのランキングで、香港で一番になって、東南アジア主要国で一番になって、一瞬中国でも一番になったんですよ。
その後すぐ止められちゃいました。で、アメリカで一番になった時もあって、これだと思って、そのタイミングで我々初めて投資したんですね。で、成功した体験をもとに、これもう日本でいけるんじゃないかっていうので作ったのが、
17ライブジャパンで、今回この後出演しました、島川がそこの。
で、当時市場の知見を持った人たちに聞いたら、そんなの日本ではできない、流行らないって言われたんですよ。日本人はシャレだから、そんなカメラの前で、みんなの前でそんなことする人いないよって言われて、結構ダメ出しが多かったんですけど、それは多分言ってる人たちの世代の違いがあって、多分もう僕らの世代の人たちのやってないわけですよ。
もっと次のZ世代の人たちがやってるものなので、まあその辺のアドバイスを無視して試しにやってみようと思ってやったら、やっぱり日本にも同じようなニーズがあったっていうことがわかりまして、今の17ライブに至るというのがストーリーです。
なるほどっすね。 途中でもっといろんな悲惨なドラマとかがあったら、ちょっとそこは今回は端折ります。 ちなみにその投資スタイルというか思想でやってらっしゃると、なかなか失敗したりとか見逃し案件とかないのかなと思ったりするんですけど。
17LIVEの成長と挑戦
いやありますよありますよ。 例えば失敗した案件でいうと、アメリカでリアルリアルという中古品のブランドグッズでしたね。売っている、ちゃんとそれをきちんと本物かどうかチェックして売るというサービスが非常に伸びていて、実際に最終的にはアメリカに上場した会社。
それが我々のヘッドライン、USの年先なんですけど、それ実は我々日本に1回持ってきてまして、2年ぐらいあって撤退したんですけど、その時にわかったこととしてはネットの競合はほとんどいなかったんですけど、日本はオフラインの競合が激しくて、アメリカにはそういう日本と同じようなブランド品買い取りのオフラインビジネスはもちろんあるんですよ。
日本のスケールで、もう駅前どこにもあるみたいなそういうレベルがなかったので、そこでやっぱり勝てなかったというのがあるので、やっぱり日本に根付いているローカルのネットの世界じゃない競合ですよね。
めっちゃわかります。
そういうところをもうちょっと精査しないと勝てないんだというのがその時のレッスンでした。
僕も恥ずかしながらもちろんファンドをやらせていただいているので、例えばいわゆるクイックコマース系のスタートアップって海外で当然むちゃくちゃ伸びているところもたくさんいらっしゃいますけど、
もう出資しています。
そうですよね。でも日本だとコンビニエンスストアとかドラッグストアのオフラインの方々の反応とかスーパーマーケットが強すぎて。
コンビニはアメリカにはありますけど、夜とか怖くていけないですからね。
そうですよね。
僕もサンフランシスコに住んでいた時とか、夜のコンビニは怖い人たちが集まっているイメージがあって、店員さんはこういうバーの後ろで守られているからいいんですけど、お客さんは守られていないんで怖くていけなかったです。
そうですよね。だからやっぱり文化圏とか背景違う国だからこそ、日本にちゃんとフィットするものがあれば伸びるけど、そこはやっぱり場合によっては間違えることはあるって感じなんですね。
あると思います。
逆にそんな中、最近ヘッドラインアジアさんが注目しているトレンドとか、もしかしたら視聴者の方が知らない情報をヘッドラインアジアさんは誰より一番早く知っていて、これから日本で流行りうるトレンドとかに注目しているところとかあるのかなと思うんですけど、どんなところを見てらっしゃるんですか。
結構僕らはコンシューマリーじゃないところを見てるんですけど、やっぱりヘッドライングループ全体、我々も含めてフィンテックで一番実は成功してまして。
地味なフィンテックがですね、結構すごいんですね。最近ですと我々のブラジルで投資したピズモという会社がアメリカのクレジットカードのビザに1500億円くらい買収されたりとかしてるんですけど、
やっぱりフィンテックのトレンドって日本は表層的なフィンテックはそこそこ来てると思うんですね。
QRコード決済の比較
例えばQRコードの決済とか、やっとペイペイの普及も含めて今まで当たり前にやってるんですけど、でもまだ根本的なところの本質的なところが変わってなくて、こういうこと言うと多分刺されちゃうかもしれないですけど。
たとえばですよ、我々中国でアメリカでいうスクエアみたいな会社に10年ちょっと前に出資してるんですけど、そこは多分中国でQRコードみたいな新世代の決済を一番テンポの決済のシーンに広めた会社でもあるんですけど、その時のイノベーション見てみると日本とすごい違うことやってるんですね。
日本も例えばペイペイの最初の普及の時に大きなばらまきがあったじゃないですか。
で、あれはコンシューマーサイドすごい良かったですよね。安く買えるので。なんかどっかの量販店で買い物すると20%返ってくるとかとんでもないんですけど、そういう消費者サイドのメリットを作ったんですけど、日本では残念ながら店舗サイドのメリットのそっちが欠けてたんですよね。
で、中国のQRコードの決済もそのまず本当に最初にアリペイとかウィーチャットペイが出てきた時に遡るとアプリでタクシー呼んだりとか普通にタクシー乗った時にウィーチャットペイとか使えるようになった時代があったんですけど、その時に彼らがやってたキャンペーンは一回タクシー乗ると当時の金額で言うと多分日本円で言うと100円ぐらいかな。
100円ぐらい乗る方はそれで払うと100円安くなって、タクシーの運転手さんはそれでお金を受け取ると100円多くもらえるんですよ。だからまあ200円ぐらいは多分すごい太っぱなサービスだったんですけど、そうやって両サイドにメリットがまず広めたっていうのが一つと、その時にもう一個起きたのが決済手数料ですよね。
日本ではQRコード決済しても実は裏側の決済手数料が下がってるわけではなくて下手すぎて上がっちゃう場合もあるし、いろんな設備の導入費とか考えると小売店のキャッシュフローが良くなってるとか見入りが良くなってるとかやってない、なってないですよね。結果として今やめちゃってるところもあるっていうニュース時々見るんですけど、中国では何が起きたかというとその時に店舗側のキャッシュフローが良くなるようなイノベーションが色々起きてたんですね。
まず決済手数料です。10年ぐらい前の段階で中国でそういうアプリでQRコード決済した時に店舗側の決済手数料1%切ってたんですよ。それがピュアなQRコードだけの決済だと本当にもう0.数%の世界で。
かつ日本だとクレジットカードの決済が入金されるサイクルが結構長くて遅いとこだとその月に占めてその段階で何日ごとかあるんで60日とかになっちゃうような早くても2週間とかそういう感じなんです。中国では我々の年先見てたらデフォルトが今日お店で買ったら明日お金が入るっていう。
さらにイノベーションが来てTプラスゼロってサービスが。ちょっとだけ利息を払えばでも日割りしたらもう大したことないでしょ。当日入金。そういう形で店舗側にもメリットがある。
そういうところまで行くとやっぱり日本の今のQRコードの決済と仕組みっていうのは顔だけQRコードの裏は実はレガシーのままですみたいなのが多いので僕は結構ですねこの辺いろいろ今後面白い変革起きるんじゃないかな。海外ではすごい起きてますし例えばステーブルコインを使った決済インフラだったりとかこれはたまたま我々のWeb3ファンドが投資してるんですけど南米のWeb3系の会社で実は大学の教授が始めた会社なんですけど
ビットコインとかそっち系の研究をしているアンゴシさん系の大学の教授が始めた会社で今フィンテックの世界でめちゃくちゃ伸びてるんですけど彼は何をやったかというと本当にユーザーが必要としている金融の機能は何なのかってところをそこに絞ってそれをステーブルコインベースでもうめちゃくちゃトランザクションコストを下げて利便性を高めて再構築したところを大ヒットして
我々が投資した時は本当にまだこれからローンチみたいな時だったんですけどなんかその1年半後ぐらいにしたらなんかもう50万社ぐらい南米で使っていてそれが最近聞いたら200万社伸びてるんで
シードのラウンドでしかやってないんです黒字化していてそういうフィンテックの触りじゃなくて本質的なイノベーションっていうのがまだ日本にはまだ全然起きてないので逆に僕はチャンスだと思うんですよ他の国ではもう起きてたりするのでそこに関連するインフラとか一個一個は地味なんですけど僕は面白いかなと思ってます
フィンテックの未来
ありがとうございますぜひこれ見ていただいてるですね企業家の方でもちろんこれから起業するんだとか企業の材料を探している方もいらっしゃるかと思いますのでぜひヘッドライアジアさんとか田中さんもちろんメンバーの方々も多くいらっしゃるのでお問い合わせをいただければいいんじゃないかなと思います
この次回の配信では途中途中でキーワード出てきたIBSインフィニティベンチャーサミットですねIBSの責任者っていうか代表ですよね代表の島川さんにご出演いただきましてこの配信の直後ぐらいに行われるコンテンツの内容とかいろいろご説明いただこうと思っておりますのでまたよろしくお願いいたします
それでは田中さん改めてご出演ありがとうございますまた皆さん田中さんともまたIBSでもお会いできるかとは思いますし視聴者の皆さんもそちらで田中さんがローンチパッドスタートって言ってるような様子も見ていただけるんじゃないかなと思いますのでぜひオフラインの会場にもいらしていただけるといいんじゃないかなと思っておりますそれでは次回の配信でもお会いしましょうさよなら
30:48

コメント

スクロール